【今週末の予想提供】、【先週の予想コメント】
【今週末の予想提供】
※提供レース、提供時間、価格は変更になる場合があります
◆9月25日(土)
【土曜メインレース】(350円)
…前日23時ごろ
ながつきS、長篠S
【土曜後半レース】(250円)
…当日12時ごろ
中山10R、中山12R
中京10R、中京12R
【土曜無料予想】
…不定期投稿
◆9月26日(日)
【日曜メインレース】(350円)
…前日23時ごろ
オールカマー、神戸新聞杯
【日曜後半レース】(250円)
…当日12時ごろ
中山10R、中山12R
中京10R、中京12R
【日曜無料予想】
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【先週の予想コメント】(月曜メインレース、月曜後半レース、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
【月曜メインレース】
中山11R
セントライト記念(GII) 9月20日(月) 力むタイプ多く…
3歳馬が争うGII競走で、舞台は中山の芝2200m。
芝は開催2週目で、Bコース使用2週目になっている。台風接近の影響を受け、土曜は重馬場で、日曜は稍重で始まって良に回復した。月曜は晴れるという予報である。
日曜は3勝クラスの芝1800m戦が1分46秒9(良)で決着。好位を進んだゴルトベルクが、勝負どころで踏み遅れる形になりながら直線で馬群を割って伸びて差し切るという内容だった。レースは1000m通過が60秒2で、上がりは11秒5-11秒6-12秒0の35秒1だった。
最終レースは1勝クラスの芝1200m戦。テンの3ハロンが33秒4で流れ、ヴィクトワールメイがラチ沿いを伸びて追い込み切っている。ラスト1ハロンは12秒4かかっていた。
内外の差は大きくなく、展開次第といったところだろう。
菊花賞のトライアル競走(3着までに優先出走権)。14頭立てで12頭までが久々になるが、春の実績馬に夏の上昇馬が加わり、注目度の高い一戦になった。前向きすぎて噛んで走る馬が多く、その点で展開など流動的な部分がある。
栗田徹厩舎(美浦)のタイトルホルダーに◎を打った。
父は皐月賞とダービーを制覇したドゥラメンテで、母は芝2600mでオープンを勝ったメーヴェ(英国産馬)、その父が英ダービー勝ちのモティヴェイター(Motivator)。姉のメロディーレーンは340キロの馬体で菊花賞を5着した。底力に富む血統である。
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◆9月25日(土)
【土曜メインレース】(350円)
…前日23時ごろ
ながつきS、長篠S
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中山10R、中山12R
中京10R、中京12R
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中山10R、中山12R
中京10R、中京12R
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【先週の予想コメント】(月曜メインレース、月曜後半レース、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
【月曜メインレース】
中山11R
セントライト記念(GII) 9月20日(月) 力むタイプ多く…
3歳馬が争うGII競走で、舞台は中山の芝2200m。
芝は開催2週目で、Bコース使用2週目になっている。台風接近の影響を受け、土曜は重馬場で、日曜は稍重で始まって良に回復した。月曜は晴れるという予報である。
日曜は3勝クラスの芝1800m戦が1分46秒9(良)で決着。好位を進んだゴルトベルクが、勝負どころで踏み遅れる形になりながら直線で馬群を割って伸びて差し切るという内容だった。レースは1000m通過が60秒2で、上がりは11秒5-11秒6-12秒0の35秒1だった。
最終レースは1勝クラスの芝1200m戦。テンの3ハロンが33秒4で流れ、ヴィクトワールメイがラチ沿いを伸びて追い込み切っている。ラスト1ハロンは12秒4かかっていた。
内外の差は大きくなく、展開次第といったところだろう。
菊花賞のトライアル競走(3着までに優先出走権)。14頭立てで12頭までが久々になるが、春の実績馬に夏の上昇馬が加わり、注目度の高い一戦になった。前向きすぎて噛んで走る馬が多く、その点で展開など流動的な部分がある。
栗田徹厩舎(美浦)のタイトルホルダーに◎を打った。
父は皐月賞とダービーを制覇したドゥラメンテで、母は芝2600mでオープンを勝ったメーヴェ(英国産馬)、その父が英ダービー勝ちのモティヴェイター(Motivator)。姉のメロディーレーンは340キロの馬体で菊花賞を5着した。底力に富む血統である。
皐月賞は2番手につけてなだめていたところ、向正面でマクられる厳しい展開になった。早めに先頭に立ち、直線は勝ったエフフォーリアが内から抜け出す形に。失速しておかしくないケースだが、渋太さを発揮して2着に踏ん張った。
ダービーは2番手につけて前半は力んだ走り。中盤で落ち着いて少し下げ、3コーナーに来ると外が動いていく。直線で外に持ち出し、追い比べに加わりはしたものの、ジリジリとしか脚を使えずに6着に終わった。ダービーレコードで決着した中での結果で、中身は濃かった。
夏場は放牧に出して充電し、このレースを目標に美浦に帰厩した。8月12日に初時計を出し、坂路とウッドコースで熱心な調整ぶり。2週前にはシャインガーネット(オープン)と併せ馬を行い、1週前と今週は横山武史が跨ってウッドコースで終い重点で乗られている。
今週は直線でうながされると、迫力満点のフットワークでグイグイと伸びた。ラスト1ハロンは、11秒を割って10秒9という速さだった。本番前の一戦でも、好仕上がりとみていい。
武史は春に弥生賞を逃げ切った時に跨っている。ポイントになるのは、折り合いと展開。闘争心が強すぎるところがあるので、丁寧にジワッと出していく必要がある。しかし、他にも力んで先行する形になる馬が多く、武史がどう収めるかだ。
栗田師は「皐月賞のような競馬がいいのかも」とコメントしている。この話を意識しすぎると、みずから苦しい展開をつくることになりかねない。自然体で前に行くのなら問題はなく、控える形になった場合でも折り合いがつけばしっかり伸びてくるだろう。
心配な点はあるが、馬には精神面の成長を、武史には慎重な誘導と自慢である追いの強さを見せてもらいたい。
なお、同馬は岡田スタッドの生産馬。スタミナと持久力があり、苦しくなって踏ん張る根性があるのは、いかにも同牧場の育てた馬らしい。
相手の筆頭にはグラティアスを置いた。父がハーツクライで、母はアルゼンチンのGI勝ち馬。1つ上の姉が桜花賞馬レシステンシアになる。
皐月賞は6着。外の15番枠から出て中団の外を進む形になり、直線に入って内から弾かれる不利があった。それでも脚を使って差を詰めている。
ダービーは8着。序盤は好位の後ろにつけていたが、力むところがあって早めに2番手に上がる形になる。さらに3コーナーで外から動かれ、厳しい競馬になった。直線で先頭をうかがい、伸び切れなかったものの大きくはバテずに◎とアタマ+ハナ差で入線した。
夏は放牧に出し、美浦に戻ってからはウッドコースを中心に熱心に乗られてきた。1週前にビシッと追われ、今週はデュードヴァン(オープン)の内に併せて楽な感じで同入している。仕上がりは良さそうだ。
◎と同様に折り合いと展開が鍵になる。ダービーでの松山弘平の騎乗ぶりに関して、加藤征弘調教師は「向正面で動き出せば違ったんだろう」という的外れなコメントを発している。今回もヤネは松山。加藤師から強引に動くような指示が出ている可能性があり、松山にはこれを適当に受け流してもらいたいたいところだ。
非凡な能力を持っているのは明らかで、折り合ってスムーズに運べば好勝負に持ち込んでくる。
▲は札幌で連勝してきたソーヴァリアント。1勝クラス勝ちは6馬身差の圧勝。ラスト2ハロンが10秒9-10秒9という洋芝で見たこともないラップで後続を突き放した。2勝クラス勝ちは着差が3馬身半。逃げ馬をみずから潰しに行き、抜け出して楽勝している。
姉にマジックキャッスル、兄にソーグリッタリングがいて、父はオルフェーヴル。春は緩さがあって気性面にも課題があり、◎が勝った弥生賞は反応がひと息で4着までだった。そこから大きく成長している。
北海道から美浦に戻り、ウッドコースを中心にしっかりと乗られてきた。1週前に65秒5の時計で追走先着を果たし、今週は終い重点でキビキビした動きを見せている。力を出せる状態にあると判断していいだろう。
斤量が2キロ増え、中山への輸送があって距離も延びる。克服しないといけない点はあるが、決め手に関しては◎と○より上で、噛み合うと3連勝を決めるシーンも。
△はルペルカーリア。母は日本とアメリカでオークスを勝った名牝シーザリオで、兄にエピファネイア、サートゥルナーリアがいるという極上の良血馬である(父はモーリス)。
前進気勢が強くて乗り難しいところがあり、中京の京都新聞杯では気持ち良く逃げて厳しいペースをつくってしまった。2000mの通過が1分58秒7。最後は苦しくなったが、2着に残っている。
放牧先から栗東に戻り、坂路、CWコース、芝コースを使って入念に乗り込んできた。やはり折り合いが鍵になるが、素質的には見劣りしない。
※はスプリングS勝ちがあるヴィクティファルスで、×の1番手は小倉で1勝クラスを快勝したカレンルシェルブル。ノースブリッジ、ワールドリバイバルなど、他にも警戒が必要な勢力がいる。
人気馬に重い印を打っているので、連勝式はある程度は絞らないといけない。ただ、例えば3連単の1番人気のオッズは、前日の段階で4,500円と、それなりの数字になっている。
◎7番タイトルホルダー
○13番グラティアス
▲12番ソーヴァリアント
△11番ルペルカーリア
※3番ヴィクティファルス
×9番カレンルシェルブル
×5番ノースブリッジ
×14番ワールドリバイバル
×8番レッドヴェロシティ
【単勝】7番(10%)
【複勝】7番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
7→3.9.11.12.13(10点)
──────────────
【3連単】(軸1頭マルチ)
7→3.9.11.12.13(60点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
7→11.12.13(18点)
━━━━━━━━━━━━━━
中京11R
JRAアニバーサリーS 9月20日(月) 連勝式は崩れ待ち
3勝クラスの戦いで、舞台は中京のダ1800m。
中山と同様に台風接近の影響を受け、ダートは土曜が不良で、日曜は重だった。日曜の競馬を見ると、1勝クラスのダ1800m戦が1分51秒7、2勝クラスのダ1400m戦が1分23秒0で決着している。
向正面から4コーナーまで長い下り坂になり、直線に向いて急坂を登るという特殊なコース形態。前残りが多いと言われるが、早めにラップが上がって差しが決まるケースも少なくない。
月曜は晴れ予報。稍重になっている可能性が高く、日曜よりも力を要す状態になっているだろう。
フルゲートの16頭立て。裏で22頭もの大量除外があった。昇級馬が2頭いて、既存勢力の中で前走で馬券に絡んでいるのは1頭だけである。
西の4歳牝馬ショウナンナデシコに◎を打った。
3歳時に戦っていた相手が強く、1勝クラスを勝った時に3馬身差の2着だったリネンファッションは、地方の交流重賞で2着するまでに出世した。府中でオープンの青竜Sを4着したこともある。
その後は繋靭帯を痛めたり、気性の問題があったりして軌道に乗れなかった。が、今回と舞台が同じになる前走の2勝クラス勝ちが強かった。
インで脚をタメて周りを気にするそぶりがなく、直線で外に出して追われると力強い伸び脚を披露。抜け出して後続に6馬身の差をつけて圧勝した。良で1分52秒4なら時計は上々。自身の数字になるラスト1ハロンは12秒4だった。
中間は放牧に出され、2週前に除外されて優先権を得ての出走になる。2週前の段階で坂路(栗東)で51秒8-36秒9-12秒0の好時計をマーク。今週は楽な手応えでラスト1ハロンを12秒1で上がっていて、問題なく仕上がっている感じだ。
ヤネは乗り替わって吉田隼人。2走前に跨った時は逃げる競馬で9着だったが、中1週の影響があったものと思われる。枠は外の14番枠。13番のカバジェーロが行ってくれるし、ジワッと流れに乗せつつ早めに内に寄せてもらいたいところだ。
昇級して相手は強化。気性面の問題がなくなったわけではないが、互角にやれるだけの脚力を備えていて、狙い目があるとみた。
西の4歳馬キンノマサカリも注目される存在。
2勝クラスを勝ち上がった組。新潟での勝利だったが、好位につけて余裕十分の追走ぶりを見せ、直線であっさりと抜け出してきた。良で1分51秒8の時計は評価できる数字である。
