【先週の予想コメント】
【先週の予想コメント】(日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
【日曜メインレース】
阪神ジュベナイルフィリーズ
馬 連 1万2,470円
ワイド 2,580円
ワイド 620円
単 勝 560円(20%)
複 勝 190円(80%)
◎サークルオブライフ1着(3人気)
◎××でヒット
カペラS
複 勝 270円(40%)
◎オメガレインボー3着(6人気)
──────────────
中山11R
カペラステークス(GIII) 12月12日(日) 伏兵の差し馬狙い
中山のダ1200mで争われるGIII競走。
向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。4コーナーに入るところまで、下り勾配が長く続くことになる。直線に向き、残り200mからは高低差約2mの急な上り坂になっている。直線距離は308m。全体の高低差は4.5m。
土曜の競馬を見ると、3勝クラスのダ1200m戦が1分10秒4(稍)で決着。チェーンオブラブが外から追い込み切り、2着が早めに抜け出したジゲン、3着が外を伸びたヴァルキュリアだった。テンの3ハロンは34秒1と当コースにしては特別に速くはなく、12秒1-12秒1-12秒1の36秒3と上がりが速くなった。
ダ1800mのリステッド競走は、バレッティが差し切って1分51秒0(稍)でV。レースは1200m通過が1分11秒9という速い流れになり、12秒5-13秒1-13秒5の39秒1と上がりを要す競馬になった。
寒い時期で回復が遅いようだが、日曜は良になっているか。ダ1200mはコース形態の問題から良でも時計は少し速くなることがあり、極端なハイラップになるケースが少なくない。そうなると、最後の急坂で先行勢が苦しくなる。あくまで傾向だが、当レースは過去に差し馬が台頭することが多く、逃げ切りが決まった場合も差し馬が絡んでいる。
──────────────
16番枠から芝のGI馬モズスーパーフレア(高松宮記念を繰り上がりでV)がハナを奪いに出る。4番枠のダンシングプリンスは、これを行かせてマークする形を取るか。しかし、デュアリスト、ミスズグランドオー、ディサーニングら好位勢もスピードがある。
意外とすんなり隊列が決まる可能性もあるが、テン3ハロンは33秒台の中盤ぐらいの数字にはなるだろう。決め撃ち的な攻め方で、末脚に賭ける人気薄の3騎を買うことにした。
安田翔伍厩舎(栗東)の5歳馬オメガレインボーに◎を打った。
近走は末脚で勝負しているが、ズブさがあるわけでなく、3勝クラスを勝った時は逃げ切りだった。前走では稍重の武蔵野Sを3着していて、府中の軽い馬場に適性がある印象が強い。しかし、夏のエルムS(函館ダ1700m)で2着に頑張っているし、力をつけた今は力の要る馬場でも走れる。また、中山は春にダ1800mのマーチS(ハンデ54キロ)を使って4着に追い込んだ。
【日曜メインレース】
阪神ジュベナイルフィリーズ
馬 連 1万2,470円
ワイド 2,580円
ワイド 620円
単 勝 560円(20%)
複 勝 190円(80%)
◎サークルオブライフ1着(3人気)
◎××でヒット
カペラS
複 勝 270円(40%)
◎オメガレインボー3着(6人気)
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中山11R
カペラステークス(GIII) 12月12日(日) 伏兵の差し馬狙い
中山のダ1200mで争われるGIII競走。
向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。4コーナーに入るところまで、下り勾配が長く続くことになる。直線に向き、残り200mからは高低差約2mの急な上り坂になっている。直線距離は308m。全体の高低差は4.5m。
土曜の競馬を見ると、3勝クラスのダ1200m戦が1分10秒4(稍)で決着。チェーンオブラブが外から追い込み切り、2着が早めに抜け出したジゲン、3着が外を伸びたヴァルキュリアだった。テンの3ハロンは34秒1と当コースにしては特別に速くはなく、12秒1-12秒1-12秒1の36秒3と上がりが速くなった。
ダ1800mのリステッド競走は、バレッティが差し切って1分51秒0(稍)でV。レースは1200m通過が1分11秒9という速い流れになり、12秒5-13秒1-13秒5の39秒1と上がりを要す競馬になった。
寒い時期で回復が遅いようだが、日曜は良になっているか。ダ1200mはコース形態の問題から良でも時計は少し速くなることがあり、極端なハイラップになるケースが少なくない。そうなると、最後の急坂で先行勢が苦しくなる。あくまで傾向だが、当レースは過去に差し馬が台頭することが多く、逃げ切りが決まった場合も差し馬が絡んでいる。
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16番枠から芝のGI馬モズスーパーフレア(高松宮記念を繰り上がりでV)がハナを奪いに出る。4番枠のダンシングプリンスは、これを行かせてマークする形を取るか。しかし、デュアリスト、ミスズグランドオー、ディサーニングら好位勢もスピードがある。
意外とすんなり隊列が決まる可能性もあるが、テン3ハロンは33秒台の中盤ぐらいの数字にはなるだろう。決め撃ち的な攻め方で、末脚に賭ける人気薄の3騎を買うことにした。
安田翔伍厩舎(栗東)の5歳馬オメガレインボーに◎を打った。
近走は末脚で勝負しているが、ズブさがあるわけでなく、3勝クラスを勝った時は逃げ切りだった。前走では稍重の武蔵野Sを3着していて、府中の軽い馬場に適性がある印象が強い。しかし、夏のエルムS(函館ダ1700m)で2着に頑張っているし、力をつけた今は力の要る馬場でも走れる。また、中山は春にダ1800mのマーチS(ハンデ54キロ)を使って4着に追い込んだ。
今回は初のダ1200m起用。しかも、忙しい中山。それに対応すべく、ブリンカーを着用して挑む。ブリンカーは1度だけ着けたことがあり、それが昨年の武蔵野S。大外枠からダッシュ良く2番手につけ、直線で淡白に失速して13着に沈んだ。効果があるかどうかは、わからない部分が残っている。
栗東での調整は順調。1週前の金曜に岩田康誠が跨って坂路で52秒2-12秒2でビシッと追われ、今週はCWコースで終いを11秒5で伸ばした。武蔵野Sが狙った鞍ではあったろうが、ひと息入っていたわけだし、上積みがあるとみていい。
未勝利戦といえ岩田は同馬を勝利にみちびいたことがあり、中間に稽古もつけている。メリハリのついた騎乗をするジョッキー。土曜の中日新聞杯では、8番人気のショウナンバルディで逃げ切り勝ちを決めた。うまく末脚を引き出し、かつ前が苦しくなるような展開になると浮上するシーンがある。
2頭目の穴馬が石橋守厩舎(栗東)の7歳馬スマートダンディー。リステッド競走、オープン特別の上位常連で、重賞の最高はプロキオンS(6歳時)の7着になる。
ダ1400mが主戦場。3走前の中京戦は59キロを背負っての3着、2走前の阪神戦は一旦は先頭に立っての惜しい2着(クビ差)だった。府中の前走は7着に終わったが、外枠を引いたからかテンに押していき、少しハミを噛んで直線はダラダラした走りになってしまった。
◎と同様にダ1200mを走るのは初めて。そして、初ブリンカー着で臨む。使ってきていて上積みはないかもしれないが、攻めの動き自体は良かったし、“勝負を捨てる”という勝負に出て、乱戦になるとあるいは。
3頭目の穴馬が安田隆行厩舎(栗東)の6歳馬ミッキーワイルド。重賞はプロキオンS(4歳時)でアルクトスと半馬身差の2着に駆けたことがあり、久々だった府中の霜月Sは15番人気ながら3着に食い込んで力のあるところを見せた。
イメージは完全にダ1400mで、ダ1200mを走ったのは2回のみである。昨年の春に当舞台のリステッド競走を使った時は、結果が0秒5差の8着。しかし、このレースは4コーナーで前をパスできずに動けず、直線では内からぶつけられる不利があった。スムーズなら上位争いになっていたと思われる。ちなみに58キロを背負っていた。
今年の春には阪神のダ1200mを走っていて、斤量が58キロ、大外の16番枠。結果は8着だったが、中盤でガツンと引っ掛かっていて、闘争心をアピールした内容ではあった。
若い頃ほどは動かないが、久々を叩いて攻めで力強い走りを見せている。斤量が56キロというのは7走ぶり。もつれる展開になることが条件ではあるが、ハマる可能性がなくはないだろう。
△リュウノユキナはダ1200mで強く、連戦の疲れがないかだけ。※モズスーパーフレアはダート適性が高く、牝馬の56キロでも粘り込みがあっていい。
×の組。ダンシングプリンスは昨年の当レースの3着馬で、押し切り可能なスピードがある。仕上げに苦労してきた分がどうかだ。ディサーニングとミスズグランドオーは3勝クラス勝ちの競馬が強かった。3歳のデュアリストはオープンの室町Sを快勝して勢いがある。
前日の段階で、◎は6番人気、○は9番人気、▲に至っては12番人気…。いつもの穴狙いのスタイルなので、これでいい。
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◎9番オメガレインボー
○6番スマートダンディー
▲7番ミッキーワイルド
△1番リュウノユキナ
※16番モズスーパーフレア
×4番ダンシングプリンス
×14番ディサーニング
×12番ミスズグランドオー
×5番デュアリスト
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(40%)・6番(30%)・7番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
6→全通り
7→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.9→全通り(14点)
7.9→全通り(14点)
6.7→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.6→全通り(84点)
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阪神11R
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) 12月12日(日) 各馬不安を抱えて
