【先週の予想コメント】(火曜メインレース、火曜後半レース、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
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【火曜メインレース】
ベテルギウスS
3連複 1万3,590円
馬 連 2,550円
複 勝 150円(80%)
×◎※でヒット
ホープフルS
ワイド 1,100円
ワイド 2,270円
複 勝 490円(40%)
ラーグルフ3着(8人気)
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中山11R
ホープフルステークス(GI) 12月28日(火) 薄め抜け狙いで
2歳馬が争うGI競走で、舞台は中山の芝2000m。
正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mほど走ると急坂を上ることになる。ゴール地点から1コーナー途中までも上り勾配で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。なお、スタートから1コーナーまでの距離は約405m(Aコース使用時)となっている。2コーナーに入り、向正面の途中までは急めの下り勾配。そこからはほぼ平坦で、4コーナー途中の残り400m~直線残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は開催5週目で、Aコース使用5週目になっている。25日(土)は稍重で、26日(日)は良。日曜の競馬を見ると、まず、有馬記念(芝2500m)が2分32秒0で決着。パンサラッサが飛ばして逃げ、最初の1000mが59秒5、次の1000mが61秒9という流れる展開になった。
中位につけていたエフフォーリアが直線で外めから力強く伸びて差し切って戴冠。2着は中位の前を進み、直線で内めから脚を使ったディープボンドで、3着は勝ち馬を追う形で伸びたクロノジェネシスだった。上がりは12秒2-12秒0-12秒5の36秒7だった。
同じ日の最終レースは2勝クラスの芝1200m戦。3ハロン通過が33秒1というハイラップになり、2番手を進んだコスモアンジュが渋太く抜けて押し切った。2着は直線で馬群を割って伸びたデルマカンノンで、3着は外から追い込んだオシリスブレイン。勝ち時計は1分09秒1で、ラスト1ハロンは12秒8もかかっていた。
完全には乾き切っていなかったようで、少しタフな馬場状態だった。火曜は日曜よりは良くなるかもしれないが、冬場で速い馬場にはならないだろう。スピードとパワーの両方が要求される状態になっていそうだ。なお、内外の差はあまりない感じで、展開面を重視すべきである。
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15頭立て。出走馬を見ると、重賞勝ち馬がコマンドラインの1頭しかいない。12頭が2000mを経験しており、2頭が1800mまで。1600mしか走っていない馬が1頭いて、それがコマンドラインである。
そんな状況からは難解なレースであっておかしくないが、“大器”とウワサされるコマンドラインに人気が集まっている。当レースがGIに昇格したのは4年前。勝ち馬はタイムフライヤー、サートゥルナーリア、コントレイル、ダノンザキッドで、すべて1番人気馬が期待に応えている。今年はどうなるか…。
国枝栄厩舎(美浦)のコマンドラインに◎を打った。
デビューは6月5日の一発目の新馬で、舞台は東京の芝1600m。好位の後ろでじっくりと構え、直線で外に出して追い出すという競馬に。少しモタつくところはあったが、スピードに乗ると大きな走りでグッと差を詰め、あざやかに抜け出した。騎乗したルメールは、「終わっても疲れていなかった」と話している。
2戦目は10月9日のサウジアラビアロイヤルカップ、条件は新馬と一緒。前半は5番手を進んでいたが、ペースが遅いと見るや、ルメールが動かしてスーッと2番手に上がる。直線で楽に並び、追われて早めに抜け出すと、最後までしっかりと脚を使って押し切った。新馬と同様に十分に余力が残っていて、半馬身差でも楽勝と言える内容だった。
その後は放牧に出され、美浦に帰厩したのが12月3日。国枝流の調整で、コースと坂路を併用して熱心に乗られてきた。1週前にはウッドコースで65秒9をマーク。先週の金曜の本追い切りは、三浦皇成が跨ってウッドに入れ、シンハリングとハヤヤッコを大きく追いかけるというメニューになった。直線は内に入って気合をつけられ、最後で同入した。時計は64秒9-11秒7だった。古馬と併せて強い負荷をかけられたのはいいこと。動きはしっかりしていたし、馬体に太め感もない。
血統を見ると、父はディープインパクトで、母がアメリカでダート7ハロンのスピナウェイS(GI)を勝ったコンドコマンド。1600m~2000mを意識してつくられてきた配合で、血から言えば2000mはギリギリかもしれない。
コマンドライン自身は520キロ級の巨漢。胴は少し詰まった感じで、体型もマイラーではある。ただ、加速がつくと走りは大きくなるし、レースで掛かるようなところがない。ルメールは「2000mでも大丈夫」、国枝師は「距離延長はプラス」と話していて、2000mもこなしてきそうだ。
ヤネはルメール。2戦を見ると同馬を完全につかんでいる感じだ。普段の調教から初となる右回りは問題ないはずで、どんなペースになったとしても丁寧に乗って伸び脚を残すような立ち回りをしてくるだろう。
他に重賞勝ち馬がいないといっても、2000mで勝ってきて、レコードを更新したことがある馬もいるメンバー。楽な競馬にはならないかもしれないが、大きな可能性を秘めた素材であることは間違いない。来年のクラシックにつながるような走りを見せてもらいたいところだ。中心視。
◎が人気馬になったので、相手を絞り込むか、薄めに抜けるのを狙うかのどちらかを選択する必要がある。攻めの姿勢で後者でいくことにした。