こちらも2週前に除外されたクチ。その後もしっかりと乗られていて、動ける状態にある。幸英明は前走に続いて2度目の騎乗になるし、昇級してもヒケは取らない。
▲はスズカデレヤ。前走は小倉のダ1700mで適性が高いとは思えない舞台だったが、渋太く伸びて2着に食い込んだ。
今回は骨折を明けての3走目。大きな箱の中京に替わるのは歓迎要素だし、勝ち負けになっていい。
△はギャラクシーソウル。52キロだったといえ、2勝クラスを勝った時に好時計でベルダーイメル(現オープン)を負かしている。良血馬だし、初めて着けるブリンカーが起爆剤になる可能性があって。
以下はアンセッドヴァウ、ナンヨープランタン、カフェスペランツァなど。
絞り込んでいいレースではなく、前日の段階で3連単の1番人気が5,100円台。ちと強引になるが、連勝式は手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいきたい。
◎14番ショウナンナデシコ
○3番キンノマサカリ
▲8番スズカデレヤ
△16番ギャラクシーソウル
※1番アンセッドヴァウ
×6番ナンヨープランタン
×11番カフェスペランツァ
×5番スズカゴウケツ
×4番フォーカード
【単勝】14番(10%)・3番(30%)
【複勝】14番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
3→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
3.14→全通り(14点)
8.14→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(フォーメーション)
1着:3.8.14
2着:3.8.14
3着:全通り(84点)
【3連単】(ボックス)
3.8.14.16(24点)
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【月曜後半レース】
中山12R
馬 連 9,220円
ワイド 3,130円
ワイド 480円
単 勝 210円(20%)
複 勝 140円(80%)
◎スワーブヨハン1着(1人気)
中京12R
3連複 9,210円
ワイド 1,760円
ワイド 1,210円
単 勝 1,380円(10%)
複 勝 320円(40%)
カーフライターク1着(7人気)
ジャングルポケットC
馬 連 520円(20%)
ワイド 230円(80%)
◎パラダイスリーフ1着(2人気)
◎○でヒット
中山10R
ジャングルポケットカップ 9月20日(月) 7頭立てでも難解
7頭立ての少頭数。2頭が長い休み明けになり、使っている勢力に信頼が置けるわけでもない。そもそも少頭数の競馬は展開上の紛れが起こりやすく、難解な一戦になった。
◎パラダイスリーフは母が芝1200mでオープンを3勝したシルキーラグーンで、全兄にラジオNIKKEI賞と七夕賞を勝ったゼーヴィントがいる(父はディープインパクト)。
3歳時に新馬→特別を連勝し、2勝クラスの3戦目は強気に乗る競馬でクビ+クビの3着に駆けた。緩さが残る段階だったが、それで結果を出していたのだから素質は相当に高い。
今回は屈腱炎明けで、実に2年2ヵ月ぶりの実戦。普通なら敬遠しないといけないところである。が、攻めは以前より意欲的。マイルチャンピオンシップ勝ちのGI馬ステルヴィオの調教パートナーをつとめ、1週前には美浦のウッドコースで67秒3-11秒2をマークした。坂路でも速めの時計を出している。
陣営は「能動的に動けるようにしている」と。そして、鞍上には追いに関してはトップクラスの横山武史を配してきた。厳しい状況でも、いきなり動いて不思議はない。
○モーソンピークは◎と同じディープインパクト産駒で、全姉にプリモシーン(重賞3勝、ヴィクトリアマイル2着)がいる。こちらも血統は一流だ。
大型馬で弱いところがあり、間隔を詰めては使えない。今回は9ヵ月半ぶりの実戦。ビシビシとはやれていないが、美浦でウッドコースを中心に乗り込んできた。2週前に66秒0で追われ、今週はラスト1ハロンを楽に11秒7で上がっている。
未勝利勝ちから1勝クラス勝ちまでの3戦の走りに見どころがあり、陣営は「もっと上を目指せる馬」と。実が入るのは先という気はするが、これも◎と同様に素質を軽く見られない。ヤネは若手でもしっかりと乗れる菅原明良。
◎6番パラダイスリーフ
○5番モーソンピーク
【単勝】6番(40%)・5番(60%)
──────────────
【馬連】
5-6(20%)
【ワイド】
5-6(80%)
━━━━━━━━━━━━━━
中山12R
3歳以上1勝クラス 9月20日(月) 距離詰めて注目
タマモアンドロメダ、レオスパンキーがハナ候補。2番枠を引いたアイアムスゴスギルも積極的に出して行く可能性がある。スタートして芝コースを走る舞台で、テンのラップは速くなるだろう。
◎スワーヴヨハンは気性が悪く、がむしゃらに走ってしまう。ダ1400mを使うようになって1着、3着、2着と結果を出しているが、ヤネが抑え込むのに苦労していて、安心して見ていられるわけではなかった。
今回はさらに距離を縮めてダ1200m戦、流れる中山でもある。前走で跨った戸崎圭太も2度目の騎乗になるし、折り合いが楽になるといい。
550キロ級の巨漢馬でも攻めはしっかり。美浦の坂路で乗り込み、1日の段階で51秒7の好時計をマークしている。動ける仕上がりにあるとみていいだろう。
気性難の上に巨体だから全幅の信頼は置けないが、メンバーはそう強くないし、2勝目を挙げて軌道に乗ってもらいたいところだ。
◎12番スワーヴヨハン
【単勝】12番(20%)
【複勝】12番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
━━━━━━━━━━━━━━
中京10R
オルフェーヴルカップ 9月20日(月) 混戦で伏兵馬狙い
昇級馬が2頭で、既存勢力(10頭)の中で前走で馬券に絡んでいる馬が5頭いる。高めのレベルの混戦といった印象だが、伏兵馬を狙うことにした。
◎ショーヒデキラは右にモタれる悪癖があるが、左回りだと崩れは少なく、春に府中で2→4→4着と結果を出した。新潟の前走は9着で、このレースに関して陣営は「調教の段階から手前の替え方がおかしかった」と話している。
中間は放牧に出して立て直し、美浦で坂路とコースを使って意欲的な調整ぶり。ウッドに入れた今週は、65秒7-11秒7を楽にマークしている。デキが戻っているのは間違いない。
癖があるので、テン乗りで三浦皇成になるのは心配。あと、メンバーがそろいすぎた感じがあるが、スムーズに走って力を出し切れば食い込む余地はある。人気はないし、穴として期待したい。
○ペールエールはデビュー時に2歳重賞で2着、3着と駆けた素質馬。前5走は2→2→2→6→3着で、2走前の6着は関東圏への輸送が影響したようである。
中間は放牧を入れ、栗東の坂路でしっかりと乗られて動ける仕上がりにある。藤岡佑介は2度目の騎乗になるし、中京コースは(1.1.1.0)と得意。自然と流れに乗って脚をタメるような競馬をすれば、上位争いが可能になる。
◎9番ショーヒデキラ
○10番ペールエール
【複勝】9番(40%)・10番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
10→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.10→全通り(10点)
━━━━━━━━━━━━━━
中京12R
3歳以上1勝クラス 9月20日(月) 乱戦で伏兵馬狙い
18頭立ての芝スプリント戦。前走で結果を出している勢力が複数頭いるが、中京の急坂が問題になりそうだったり、間隔が詰まっている馬が多かったりで、不安要素を抱えている。
はっきりと乱戦。午前の段階のオッズを見ると、単勝が600円台で、馬連が1,500円台、3連単が9,500円台になっている。
正直、買えるようなレースではなく、伏兵馬を狙っていくことにした。
◎ソルトキャピタルは初勝利が不良馬場の中京芝1400m。3走前には中京の芝1200mを使い、直線で外を攻める競馬で0秒3差の5着に伸びている。1200mは他に2走していて、着差は0秒3、0秒5だった。
中間に栗東の坂路で51秒3の好時計をマーク。芝コースにも入れていて、デキは良さそうだ。
ヤネは上述した3走前に跨っていた松田大作。フルゲートを捌けるかは問題になるが、もつれる展開になると一発も。
○カーフライタークは小倉の前走でかなり外を攻める形になりながら33秒8の上がりで3着に伸びた。3代母がフサイチエアデール(桜花賞2着、エリザベス女王杯2着)という良血で、潜在能力は高い。
今回が転厩して3戦目。中1週でも坂路(栗東)で乗られて大きな疲れはなさそうだ。
3走前の中京戦が伸び切れずの7着だったが、見せ場はつくっていた。幸英明も2度目の騎乗になるし、4番枠からうまく立ち回れるとあるいは。
▲カゼノタニノアヤカは割れている中で、一応は上位人気。前3走で2→4→2着と駆けている。
上積みがあるか微妙ではあるが、3キロ減騎手の角田大和を起用して52キロで走れるし、中京を克服できれば。
◎14番ソルトキャピタル
○4番カーフライターク
▲12番カゼノタニノアヤカ
【単勝】14番(10%)・4番(10%)
【複勝】14番(40%)・4番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
4→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
4.14→全通り(16点)
12.14→全通り(16点)
4.12→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
14.4→全通り(96点)
━━━━━━━━━━━━━━
【日曜メインレース】
ラジオ日本賞
馬 連 3,970円
複 勝 270円(40%)
ホウオウトゥルース2着(4人気)
ローズS
ワイド 430円
ワイド 2,860円
複 勝 160円(80%)
◎アールドヴィーヴル3着(1人気)
中山11R
ラジオ日本賞 9月19日(日) 展開面が鍵に…
中山のダ1800mで争われるオープン特別。
土曜のダートは不良馬場。1勝クラスのダ1800m戦が1分51秒2で決着し、3勝クラスのダ1200m戦では1分09秒4という速い時計が出た。
日曜は晴れ予報。正確には読めないが、メインの頃には稍重になっているか。オープン馬からすれば走りやすい状態になっていると考えておいていい。速い馬場だと言い過ぎだろう。
フルゲートの16頭立て。揉まれると脆いタイプが多いメンバーである。ジョッキーたちは馬場を意識することになるし、前半からレースは流れそうだ。展開次第で結果は大きく変わってくる。
武幸四郎厩舎(栗東)のエブリワンブラックに◎を打った。
全兄にキタサンブラック(GIを7勝)がいる良血馬。阪神ダ2000mでの2勝クラス勝ちは、正攻法の競馬からねじ伏せるように勝ち切る内容で、クビという着差以上に強かった。
3勝クラス勝ちは福島のダ1700m。条件が変わって流れに乗り切れなかったが、徐々に走りが楽になり、直線で外に動かすとグイグイ伸びて突き抜けた。ゴールした時に十分に余力が残っていた。
その後は放牧に出され、このレースを目標に栗東に帰厩。2週前の段階でCWコースで65秒台の時計が出ていて、しっかりと負荷をかけられている。陣営は「馬を良く見せている」と話しているし、態勢は整っている感じだ。
ヤネが柴山雄一という点は不安材料。レース勘が悪く、スムーズな立ち回りができないケースが少なくない。ただ、前走ではテン乗りで同馬を勝利にみちびいた。慌てずに捌いてきてもらいたい。
初の中山にも対応できそうだし、渋った馬場も問題ない。オープンに上がって相手は強くなるが、混戦になると浮上するシーンも。
高木登厩舎(美浦)のホウオウトゥルースも気になる存在。
こちらはサウンドトゥルー(東京大賞典、チャンピオンズカップ、JBCクラシック)の弟。札幌のダ1700mで3勝クラスをクリアしたが、意識的に後方に待機し、勝負どころで外をマクッて力強く抜け出すという競馬だった。
北海道帰りになるが、美浦の坂路で乗り込み、今週はウッドコースに入れてオープン馬の兄アナザートゥルースと併せてビシッと追われている。引き続きデキは良さそうだ。
内の2番枠を引いた点がどう出るかだが、前走でうまく誘導した横山和生が考えて乗ってくるだろう。◎と同様に初のオープン挑戦、時計も少し速くなりそう。が、これから強くなっていきそうで、型にハマると一発がある。
▲のハナズレジェンド、△のネオブレイブは、共に差して末脚を活かすクチ。脚力自体は通用するものがあり、前が苦しくなる展開を待つ。
※のベルダーイメルと×の1番手メイショウワザシは先行タイプ。馬がその気になったらわからないが、鞍上は競り合いを避けようとするだろう。渋った馬場で息が走ると渋太さを発揮する。
以下、バレッティ、ケイアイパープルなど、警戒が必要な勢力は多い。
人気は見事に割れていて、3連単の1番人気が万馬券になっている可能性がある。絞り込むことはできず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎4番エブリワンブラック