2歳の牝馬が争うGI競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りでワンターンのコース。4コーナーの残り600mから直線残り200mまでは下り坂。そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な上り坂を上ることになる。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の10週目で、Bコース使用2週目になっている。京都が改装工事に入り、使用頻度が高くなっている阪神。内だけでなく、全体に荒れた馬場になっていて、JRAからは「向正面直線および正面直線に傷みがあります」と発表があった。
土曜の競馬を見ると、同じ芝1600m(外)で行われたリステッド競走のリゲルSが1分34秒0(良)で決着。勝ったのは外から追い込んだエアロロノアだった。1000m通過が59秒6とペースは緩めで、上がりは11秒4-11秒2-11秒8の34秒4。エアロロノアの上がりは32秒6だった。ちなみに、59キロを背負って逃げたベステンダンクが4着に残っている。
固くなっているのか思ったよりも時計は出ていて、エリカ賞(芝2000m(内))は1分59秒7の2歳レコードで決着している。ただ、このレースは流れた分でラスト1ハロンが12秒4かかった。走りやすい馬場というわけではなく、最後の1ハロンで脚を使う底力が要求される。
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過去5年の勝ち馬は、ソウルスターリング、ラッキーライラック、ダノンファンタジー、レシステンシア、ソダシ。あくまで戦前の段階での話だが、今年は完成度という点で低めの牝馬ばかりといった印象だ。馬体維持に課題あり、右回りが初めてなど、みなが何かしら不安を抱えている。
馬場は2歳の牝馬にやさしい状態ではない。上位の数頭に人気が偏っているが、伏兵馬が台頭する余地もあるだろう。
国枝栄厩舎(美浦)のサークルオブライフに◎を打った。
新潟の新馬戦こそ目立たない内容の3着だったが、中山芝1600mでの初勝利がインパクト大だった。スタートでアオッて最後方を進む形に。3コーナーを過ぎて外を楽に上がっていって、4コーナーで先頭に並んで息を入れる。直線で追われて後続をグッと離し、最後はミルコ・デムーロが手綱を抑えていた。
続いて東京芝1600mのアルテミスSは、タメる形から直線で外へ。シャドーロール着用馬で少し頭が高いところがあるが、追われてジワジワと加速し、長く伸びて差し切ってみせた。ゴールしたあと、まだ走る気十分だった点は見逃せない。余力があったということである。
その後は放牧に出され、美浦に戻ってから国枝流でウッドコースで併せ馬を熱心に積んできた。1週前も今週も3頭の真ん中で力強い走りを見せていて、仕上げに抜かりはない。輸送があるので馬体は減ってきそうだが、国枝師は「問題ない。馬が進化している」と話している。
阪神を走るのは初めてになるが、坂は克服しているし、直線の長い外回りコースは合いそう。荒れた馬場に関しても、エピファネイア×アドマイヤジャパンの配合なら適応する下地はある。時計が速すぎるよりいいかもしれない。
ミルコはずっと手綱を取ってきて、同馬のすべてをつかんでいるはず。国枝師からすれば、サトノレイナスでソダシにハナだけ負けた昨年の雪辱を晴らしたいところである。長距離輸送による影響が出ないかは鍵になるが、息の長い末脚を繰り出して戴冠するシーンがあるとみた。
相手の筆頭は、高野友和厩舎(栗東)のナミュール。超スローでのものといえ、中京芝1600mの新馬勝ちで記録したラスト2ハロンは10秒8-10秒7という速さだった。府中に遠征した赤松賞(1勝クラス)でも33秒0という速い上がりを使って差し切っている。
今回は遠征後の中2週。短期放牧に出され、速い追い切りは今週の坂路の1本になる。実戦で騎乗するクリスチャン・デムーロが跨り、追われると推進力ある大きな走りで並走馬を突き放した。馬場は重たかったが、その中でラスト1ハロン11秒8をマークしている(4ハロンは54秒0)。
木曜の計量では、前走と同じ数字の440キロだった。増えていれば良かったが、しっかりやれているあたり疲れはないのだろう。
右回りは初めて、阪神の馬場は荒れている。クリスチャンはテン乗りになるし、外の17番枠を引いた。さらにゲート内で後ろを踏ん張る感じになるのも問題になる。楽な状況ではないが、それらを克服して勝ち切るだけの素質を秘めているのは確かだ。
なお、同馬の3代母が不良馬場の中で桜花賞を逃げ切ったキョウエイマーチ。祖母の仔には先日、アメリカでブリーダーズカップディスタフを勝ったマルシュロレーヌがいる。
▲は伏兵のナムラクレア。外から突き抜けた小倉2歳Sの勝ちっぷりは圧巻で、復帰戦のファンタジーSは力んだ走りになりながら2着と崩れはしなかった。
栗東の坂路で見せる動きは爆発的。気性面からマイルが合うとは言えないが、脚力は確実に上位レベルである。叩いてガス抜きは済んだとのことで、メンコを着けて落ち着きも出たようだ。
最内の1番枠は本来なら微妙だが、思ったよりも内が走れているし、浜中俊が何か仕掛けてくる可能性がある。
△ベルクレスタはアルテミスSで少しハミを噛んで早めに先頭に立ち、サークルオブライフに差されての2着だった。攻めで動いているし、引き続きヤネが松山弘平で怖さがある。
※ステルナティーアはステルヴィオ(マイルチャンピオンシップ)の妹で、瞬発力はかなりのモノ。しっかり攻めているので心配はないかもしれないが、馬体が減っている点は少し気になる。
×の組。ウォーターナビレラは3戦3勝で負けがなく、センスの良さが魅力になる。ラブリイユアアイズは馬体を増やせない中でも結果を出してきた。スタティスティクスは初勝利の前走が着差以上に強い競馬。ダークペイジはマイルが鍵でも攻めで動いてデキはかなり良さそうだ。
前日の段階で、◎が3番人気、○が1番人気。連勝式は配当を合わせるのが難しく、結論として手広く買っていくことにした。3連単の場合、2頭を1着と2着に固定していいのかは微妙だし、そもそも絞って勝負するようなレースでもないので。崩れて大きな配当になるのを期待したい。
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◎10番サークルオブライフ
○17番ナミュール
▲1番ナムラクレア
△16番ベルクレスタ
※8番ステルナティーア
×13番ウォーターナビレラ
×11番ラブリイユアアイズ
×5番スタティスティクス
×15番ダークペイジ
【単勝】10番(20%)
【複勝】10番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
10.17→全通り(16点)
1.10→全通り(16点)
10.16→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.17→全通り(96点)
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【日曜後半レース】
中山12R
3連複 8,900円
複 勝 250円(60%)
◎アグリューム3着(4人気)
△▲◎でヒット
夙川特別
3連単 2,600円
3連複 590円
馬 連 440円
単 勝 300円(10%)
複 勝 120円(90%)
◎▲○でヒット
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中山12R
3歳以上2勝クラス 12月12日(日) 混戦で伏兵馬狙い
トリッキーな中山のマイル戦。休みがちだったり、折り合いに課題があったりで、みなが何かしら不安を抱えている。そこで、気になる伏兵馬を狙うことにした。
◎アグリュームは休みがちで、5歳馬ながらキャリアが10戦。今年の春に新潟で1勝クラスを勝ち、昇級してからは4着、5着、4着と駆けている。ハミを噛む気性で乗り難しく、折り合いをつけているうちに離されてしまうケースが少なくない。
今回はヤネが1勝クラスを勝っていた時に跨っていた菅原明良。メキメキと力をつけていて、3年目の今年は69勝を挙げ、カラテで東京新聞杯を勝った。
美浦のウッドコースを中心に熱心に乗られて仕上がりは良さそう。内の2番枠からどう乗ってくるかは読みづらいところがあるが、スムーズに力を引き出せば上位浮上のシーンがある。
○インナリオは素質ある3歳の牝馬。祖母の仔にミッキークイーン(オークス、秋華賞)がいる。気性面で若さを残すが、新潟での1勝クラス勝ちは強くて時計も速かった。あっさり連勝を決めて不思議はない。
以下、ワザモノ、グルアーブ、エクレアスピードなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
配当が合いそうなので、◎の単複に○の単を加えておいた。連勝式は手広く買っていき、崩れて大きな配当になるのを待ちたい。
◎2番アグリューム
○12番インナリオ
▲7番ワザモノ
△8番グルアーブ
※1番エクレアスピード
×10番タイキスウォード
×13番ソスピタ
×3番ドゥラモット
×4番ゲンパチアイアン
【単勝】2番(10%)・12番(30%)
【複勝】2番(60%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
2→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
2.12→全通り(11点)
2.7→全通り(11点)
2.8→全通り(11点)
1.2→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
2.12→全通り(66点)
2.12→7.10(12点)
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阪神12R
夙川特別 12月12日(日) ボックス買いで
なかなかの好メンバー。中でも2戦2勝の3歳馬レモンポップの走りは注目される。
◎ケイアイドリーは春の1勝クラス勝ちが5馬身差の圧勝。前走は7ヵ月ぶりで昇級緒戦という状況だったが、4番枠を引いたことでやむなくハナに行かせ、厳しいマークにあって最後でハナだけ交わされて2着に終わった。
栗東の坂路で好調教を披露し、反動もなく上向いている様子。13番枠を引いて内の出方を見つつポジショニングできるし、好勝負必至とみた。
○メディーヴァルは前走で1勝クラスを4コーナー先頭から快勝。1分24秒5(良)の走破時計は、当日の3勝クラスから0秒4だけ遅い数字だった。
3歳馬で体はでき切っていないようで、最終追いはポリトラックで行った。その点がどうかだが、素質は2勝クラスで通用するので。
