【1月5の予想コメントと的中結果】(木曜メインレース、木曜後半レース)
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【木曜メインレース】
中山11R
中山金杯(GIII) ハンデ戦で混とん、◎と○は岡田一族で超人気薄、▲は3連勝中で勢いあり
中山の芝2000mで争われるGIII競走。
右回り。正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mほど走って急坂を上ることになる。ゴール板の地点から1コーナー途中までは少し急な上り坂で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。
2コーナーに入って下りになり、下り坂は向正面を走り切って3コーナー入り口まで続く。下りの距離は500m強で、4.6mほどの高低差がある。
下りが終わると平坦になり、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%は、JRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は連続開催の10日目(12月3日から)で、12月28日までのAコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。火曜の段階で、JRAから「コースの変更に伴い傷んだ箇所は概ねカバーされましたが、正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。その他の箇所は概ね良好な状態です」と発表があった。
有馬記念が行われた週の芝は、土曜が稍重→良に推移し、日曜は良だった。朝に計測されたクッション値は、土曜が「9.1」で日曜が「9.2」だった。
芝2500mの有馬記念は、3歳のイクイノックスが1番人気に応えて快勝した。道中は中団の外の追走に。内に寄せて大きなコースロスはない。2周目の4コーナーに来て楽な手応えで進出すると、直線で一気に抜け出し、後続に2馬身半差でゴール板に飛び込んだ。勝ち時計は2分32秒4(良)だった。
2着は後方追走から3コーナーを過ぎて大外をマクッていった3歳のボルドグフーシュ。3着は馬群を捌いて追い込んだ牝馬のジェラルディーナだった。
ラップを見ると、レースの1000m通過が61秒2で、上がりは12秒2-11秒4-12秒3の35秒9。イクイノックスが使った上がりは35秒4だった。
28日(水)に行われた2歳GIのホープフルS(芝2000m)は、良馬場、朝のクッション値が「9.3」という状況の中、2分01秒5で決着した。勝ったのは2番手を進んでいたドゥラエレーデで、直線最後で逃げ込もうとしていたトップナイフをタイミング良くハナだけとらえた。3着は大外から追い込んだキングズレインだった。
勝ち時計は2分01秒5。レースの1000m通過は61秒5で、上がりは11秒9-11秒2-11秒9の35秒0だった。
水曜には1勝クラスの芝2000m戦が組まれていた。外めから馬群を割って伸びたデコラシオンが差し切り、勝ち時計は2分00秒8だった。レースは1000m通過が59秒5と流れ、上がりは12秒5-12秒1-12秒4の37秒0だった。
馬場は少しタフな状態。1勝クラス以上のレースの傾向として、レースが流れ、外からの差しが決まるケースが多かった。土曜の2勝クラスの芝1600m戦とホープフルSの2つは、ペースが緩んで“行った行った”の決着になっている。
年が明けて、AコースからCコース使用に変更。内から6m外に柵が設置され、傷んで土が掘れるような状態だった内ラチ沿いは隠されることになる。
当日の天候は晴れ、朝の段階でクッション値は「9.7」。スピードが出る軽い馬場ということはなくても、年末の開催より時計は速くなるかもしれない。
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フルゲートの17頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58キロ、最軽量が53キロで、5キロの上下差がある。
2023年は歴史的な転換期。負担重量が増量(基本は1キロ)され、いろいろな面で影響が出てくるだろう。
展開を見ると、コスモカレンドゥラ、エヴァーガーデン、ウインキートスと、前に持っていきそうな3騎が岡田一族。これにレッドランメルト、フェーングロッテンらあたりが加わることになる。
調教後の馬体重を見ると、前走比でマイナス体重が0頭。プラス10キロ以上が9頭もいて、最高がプラス26キロとなっている。寒い冬場の年末年始を挟んだ開催で、仕上げるのは難しい。
穴を狙って、田中博康厩舎(美浦)の7歳馬コスモカレンドゥラに◎を打った。
さかのぼれば、2歳時にGIのホープフルSで4着に健闘。6歳になった昨秋のケフェウスS(ハンデ54キロ)では、掛かり気味に逃げて途中からラップを上げ、1分57秒6(良)の好時計で押し切ってみせた。ゴールしたあとに、まだ走ろうという意欲と余力があった。気性的にムラだが、能力は確かなものがある。