○2番ホウオウトゥルース
▲7番ハナズレジェンド
△6番ネオブレイブ
※12番ベルダーイメル
×15番メイショウワザシ
×1番バレッティ
×8番ケイアイパープル
×3番サンダーブリッツ
【単勝】4番(10%)・2番(10%)
【複勝】4番(40%)・2番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
2→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
2.4→全通り(14点)
4.7→全通り(14点)
2.7→全通り(14点)
4.6→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.2→全通り(84点)
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中京11R
ローズステークス(GII) 9月19日(日) 実績馬と上昇馬が混在
3歳の牝馬が争うGII競走で、舞台は中京の芝2000m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。土曜の芝は、不良で始まり、メインの時には重だった。その後、稍重に回復している。
日曜は午前が晴れで、午後は曇りという予報。ローズSは良馬場での戦いになる可能性が高い。
土曜メインのケフェウスS(芝2000m)は、スローで流れて馬群を中を進んでいたアラタが差し切ってV。勝ち時計は2分01秒2で、レースの上がりは11秒6-11秒2-11秒5の34秒3と重にしては速い数字になった。
全体を見て、外めからの差しがあったし、内を突いて浮上する馬もいた。内外の差は大きくなく、どんな形で決着するかは展開次第ということになるだろう。
なお、当レースは昨年も中京で行われた。2番手を進んだリアアメリアが早めに抜けて押し切り、2着と3着に人気薄の差し馬が食い込むという競馬。3連単が113万馬券になっている。
秋華賞のトライアル競走で、フルゲートの18頭立て。春のGIで健闘した勢力、夏競馬で力をつけてきた勢力が混在している。行きたがるタイプが多い点でどんな競馬になるのか読むのが難しいところがあるが、興味深い一戦だ。前日の段階で3連単の1番人気が7,600円台と、人気は割れている。
今野貞一厩舎(栗東)のアールドヴィーヴルに注目したい。
父はキングカメハメハで、母はイサベル(4勝)、その父がディープインパクト。母系からはヴィクトリー、フサイチコンコルドが出ている。
2歳秋の新馬勝ちでは、不良馬場の中を34秒9の上がりで猛然と伸びて差し切るパフォーマンスを披露。この時の馬体重は446キロだった。
3歳の春は、復帰戦のクイーンカップの時の馬体重が428キロ。それでアカイトリノムスメ(オークス2着)とクビ差の2着に駆けている。
桜花賞は422キロで5着、オークスも422キロで5着。馬体維持を意識しながらGIで健闘するのだから、能力は相当な域にある。
夏場は休ませ、このレースを目標に栗東に帰厩。8月22日に初時計を出し、大きめを熱心に乗ってきた。そして、1週前に強めに追って自己ベストとなる50秒6を計時。今週は松山弘平が跨り、52秒7-37秒9-12秒0をマークしている。
馬体は440キロぐらいとのこと。ふっくらとしているとまではいかないが、腹回りはそれなりにしっかりしている。動きは力強いし、パワーアップした姿で臨めそうだ。
松山は同馬に乗って(1.1.0.1)。最終追いで跨り、仕上がり具合も確認している。
18頭立ての14番枠。桜花賞では中団につけていて、ある程度のポジションを取りに行くか。道中でロスなく運べるか、直線でうまく捌けるかが鍵になるが、スムーズなら上位に踏み込んでくる。賞金的に3着までに入って権利を取らないといけない。
相手の筆頭は栗東のタガノパッション。◎と同じキングカメハメハ産駒で、母の父はシンボリクリスエス、母系からステイゴールド、サッカーボーイ、ショウナンパンドラが出ている。
春は中1週で府中に遠征してスイートピーSを快勝。栗東に戻って中2週、再遠征でオークスに挑戦し、直線で進路を探しながら4着に伸びた。こちらも能力は高い。
夏場は休養にあて、栗東に帰厩してからはCWコースと坂路で熱心な調整ぶり。攻めでは行きたがって抑えるのが大変だが、実戦に行けば問題ない。そんな気性だから仕上がるのは早い方。動きはしっかりしていて、馬体は大きくは成長していないか。
ヤネはオークスで手綱を取っていた岩田康誠。攻めにも何度か跨っていて、コンタクトを取っている。こちらも直線の捌きが鍵になるが、スムーズなら上位争いに。
▲は伏兵のコーディアル。馬体を増やして成長し、ひと息入っていた前走で内から抜ける形で1勝クラスを快勝した。陣営は「今までで一番のデキ」と。ゲートが鍵になるが、鮫島克駿がロスのなく誘導できるようなら。
△はフローラS勝ちがあるルメール騎乗のクールキャット、※は新潟での1勝クラス勝ちが強かったアンドヴァラナウトで、以下、タガノディアーナ、ストゥーティ、イリマなど、軽視できない勢力が多くいる。
◎も○も人気ではあるが、差しに回るので捌きに失敗する危険性がある。入線順が狂うのが自然とも言え、連勝式は手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいくことにした。昨年のように荒れるケースも考えられる。
◎14番アールドヴィーヴル
○9番タガノパッション
▲13番コーディアル
△5番クールキャット
※12番アンドヴァラナウト
×16番タガノディアーナ
×7番ストゥーティ
×1番イリマ
×2番エンスージアズム
【単勝】14番(20%)
【複勝】14番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
9.14→全通り(16点)
13.14→全通り(16点)
9.13→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
14.9→全通り(96点)
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【日曜後半レース】
納屋橋S
単 勝 410円(10%)
複 勝 150円(90%)
◎フォルコメン1着(3人気)
レインボーS
複 勝 300円(90%)
◎フィオリキアリ3着(4人気)
中山10R
レインボーステークス 9月19日(日) 混戦で伏兵馬狙い
北海道帰りが複数頭いて、ローテーションはバラバラ。人気は割れ気味で、朝の段階で3連単の1番人気が6,300円台と大きな数字になっている。高配当期待で伏兵馬を狙っていきたい。
◎フィオリキアリは小倉の前走で2着。渋った馬場の影響か勝負どころで少しモタついたが、直線で渋太く脚を使ってきた。
今回は中山の芝1800mに参戦。平坦コース向きの印象があるが、中山では3歳時にリステッド競走のアネモネSでクビ差の2着に駆けている。
使ってきているが、攻めの気配は良好。前走よりもメンバーが強くなっているのがどうかだが、ヤネが追いの甘い武豊からガッツリ追ってくる横山武史に強化されるのは大きい。スムーズなら抵抗するシーンがある。
○トラストケンシンは前走で重賞の七夕賞に挑んで0秒4差の7着。直線でラチ沿いを突き、追いづらくなるところがあった。中山向きとは言えないが、3勝クラスでは脚力が上なので。
▲ヒシヴィクトリーは現級で好走歴が多い。直線で内にモタれるのが悩みで、対策としてブリンカーを着用する。ヤネは追いの強い木幡巧也だし、一発があっても。
◎5番フィオリキアリ
○11番トラストケンシン
▲6番ヒシヴィクトリー
【単勝】5番(10%)
【複勝】5番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.11→全通り(13点)
5.6→全通り(13点)
6.11→全通り(13点)
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中山12R
3歳以上1勝クラス 9月19日(日) 乱戦で高配当待ち
出走馬15頭の前走の着順を見ると、馬券に絡んでいる馬がおらず、掲示板に載っているのが1頭(5着)だけ。信頼を置ける存在はおらず、午前の段階で3連単の1番人気が1万円台と大変な数字になっている。
◎シュルルヴァンは近走がひと息だが、函館で現級をハナ差の2着に駆けたことがあり、中山では昨年の秋に3着に健闘している。
中間は放牧を入れ、美浦のウッドコースと坂路で動いてリフレッシュ効果が見込める状況。ヤネはしっかりと動かしてくる菅原明良で、稽古もつけている。変わり身があっても。
○オリアメンディは陣営が「もっと上に行ける器」と評価している。こちらも放牧に出して立て直し、美浦のウッドコースと坂路の両方で負荷をかけられてきた。
ヤネは斎藤新。甘さのあるジョッキーだが、2キロ減が利いて52キロになるし、スムーズに運ぶと穴を開けるシーンも。
◎10番シュルルヴァン
○5番オリアメンディ
【単勝】10番(10%)・5番(10%)
【複勝】10番(50%)・5番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
5→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.10→全通り(13点)
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中京10R
納屋橋ステークス 9月19日(日) 実力馬がそろって
実力馬がそろって目移りするメンバー。人気は割れていて、午前の段階で馬連の1番人気が1,000円台、3連単が5,200円台となっている。
◎フォルコメンは前走が去勢明けの一戦。輸送後にアクシデントがあって食いが落ちてしまい、馬体重が22キロ減の498キロだった。それでも一旦は完全に抜け出す競馬で、アタマ差の2着に駆けている。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからは堀宣行流の調整で熱心な乗り込み。1週前にはウッドコースで66秒8-11秒5で楽に先着している。
ヤネはルメール。難しい気性の同馬だが、コンビを組んで(1.2.0.0)と結果を出している。落ち着いて走れれば好勝負に。
◎6番フォルコメン
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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中京12R
3歳以上2勝クラス 9月19日(日) 混戦で伏兵馬狙い
16頭立てになり、前走で掲示板に載っている勢力が12頭。レベルは高めで、人気は割れている。午前の段階で、馬連の1番人気が1,400円台、3連単は9,900円台だ。
ちなみに、中山11Rの3連単の1番人気は8,400円台、中京11Rが8,200円台。日曜は10R以降の6鞍がすべて混戦になっている。
そんな中でも予想を当てないといけないが、JRAも番組作りを考えてもらいたいものである。しかし、配当を大きくしようとする意図があるのは明らか。これからも変わることはないだろう。6艇のみで争われる競艇にファンが流れるのも仕方のないところだ。
◎テーオーポシブルは以前よりもしっかりとタメて走らせるようになり、2走前に中京で2着、続いて中1週で阪神を使って3着に駆けている。
中間は放牧に出してリフレッシュさせ、坂路(栗東)の最終追いで50秒6-36秒7-12秒6の好時計をマークした。いい仕上がりにありそうだ。
ヤネは同馬に乗って(2.2.2.10)の荻野琢真。外の14番枠を引いたのは課題になり、早めに内に寄せる、遅らせ気味に出して思い切って内に動かすなどして、コースロスを少なくしないといけない。
ダートは雨が残って走りやすい状態。そんな状況でも前が苦しくなる展開になると突っ込んでくるシーンがある。続けて好走しているが、人気は薄い。
◎14番テーオーポシブル
【単勝】14番(10%)
【複勝】14番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
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【土曜メインレース】
ケフェウスS
3連単 1万3,020円
3連複 2,250円
馬 連 1,800円
単 勝 390円(20%)
複 勝 150円(80%)
◎アラタ1着(2人気)
◎×○でヒット
中山11R
初風ステークス 9月18日(土) ハンデ戦で混とん
3勝クラスの戦いで、舞台は中山のダ1200m。
先週の日曜のダ1200mの競馬を見ると、まず1勝クラスが1分10秒8(良)で決着。2番手につけたリンカーンテソーロが抜けて押し切り、2着が好位追走のキミワテル、3着が中団から差したネオレインボウだった。テンの3ハロンは33秒7で、ラスト1ハロンは13秒1だった。