▲レモンポップは母系からデインヒルが出ている良血のマル外馬。2歳の秋の新馬勝ち、カトレアS(オープン)勝ちは、時計といい、内容といい、相当なレベルの走りだった。
大型馬で脚元には弱さがあり、仕上げの過程は順調ではなかった。いきなりモノの違うを見せつけるかもしれないが、危うさがないとは言えない。
△ヘイセイメジャーは久々で12キロ増だった前走で、厳しい競馬になりながらハナ+ハナ差の3着に伸びた。上積みは十分だし、阪神のダ1400mなら簡単には崩れない。
他にも気になる勢力はいるが、配当が合わなくなるので馬券的にはここで線を引く。連勝式は上記4頭のボックスで攻めたい。
◎13番ケイアイドリー
○16番メディーヴァル
▲3番レモンポップ
△8番ヘイセイメジャー
※10番オメガエリタージュ
×14番ダイメイコスモス
×1番メイショウオーギシ
×9番ポンペイワーム
×11番フォークテイル
【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(90%)
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【馬連&ワイド】(ボックス)
3.8.13.16
【馬連&ワイド】(ボックス)
3.13.16
【馬連&ワイド】
3-13・13-16
──────────────
【3連複】(ボックス)
3.8.13.16(4点)
【3連複】
3-13-16(1点)
──────────────
【3連単】(ボックス)
3.8.13.16(24点)
【3連単】(ボックス)
3.13.16(6点)
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中京11R
知立ステークス 12月12日(日) 混戦で伏兵馬狙い
フルゲートの18頭立て。中京の芝は冬場で特別に速い状態でなく、コースの起伏が激しいこともあってタフさが要求される。人気は割れているし、難解な一戦。そこで、気になる伏兵馬に期待することにした。
◎ショウナンアリアナは現級で2着2回、3着が3回ある5歳の牝馬。新潟の前走は、内を突いてのアタマ+ハナ差の3着だった。また、昨年の夏には、オープンに挑戦してハンデ50キロで4着に健闘している。
中京は1走のみで、内が有利な速い馬場の中で外から6着には伸びていた(自身の上がりは33秒8)。除外があったがデキは良さそうだし、5番枠からうまく捌いてくると穴を開けるシーンがある。
○メイショウミモザは昨年の9月に当舞台を走り、カレンモエと1馬身1/4差の2着に駆けた。何か地味な存在になってしまったが、久々だった阪神戦で0秒4差の5着と大きく負けていないし、中間の攻めで動いて叩いた上積みは大きい。
外の15番枠を引いていて、うまくスタートを決め、内に寄せることができるといい。人気がないので妙味あり。
▲シャドウブロッサムは1400mを使って結果を出してきていて、ただ、道中は行きたがって抑えるのに苦労している。中京の芝1200mは2馬身差で1勝クラスを快勝した舞台。折り合うと上位浮上がある。
以下はスティクス、スワーヴシャルル、ノクターンノーツなどで、とても印が回り切らない。
連勝式は◎○▲の3頭で攻めて高配当馬券を狙っていく。
◎5番ショウナンアリアナ
○15番メイショウミモザ
▲12番シャドウブロッサム
△7番スティクス
※17番スワーヴシャルル
×16番ノクターンノーツ
×2番グッドジュエリー
×6番フォイアーロート
×13番レノーア
【単勝】5番(10%)・15番(10%)
【複勝】5番(40%)・15番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
15→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.15→全通り(16点)
5.12→全通り(16点)
12.15→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.15→全通り(96点)
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中京12R
名古屋日刊スポーツ杯 12月12日(日) 3歳の素質馬に注目を
4歳以上の勢力が弱いわけではないが、将来性ある3歳馬の名前が見え、そちらを中心に攻めることにした。
◎ルージュメサージュは3歳の牝馬で、小倉の重で初勝利を挙げ、中京の重で1勝クラスを勝って連勝を決めた。特に小倉ではラスト1ハロン11秒5をマークしている。
まだ固まっていなのか間隔を開けつつ使われていて、今回も栗東に戻ってから時計を出したの2本。ただ、牧場でも乗っているようで、陣営は「ずいぶんと良くなった」と話している。
道悪で勝ってきたが、良馬場だとさらに切れそう。2勝クラスが壁になる器ではなく、3連勝を決めるシーンがあっていい。
○タイフォンは3歳の男馬。気性が若く、トモも甘くて完成前だが、福島での1勝クラス勝ちは異様な強さだった。後方追走から外をマクッて直線で楽な手応えのまま抜け出し、最後はヤネが抑えていた。
折り合いが取れなかった時の怖さはあるが、素質的には◎と五分。西村淳也は前走で同馬をつかんだだろうし、再度の好走に期待したい。
▲アナゴサンも3歳世代で、当舞台では春に3歳限定のリステッド競走を2着している。福島での1勝クラス勝ちは渋太かったし、流れに乗って抵抗を見せるはず。
以下はルヴェルソー、マリノソフィア、ダディーズトリップなど。
通常と少し変え、【単勝】と【ワイド】を一緒にして配分を示している。連勝式はうまく崩れて大きな配当になってくれると理想的。
◎9番ルージュメサージュ
○6番タイフォン
▲10番アナゴサン
△3番ルヴェルソー
※5番マリノソフィア
×1番ダディーズトリップ
×8番ビートザウイングス
×4番メイショウボサツ
×12番ダノングレーター
【単勝】9番(30%)・6番(30%)
【ワイド】6-9(40%)
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
6.9→全通り(10点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.6→全通り(60点)
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【土曜メインレース】
中日新聞杯
ワイド 2万6,870円
ワイド 2,790円
複 勝 590円(40%)
シゲルピンクダイヤ3着(10人気)
リゲルS
3連単 4,130円
3連複 940円
ワイド 260円(80%)
複 勝 140円(80%)
○▲◎でヒット
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中山11R
師走ステークス(L) 12月11日(土) ムラ馬多いハンデ戦
中山のダ1800mで争われるリステッド競走。
正面の直線入り口からのスタート、コーナーは4つ。スタートして少し行き、残り200mのハロン棒から坂を上ることになる。坂は1コーナー部分まで続き、向正面に入ったところから200mほどが急な下り坂で、そのあとはゆるやかな下り勾配になっている。4コーナーからは平坦で、直線に向いて残り200mから勾配が約2mという急坂を上ることになる。直線距離は308m。全体の高低差は4.5m。
先週のダ1800mの競馬を見ると、まず2勝クラスが1分53秒1(良)で決着。ウィリアムバローズが2番手追走から4コーナーで先頭に立ち、直線で突き放して7馬身差で圧倒した。2着は勝負どころからマクる感じで上がってきたダイワドノヴァンで、走破時計は1分54秒2。3着は外から追い込んだゴールドフレームだった。1000m通過は62秒8で、上がりは12秒7-12秒3-13秒0の38秒0。
3勝クラスは中位のインを追走していたブランクチェックが直線で少し外に出すと、一気に伸びて抜けて圧勝。着差は5馬身で、勝ち時計は1分51秒9(良)だった。2着は好位追走から直線で先頭に並んだノーブルシルエットで、走破時計は1分52秒8。3着は内めを割って差し込んだヴォワドアンジェだった。1000m通過は61秒6で、上がりは12秒5-12秒7-12秒8の38秒0。
なお、土曜は稍重ではじまり、6Rから良になった。上に挙げた2つのレースは日曜のものである。どちらも極端な競馬になっていて、2着馬の走破時計が速いわけではない。1勝クラスのダ1200m戦でラスト1ハロンが13秒6かかるレースがあったし、冬場の中山らしく、乾燥してタフな状態である。
今週は金曜の夕方の時点で稍重。当日は良に回復しているか。いずれにせよ、パワーとスタミナが要求される状況になっているだろう。
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フルゲートの16頭立て、ハンデ戦で上下差は5キロ。昇級馬が1頭いて、残る15頭の前走を見ると、馬券に絡んでいるのが1頭(3着)のみで、2ケタ着順になる馬が10頭もいる。レベルが低いというわけではなく、ムラなタイプが多いという印象。なかなかやっかいな一戦だ。
唯一の3歳馬である和田勇介厩舎(美浦)のメイショウムラクモ(55キロ)に◎を打った。
福島での2勝クラス勝ちが7馬身差、続く新潟でのレパードS(GIII)勝ちが3馬身差。どちらも結果的には完勝だったが、道中で制御不能に近いぐらいになるほど行きたがるシーンがあり、気性の若さを見せてのものだった。
阪神のみやこSは初の古馬との手合わせ。中団に控えて折り合いがつき、直線でジリジリと脚を使っての5着だった。勝ったメイショウハリオはチャンピオンズカップで7着と上々の走りを見せ、3着(◎と0秒3差)だったアナザートゥルースがチャンピオンズカップで3着に食い込んでいる。
競馬らしい競馬になったことを成長と見るのか、おとなしすぎたととらえた方がいいのか、まだ結論は出せない。
中間は美浦でウッドコースと坂路を併用して熱心な調整ぶり。しっかりと併せ馬ができているし、西へ遠征した疲れはなさそうだ。
ポイントは手替わり。柴田善臣がじっくりと競馬を教えてきたところで、今回は頸椎椎間板ヘルニアのために騎乗することができなくなった。代役を務めるのは田辺裕信。気難しい同馬をテン乗りで御さないといけないが、最終追いで跨って感触はつかんでいるはずで、実戦でもうまく誘導してもらいたいところだ。
若さが残る分、本格化した時への期待が大きいメイショウムラクモ。中山のダ1800mは(2.1.1.1)でタフな砂でも問題ないし、折り合ってスムーズな競馬ができれば古馬を撃破するシーンがある。
高野友和厩舎(栗東)の4歳牝馬ハギノリュクスも気になる存在。