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【木曜メインレース】
中山11R
中山金杯(GIII) ハンデ戦で混とん、◎と○は岡田一族で超人気薄、▲は3連勝中で勢いあり
中山の芝2000mで争われるGIII競走。
右回り。正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mほど走って急坂を上ることになる。ゴール板の地点から1コーナー途中までは少し急な上り坂で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。
2コーナーに入って下りになり、下り坂は向正面を走り切って3コーナー入り口まで続く。下りの距離は500m強で、4.6mほどの高低差がある。
下りが終わると平坦になり、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%は、JRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は連続開催の10日目(12月3日から)で、12月28日までのAコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。火曜の段階で、JRAから「コースの変更に伴い傷んだ箇所は概ねカバーされましたが、正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。その他の箇所は概ね良好な状態です」と発表があった。
有馬記念が行われた週の芝は、土曜が稍重→良に推移し、日曜は良だった。朝に計測されたクッション値は、土曜が「9.1」で日曜が「9.2」だった。
芝2500mの有馬記念は、3歳のイクイノックスが1番人気に応えて快勝した。道中は中団の外の追走に。内に寄せて大きなコースロスはない。2周目の4コーナーに来て楽な手応えで進出すると、直線で一気に抜け出し、後続に2馬身半差でゴール板に飛び込んだ。勝ち時計は2分32秒4(良)だった。
2着は後方追走から3コーナーを過ぎて大外をマクッていった3歳のボルドグフーシュ。3着は馬群を捌いて追い込んだ牝馬のジェラルディーナだった。
ラップを見ると、レースの1000m通過が61秒2で、上がりは12秒2-11秒4-12秒3の35秒9。イクイノックスが使った上がりは35秒4だった。
28日(水)に行われた2歳GIのホープフルS(芝2000m)は、良馬場、朝のクッション値が「9.3」という状況の中、2分01秒5で決着した。勝ったのは2番手を進んでいたドゥラエレーデで、直線最後で逃げ込もうとしていたトップナイフをタイミング良くハナだけとらえた。3着は大外から追い込んだキングズレインだった。
勝ち時計は2分01秒5。レースの1000m通過は61秒5で、上がりは11秒9-11秒2-11秒9の35秒0だった。
水曜には1勝クラスの芝2000m戦が組まれていた。外めから馬群を割って伸びたデコラシオンが差し切り、勝ち時計は2分00秒8だった。レースは1000m通過が59秒5と流れ、上がりは12秒5-12秒1-12秒4の37秒0だった。
馬場は少しタフな状態。1勝クラス以上のレースの傾向として、レースが流れ、外からの差しが決まるケースが多かった。土曜の2勝クラスの芝1600m戦とホープフルSの2つは、ペースが緩んで“行った行った”の決着になっている。
年が明けて、AコースからCコース使用に変更。内から6m外に柵が設置され、傷んで土が掘れるような状態だった内ラチ沿いは隠されることになる。
当日の天候は晴れ、朝の段階でクッション値は「9.7」。スピードが出る軽い馬場ということはなくても、年末の開催より時計は速くなるかもしれない。
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フルゲートの17頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58キロ、最軽量が53キロで、5キロの上下差がある。
2023年は歴史的な転換期。負担重量が増量(基本は1キロ)され、いろいろな面で影響が出てくるだろう。
展開を見ると、コスモカレンドゥラ、エヴァーガーデン、ウインキートスと、前に持っていきそうな3騎が岡田一族。これにレッドランメルト、フェーングロッテンらあたりが加わることになる。
調教後の馬体重を見ると、前走比でマイナス体重が0頭。プラス10キロ以上が9頭もいて、最高がプラス26キロとなっている。寒い冬場の年末年始を挟んだ開催で、仕上げるのは難しい。
穴を狙って、田中博康厩舎(美浦)の7歳馬コスモカレンドゥラに◎を打った。
さかのぼれば、2歳時にGIのホープフルSで4着に健闘。6歳になった昨秋のケフェウスS(ハンデ54キロ)では、掛かり気味に逃げて途中からラップを上げ、1分57秒6(良)の好時計で押し切ってみせた。ゴールしたあとに、まだ走ろうという意欲と余力があった。気性的にムラだが、能力は確かなものがある。