2勝クラスはカイアワセが好位から抜け出して5馬身差で快勝。勝ち時計は1分11秒0(良)で、ラップは前半が33秒4、ラスト1ハロンが12秒8だった。2着は内から伸びたダイシンウィット、3着は中から追い込んだオンリーワンスターだった。
スタートして芝コースを走るため、ラップは速くなりがち。直線には急坂が待っている。スピードある先行馬が押し切るケースがあり、上がりがかかって極端な追い込みが決まることもある。
台風14号が西から接近し、土曜は雨予報。度を超して降るとどうかだが、脚抜きが良くてスピードの出る馬場になっている可能性が高い。
フルゲートの16頭立て。大量投票で13頭が除外になっている。ハンデ戦で上下差は4キロ。出走馬の前走の着順を見ると、全16頭が馬券から外れている。天候の問題があるし、非常に難解だ。
西の6歳馬ロイヤルバローズを狙ってみたい。
今年の春に当舞台で2勝クラスをクリア。昇級緒戦も中山を使い、直線で追いづらくなるシーンがありながら2着に食い込んだ。
夏の新潟戦は8着だったが、坂路で大きめの時計を出していただけ。ヤネは山田敬士(今年は1勝)だったし、除外を想定していたのに抽選に通ったから出走することになったものとみていい。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは熱心な調整ぶり。2週前に坂路で4ハロン51秒9、3ハロン36秒8の好時計をマークしている。1週前はCWコースで大外を回りながら楽に64秒台。今週は坂路で大きめにとどめたが、すでに仕上がっているのだろう。
ヤネはテン乗りで三浦皇成。包まれると引いたりして安心して見ていられないジョッキーだが、馬自身は自分から行く気性で、折り合いをつけつつスピードを活かすような騎乗をしてもらいたい。
ハンデは56キロで問題なし。あまりに時計の速い馬場になるとどうかとも思うが、立ち直った今なら好勝負になっていい。
東の4歳馬ベイビーボスも気になる存在。
中山は(3.2.0.2)と得意にしていて、3走前の2着など外枠発走を強いられての結果だった。昇級緒戦はダートを除外されて芝を使ったもの。10着といえ、0秒4差なら悪い走りではない。
新潟を除外になり、優先権を得て中山に出走。今週は美浦のウッドコースでラスト1ハロン11秒5をマークしていて、仕上がりは良さそうだ。
ヤネが江田照男という点は心配だが、春に2勝クラスを勝った時に跨っていたので、いいイメージで乗ってくるだろう。別定から3キロ少ない54キロで走れるのは大きいし、課題である駐立をクリアできれば。
▲は牝馬のメイショウヒバリ。昇級緒戦は揉まれ弱さが出て11着に終わったが、小倉ダ1000mでの2勝クラス勝ちなど、57秒9(良)で後続を寄せつけずに逃げ切る強さだった。
ハンデは最軽量の52キロで、馬場はおそらくスピードが活きる状態。揉まれずに息を入れて走れると、押し切るシーンまで。
△は昇級後に末を見せて3着、4着と駆けているクインズヴィヴィ(53キロ)で、以下はバーニングペスカ、ガンケン、メイショウミライなど。他にも警戒が必要な勢力がいて、印が回り切らない。
繰り返しになるが、非常に難解なレース。前日の1番人気のオッズを見ると、馬連が2,700円台、3連複が7,000円台と、見たこともない異常な数字になっている。とても絞り込めず、連勝式は手を広げて買っていきたい。
◎10番ロイヤルバローズ
○6番ベイビーボス
▲11番メイショウヒバリ
△3番クインズヴィヴィ
※12番バーニングペスカ
×13番ガンケン
×14番メイショウミライ
×16番オヌシナニモノ
×4番アイアムハヤスギル
【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(40%)・6番(30%)・11番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
6→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.10→全通り(14点)
10.11→全通り(14点)
6.11→全通り(14点)
3.10→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.6→全通り(84点)
10.11→全通り(84点)
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中京11R
ケフェウスステークス 9月18日(土) 馬場が心配で…
中京の芝2000mで争われるオープン特別。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。先週の芝2000mの競馬を見ると、まず土曜の1勝クラスが1分59秒4(良)で決着。2番手追走のジャックドールが抜け出し、2着は好位の後ろから内めを伸びたウィンドリッパー、3着が前半で逃げて途中で好位に下がったサウンドウォリアーだった。レースは1000m通過が60秒7で、上がりは11秒4-11秒4-11秒9の34秒7だった。
日曜の2勝クラスは2分00秒4(良)で決着。ロバートソンキーが中団でタメる形から直線で外めを伸びて快勝した。2着は後方追走から外に出して伸びたノースザワールド、3着は2番手から踏ん張ったホウオウエクレール。1000m通過が62秒5で、上がりは11秒4-11秒2-12秒0の34秒6だった。
向正面の中ほどから4コーナーまで長い下り坂で、直線に入ってから急な坂を一気に登るという特殊なコース形態。どんな質の競馬になるのか、大きな幅がある。
台風14号の影響で、金曜から雨が降り出している。当日は雨が強まり、開催そのものが危ぶまれるような状況。馬場は不良まで悪化しているかもしれない。
フルゲートを割って13頭立て。ハンデ戦で8キロの上下差がある。3歳馬2頭の挑戦などあって注目されるが、やはり良馬場での戦いを見たかった。
和田勇介厩舎(美浦)の4歳馬アラタに◎を打った。
父はキングカメハメハ。母は愛知杯を2着したサンシャインで、その父はハーツクライである。2代母がフランス産馬になり、スタミナとパワーを感じさせる血統だ。
春の中山で1勝クラスをクリアすると、夏の函館で2勝クラスと3勝クラスを勝って3連勝。前走は昇級に加えて距離短縮への対応も課題だったが、レースが流れた中で行きっぷりが良く、早めに外を動く競馬から抜け出して快勝した。1分59秒3(良)の勝ち時計も評価できる。
その後は放牧に出され、このレースを目標に美浦に帰厩。ウッドコースを中心に坂路でも乗られ、ウッドに入れた今週はジョッキー騎乗で66秒7-11秒9をマークした。陣営は「仕上がりはいい」と話している。
ヤネは大野拓弥。デビューしてからずっと同馬の手綱を取っていて、今週は稽古もつけた。大きな期待をかけているのだろう。
重要になる道悪への適性だが、4走前に1勝クラスでのものといえ重でハナ差の2着に駆けていて、レース後に大野は「こういう馬場は得意」とコメントしている。
ハンデは54キロ。上に挙げた道悪での2着が中京で、コース経験もある。今の充実ぶりなら、オープンで十分に通用するだろう。適性がある場合でも、泥を被ったり、躓いたりしたら終わってしまうのが道悪競馬の怖さだが、狙う価値があるとみた。
対抗評価は3歳の牝馬マリアエレーナ。日曜のローズステークスに使う予定だったが、急きょこちらに投票してきた。3勝クラスを飛び越し、古馬のオープンに挑戦することになる。
中京の芝2000mと小倉の芝2000mで連勝。1勝クラス勝ちはタメるだけタメて上がり33秒3の末脚を繰り出し、2勝クラス勝ちは少し出していってしっかりと脚を使った。
体は前走時で418キロ。気性面でも成長する余地が残っている。クロフネ産駒なら道悪でもと思うが、道悪となると2000mは少し長いかもしれない。
ただ、何しろハンデが48キロ。秋華賞出走に向けて賞金を加算するには1着が必要になり、陣営の選択には注目すべきだ。
攻めはしっかりと積んでいる。酒井学はテン乗りで、雑に乗るところがある点は少し心配。
▲はウインイクシード(56キロ)。2走前に劣悪な不良馬場で大敗しているが、道悪で走れないわけではない。自分のリズムで走れると、渋太い粘りを発揮する。
以下はアフリカンゴールド、フランツ、ブラックマジックなど。
道悪で何が起こっても驚けない。連勝式は絞り込めるような状況でなく、手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいくことにした。
◎8番アラタ
○5番マリアエレーナ
▲2番ウインイクシード
△9番アフリカンゴールド
※13番フランツ
×11番ブラックマジック
×1番ショウナンバルディ
×6番ラーゴム
×4番アドマイヤビルゴ
【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(66点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.5→全通り(66点)
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【土曜後半レース】
中山12R
ワイド 810円
ワイド 2,000円
複 勝 370円(30%)
スカイテラス3着(7人気)
中京12R
複 勝 130円(80%)
◎ゴールドフライト3着(1人気)
中山10R
御宿特別 9月18日(土) 混戦で馬場も…
台風14号の影響で雨が降り、朝の段階で重。不良まで悪化することになるだろう。
牝馬同士でただでさえ混戦。道悪も加わり、手を出しづらいレースになった。なお、3連単の1番人気は、6,900円台と大きな数字になっている。
◎アグリュームは父が欧州で長距離GIを3勝したノヴェリストで、母は忘れな草賞を勝ったドルチェリモーネ。春の新潟で初勝利を挙げ、夏の新潟では久々、昇級という状況で4着に駆けた。
新馬を勝った時は456キロだったが、前走では478キロ。馬体を増やしてパワーアップしている。今回もひと息入っているが、美浦のウッドコースと坂路で熱心に乗り込み、陣営は「絶好調!」とコメントを出した。
ヤネは菅原明良。追いが強く、確実にレベルアップしていて、2走前に勝った時に同馬に跨っていた。
道悪が未経験、あと右回りが初めてになるのがどうかだが、上昇ぶりは見逃せず、配当面で妙味があるので狙ってみたい。
○ムーンライトは父がハーツクライで、兄に七夕賞で2着、青葉賞で3着するなど重賞で活躍したステラウインドがいる。春には3戦連続で現級で2着。その後の2走はひと息だが、フケの影響があったようだ。
間隔を取って立て直し、1週前に栗東CWコースで外めを通って楽に65秒台を出すと、今週は坂路で51秒4-36秒2-12秒0の好時計。いい仕上がりにあるのは間違いない。
ヤネはテン乗りで横山和生。強引に攻めるところがあるが、しっかりと動かしてくるジョッキーである。
良馬場の方がいいだろうが、道悪は春に中京で不良馬場を走って2着している。テンションが高いところがあり、落ち着いてレースに臨むことができれば。
◎7番アグリューム
○9番ムーンライト
【単勝】7番(10%)・9番(10%)
【複勝】7番(40%)・9番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(12点)
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中山12R
3歳以上1勝クラス 9月18日(土) 混戦で馬場も…
雨の影響、風の影響が大きくなりそうだ。前走で馬券に絡んでいる馬が1頭しかいないというメンバー。3連単の1番人気は、6,100円台と大きな数字になっている。
なお、このレースとは関係ないが、異常なまでの混戦の中山11Rの初風Sは、3連単の1番人気が1万7,000円台である。
◎ランドアーティストは2走前の札幌戦で2着とハナ差の3着。前走は8着に終わったが、直線の不利というより、反動が出たような負け方だった。
立て直しを図り、美浦に戻ってからはウッドコースと坂路で熱心な調整ぶり。陣営は「状態は上向いている」と話している。
ヤネは同馬に乗って4着、6着の横山武史。追いに関してはトップレベルのジョッキーである。
力の要る馬場はこなしてきた。内の3番枠を引いて泥を被るような形になると心配だが、スムーズに運べば好勝負が可能になる。
○スカイテラスは2走前がレコード決着の中で正攻法で取っての6着。前走も早めに突かれて楽な競馬でなく、それで5着に踏ん張った。
使ってきているが気配は悪くなく、ヤネは3キロ減が利く原優介(54キロ、テン乗り)。陣営は「道悪はいい」と話しているし、穴を開けるシーンがあっても。
◎3番ランドアーティスト
○11番スカイテラス
【単勝】3番(10%)・11番(10%)
【複勝】3番(50%)・11番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.11→全通り(14点)
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中京10R