馬体の維持が難しくて苦労してきたが、春に転厩してからは3戦すべて474キロで走り、阪神のダ1800mで3勝クラスをクリアした。
勝ちっぷりはというと、離れた3番手の追走から直線で早めに先頭に立って押し切るというもの。ラスト1ハロンが13秒7もかかっていて、力任せの競馬だった。当日の馬場を考えると、1分51秒9(良)の時計は評価できる。
長距離輸送がある今回は馬体が減るかもしれないが、攻めでビシビシとやれているのはいい。中山は同馬にとってタフなコースだが、やはりタフな阪神で結果を出したわけだし、最軽量の52キロで揉まれずに運ぶと一発がある。馬場が軽くなるのが理想ではあった。
▲ペオース(54キロ)も穴で気になる西の4歳馬。去勢明けで14キロ減だった復帰戦(東京ダ2100m)は11着に終わったが、積極的に乗られての結果で、1800mを1分50秒6で通過している。悪い走りではなかった。
こちらもハギノリュクスと同じで軽い馬場が良かったが、叩いて攻めを強化してきた点は見逃せない。除外が続いた分をうまく対処できていれば。
△アッシェンプッテル(53キロ)は末脚堅実な牝馬。ただ、パサパサの良馬場は、走れなくはなくても得意ではない。
※デュードヴァン(55キロ)も末脚が武器で、モタれる面を出さないかが問題になる。
×の組は、アメリカンシード(56キロ)はスピード的には上位で、鼻出血明けになる分がどうか。ネオブレイブ(54キロ)は追い込み一手で乱戦待ち。バーナードループ(55キロ)は潜在能力が高く、ノドを手術したことがいい方向に出れば。レピアーウィット(57キロ)は前走が枠内駐立不良で、重賞勝ちのある中山で変わり身があっていい。
印が回らなかった中にも侮れない勢力がいる。冒頭にも書いたが、ムラで不安定なタイプが多い分で波乱含み。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。手広くと言っても3連単は84点。総点数は3,360点である。
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◎4番メイショウムラクモ
○12番ハギノリュクス
▲11番ペオース
△7番アッシェンプッテル
※1番デュードヴァン
×9番アメリカンシード
×5番ネオブレイブ
×6番バーナードループ
×15番レピアーウィット
【単勝】4番(20%)
【複勝】4番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
12→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.12→全通り(14点)
4.11→全通り(14点)
11.12→全通り(14点)
4.7→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
4.12→全通り(84点)
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中京11R
中日新聞杯(GIII) 12月11日(土) ハンデ戦で穴馬狙い
中京の芝2000mで争われるGIII競走。
正面直線からのスタート、コーナーは4つ。スタート地点は上り坂。1回目のゴール板を過ぎ、向正面の半ばまで緩やかな上り勾配になっている。そこから直線入り口までは750mほどの長い下り坂。直線の残り340m~残り240mは高低差約2m(勾配約2.0%)の急な上り坂で、ラストの240mはほぼ平坦である。直線距離は412.5m。全体の高低差は3.5メートル。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。先週の芝2000mの競馬を見ると、1勝クラスが2分00秒9(良)で決着。3コーナーを過ぎて外から楽に上がってきたビッグリボンが直線でしっかりと伸びて勝ち切った。2着は外から差したテリオスマナで、3着は大外から追い込んだシンシアリダーリンだった。1000m通過は60秒8で、上がりは11秒8-11秒5-12秒2の35秒5。
特別に速い馬場という印象ではないが、スローで流れた2勝クラスの芝1600m戦が11秒2-11秒4-11秒4の34秒0という速い上がりになっている(勝ち時計は1分35秒1)。
週全体ではラスト1ハロンが少しかかって外めからの差しが決まるケースが多かったが、内から抜けてくることもあったし、大きな内外の差はなかったように感じた。先行馬は劣勢で、ただ、今週もそうなると思い込んでしまうのは危険だろう。
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フルゲートの18頭立て、ハンデ戦で上下差は4.5キロ。重賞勝ち馬が7頭いて、ハンデ56.5キロ以上が6頭いるから悪いメンバーではない。ただ、全体を見ると、やはり難解という印象。中京は難しいコースだし、先行馬が少なくてジョッキーたちがどう考えて乗ってくるのか読みづらい。
穴狙いに徹して、尾形和幸厩舎(美浦)の4歳馬ヤシャマルに◎を打った。
3代母がエリザベス女王杯(牝馬三冠最終戦の時代)を勝ったタレンティドガール。その母チヨダマサコは、ニッポーテイオー(天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ、安田記念)も出している。渋い印象もあるが、底力に富んだ母系だ。
ヤシャマル自身は今年の初めから3連勝してオープン入り。9月の新潟記念(ハンデ54キロ)では、存分に見せ場をつくって0秒1差の4着に奮闘している。続くオクトーバーSは7着。外の15番枠でゲートが悪く、流れに乗り損ねて走りにも活気がなかった。直線で脚は見せたが、新潟記念を走ったあとで放牧に出していたので、気が抜けていたのかもしれない。
中間は坂路で意欲的に乗り込んできた。これまではウッドコースでも時計を出していたので、その点が気にならなくもないが、併せ馬を重ねて速い時計も出ているから問題はないだろう。ブリンカーを着けて追っていて、陣営によると効果は大きいようだ。
ブリンカーは実戦でも着用する。ハンデは54キロ。丹内祐次はテン乗りになるが、1週前追い切りで跨っている。未経験でも中京コースは合いそうだし、混戦の追い比べになると穴を開けるシーンがあっていい。
渡辺薫彦厩舎(栗東)の5歳牝馬シゲルピンクダイヤ(54キロ)も伏兵馬として気になる存在。
伏兵といっても昨年の当レースの2着馬(ハンデは54キロ)。直線で堂々と先頭に立ち、最後で内からボッケリーニにクビだけ交わされた。ボッケリーニは今年も出走するが、昨年のハンデが55キロで、今年は57.5キロとなっている。2.5キロも差が開いた。
GIの実績を見ると、桜花賞2着、秋華賞3着、ヴィクトリアマイル5着(グランアレグリアが圧勝し、2着とは0秒1差)。本来なら主力視されるべきである。
2走前のクイーンSでは内にササッて10着、前走の府中牝馬Sは右にモタれて10着。これで一気に人気を落とすことになった。
今回はモタれる対策としてハミをジェーンビットに換えるとのこと。これで追走がスムーズになり、直線で真っすぐに走ると上位浮上が可能になる。ヤネは昨年と同じで和田竜二。
▲ディアマンミノル(54キロ)と△プレシャスブルー(55キロ)は追い込み一手だが、ハマると長く脚を使ってくる。
※ボッケリーニはトップハンデの57.5キロがどうかだけ。復帰戦のアンドロメダSを2着し、中2週でも攻めの動きは良化している。連覇があっても。
×の組は、ラストドラフト(57キロ)は一昨年にハンデ55キロで当レースをアタマ差の2着。抜け出してソラをつかわなければ勝っていた。アドマイヤビルゴ(56キロ)はレースぶりが安定してきて、あとは最後の詰め。ショウナンバルディ(55キロ)は昨年の当レース(54キロ)を力んだ走りになりながら4着している。キングオブコージ(57キロ)は骨折明けを叩き、目黒記念勝ちの実力を見直したい。
他にも印を打たないといけない勢力が複数頭いる。ハンデ戦らしい混戦…。◎と○が人気薄ということもあり、連勝式は手広く買っていきたい。3連単の点数は96点。4,896通りある中でのものであり、“手広く”と表現するのは適切でないとも言える。なお、前日の段階で、人気は異常な割れ方だ。
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◎13番ヤシャマル
○9番シゲルピンクダイヤ
▲12番ディアマンミノル
△17番プレシャスブルー
※10番ボッケリーニ
×5番ラストドラフト
×3番アドマイヤビルゴ
×2番ショウナンバルディ
×16番キングオブコージ
【単勝】13番(10%)・9番(10%)
【複勝】13番(40%)・9番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
9.13→全通り(16点)
12.13→全通り(16点)
13.17→全通り(16点)
10.13→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.9→全通り(96点)
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【土曜後半レース】
中山12R
馬 連 1,070円
複 勝 220円(90%)
◎ヒューマンコメディ2着(6人気)
阪神12R
複 勝 190円(80%)
◎メッザノッテ3着(3人気)
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中山12R
3歳以上2勝クラス 12月11日(土) 牝馬戦で伏兵馬狙い
中山の芝2000mは高速馬場でない場合はタフな舞台。牝馬同士の戦いになり、伏兵馬を狙うことにした。
◎ヒューマンコメディは3代母が秋華賞を勝ち、続くジャパンカップでシングスピールとハナ差の2着に好走したファビュラスラフイン。6月に札幌芝2000mで1勝クラスをクリアし、中山芝1800mの前走で52キロのハンデながら2着とアタマ差の3着に駆けている。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからは熱心な調整ぶり。大型牝馬、冬場とあって造るのが難しそうだが、陣営は「いい状態に仕上がった」と話している。
前2走はヤネが乗れない若手の秋山稔樹で、スムーズさを欠く誘導ぶりだった。田辺裕信への乗り替わりは大きなプラス材料で、別定の55キロでも互角にやれて不思議はない。
○ウインメルシーは右回りだとモタれるところがあるが、力をつけているし、剛腕の横山武史が伸ばしてくるかも。