気になる伏兵馬は、宗像義忠厩舎(美浦)のラーグルフ。前日の段階で、単勝3,000円台の8番人気である。
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【火曜メインレース】
ベテルギウスS
3連複 1万3,590円
馬 連 2,550円
複 勝 150円(80%)
×◎※でヒット
ホープフルS
ワイド 1,100円
ワイド 2,270円
複 勝 490円(40%)
ラーグルフ3着(8人気)
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中山11R
ホープフルステークス(GI) 12月28日(火) 薄め抜け狙いで
2歳馬が争うGI競走で、舞台は中山の芝2000m。
正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mほど走ると急坂を上ることになる。ゴール地点から1コーナー途中までも上り勾配で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。なお、スタートから1コーナーまでの距離は約405m(Aコース使用時)となっている。2コーナーに入り、向正面の途中までは急めの下り勾配。そこからはほぼ平坦で、4コーナー途中の残り400m~直線残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は開催5週目で、Aコース使用5週目になっている。25日(土)は稍重で、26日(日)は良。日曜の競馬を見ると、まず、有馬記念(芝2500m)が2分32秒0で決着。パンサラッサが飛ばして逃げ、最初の1000mが59秒5、次の1000mが61秒9という流れる展開になった。
中位につけていたエフフォーリアが直線で外めから力強く伸びて差し切って戴冠。2着は中位の前を進み、直線で内めから脚を使ったディープボンドで、3着は勝ち馬を追う形で伸びたクロノジェネシスだった。上がりは12秒2-12秒0-12秒5の36秒7だった。
同じ日の最終レースは2勝クラスの芝1200m戦。3ハロン通過が33秒1というハイラップになり、2番手を進んだコスモアンジュが渋太く抜けて押し切った。2着は直線で馬群を割って伸びたデルマカンノンで、3着は外から追い込んだオシリスブレイン。勝ち時計は1分09秒1で、ラスト1ハロンは12秒8もかかっていた。
完全には乾き切っていなかったようで、少しタフな馬場状態だった。火曜は日曜よりは良くなるかもしれないが、冬場で速い馬場にはならないだろう。スピードとパワーの両方が要求される状態になっていそうだ。なお、内外の差はあまりない感じで、展開面を重視すべきである。
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15頭立て。出走馬を見ると、重賞勝ち馬がコマンドラインの1頭しかいない。12頭が2000mを経験しており、2頭が1800mまで。1600mしか走っていない馬が1頭いて、それがコマンドラインである。
そんな状況からは難解なレースであっておかしくないが、“大器”とウワサされるコマンドラインに人気が集まっている。当レースがGIに昇格したのは4年前。勝ち馬はタイムフライヤー、サートゥルナーリア、コントレイル、ダノンザキッドで、すべて1番人気馬が期待に応えている。今年はどうなるか…。
国枝栄厩舎(美浦)のコマンドラインに◎を打った。
デビューは6月5日の一発目の新馬で、舞台は東京の芝1600m。好位の後ろでじっくりと構え、直線で外に出して追い出すという競馬に。少しモタつくところはあったが、スピードに乗ると大きな走りでグッと差を詰め、あざやかに抜け出した。騎乗したルメールは、「終わっても疲れていなかった」と話している。
2戦目は10月9日のサウジアラビアロイヤルカップ、条件は新馬と一緒。前半は5番手を進んでいたが、ペースが遅いと見るや、ルメールが動かしてスーッと2番手に上がる。直線で楽に並び、追われて早めに抜け出すと、最後までしっかりと脚を使って押し切った。新馬と同様に十分に余力が残っていて、半馬身差でも楽勝と言える内容だった。
その後は放牧に出され、美浦に帰厩したのが12月3日。国枝流の調整で、コースと坂路を併用して熱心に乗られてきた。1週前にはウッドコースで65秒9をマーク。先週の金曜の本追い切りは、三浦皇成が跨ってウッドに入れ、シンハリングとハヤヤッコを大きく追いかけるというメニューになった。直線は内に入って気合をつけられ、最後で同入した。時計は64秒9-11秒7だった。古馬と併せて強い負荷をかけられたのはいいこと。動きはしっかりしていたし、馬体に太め感もない。
血統を見ると、父はディープインパクトで、母がアメリカでダート7ハロンのスピナウェイS(GI)を勝ったコンドコマンド。1600m~2000mを意識してつくられてきた配合で、血から言えば2000mはギリギリかもしれない。
コマンドライン自身は520キロ級の巨漢。胴は少し詰まった感じで、体型もマイラーではある。ただ、加速がつくと走りは大きくなるし、レースで掛かるようなところがない。ルメールは「2000mでも大丈夫」、国枝師は「距離延長はプラス」と話していて、2000mもこなしてきそうだ。
ヤネはルメール。2戦を見ると同馬を完全につかんでいる感じだ。普段の調教から初となる右回りは問題ないはずで、どんなペースになったとしても丁寧に乗って伸び脚を残すような立ち回りをしてくるだろう。
他に重賞勝ち馬がいないといっても、2000mで勝ってきて、レコードを更新したことがある馬もいるメンバー。楽な競馬にはならないかもしれないが、大きな可能性を秘めた素材であることは間違いない。来年のクラシックにつながるような走りを見せてもらいたいところだ。中心視。
◎が人気馬になったので、相手を絞り込むか、薄めに抜けるのを狙うかのどちらかを選択する必要がある。攻めの姿勢で後者でいくことにした。
気になる伏兵馬は、宗像義忠厩舎(美浦)のラーグルフ。前日の段階で、単勝3,000円台の8番人気である。