大府特別 9月18日(土) 伏兵馬狙いで
連勝中の3歳馬バーデンヴァイラーに大きな注目が集まっている。2勝クラスもあっさり通過できる器だが、人気が集中していて配当面の妙味は薄い。そこで、伏兵馬の複勝を狙うことにした
◎カルロスミノルは叩き2戦目だった小倉戦で3着。4コーナーでは好位にいて進路が開くのを待つぐらいの手応えで、直線は弾け切れずに3着という内容だった。
中2週のあとの中1週になるが、使っていって良くなるタイプ。坂路(栗東)でビシッと追われてきたし、さらなる上積みを見込んでいい。
ヤネは甘さがあって信頼性に乏しい亀田温心だが、同馬とのコンビでは(1.0.2.1)と結果を出している。54キロのハンデ利は大きいし、3番枠から丁寧に脚をタメ、うまく捌いてくると一発がある。
◎3番カルロスミノル
【複勝】3番(100%)
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中京12R
3歳以上1勝クラス 9月18日(土) 素質ある3歳馬注
当然のこと、ダートは不良。時計自体は速くなるだろうが、相当な雨量なので、ぬかるんで走りづらい状態になっている可能性がある。
◎ゴールドフライトは6月に阪神で初めてダートに挑戦。スピード十分に先行し、直線で突き放して10馬身差で圧勝した。1分24秒2(良)の勝ち時計は同日の1勝クラス(牝馬限定戦)と同じ。上がりは12秒3-11秒7-12秒2(36秒2)という速さだった。
夏場は休ませ、今回が秋緒戦。栗東の坂路とCWコースで入念に乗られてきた。特別に速い時計は出していないが、同馬のいつもの調整である。
ヤネは池添謙一。デビューからの5戦で手綱を取っていて、2着した実績も。前走と違って減量の恩恵はないわけで、2キロ増えて55キロになる。
中京では芝といえ2走前に大敗しているのが気になるが、流れが厳しくて気持ちが切れたか。
3歳馬で可能性を秘め、1勝クラスで通用するのは間違いない。無理せずスッと先行するような形になれば、勝ち負けに持ち込める。
◎8番ゴールドフライト
【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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ダービーは2番手につけて前半は力んだ走り。中盤で落ち着いて少し下げ、3コーナーに来ると外が動いていく。直線で外に持ち出し、追い比べに加わりはしたものの、ジリジリとしか脚を使えずに6着に終わった。ダービーレコードで決着した中での結果で、中身は濃かった。
夏場は放牧に出して充電し、このレースを目標に美浦に帰厩した。8月12日に初時計を出し、坂路とウッドコースで熱心な調整ぶり。2週前にはシャインガーネット(オープン)と併せ馬を行い、1週前と今週は横山武史が跨ってウッドコースで終い重点で乗られている。
今週は直線でうながされると、迫力満点のフットワークでグイグイと伸びた。ラスト1ハロンは、11秒を割って10秒9という速さだった。本番前の一戦でも、好仕上がりとみていい。
武史は春に弥生賞を逃げ切った時に跨っている。ポイントになるのは、折り合いと展開。闘争心が強すぎるところがあるので、丁寧にジワッと出していく必要がある。しかし、他にも力んで先行する形になる馬が多く、武史がどう収めるかだ。
栗田師は「皐月賞のような競馬がいいのかも」とコメントしている。この話を意識しすぎると、みずから苦しい展開をつくることになりかねない。自然体で前に行くのなら問題はなく、控える形になった場合でも折り合いがつけばしっかり伸びてくるだろう。
心配な点はあるが、馬には精神面の成長を、武史には慎重な誘導と自慢である追いの強さを見せてもらいたい。
なお、同馬は岡田スタッドの生産馬。スタミナと持久力があり、苦しくなって踏ん張る根性があるのは、いかにも同牧場の育てた馬らしい。
相手の筆頭にはグラティアスを置いた。父がハーツクライで、母はアルゼンチンのGI勝ち馬。1つ上の姉が桜花賞馬レシステンシアになる。
皐月賞は6着。外の15番枠から出て中団の外を進む形になり、直線に入って内から弾かれる不利があった。それでも脚を使って差を詰めている。
ダービーは8着。序盤は好位の後ろにつけていたが、力むところがあって早めに2番手に上がる形になる。さらに3コーナーで外から動かれ、厳しい競馬になった。直線で先頭をうかがい、伸び切れなかったものの大きくはバテずに◎とアタマ+ハナ差で入線した。
夏は放牧に出し、美浦に戻ってからはウッドコースを中心に熱心に乗られてきた。1週前にビシッと追われ、今週はデュードヴァン(オープン)の内に併せて楽な感じで同入している。仕上がりは良さそうだ。
◎と同様に折り合いと展開が鍵になる。ダービーでの松山弘平の騎乗ぶりに関して、加藤征弘調教師は「向正面で動き出せば違ったんだろう」という的外れなコメントを発している。今回もヤネは松山。加藤師から強引に動くような指示が出ている可能性があり、松山にはこれを適当に受け流してもらいたいたいところだ。
非凡な能力を持っているのは明らかで、折り合ってスムーズに運べば好勝負に持ち込んでくる。
▲は札幌で連勝してきたソーヴァリアント。1勝クラス勝ちは6馬身差の圧勝。ラスト2ハロンが10秒9-10秒9という洋芝で見たこともないラップで後続を突き放した。2勝クラス勝ちは着差が3馬身半。逃げ馬をみずから潰しに行き、抜け出して楽勝している。
姉にマジックキャッスル、兄にソーグリッタリングがいて、父はオルフェーヴル。春は緩さがあって気性面にも課題があり、◎が勝った弥生賞は反応がひと息で4着までだった。そこから大きく成長している。
北海道から美浦に戻り、ウッドコースを中心にしっかりと乗られてきた。1週前に65秒5の時計で追走先着を果たし、今週は終い重点でキビキビした動きを見せている。力を出せる状態にあると判断していいだろう。
斤量が2キロ増え、中山への輸送があって距離も延びる。克服しないといけない点はあるが、決め手に関しては◎と○より上で、噛み合うと3連勝を決めるシーンも。
△はルペルカーリア。母は日本とアメリカでオークスを勝った名牝シーザリオで、兄にエピファネイア、サートゥルナーリアがいるという極上の良血馬である(父はモーリス)。
前進気勢が強くて乗り難しいところがあり、中京の京都新聞杯では気持ち良く逃げて厳しいペースをつくってしまった。2000mの通過が1分58秒7。最後は苦しくなったが、2着に残っている。
放牧先から栗東に戻り、坂路、CWコース、芝コースを使って入念に乗り込んできた。やはり折り合いが鍵になるが、素質的には見劣りしない。
※はスプリングS勝ちがあるヴィクティファルスで、×の1番手は小倉で1勝クラスを快勝したカレンルシェルブル。ノースブリッジ、ワールドリバイバルなど、他にも警戒が必要な勢力がいる。
人気馬に重い印を打っているので、連勝式はある程度は絞らないといけない。ただ、例えば3連単の1番人気のオッズは、前日の段階で4,500円と、それなりの数字になっている。
◎7番タイトルホルダー
○13番グラティアス
▲12番ソーヴァリアント
△11番ルペルカーリア
※3番ヴィクティファルス
×9番カレンルシェルブル
×5番ノースブリッジ
×14番ワールドリバイバル
×8番レッドヴェロシティ
【単勝】7番(10%)
【複勝】7番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
7→3.9.11.12.13(10点)
──────────────
【3連単】(軸1頭マルチ)
7→3.9.11.12.13(60点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
7→11.12.13(18点)
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中京11R
JRAアニバーサリーS 9月20日(月) 連勝式は崩れ待ち
3勝クラスの戦いで、舞台は中京のダ1800m。
中山と同様に台風接近の影響を受け、ダートは土曜が不良で、日曜は重だった。日曜の競馬を見ると、1勝クラスのダ1800m戦が1分51秒7、2勝クラスのダ1400m戦が1分23秒0で決着している。
向正面から4コーナーまで長い下り坂になり、直線に向いて急坂を登るという特殊なコース形態。前残りが多いと言われるが、早めにラップが上がって差しが決まるケースも少なくない。
月曜は晴れ予報。稍重になっている可能性が高く、日曜よりも力を要す状態になっているだろう。
フルゲートの16頭立て。裏で22頭もの大量除外があった。昇級馬が2頭いて、既存勢力の中で前走で馬券に絡んでいるのは1頭だけである。
西の4歳牝馬ショウナンナデシコに◎を打った。
3歳時に戦っていた相手が強く、1勝クラスを勝った時に3馬身差の2着だったリネンファッションは、地方の交流重賞で2着するまでに出世した。府中でオープンの青竜Sを4着したこともある。
その後は繋靭帯を痛めたり、気性の問題があったりして軌道に乗れなかった。が、今回と舞台が同じになる前走の2勝クラス勝ちが強かった。
インで脚をタメて周りを気にするそぶりがなく、直線で外に出して追われると力強い伸び脚を披露。抜け出して後続に6馬身の差をつけて圧勝した。良で1分52秒4なら時計は上々。自身の数字になるラスト1ハロンは12秒4だった。
中間は放牧に出され、2週前に除外されて優先権を得ての出走になる。2週前の段階で坂路(栗東)で51秒8-36秒9-12秒0の好時計をマーク。今週は楽な手応えでラスト1ハロンを12秒1で上がっていて、問題なく仕上がっている感じだ。
ヤネは乗り替わって吉田隼人。2走前に跨った時は逃げる競馬で9着だったが、中1週の影響があったものと思われる。枠は外の14番枠。13番のカバジェーロが行ってくれるし、ジワッと流れに乗せつつ早めに内に寄せてもらいたいところだ。
昇級して相手は強化。気性面の問題がなくなったわけではないが、互角にやれるだけの脚力を備えていて、狙い目があるとみた。
西の4歳馬キンノマサカリも注目される存在。
2勝クラスを勝ち上がった組。新潟での勝利だったが、好位につけて余裕十分の追走ぶりを見せ、直線であっさりと抜け出してきた。良で1分51秒8の時計は評価できる数字である。
こちらも2週前に除外されたクチ。その後もしっかりと乗られていて、動ける状態にある。幸英明は前走に続いて2度目の騎乗になるし、昇級してもヒケは取らない。
▲はスズカデレヤ。前走は小倉のダ1700mで適性が高いとは思えない舞台だったが、渋太く伸びて2着に食い込んだ。
今回は骨折を明けての3走目。大きな箱の中京に替わるのは歓迎要素だし、勝ち負けになっていい。
△はギャラクシーソウル。52キロだったといえ、2勝クラスを勝った時に好時計でベルダーイメル(現オープン)を負かしている。良血馬だし、初めて着けるブリンカーが起爆剤になる可能性があって。
以下はアンセッドヴァウ、ナンヨープランタン、カフェスペランツァなど。
絞り込んでいいレースではなく、前日の段階で3連単の1番人気が5,100円台。ちと強引になるが、連勝式は手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいきたい。
◎14番ショウナンナデシコ
○3番キンノマサカリ
▲8番スズカデレヤ
△16番ギャラクシーソウル
※1番アンセッドヴァウ
×6番ナンヨープランタン
×11番カフェスペランツァ
×5番スズカゴウケツ
×4番フォーカード
【単勝】14番(10%)・3番(30%)
【複勝】14番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
3→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
3.14→全通り(14点)
8.14→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(フォーメーション)
1着:3.8.14
2着:3.8.14
3着:全通り(84点)
【3連単】(ボックス)
3.8.14.16(24点)
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【月曜後半レース】
中山12R
馬 連 9,220円
ワイド 3,130円
ワイド 480円
単 勝 210円(20%)
複 勝 140円(80%)
◎スワーブヨハン1着(1人気)
中京12R
3連複 9,210円
ワイド 1,760円
ワイド 1,210円
単 勝 1,380円(10%)
複 勝 320円(40%)
カーフライターク1着(7人気)
ジャングルポケットC
馬 連 520円(20%)
ワイド 230円(80%)
◎パラダイスリーフ1着(2人気)
◎○でヒット
中山10R
ジャングルポケットカップ 9月20日(月) 7頭立てでも難解
7頭立ての少頭数。2頭が長い休み明けになり、使っている勢力に信頼が置けるわけでもない。そもそも少頭数の競馬は展開上の紛れが起こりやすく、難解な一戦になった。