▲はソダシが勝った桜花賞で見せ場をつくって7着だった3歳のストゥーティで、以下、警戒が必要な勢力が多くいる。
◎6番ヒューマンコメディ
○10番ウインメルシー
▲4番ストゥーティ
△5番クロスセル
※1番ガロシェ
×9番セナリスト
×2番カサーレ
×8番ローゼライト
×7番ウインルーア
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(36点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(48点)
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阪神11R
リゲルステークス(L) 12月11日(土) ◎○が一応は上位
ちとインパクトに欠けるメンバー。阪神は開催10週目に突入し、荒れている馬場も気になるところである。
◎レッドガランはリステッド競走を1勝し、3着が4回。昨年の当レースは0秒2差の3着だった。復帰後の2走でも57キロを背負って、3着(0秒3差)、4着(0秒1)と崩れなく上位を争っている。
栗東での乗り込みは意欲的で、1週前にCWコースで大外を回って64秒台-12秒級をマークすると、今週はラスト1ハロンを10秒9で上がってきた。デキはかなり良さそうだ。
斎藤新は3戦連続の騎乗になり、攻めもつけている。運動神経が悪い感じで信頼は置けないが、自然と好位で流れに乗れそうなメンバーになったし、普通にソツなく立ち回ってくれば勝ち負けになるだろう。荒れた馬場は水準にはこなす。
○エアロロノアは3連勝してオープン入りしたあとが5着、7着、5着。いずれも着差は大きくない。良血馬で人気が先行している嫌いはあるが、確実に脚を使ってくる。
栗東の坂路とCWコースで攻めは熱心。岩田望来はテン乗りになるが、しっかりと伸ばしてもらいたいところだ。荒れた馬場も対応できなくはないだろう。
◎も○も力があって簡単には崩れないが、ワンパンチ足りないという感じもある。12頭立てで切り捨てていい勢力はいないし、連勝式は手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいくことにした。
◎5番レッドガラン
○4番エアロロノア
▲7番クラヴァシュドール
△9番ガゼボ
※3番ベレヌス
×2番エングレーバー
×12番ラセット
×1番デュープロセス
×8番ベステンダンク
【単勝】5番(20%)
【複勝】5番(80%)
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【馬連】4-5(20%)
【ワイド】4-5(80%)
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.5→全通り(10点)
【3連複】
4-5-7・2-4-5.4-5-12(3点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.4→全通り(60点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.4→2.7(12点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.4→7(6点)
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阪神12R
3歳以上1勝クラス 12月11日(土) ヒモ荒れ狙いで
最下級条件のダ1200m戦。弱点を抱えている馬ばかりといった印象で、人気どころからヒモ荒れを狙っていきたい。
◎メッザノッテは阪神ダ1400mの前走が7着といっても好内容。大外14番枠から外を走らせ、コーナーではスイッチが入って前に行く形に。直線で早めに先頭に立ち、残り100mのあたりまで頑張っていた。1200mを1分12秒0で通過している。
もともと中京ダ1200mでの初勝利が強かったし、6ハロンでスピードを活かすのがいいのだろう。連闘になるし、テン乗りの岩田望来に強引すぎる乗り方をされるとイヤなところがあるが、立ち回り次第で勝ち負けになる。
○ランランウイングは夏に札幌ダ1000mで上がり35秒2の末脚を駆使して2着に追い込んでいる。前走の8着は右にモタれてまったく競馬にならず。今回はブリンカーを外して待機策に徹するとのことで、この賭けがハマる可能性がある。
▲メイショウミチノクは9月に中京ダ1200mで1分11秒8(良)の2着。ズブくてなかなか本気で走ってくれないが、坂路で動くし、脚力は上位と言える。リフレッシュ放牧の効果で前向きに走れば。
他にも軽視できない勢力がいるが、◎から○と▲を狙う形で。あと、3連複は○-▲のタテ目を買っておきたい。
◎9番メッザノッテ
○5番ランランウイング
▲6番メイショウミチノク
△13番シゲルフタゴザ
※10番メイショウカイト
×3番ランスオブミューズ
×4番スズカサウスソング
×8番シゲルリジ
×2番ベンガン
【単勝】9番(20%)
【複勝】9番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.9→全通り(11点)
6.9→全通り(11点)
5.6→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.5→全通り(66点)
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中京12R
豊川特別 12月11日(土) 上昇馬狙いで
混戦レース、人気も見事に割れている。1勝クラスを勝ち上がってきた勢力が2頭いて、その上昇度がある2騎を狙うことにした。
◎コスモノアゼットは気持ちが強すぎるところがあり、“短距離の差し”に活路を求めて結果を出すようになった。1勝クラス勝ちは東京ダ1300m。やはり道中で行きたがる面を見せていたが、それでも直線でグッと伸びて勝ち切っている。
3歳馬でまだ成長してくるはず。2勝クラスのダ1200mなら折り合いはつけやすいはずで、タメが利くと末脚発揮のシーンがある。
○マヒオレは休養を挟んで未勝利と1勝クラスを連勝した3歳馬。まだ体ができ切っていない感じで、昇級して坂のある中京というのは楽な条件でない。ただ、気性面では成長していて、少しタメて乗るイメージで終いを残せると一発も。
以下はジェットマックス、カーテンコール、レディオマジックなど。波乱含みの一戦である。
◎12番コスモノアゼット
○11番マヒオレ
▲13番ジェットマックス
△10番カーテンコール
※2番レディオマジック
×3番ミエノワールド
×6番コパシーナ
×5番ビートマジック
×4番セントクリーガー
【単勝】12番(10%)・11番(10%)
【複勝】12番(50%)・11番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.12→全通り(13点)
12.13→全通り(13点)
11.13→全通り(13点)
10.12→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
12.11→全通り(78点)
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栗東での調整は順調。1週前の金曜に岩田康誠が跨って坂路で52秒2-12秒2でビシッと追われ、今週はCWコースで終いを11秒5で伸ばした。武蔵野Sが狙った鞍ではあったろうが、ひと息入っていたわけだし、上積みがあるとみていい。
未勝利戦といえ岩田は同馬を勝利にみちびいたことがあり、中間に稽古もつけている。メリハリのついた騎乗をするジョッキー。土曜の中日新聞杯では、8番人気のショウナンバルディで逃げ切り勝ちを決めた。うまく末脚を引き出し、かつ前が苦しくなるような展開になると浮上するシーンがある。
2頭目の穴馬が石橋守厩舎(栗東)の7歳馬スマートダンディー。リステッド競走、オープン特別の上位常連で、重賞の最高はプロキオンS(6歳時)の7着になる。
ダ1400mが主戦場。3走前の中京戦は59キロを背負っての3着、2走前の阪神戦は一旦は先頭に立っての惜しい2着(クビ差)だった。府中の前走は7着に終わったが、外枠を引いたからかテンに押していき、少しハミを噛んで直線はダラダラした走りになってしまった。
◎と同様にダ1200mを走るのは初めて。そして、初ブリンカー着で臨む。使ってきていて上積みはないかもしれないが、攻めの動き自体は良かったし、“勝負を捨てる”という勝負に出て、乱戦になるとあるいは。
3頭目の穴馬が安田隆行厩舎(栗東)の6歳馬ミッキーワイルド。重賞はプロキオンS(4歳時)でアルクトスと半馬身差の2着に駆けたことがあり、久々だった府中の霜月Sは15番人気ながら3着に食い込んで力のあるところを見せた。
イメージは完全にダ1400mで、ダ1200mを走ったのは2回のみである。昨年の春に当舞台のリステッド競走を使った時は、結果が0秒5差の8着。しかし、このレースは4コーナーで前をパスできずに動けず、直線では内からぶつけられる不利があった。スムーズなら上位争いになっていたと思われる。ちなみに58キロを背負っていた。
今年の春には阪神のダ1200mを走っていて、斤量が58キロ、大外の16番枠。結果は8着だったが、中盤でガツンと引っ掛かっていて、闘争心をアピールした内容ではあった。
若い頃ほどは動かないが、久々を叩いて攻めで力強い走りを見せている。斤量が56キロというのは7走ぶり。もつれる展開になることが条件ではあるが、ハマる可能性がなくはないだろう。
△リュウノユキナはダ1200mで強く、連戦の疲れがないかだけ。※モズスーパーフレアはダート適性が高く、牝馬の56キロでも粘り込みがあっていい。
×の組。ダンシングプリンスは昨年の当レースの3着馬で、押し切り可能なスピードがある。仕上げに苦労してきた分がどうかだ。ディサーニングとミスズグランドオーは3勝クラス勝ちの競馬が強かった。3歳のデュアリストはオープンの室町Sを快勝して勢いがある。
前日の段階で、◎は6番人気、○は9番人気、▲に至っては12番人気…。いつもの穴狙いのスタイルなので、これでいい。
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◎9番オメガレインボー
○6番スマートダンディー
▲7番ミッキーワイルド
△1番リュウノユキナ
※16番モズスーパーフレア
×4番ダンシングプリンス
×14番ディサーニング
×12番ミスズグランドオー
×5番デュアリスト
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(40%)・6番(30%)・7番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
6→全通り
7→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.9→全通り(14点)
7.9→全通り(14点)
6.7→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.6→全通り(84点)
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阪神11R
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) 12月12日(日) 各馬不安を抱えて
2歳の牝馬が争うGI競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りでワンターンのコース。4コーナーの残り600mから直線残り200mまでは下り坂。そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な上り坂を上ることになる。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の10週目で、Bコース使用2週目になっている。京都が改装工事に入り、使用頻度が高くなっている阪神。内だけでなく、全体に荒れた馬場になっていて、JRAからは「向正面直線および正面直線に傷みがあります」と発表があった。
土曜の競馬を見ると、同じ芝1600m(外)で行われたリステッド競走のリゲルSが1分34秒0(良)で決着。勝ったのは外から追い込んだエアロロノアだった。1000m通過が59秒6とペースは緩めで、上がりは11秒4-11秒2-11秒8の34秒4。エアロロノアの上がりは32秒6だった。ちなみに、59キロを背負って逃げたベステンダンクが4着に残っている。
固くなっているのか思ったよりも時計は出ていて、エリカ賞(芝2000m(内))は1分59秒7の2歳レコードで決着している。ただ、このレースは流れた分でラスト1ハロンが12秒4かかった。走りやすい馬場というわけではなく、最後の1ハロンで脚を使う底力が要求される。
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過去5年の勝ち馬は、ソウルスターリング、ラッキーライラック、ダノンファンタジー、レシステンシア、ソダシ。あくまで戦前の段階での話だが、今年は完成度という点で低めの牝馬ばかりといった印象だ。馬体維持に課題あり、右回りが初めてなど、みなが何かしら不安を抱えている。
馬場は2歳の牝馬にやさしい状態ではない。上位の数頭に人気が偏っているが、伏兵馬が台頭する余地もあるだろう。
国枝栄厩舎(美浦)のサークルオブライフに◎を打った。
新潟の新馬戦こそ目立たない内容の3着だったが、中山芝1600mでの初勝利がインパクト大だった。スタートでアオッて最後方を進む形に。3コーナーを過ぎて外を楽に上がっていって、4コーナーで先頭に並んで息を入れる。直線で追われて後続をグッと離し、最後はミルコ・デムーロが手綱を抑えていた。
続いて東京芝1600mのアルテミスSは、タメる形から直線で外へ。シャドーロール着用馬で少し頭が高いところがあるが、追われてジワジワと加速し、長く伸びて差し切ってみせた。ゴールしたあと、まだ走る気十分だった点は見逃せない。余力があったということである。
その後は放牧に出され、美浦に戻ってから国枝流でウッドコースで併せ馬を熱心に積んできた。1週前も今週も3頭の真ん中で力強い走りを見せていて、仕上げに抜かりはない。輸送があるので馬体は減ってきそうだが、国枝師は「問題ない。馬が進化している」と話している。
阪神を走るのは初めてになるが、坂は克服しているし、直線の長い外回りコースは合いそう。荒れた馬場に関しても、エピファネイア×アドマイヤジャパンの配合なら適応する下地はある。時計が速すぎるよりいいかもしれない。
ミルコはずっと手綱を取ってきて、同馬のすべてをつかんでいるはず。国枝師からすれば、サトノレイナスでソダシにハナだけ負けた昨年の雪辱を晴らしたいところである。長距離輸送による影響が出ないかは鍵になるが、息の長い末脚を繰り出して戴冠するシーンがあるとみた。
相手の筆頭は、高野友和厩舎(栗東)のナミュール。超スローでのものといえ、中京芝1600mの新馬勝ちで記録したラスト2ハロンは10秒8-10秒7という速さだった。府中に遠征した赤松賞(1勝クラス)でも33秒0という速い上がりを使って差し切っている。
今回は遠征後の中2週。短期放牧に出され、速い追い切りは今週の坂路の1本になる。実戦で騎乗するクリスチャン・デムーロが跨り、追われると推進力ある大きな走りで並走馬を突き放した。馬場は重たかったが、その中でラスト1ハロン11秒8をマークしている(4ハロンは54秒0)。
木曜の計量では、前走と同じ数字の440キロだった。増えていれば良かったが、しっかりやれているあたり疲れはないのだろう。
右回りは初めて、阪神の馬場は荒れている。クリスチャンはテン乗りになるし、外の17番枠を引いた。さらにゲート内で後ろを踏ん張る感じになるのも問題になる。楽な状況ではないが、それらを克服して勝ち切るだけの素質を秘めているのは確かだ。
なお、同馬の3代母が不良馬場の中で桜花賞を逃げ切ったキョウエイマーチ。祖母の仔には先日、アメリカでブリーダーズカップディスタフを勝ったマルシュロレーヌがいる。
▲は伏兵のナムラクレア。外から突き抜けた小倉2歳Sの勝ちっぷりは圧巻で、復帰戦のファンタジーSは力んだ走りになりながら2着と崩れはしなかった。
栗東の坂路で見せる動きは爆発的。気性面からマイルが合うとは言えないが、脚力は確実に上位レベルである。叩いてガス抜きは済んだとのことで、メンコを着けて落ち着きも出たようだ。
最内の1番枠は本来なら微妙だが、思ったよりも内が走れているし、浜中俊が何か仕掛けてくる可能性がある。
△ベルクレスタはアルテミスSで少しハミを噛んで早めに先頭に立ち、サークルオブライフに差されての2着だった。攻めで動いているし、引き続きヤネが松山弘平で怖さがある。
※ステルナティーアはステルヴィオ(マイルチャンピオンシップ)の妹で、瞬発力はかなりのモノ。しっかり攻めているので心配はないかもしれないが、馬体が減っている点は少し気になる。
×の組。ウォーターナビレラは3戦3勝で負けがなく、センスの良さが魅力になる。ラブリイユアアイズは馬体を増やせない中でも結果を出してきた。スタティスティクスは初勝利の前走が着差以上に強い競馬。ダークペイジはマイルが鍵でも攻めで動いてデキはかなり良さそうだ。
前日の段階で、◎が3番人気、○が1番人気。連勝式は配当を合わせるのが難しく、結論として手広く買っていくことにした。3連単の場合、2頭を1着と2着に固定していいのかは微妙だし、そもそも絞って勝負するようなレースでもないので。崩れて大きな配当になるのを期待したい。
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◎10番サークルオブライフ
○17番ナミュール
▲1番ナムラクレア
△16番ベルクレスタ
※8番ステルナティーア
×13番ウォーターナビレラ
×11番ラブリイユアアイズ
×5番スタティスティクス
×15番ダークペイジ
【単勝】10番(20%)
【複勝】10番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
10.17→全通り(16点)
1.10→全通り(16点)
10.16→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.17→全通り(96点)
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【日曜後半レース】
中山12R
3連複 8,900円
複 勝 250円(60%)
◎アグリューム3着(4人気)
△▲◎でヒット
夙川特別
3連単 2,600円
3連複 590円
馬 連 440円
単 勝 300円(10%)
複 勝 120円(90%)
◎▲○でヒット
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中山12R
3歳以上2勝クラス 12月12日(日) 混戦で伏兵馬狙い
トリッキーな中山のマイル戦。休みがちだったり、折り合いに課題があったりで、みなが何かしら不安を抱えている。そこで、気になる伏兵馬を狙うことにした。
◎アグリュームは休みがちで、5歳馬ながらキャリアが10戦。今年の春に新潟で1勝クラスを勝ち、昇級してからは4着、5着、4着と駆けている。ハミを噛む気性で乗り難しく、折り合いをつけているうちに離されてしまうケースが少なくない。
今回はヤネが1勝クラスを勝っていた時に跨っていた菅原明良。メキメキと力をつけていて、3年目の今年は69勝を挙げ、カラテで東京新聞杯を勝った。
美浦のウッドコースを中心に熱心に乗られて仕上がりは良さそう。内の2番枠からどう乗ってくるかは読みづらいところがあるが、スムーズに力を引き出せば上位浮上のシーンがある。
○インナリオは素質ある3歳の牝馬。祖母の仔にミッキークイーン(オークス、秋華賞)がいる。気性面で若さを残すが、新潟での1勝クラス勝ちは強くて時計も速かった。あっさり連勝を決めて不思議はない。
以下、ワザモノ、グルアーブ、エクレアスピードなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
配当が合いそうなので、◎の単複に○の単を加えておいた。連勝式は手広く買っていき、崩れて大きな配当になるのを待ちたい。
◎2番アグリューム
○12番インナリオ
▲7番ワザモノ
△8番グルアーブ
※1番エクレアスピード
×10番タイキスウォード
×13番ソスピタ
×3番ドゥラモット
×4番ゲンパチアイアン
【単勝】2番(10%)・12番(30%)
【複勝】2番(60%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
2→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
2.12→全通り(11点)
2.7→全通り(11点)
2.8→全通り(11点)
1.2→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
2.12→全通り(66点)