◎パラダイスリーフは母が芝1200mでオープンを3勝したシルキーラグーンで、全兄にラジオNIKKEI賞と七夕賞を勝ったゼーヴィントがいる(父はディープインパクト)。
3歳時に新馬→特別を連勝し、2勝クラスの3戦目は強気に乗る競馬でクビ+クビの3着に駆けた。緩さが残る段階だったが、それで結果を出していたのだから素質は相当に高い。
今回は屈腱炎明けで、実に2年2ヵ月ぶりの実戦。普通なら敬遠しないといけないところである。が、攻めは以前より意欲的。マイルチャンピオンシップ勝ちのGI馬ステルヴィオの調教パートナーをつとめ、1週前には美浦のウッドコースで67秒3-11秒2をマークした。坂路でも速めの時計を出している。
陣営は「能動的に動けるようにしている」と。そして、鞍上には追いに関してはトップクラスの横山武史を配してきた。厳しい状況でも、いきなり動いて不思議はない。
○モーソンピークは◎と同じディープインパクト産駒で、全姉にプリモシーン(重賞3勝、ヴィクトリアマイル2着)がいる。こちらも血統は一流だ。
大型馬で弱いところがあり、間隔を詰めては使えない。今回は9ヵ月半ぶりの実戦。ビシビシとはやれていないが、美浦でウッドコースを中心に乗り込んできた。2週前に66秒0で追われ、今週はラスト1ハロンを楽に11秒7で上がっている。
未勝利勝ちから1勝クラス勝ちまでの3戦の走りに見どころがあり、陣営は「もっと上を目指せる馬」と。実が入るのは先という気はするが、これも◎と同様に素質を軽く見られない。ヤネは若手でもしっかりと乗れる菅原明良。
◎6番パラダイスリーフ
○5番モーソンピーク
【単勝】6番(40%)・5番(60%)
──────────────
【馬連】
5-6(20%)
【ワイド】
5-6(80%)
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中山12R
3歳以上1勝クラス 9月20日(月) 距離詰めて注目
タマモアンドロメダ、レオスパンキーがハナ候補。2番枠を引いたアイアムスゴスギルも積極的に出して行く可能性がある。スタートして芝コースを走る舞台で、テンのラップは速くなるだろう。
◎スワーヴヨハンは気性が悪く、がむしゃらに走ってしまう。ダ1400mを使うようになって1着、3着、2着と結果を出しているが、ヤネが抑え込むのに苦労していて、安心して見ていられるわけではなかった。
今回はさらに距離を縮めてダ1200m戦、流れる中山でもある。前走で跨った戸崎圭太も2度目の騎乗になるし、折り合いが楽になるといい。
550キロ級の巨漢馬でも攻めはしっかり。美浦の坂路で乗り込み、1日の段階で51秒7の好時計をマークしている。動ける仕上がりにあるとみていいだろう。
気性難の上に巨体だから全幅の信頼は置けないが、メンバーはそう強くないし、2勝目を挙げて軌道に乗ってもらいたいところだ。
◎12番スワーヴヨハン
【単勝】12番(20%)
【複勝】12番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
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中京10R
オルフェーヴルカップ 9月20日(月) 混戦で伏兵馬狙い
昇級馬が2頭で、既存勢力(10頭)の中で前走で馬券に絡んでいる馬が5頭いる。高めのレベルの混戦といった印象だが、伏兵馬を狙うことにした。
◎ショーヒデキラは右にモタれる悪癖があるが、左回りだと崩れは少なく、春に府中で2→4→4着と結果を出した。新潟の前走は9着で、このレースに関して陣営は「調教の段階から手前の替え方がおかしかった」と話している。
中間は放牧に出して立て直し、美浦で坂路とコースを使って意欲的な調整ぶり。ウッドに入れた今週は、65秒7-11秒7を楽にマークしている。デキが戻っているのは間違いない。
癖があるので、テン乗りで三浦皇成になるのは心配。あと、メンバーがそろいすぎた感じがあるが、スムーズに走って力を出し切れば食い込む余地はある。人気はないし、穴として期待したい。
○ペールエールはデビュー時に2歳重賞で2着、3着と駆けた素質馬。前5走は2→2→2→6→3着で、2走前の6着は関東圏への輸送が影響したようである。
中間は放牧を入れ、栗東の坂路でしっかりと乗られて動ける仕上がりにある。藤岡佑介は2度目の騎乗になるし、中京コースは(1.1.1.0)と得意。自然と流れに乗って脚をタメるような競馬をすれば、上位争いが可能になる。
◎9番ショーヒデキラ
○10番ペールエール
【複勝】9番(40%)・10番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
10→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.10→全通り(10点)
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中京12R
3歳以上1勝クラス 9月20日(月) 乱戦で伏兵馬狙い
18頭立ての芝スプリント戦。前走で結果を出している勢力が複数頭いるが、中京の急坂が問題になりそうだったり、間隔が詰まっている馬が多かったりで、不安要素を抱えている。
はっきりと乱戦。午前の段階のオッズを見ると、単勝が600円台で、馬連が1,500円台、3連単が9,500円台になっている。
正直、買えるようなレースではなく、伏兵馬を狙っていくことにした。
◎ソルトキャピタルは初勝利が不良馬場の中京芝1400m。3走前には中京の芝1200mを使い、直線で外を攻める競馬で0秒3差の5着に伸びている。1200mは他に2走していて、着差は0秒3、0秒5だった。
中間に栗東の坂路で51秒3の好時計をマーク。芝コースにも入れていて、デキは良さそうだ。
ヤネは上述した3走前に跨っていた松田大作。フルゲートを捌けるかは問題になるが、もつれる展開になると一発も。
○カーフライタークは小倉の前走でかなり外を攻める形になりながら33秒8の上がりで3着に伸びた。3代母がフサイチエアデール(桜花賞2着、エリザベス女王杯2着)という良血で、潜在能力は高い。
今回が転厩して3戦目。中1週でも坂路(栗東)で乗られて大きな疲れはなさそうだ。
3走前の中京戦が伸び切れずの7着だったが、見せ場はつくっていた。幸英明も2度目の騎乗になるし、4番枠からうまく立ち回れるとあるいは。
▲カゼノタニノアヤカは割れている中で、一応は上位人気。前3走で2→4→2着と駆けている。
上積みがあるか微妙ではあるが、3キロ減騎手の角田大和を起用して52キロで走れるし、中京を克服できれば。
◎14番ソルトキャピタル
○4番カーフライターク
▲12番カゼノタニノアヤカ
【単勝】14番(10%)・4番(10%)
【複勝】14番(40%)・4番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
4→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
4.14→全通り(16点)
12.14→全通り(16点)
4.12→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
14.4→全通り(96点)
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【日曜メインレース】
ラジオ日本賞
馬 連 3,970円
複 勝 270円(40%)
ホウオウトゥルース2着(4人気)
ローズS
ワイド 430円
ワイド 2,860円
複 勝 160円(80%)
◎アールドヴィーヴル3着(1人気)
中山11R
ラジオ日本賞 9月19日(日) 展開面が鍵に…
中山のダ1800mで争われるオープン特別。
土曜のダートは不良馬場。1勝クラスのダ1800m戦が1分51秒2で決着し、3勝クラスのダ1200m戦では1分09秒4という速い時計が出た。
日曜は晴れ予報。正確には読めないが、メインの頃には稍重になっているか。オープン馬からすれば走りやすい状態になっていると考えておいていい。速い馬場だと言い過ぎだろう。
フルゲートの16頭立て。揉まれると脆いタイプが多いメンバーである。ジョッキーたちは馬場を意識することになるし、前半からレースは流れそうだ。展開次第で結果は大きく変わってくる。
武幸四郎厩舎(栗東)のエブリワンブラックに◎を打った。
全兄にキタサンブラック(GIを7勝)がいる良血馬。阪神ダ2000mでの2勝クラス勝ちは、正攻法の競馬からねじ伏せるように勝ち切る内容で、クビという着差以上に強かった。
3勝クラス勝ちは福島のダ1700m。条件が変わって流れに乗り切れなかったが、徐々に走りが楽になり、直線で外に動かすとグイグイ伸びて突き抜けた。ゴールした時に十分に余力が残っていた。
その後は放牧に出され、このレースを目標に栗東に帰厩。2週前の段階でCWコースで65秒台の時計が出ていて、しっかりと負荷をかけられている。陣営は「馬を良く見せている」と話しているし、態勢は整っている感じだ。
ヤネが柴山雄一という点は不安材料。レース勘が悪く、スムーズな立ち回りができないケースが少なくない。ただ、前走ではテン乗りで同馬を勝利にみちびいた。慌てずに捌いてきてもらいたい。
初の中山にも対応できそうだし、渋った馬場も問題ない。オープンに上がって相手は強くなるが、混戦になると浮上するシーンも。
高木登厩舎(美浦)のホウオウトゥルースも気になる存在。
こちらはサウンドトゥルー(東京大賞典、チャンピオンズカップ、JBCクラシック)の弟。札幌のダ1700mで3勝クラスをクリアしたが、意識的に後方に待機し、勝負どころで外をマクッて力強く抜け出すという競馬だった。
北海道帰りになるが、美浦の坂路で乗り込み、今週はウッドコースに入れてオープン馬の兄アナザートゥルースと併せてビシッと追われている。引き続きデキは良さそうだ。
内の2番枠を引いた点がどう出るかだが、前走でうまく誘導した横山和生が考えて乗ってくるだろう。◎と同様に初のオープン挑戦、時計も少し速くなりそう。が、これから強くなっていきそうで、型にハマると一発がある。
▲のハナズレジェンド、△のネオブレイブは、共に差して末脚を活かすクチ。脚力自体は通用するものがあり、前が苦しくなる展開を待つ。
※のベルダーイメルと×の1番手メイショウワザシは先行タイプ。馬がその気になったらわからないが、鞍上は競り合いを避けようとするだろう。渋った馬場で息が走ると渋太さを発揮する。
以下、バレッティ、ケイアイパープルなど、警戒が必要な勢力は多い。
人気は見事に割れていて、3連単の1番人気が万馬券になっている可能性がある。絞り込むことはできず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎4番エブリワンブラック
○2番ホウオウトゥルース
▲7番ハナズレジェンド
△6番ネオブレイブ
※12番ベルダーイメル
×15番メイショウワザシ
×1番バレッティ
×8番ケイアイパープル
×3番サンダーブリッツ
【単勝】4番(10%)・2番(10%)
【複勝】4番(40%)・2番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
2→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
2.4→全通り(14点)
4.7→全通り(14点)
2.7→全通り(14点)
4.6→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.2→全通り(84点)
━━━━━━━━━━━━━━
中京11R
ローズステークス(GII) 9月19日(日) 実績馬と上昇馬が混在
3歳の牝馬が争うGII競走で、舞台は中京の芝2000m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。土曜の芝は、不良で始まり、メインの時には重だった。その後、稍重に回復している。
日曜は午前が晴れで、午後は曇りという予報。ローズSは良馬場での戦いになる可能性が高い。
土曜メインのケフェウスS(芝2000m)は、スローで流れて馬群を中を進んでいたアラタが差し切ってV。勝ち時計は2分01秒2で、レースの上がりは11秒6-11秒2-11秒5の34秒3と重にしては速い数字になった。
全体を見て、外めからの差しがあったし、内を突いて浮上する馬もいた。内外の差は大きくなく、どんな形で決着するかは展開次第ということになるだろう。
なお、当レースは昨年も中京で行われた。2番手を進んだリアアメリアが早めに抜けて押し切り、2着と3着に人気薄の差し馬が食い込むという競馬。3連単が113万馬券になっている。
秋華賞のトライアル競走で、フルゲートの18頭立て。春のGIで健闘した勢力、夏競馬で力をつけてきた勢力が混在している。行きたがるタイプが多い点でどんな競馬になるのか読むのが難しいところがあるが、興味深い一戦だ。前日の段階で3連単の1番人気が7,600円台と、人気は割れている。
今野貞一厩舎(栗東)のアールドヴィーヴルに注目したい。