2.12→7.10(12点)
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阪神12R
夙川特別 12月12日(日) ボックス買いで
なかなかの好メンバー。中でも2戦2勝の3歳馬レモンポップの走りは注目される。
◎ケイアイドリーは春の1勝クラス勝ちが5馬身差の圧勝。前走は7ヵ月ぶりで昇級緒戦という状況だったが、4番枠を引いたことでやむなくハナに行かせ、厳しいマークにあって最後でハナだけ交わされて2着に終わった。
栗東の坂路で好調教を披露し、反動もなく上向いている様子。13番枠を引いて内の出方を見つつポジショニングできるし、好勝負必至とみた。
○メディーヴァルは前走で1勝クラスを4コーナー先頭から快勝。1分24秒5(良)の走破時計は、当日の3勝クラスから0秒4だけ遅い数字だった。
3歳馬で体はでき切っていないようで、最終追いはポリトラックで行った。その点がどうかだが、素質は2勝クラスで通用するので。
▲レモンポップは母系からデインヒルが出ている良血のマル外馬。2歳の秋の新馬勝ち、カトレアS(オープン)勝ちは、時計といい、内容といい、相当なレベルの走りだった。
大型馬で脚元には弱さがあり、仕上げの過程は順調ではなかった。いきなりモノの違うを見せつけるかもしれないが、危うさがないとは言えない。
△ヘイセイメジャーは久々で12キロ増だった前走で、厳しい競馬になりながらハナ+ハナ差の3着に伸びた。上積みは十分だし、阪神のダ1400mなら簡単には崩れない。
他にも気になる勢力はいるが、配当が合わなくなるので馬券的にはここで線を引く。連勝式は上記4頭のボックスで攻めたい。
◎13番ケイアイドリー
○16番メディーヴァル
▲3番レモンポップ
△8番ヘイセイメジャー
※10番オメガエリタージュ
×14番ダイメイコスモス
×1番メイショウオーギシ
×9番ポンペイワーム
×11番フォークテイル
【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ボックス)
3.8.13.16
【馬連&ワイド】(ボックス)
3.13.16
【馬連&ワイド】
3-13・13-16
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【3連複】(ボックス)
3.8.13.16(4点)
【3連複】
3-13-16(1点)
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【3連単】(ボックス)
3.8.13.16(24点)
【3連単】(ボックス)
3.13.16(6点)
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中京11R
知立ステークス 12月12日(日) 混戦で伏兵馬狙い
フルゲートの18頭立て。中京の芝は冬場で特別に速い状態でなく、コースの起伏が激しいこともあってタフさが要求される。人気は割れているし、難解な一戦。そこで、気になる伏兵馬に期待することにした。
◎ショウナンアリアナは現級で2着2回、3着が3回ある5歳の牝馬。新潟の前走は、内を突いてのアタマ+ハナ差の3着だった。また、昨年の夏には、オープンに挑戦してハンデ50キロで4着に健闘している。
中京は1走のみで、内が有利な速い馬場の中で外から6着には伸びていた(自身の上がりは33秒8)。除外があったがデキは良さそうだし、5番枠からうまく捌いてくると穴を開けるシーンがある。
○メイショウミモザは昨年の9月に当舞台を走り、カレンモエと1馬身1/4差の2着に駆けた。何か地味な存在になってしまったが、久々だった阪神戦で0秒4差の5着と大きく負けていないし、中間の攻めで動いて叩いた上積みは大きい。
外の15番枠を引いていて、うまくスタートを決め、内に寄せることができるといい。人気がないので妙味あり。
▲シャドウブロッサムは1400mを使って結果を出してきていて、ただ、道中は行きたがって抑えるのに苦労している。中京の芝1200mは2馬身差で1勝クラスを快勝した舞台。折り合うと上位浮上がある。
以下はスティクス、スワーヴシャルル、ノクターンノーツなどで、とても印が回り切らない。
連勝式は◎○▲の3頭で攻めて高配当馬券を狙っていく。
◎5番ショウナンアリアナ
○15番メイショウミモザ
▲12番シャドウブロッサム
△7番スティクス
※17番スワーヴシャルル
×16番ノクターンノーツ
×2番グッドジュエリー
×6番フォイアーロート
×13番レノーア
【単勝】5番(10%)・15番(10%)
【複勝】5番(40%)・15番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
15→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.15→全通り(16点)
5.12→全通り(16点)
12.15→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.15→全通り(96点)
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中京12R
名古屋日刊スポーツ杯 12月12日(日) 3歳の素質馬に注目を
4歳以上の勢力が弱いわけではないが、将来性ある3歳馬の名前が見え、そちらを中心に攻めることにした。
◎ルージュメサージュは3歳の牝馬で、小倉の重で初勝利を挙げ、中京の重で1勝クラスを勝って連勝を決めた。特に小倉ではラスト1ハロン11秒5をマークしている。
まだ固まっていなのか間隔を開けつつ使われていて、今回も栗東に戻ってから時計を出したの2本。ただ、牧場でも乗っているようで、陣営は「ずいぶんと良くなった」と話している。
道悪で勝ってきたが、良馬場だとさらに切れそう。2勝クラスが壁になる器ではなく、3連勝を決めるシーンがあっていい。
○タイフォンは3歳の男馬。気性が若く、トモも甘くて完成前だが、福島での1勝クラス勝ちは異様な強さだった。後方追走から外をマクッて直線で楽な手応えのまま抜け出し、最後はヤネが抑えていた。
折り合いが取れなかった時の怖さはあるが、素質的には◎と五分。西村淳也は前走で同馬をつかんだだろうし、再度の好走に期待したい。
▲アナゴサンも3歳世代で、当舞台では春に3歳限定のリステッド競走を2着している。福島での1勝クラス勝ちは渋太かったし、流れに乗って抵抗を見せるはず。
以下はルヴェルソー、マリノソフィア、ダディーズトリップなど。
通常と少し変え、【単勝】と【ワイド】を一緒にして配分を示している。連勝式はうまく崩れて大きな配当になってくれると理想的。
◎9番ルージュメサージュ
○6番タイフォン
▲10番アナゴサン
△3番ルヴェルソー
※5番マリノソフィア
×1番ダディーズトリップ
×8番ビートザウイングス
×4番メイショウボサツ
×12番ダノングレーター
【単勝】9番(30%)・6番(30%)
【ワイド】6-9(40%)
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.9→全通り(10点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.6→全通り(60点)
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【土曜メインレース】
中日新聞杯
ワイド 2万6,870円
ワイド 2,790円
複 勝 590円(40%)
シゲルピンクダイヤ3着(10人気)
リゲルS
3連単 4,130円
3連複 940円
ワイド 260円(80%)
複 勝 140円(80%)
○▲◎でヒット
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中山11R
師走ステークス(L) 12月11日(土) ムラ馬多いハンデ戦
中山のダ1800mで争われるリステッド競走。
正面の直線入り口からのスタート、コーナーは4つ。スタートして少し行き、残り200mのハロン棒から坂を上ることになる。坂は1コーナー部分まで続き、向正面に入ったところから200mほどが急な下り坂で、そのあとはゆるやかな下り勾配になっている。4コーナーからは平坦で、直線に向いて残り200mから勾配が約2mという急坂を上ることになる。直線距離は308m。全体の高低差は4.5m。
先週のダ1800mの競馬を見ると、まず2勝クラスが1分53秒1(良)で決着。ウィリアムバローズが2番手追走から4コーナーで先頭に立ち、直線で突き放して7馬身差で圧倒した。2着は勝負どころからマクる感じで上がってきたダイワドノヴァンで、走破時計は1分54秒2。3着は外から追い込んだゴールドフレームだった。1000m通過は62秒8で、上がりは12秒7-12秒3-13秒0の38秒0。
3勝クラスは中位のインを追走していたブランクチェックが直線で少し外に出すと、一気に伸びて抜けて圧勝。着差は5馬身で、勝ち時計は1分51秒9(良)だった。2着は好位追走から直線で先頭に並んだノーブルシルエットで、走破時計は1分52秒8。3着は内めを割って差し込んだヴォワドアンジェだった。1000m通過は61秒6で、上がりは12秒5-12秒7-12秒8の38秒0。
なお、土曜は稍重ではじまり、6Rから良になった。上に挙げた2つのレースは日曜のものである。どちらも極端な競馬になっていて、2着馬の走破時計が速いわけではない。1勝クラスのダ1200m戦でラスト1ハロンが13秒6かかるレースがあったし、冬場の中山らしく、乾燥してタフな状態である。
今週は金曜の夕方の時点で稍重。当日は良に回復しているか。いずれにせよ、パワーとスタミナが要求される状況になっているだろう。
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フルゲートの16頭立て、ハンデ戦で上下差は5キロ。昇級馬が1頭いて、残る15頭の前走を見ると、馬券に絡んでいるのが1頭(3着)のみで、2ケタ着順になる馬が10頭もいる。レベルが低いというわけではなく、ムラなタイプが多いという印象。なかなかやっかいな一戦だ。
唯一の3歳馬である和田勇介厩舎(美浦)のメイショウムラクモ(55キロ)に◎を打った。
福島での2勝クラス勝ちが7馬身差、続く新潟でのレパードS(GIII)勝ちが3馬身差。どちらも結果的には完勝だったが、道中で制御不能に近いぐらいになるほど行きたがるシーンがあり、気性の若さを見せてのものだった。