父はキングカメハメハで、母はイサベル(4勝)、その父がディープインパクト。母系からはヴィクトリー、フサイチコンコルドが出ている。
2歳秋の新馬勝ちでは、不良馬場の中を34秒9の上がりで猛然と伸びて差し切るパフォーマンスを披露。この時の馬体重は446キロだった。
3歳の春は、復帰戦のクイーンカップの時の馬体重が428キロ。それでアカイトリノムスメ(オークス2着)とクビ差の2着に駆けている。
桜花賞は422キロで5着、オークスも422キロで5着。馬体維持を意識しながらGIで健闘するのだから、能力は相当な域にある。
夏場は休ませ、このレースを目標に栗東に帰厩。8月22日に初時計を出し、大きめを熱心に乗ってきた。そして、1週前に強めに追って自己ベストとなる50秒6を計時。今週は松山弘平が跨り、52秒7-37秒9-12秒0をマークしている。
馬体は440キロぐらいとのこと。ふっくらとしているとまではいかないが、腹回りはそれなりにしっかりしている。動きは力強いし、パワーアップした姿で臨めそうだ。
松山は同馬に乗って(1.1.0.1)。最終追いで跨り、仕上がり具合も確認している。
18頭立ての14番枠。桜花賞では中団につけていて、ある程度のポジションを取りに行くか。道中でロスなく運べるか、直線でうまく捌けるかが鍵になるが、スムーズなら上位に踏み込んでくる。賞金的に3着までに入って権利を取らないといけない。
相手の筆頭は栗東のタガノパッション。◎と同じキングカメハメハ産駒で、母の父はシンボリクリスエス、母系からステイゴールド、サッカーボーイ、ショウナンパンドラが出ている。
春は中1週で府中に遠征してスイートピーSを快勝。栗東に戻って中2週、再遠征でオークスに挑戦し、直線で進路を探しながら4着に伸びた。こちらも能力は高い。
夏場は休養にあて、栗東に帰厩してからはCWコースと坂路で熱心な調整ぶり。攻めでは行きたがって抑えるのが大変だが、実戦に行けば問題ない。そんな気性だから仕上がるのは早い方。動きはしっかりしていて、馬体は大きくは成長していないか。
ヤネはオークスで手綱を取っていた岩田康誠。攻めにも何度か跨っていて、コンタクトを取っている。こちらも直線の捌きが鍵になるが、スムーズなら上位争いに。
▲は伏兵のコーディアル。馬体を増やして成長し、ひと息入っていた前走で内から抜ける形で1勝クラスを快勝した。陣営は「今までで一番のデキ」と。ゲートが鍵になるが、鮫島克駿がロスのなく誘導できるようなら。
△はフローラS勝ちがあるルメール騎乗のクールキャット、※は新潟での1勝クラス勝ちが強かったアンドヴァラナウトで、以下、タガノディアーナ、ストゥーティ、イリマなど、軽視できない勢力が多くいる。
◎も○も人気ではあるが、差しに回るので捌きに失敗する危険性がある。入線順が狂うのが自然とも言え、連勝式は手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいくことにした。昨年のように荒れるケースも考えられる。
◎14番アールドヴィーヴル
○9番タガノパッション
▲13番コーディアル
△5番クールキャット
※12番アンドヴァラナウト
×16番タガノディアーナ
×7番ストゥーティ
×1番イリマ
×2番エンスージアズム
【単勝】14番(20%)
【複勝】14番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.14→全通り(16点)
13.14→全通り(16点)
9.13→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
14.9→全通り(96点)
━━━━━━━━━━━━━━
【日曜後半レース】
納屋橋S
単 勝 410円(10%)
複 勝 150円(90%)
◎フォルコメン1着(3人気)
レインボーS
複 勝 300円(90%)
◎フィオリキアリ3着(4人気)
中山10R
レインボーステークス 9月19日(日) 混戦で伏兵馬狙い
北海道帰りが複数頭いて、ローテーションはバラバラ。人気は割れ気味で、朝の段階で3連単の1番人気が6,300円台と大きな数字になっている。高配当期待で伏兵馬を狙っていきたい。
◎フィオリキアリは小倉の前走で2着。渋った馬場の影響か勝負どころで少しモタついたが、直線で渋太く脚を使ってきた。
今回は中山の芝1800mに参戦。平坦コース向きの印象があるが、中山では3歳時にリステッド競走のアネモネSでクビ差の2着に駆けている。
使ってきているが、攻めの気配は良好。前走よりもメンバーが強くなっているのがどうかだが、ヤネが追いの甘い武豊からガッツリ追ってくる横山武史に強化されるのは大きい。スムーズなら抵抗するシーンがある。
○トラストケンシンは前走で重賞の七夕賞に挑んで0秒4差の7着。直線でラチ沿いを突き、追いづらくなるところがあった。中山向きとは言えないが、3勝クラスでは脚力が上なので。
▲ヒシヴィクトリーは現級で好走歴が多い。直線で内にモタれるのが悩みで、対策としてブリンカーを着用する。ヤネは追いの強い木幡巧也だし、一発があっても。
◎5番フィオリキアリ
○11番トラストケンシン
▲6番ヒシヴィクトリー
【単勝】5番(10%)
【複勝】5番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.11→全通り(13点)
5.6→全通り(13点)
6.11→全通り(13点)
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中山12R
3歳以上1勝クラス 9月19日(日) 乱戦で高配当待ち
出走馬15頭の前走の着順を見ると、馬券に絡んでいる馬がおらず、掲示板に載っているのが1頭(5着)だけ。信頼を置ける存在はおらず、午前の段階で3連単の1番人気が1万円台と大変な数字になっている。
◎シュルルヴァンは近走がひと息だが、函館で現級をハナ差の2着に駆けたことがあり、中山では昨年の秋に3着に健闘している。
中間は放牧を入れ、美浦のウッドコースと坂路で動いてリフレッシュ効果が見込める状況。ヤネはしっかりと動かしてくる菅原明良で、稽古もつけている。変わり身があっても。
○オリアメンディは陣営が「もっと上に行ける器」と評価している。こちらも放牧に出して立て直し、美浦のウッドコースと坂路の両方で負荷をかけられてきた。
ヤネは斎藤新。甘さのあるジョッキーだが、2キロ減が利いて52キロになるし、スムーズに運ぶと穴を開けるシーンも。
◎10番シュルルヴァン
○5番オリアメンディ
【単勝】10番(10%)・5番(10%)
【複勝】10番(50%)・5番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
5→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.10→全通り(13点)
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中京10R
納屋橋ステークス 9月19日(日) 実力馬がそろって
実力馬がそろって目移りするメンバー。人気は割れていて、午前の段階で馬連の1番人気が1,000円台、3連単が5,200円台となっている。
◎フォルコメンは前走が去勢明けの一戦。輸送後にアクシデントがあって食いが落ちてしまい、馬体重が22キロ減の498キロだった。それでも一旦は完全に抜け出す競馬で、アタマ差の2着に駆けている。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからは堀宣行流の調整で熱心な乗り込み。1週前にはウッドコースで66秒8-11秒5で楽に先着している。
ヤネはルメール。難しい気性の同馬だが、コンビを組んで(1.2.0.0)と結果を出している。落ち着いて走れれば好勝負に。
◎6番フォルコメン
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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中京12R
3歳以上2勝クラス 9月19日(日) 混戦で伏兵馬狙い
16頭立てになり、前走で掲示板に載っている勢力が12頭。レベルは高めで、人気は割れている。午前の段階で、馬連の1番人気が1,400円台、3連単は9,900円台だ。
ちなみに、中山11Rの3連単の1番人気は8,400円台、中京11Rが8,200円台。日曜は10R以降の6鞍がすべて混戦になっている。
そんな中でも予想を当てないといけないが、JRAも番組作りを考えてもらいたいものである。しかし、配当を大きくしようとする意図があるのは明らか。これからも変わることはないだろう。6艇のみで争われる競艇にファンが流れるのも仕方のないところだ。
◎テーオーポシブルは以前よりもしっかりとタメて走らせるようになり、2走前に中京で2着、続いて中1週で阪神を使って3着に駆けている。
中間は放牧に出してリフレッシュさせ、坂路(栗東)の最終追いで50秒6-36秒7-12秒6の好時計をマークした。いい仕上がりにありそうだ。
ヤネは同馬に乗って(2.2.2.10)の荻野琢真。外の14番枠を引いたのは課題になり、早めに内に寄せる、遅らせ気味に出して思い切って内に動かすなどして、コースロスを少なくしないといけない。
ダートは雨が残って走りやすい状態。そんな状況でも前が苦しくなる展開になると突っ込んでくるシーンがある。続けて好走しているが、人気は薄い。
◎14番テーオーポシブル
【単勝】14番(10%)
【複勝】14番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
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【土曜メインレース】
ケフェウスS
3連単 1万3,020円
3連複 2,250円
馬 連 1,800円
単 勝 390円(20%)
複 勝 150円(80%)
◎アラタ1着(2人気)
◎×○でヒット
中山11R
初風ステークス 9月18日(土) ハンデ戦で混とん
3勝クラスの戦いで、舞台は中山のダ1200m。
先週の日曜のダ1200mの競馬を見ると、まず1勝クラスが1分10秒8(良)で決着。2番手につけたリンカーンテソーロが抜けて押し切り、2着が好位追走のキミワテル、3着が中団から差したネオレインボウだった。テンの3ハロンは33秒7で、ラスト1ハロンは13秒1だった。
2勝クラスはカイアワセが好位から抜け出して5馬身差で快勝。勝ち時計は1分11秒0(良)で、ラップは前半が33秒4、ラスト1ハロンが12秒8だった。2着は内から伸びたダイシンウィット、3着は中から追い込んだオンリーワンスターだった。
スタートして芝コースを走るため、ラップは速くなりがち。直線には急坂が待っている。スピードある先行馬が押し切るケースがあり、上がりがかかって極端な追い込みが決まることもある。
台風14号が西から接近し、土曜は雨予報。度を超して降るとどうかだが、脚抜きが良くてスピードの出る馬場になっている可能性が高い。
フルゲートの16頭立て。大量投票で13頭が除外になっている。ハンデ戦で上下差は4キロ。出走馬の前走の着順を見ると、全16頭が馬券から外れている。天候の問題があるし、非常に難解だ。
西の6歳馬ロイヤルバローズを狙ってみたい。
今年の春に当舞台で2勝クラスをクリア。昇級緒戦も中山を使い、直線で追いづらくなるシーンがありながら2着に食い込んだ。
夏の新潟戦は8着だったが、坂路で大きめの時計を出していただけ。ヤネは山田敬士(今年は1勝)だったし、除外を想定していたのに抽選に通ったから出走することになったものとみていい。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは熱心な調整ぶり。2週前に坂路で4ハロン51秒9、3ハロン36秒8の好時計をマークしている。1週前はCWコースで大外を回りながら楽に64秒台。今週は坂路で大きめにとどめたが、すでに仕上がっているのだろう。
ヤネはテン乗りで三浦皇成。包まれると引いたりして安心して見ていられないジョッキーだが、馬自身は自分から行く気性で、折り合いをつけつつスピードを活かすような騎乗をしてもらいたい。
ハンデは56キロで問題なし。あまりに時計の速い馬場になるとどうかとも思うが、立ち直った今なら好勝負になっていい。
東の4歳馬ベイビーボスも気になる存在。
中山は(3.2.0.2)と得意にしていて、3走前の2着など外枠発走を強いられての結果だった。昇級緒戦はダートを除外されて芝を使ったもの。10着といえ、0秒4差なら悪い走りではない。
新潟を除外になり、優先権を得て中山に出走。今週は美浦のウッドコースでラスト1ハロン11秒5をマークしていて、仕上がりは良さそうだ。
ヤネが江田照男という点は心配だが、春に2勝クラスを勝った時に跨っていたので、いいイメージで乗ってくるだろう。別定から3キロ少ない54キロで走れるのは大きいし、課題である駐立をクリアできれば。
▲は牝馬のメイショウヒバリ。昇級緒戦は揉まれ弱さが出て11着に終わったが、小倉ダ1000mでの2勝クラス勝ちなど、57秒9(良)で後続を寄せつけずに逃げ切る強さだった。
ハンデは最軽量の52キロで、馬場はおそらくスピードが活きる状態。揉まれずに息を入れて走れると、押し切るシーンまで。
△は昇級後に末を見せて3着、4着と駆けているクインズヴィヴィ(53キロ)で、以下はバーニングペスカ、ガンケン、メイショウミライなど。他にも警戒が必要な勢力がいて、印が回り切らない。
繰り返しになるが、非常に難解なレース。前日の1番人気のオッズを見ると、馬連が2,700円台、3連複が7,000円台と、見たこともない異常な数字になっている。とても絞り込めず、連勝式は手を広げて買っていきたい。
◎10番ロイヤルバローズ
○6番ベイビーボス
▲11番メイショウヒバリ
△3番クインズヴィヴィ
※12番バーニングペスカ
×13番ガンケン
×14番メイショウミライ
×16番オヌシナニモノ
×4番アイアムハヤスギル
【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(40%)・6番(30%)・11番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
6→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.10→全通り(14点)
10.11→全通り(14点)
6.11→全通り(14点)
3.10→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.6→全通り(84点)
10.11→全通り(84点)
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中京11R
ケフェウスステークス 9月18日(土) 馬場が心配で…
中京の芝2000mで争われるオープン特別。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。先週の芝2000mの競馬を見ると、まず土曜の1勝クラスが1分59秒4(良)で決着。2番手追走のジャックドールが抜け出し、2着は好位の後ろから内めを伸びたウィンドリッパー、3着が前半で逃げて途中で好位に下がったサウンドウォリアーだった。レースは1000m通過が60秒7で、上がりは11秒4-11秒4-11秒9の34秒7だった。
日曜の2勝クラスは2分00秒4(良)で決着。ロバートソンキーが中団でタメる形から直線で外めを伸びて快勝した。2着は後方追走から外に出して伸びたノースザワールド、3着は2番手から踏ん張ったホウオウエクレール。1000m通過が62秒5で、上がりは11秒4-11秒2-12秒0の34秒6だった。
向正面の中ほどから4コーナーまで長い下り坂で、直線に入ってから急な坂を一気に登るという特殊なコース形態。どんな質の競馬になるのか、大きな幅がある。
台風14号の影響で、金曜から雨が降り出している。当日は雨が強まり、開催そのものが危ぶまれるような状況。馬場は不良まで悪化しているかもしれない。
フルゲートを割って13頭立て。ハンデ戦で8キロの上下差がある。3歳馬2頭の挑戦などあって注目されるが、やはり良馬場での戦いを見たかった。
和田勇介厩舎(美浦)の4歳馬アラタに◎を打った。
父はキングカメハメハ。母は愛知杯を2着したサンシャインで、その父はハーツクライである。2代母がフランス産馬になり、スタミナとパワーを感じさせる血統だ。
春の中山で1勝クラスをクリアすると、夏の函館で2勝クラスと3勝クラスを勝って3連勝。前走は昇級に加えて距離短縮への対応も課題だったが、レースが流れた中で行きっぷりが良く、早めに外を動く競馬から抜け出して快勝した。1分59秒3(良)の勝ち時計も評価できる。
その後は放牧に出され、このレースを目標に美浦に帰厩。ウッドコースを中心に坂路でも乗られ、ウッドに入れた今週はジョッキー騎乗で66秒7-11秒9をマークした。陣営は「仕上がりはいい」と話している。
ヤネは大野拓弥。デビューしてからずっと同馬の手綱を取っていて、今週は稽古もつけた。大きな期待をかけているのだろう。
重要になる道悪への適性だが、4走前に1勝クラスでのものといえ重でハナ差の2着に駆けていて、レース後に大野は「こういう馬場は得意」とコメントしている。
ハンデは54キロ。上に挙げた道悪での2着が中京で、コース経験もある。今の充実ぶりなら、オープンで十分に通用するだろう。適性がある場合でも、泥を被ったり、躓いたりしたら終わってしまうのが道悪競馬の怖さだが、狙う価値があるとみた。
対抗評価は3歳の牝馬マリアエレーナ。日曜のローズステークスに使う予定だったが、急きょこちらに投票してきた。3勝クラスを飛び越し、古馬のオープンに挑戦することになる。
中京の芝2000mと小倉の芝2000mで連勝。1勝クラス勝ちはタメるだけタメて上がり33秒3の末脚を繰り出し、2勝クラス勝ちは少し出していってしっかりと脚を使った。
体は前走時で418キロ。気性面でも成長する余地が残っている。クロフネ産駒なら道悪でもと思うが、道悪となると2000mは少し長いかもしれない。
ただ、何しろハンデが48キロ。秋華賞出走に向けて賞金を加算するには1着が必要になり、陣営の選択には注目すべきだ。
攻めはしっかりと積んでいる。酒井学はテン乗りで、雑に乗るところがある点は少し心配。
▲はウインイクシード(56キロ)。2走前に劣悪な不良馬場で大敗しているが、道悪で走れないわけではない。自分のリズムで走れると、渋太い粘りを発揮する。
以下はアフリカンゴールド、フランツ、ブラックマジックなど。
道悪で何が起こっても驚けない。連勝式は絞り込めるような状況でなく、手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいくことにした。
◎8番アラタ
○5番マリアエレーナ
▲2番ウインイクシード
△9番アフリカンゴールド
※13番フランツ
×11番ブラックマジック
×1番ショウナンバルディ
×6番ラーゴム
×4番アドマイヤビルゴ
【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(66点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.5→全通り(66点)
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【土曜後半レース】
中山12R
ワイド 810円
ワイド 2,000円
複 勝 370円(30%)
スカイテラス3着(7人気)
中京12R
複 勝 130円(80%)
◎ゴールドフライト3着(1人気)
中山10R
御宿特別 9月18日(土) 混戦で馬場も…
台風14号の影響で雨が降り、朝の段階で重。不良まで悪化することになるだろう。
牝馬同士でただでさえ混戦。道悪も加わり、手を出しづらいレースになった。なお、3連単の1番人気は、6,900円台と大きな数字になっている。
◎アグリュームは父が欧州で長距離GIを3勝したノヴェリストで、母は忘れな草賞を勝ったドルチェリモーネ。春の新潟で初勝利を挙げ、夏の新潟では久々、昇級という状況で4着に駆けた。
新馬を勝った時は456キロだったが、前走では478キロ。馬体を増やしてパワーアップしている。今回もひと息入っているが、美浦のウッドコースと坂路で熱心に乗り込み、陣営は「絶好調!」とコメントを出した。
ヤネは菅原明良。追いが強く、確実にレベルアップしていて、2走前に勝った時に同馬に跨っていた。
道悪が未経験、あと右回りが初めてになるのがどうかだが、上昇ぶりは見逃せず、配当面で妙味があるので狙ってみたい。
○ムーンライトは父がハーツクライで、兄に七夕賞で2着、青葉賞で3着するなど重賞で活躍したステラウインドがいる。春には3戦連続で現級で2着。その後の2走はひと息だが、フケの影響があったようだ。
間隔を取って立て直し、1週前に栗東CWコースで外めを通って楽に65秒台を出すと、今週は坂路で51秒4-36秒2-12秒0の好時計。いい仕上がりにあるのは間違いない。
ヤネはテン乗りで横山和生。強引に攻めるところがあるが、しっかりと動かしてくるジョッキーである。
良馬場の方がいいだろうが、道悪は春に中京で不良馬場を走って2着している。テンションが高いところがあり、落ち着いてレースに臨むことができれば。
◎7番アグリューム
○9番ムーンライト
【単勝】7番(10%)・9番(10%)
【複勝】7番(40%)・9番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
9→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(12点)
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中山12R
3歳以上1勝クラス 9月18日(土) 混戦で馬場も…
雨の影響、風の影響が大きくなりそうだ。前走で馬券に絡んでいる馬が1頭しかいないというメンバー。3連単の1番人気は、6,100円台と大きな数字になっている。
なお、このレースとは関係ないが、異常なまでの混戦の中山11Rの初風Sは、3連単の1番人気が1万7,000円台である。
◎ランドアーティストは2走前の札幌戦で2着とハナ差の3着。前走は8着に終わったが、直線の不利というより、反動が出たような負け方だった。
立て直しを図り、美浦に戻ってからはウッドコースと坂路で熱心な調整ぶり。陣営は「状態は上向いている」と話している。
ヤネは同馬に乗って4着、6着の横山武史。追いに関してはトップレベルのジョッキーである。
力の要る馬場はこなしてきた。内の3番枠を引いて泥を被るような形になると心配だが、スムーズに運べば好勝負が可能になる。
○スカイテラスは2走前がレコード決着の中で正攻法で取っての6着。前走も早めに突かれて楽な競馬でなく、それで5着に踏ん張った。
使ってきているが気配は悪くなく、ヤネは3キロ減が利く原優介(54キロ、テン乗り)。陣営は「道悪はいい」と話しているし、穴を開けるシーンがあっても。
◎3番ランドアーティスト
○11番スカイテラス
【単勝】3番(10%)・11番(10%)
【複勝】3番(50%)・11番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
11→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
3.11→全通り(14点)
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中京10R
大府特別 9月18日(土) 伏兵馬狙いで
連勝中の3歳馬バーデンヴァイラーに大きな注目が集まっている。2勝クラスもあっさり通過できる器だが、人気が集中していて配当面の妙味は薄い。そこで、伏兵馬の複勝を狙うことにした
◎カルロスミノルは叩き2戦目だった小倉戦で3着。4コーナーでは好位にいて進路が開くのを待つぐらいの手応えで、直線は弾け切れずに3着という内容だった。
中2週のあとの中1週になるが、使っていって良くなるタイプ。坂路(栗東)でビシッと追われてきたし、さらなる上積みを見込んでいい。
ヤネは甘さがあって信頼性に乏しい亀田温心だが、同馬とのコンビでは(1.0.2.1)と結果を出している。54キロのハンデ利は大きいし、3番枠から丁寧に脚をタメ、うまく捌いてくると一発がある。
◎3番カルロスミノル
【複勝】3番(100%)
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中京12R
3歳以上1勝クラス 9月18日(土) 素質ある3歳馬注
当然のこと、ダートは不良。時計自体は速くなるだろうが、相当な雨量なので、ぬかるんで走りづらい状態になっている可能性がある。
◎ゴールドフライトは6月に阪神で初めてダートに挑戦。スピード十分に先行し、直線で突き放して10馬身差で圧勝した。1分24秒2(良)の勝ち時計は同日の1勝クラス(牝馬限定戦)と同じ。上がりは12秒3-11秒7-12秒2(36秒2)という速さだった。
夏場は休ませ、今回が秋緒戦。栗東の坂路とCWコースで入念に乗られてきた。特別に速い時計は出していないが、同馬のいつもの調整である。
ヤネは池添謙一。デビューからの5戦で手綱を取っていて、2着した実績も。前走と違って減量の恩恵はないわけで、2キロ増えて55キロになる。
中京では芝といえ2走前に大敗しているのが気になるが、流れが厳しくて気持ちが切れたか。
3歳馬で可能性を秘め、1勝クラスで通用するのは間違いない。無理せずスッと先行するような形になれば、勝ち負けに持ち込める。
◎8番ゴールドフライト
【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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