阪神のみやこSは初の古馬との手合わせ。中団に控えて折り合いがつき、直線でジリジリと脚を使っての5着だった。勝ったメイショウハリオはチャンピオンズカップで7着と上々の走りを見せ、3着(◎と0秒3差)だったアナザートゥルースがチャンピオンズカップで3着に食い込んでいる。
競馬らしい競馬になったことを成長と見るのか、おとなしすぎたととらえた方がいいのか、まだ結論は出せない。
中間は美浦でウッドコースと坂路を併用して熱心な調整ぶり。しっかりと併せ馬ができているし、西へ遠征した疲れはなさそうだ。
ポイントは手替わり。柴田善臣がじっくりと競馬を教えてきたところで、今回は頸椎椎間板ヘルニアのために騎乗することができなくなった。代役を務めるのは田辺裕信。気難しい同馬をテン乗りで御さないといけないが、最終追いで跨って感触はつかんでいるはずで、実戦でもうまく誘導してもらいたいところだ。
若さが残る分、本格化した時への期待が大きいメイショウムラクモ。中山のダ1800mは(2.1.1.1)でタフな砂でも問題ないし、折り合ってスムーズな競馬ができれば古馬を撃破するシーンがある。
高野友和厩舎(栗東)の4歳牝馬ハギノリュクスも気になる存在。
馬体の維持が難しくて苦労してきたが、春に転厩してからは3戦すべて474キロで走り、阪神のダ1800mで3勝クラスをクリアした。
勝ちっぷりはというと、離れた3番手の追走から直線で早めに先頭に立って押し切るというもの。ラスト1ハロンが13秒7もかかっていて、力任せの競馬だった。当日の馬場を考えると、1分51秒9(良)の時計は評価できる。
長距離輸送がある今回は馬体が減るかもしれないが、攻めでビシビシとやれているのはいい。中山は同馬にとってタフなコースだが、やはりタフな阪神で結果を出したわけだし、最軽量の52キロで揉まれずに運ぶと一発がある。馬場が軽くなるのが理想ではあった。
▲ペオース(54キロ)も穴で気になる西の4歳馬。去勢明けで14キロ減だった復帰戦(東京ダ2100m)は11着に終わったが、積極的に乗られての結果で、1800mを1分50秒6で通過している。悪い走りではなかった。
こちらもハギノリュクスと同じで軽い馬場が良かったが、叩いて攻めを強化してきた点は見逃せない。除外が続いた分をうまく対処できていれば。
△アッシェンプッテル(53キロ)は末脚堅実な牝馬。ただ、パサパサの良馬場は、走れなくはなくても得意ではない。
※デュードヴァン(55キロ)も末脚が武器で、モタれる面を出さないかが問題になる。
×の組は、アメリカンシード(56キロ)はスピード的には上位で、鼻出血明けになる分がどうか。ネオブレイブ(54キロ)は追い込み一手で乱戦待ち。バーナードループ(55キロ)は潜在能力が高く、ノドを手術したことがいい方向に出れば。レピアーウィット(57キロ)は前走が枠内駐立不良で、重賞勝ちのある中山で変わり身があっていい。
印が回らなかった中にも侮れない勢力がいる。冒頭にも書いたが、ムラで不安定なタイプが多い分で波乱含み。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。手広くと言っても3連単は84点。総点数は3,360点である。
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◎4番メイショウムラクモ
○12番ハギノリュクス
▲11番ペオース
△7番アッシェンプッテル
※1番デュードヴァン
×9番アメリカンシード
×5番ネオブレイブ
×6番バーナードループ
×15番レピアーウィット
【単勝】4番(20%)
【複勝】4番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
12→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.12→全通り(14点)
4.11→全通り(14点)
11.12→全通り(14点)
4.7→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.12→全通り(84点)
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中京11R
中日新聞杯(GIII) 12月11日(土) ハンデ戦で穴馬狙い
中京の芝2000mで争われるGIII競走。
正面直線からのスタート、コーナーは4つ。スタート地点は上り坂。1回目のゴール板を過ぎ、向正面の半ばまで緩やかな上り勾配になっている。そこから直線入り口までは750mほどの長い下り坂。直線の残り340m~残り240mは高低差約2m(勾配約2.0%)の急な上り坂で、ラストの240mはほぼ平坦である。直線距離は412.5m。全体の高低差は3.5メートル。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。先週の芝2000mの競馬を見ると、1勝クラスが2分00秒9(良)で決着。3コーナーを過ぎて外から楽に上がってきたビッグリボンが直線でしっかりと伸びて勝ち切った。2着は外から差したテリオスマナで、3着は大外から追い込んだシンシアリダーリンだった。1000m通過は60秒8で、上がりは11秒8-11秒5-12秒2の35秒5。
特別に速い馬場という印象ではないが、スローで流れた2勝クラスの芝1600m戦が11秒2-11秒4-11秒4の34秒0という速い上がりになっている(勝ち時計は1分35秒1)。
週全体ではラスト1ハロンが少しかかって外めからの差しが決まるケースが多かったが、内から抜けてくることもあったし、大きな内外の差はなかったように感じた。先行馬は劣勢で、ただ、今週もそうなると思い込んでしまうのは危険だろう。
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フルゲートの18頭立て、ハンデ戦で上下差は4.5キロ。重賞勝ち馬が7頭いて、ハンデ56.5キロ以上が6頭いるから悪いメンバーではない。ただ、全体を見ると、やはり難解という印象。中京は難しいコースだし、先行馬が少なくてジョッキーたちがどう考えて乗ってくるのか読みづらい。
穴狙いに徹して、尾形和幸厩舎(美浦)の4歳馬ヤシャマルに◎を打った。
3代母がエリザベス女王杯(牝馬三冠最終戦の時代)を勝ったタレンティドガール。その母チヨダマサコは、ニッポーテイオー(天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ、安田記念)も出している。渋い印象もあるが、底力に富んだ母系だ。
ヤシャマル自身は今年の初めから3連勝してオープン入り。9月の新潟記念(ハンデ54キロ)では、存分に見せ場をつくって0秒1差の4着に奮闘している。続くオクトーバーSは7着。外の15番枠でゲートが悪く、流れに乗り損ねて走りにも活気がなかった。直線で脚は見せたが、新潟記念を走ったあとで放牧に出していたので、気が抜けていたのかもしれない。
中間は坂路で意欲的に乗り込んできた。これまではウッドコースでも時計を出していたので、その点が気にならなくもないが、併せ馬を重ねて速い時計も出ているから問題はないだろう。ブリンカーを着けて追っていて、陣営によると効果は大きいようだ。
ブリンカーは実戦でも着用する。ハンデは54キロ。丹内祐次はテン乗りになるが、1週前追い切りで跨っている。未経験でも中京コースは合いそうだし、混戦の追い比べになると穴を開けるシーンがあっていい。
渡辺薫彦厩舎(栗東)の5歳牝馬シゲルピンクダイヤ(54キロ)も伏兵馬として気になる存在。
伏兵といっても昨年の当レースの2着馬(ハンデは54キロ)。直線で堂々と先頭に立ち、最後で内からボッケリーニにクビだけ交わされた。ボッケリーニは今年も出走するが、昨年のハンデが55キロで、今年は57.5キロとなっている。2.5キロも差が開いた。
GIの実績を見ると、桜花賞2着、秋華賞3着、ヴィクトリアマイル5着(グランアレグリアが圧勝し、2着とは0秒1差)。本来なら主力視されるべきである。
2走前のクイーンSでは内にササッて10着、前走の府中牝馬Sは右にモタれて10着。これで一気に人気を落とすことになった。
今回はモタれる対策としてハミをジェーンビットに換えるとのこと。これで追走がスムーズになり、直線で真っすぐに走ると上位浮上が可能になる。ヤネは昨年と同じで和田竜二。
▲ディアマンミノル(54キロ)と△プレシャスブルー(55キロ)は追い込み一手だが、ハマると長く脚を使ってくる。
※ボッケリーニはトップハンデの57.5キロがどうかだけ。復帰戦のアンドロメダSを2着し、中2週でも攻めの動きは良化している。連覇があっても。
×の組は、ラストドラフト(57キロ)は一昨年にハンデ55キロで当レースをアタマ差の2着。抜け出してソラをつかわなければ勝っていた。アドマイヤビルゴ(56キロ)はレースぶりが安定してきて、あとは最後の詰め。ショウナンバルディ(55キロ)は昨年の当レース(54キロ)を力んだ走りになりながら4着している。キングオブコージ(57キロ)は骨折明けを叩き、目黒記念勝ちの実力を見直したい。
他にも印を打たないといけない勢力が複数頭いる。ハンデ戦らしい混戦…。◎と○が人気薄ということもあり、連勝式は手広く買っていきたい。3連単の点数は96点。4,896通りある中でのものであり、“手広く”と表現するのは適切でないとも言える。なお、前日の段階で、人気は異常な割れ方だ。
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◎13番ヤシャマル
○9番シゲルピンクダイヤ
▲12番ディアマンミノル
△17番プレシャスブルー
※10番ボッケリーニ
×5番ラストドラフト
×3番アドマイヤビルゴ
×2番ショウナンバルディ
×16番キングオブコージ
【単勝】13番(10%)・9番(10%)
【複勝】13番(40%)・9番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
9→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.13→全通り(16点)
12.13→全通り(16点)
13.17→全通り(16点)
10.13→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
13.9→全通り(96点)
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【土曜後半レース】
中山12R
馬 連 1,070円
複 勝 220円(90%)
◎ヒューマンコメディ2着(6人気)
阪神12R
複 勝 190円(80%)
◎メッザノッテ3着(3人気)
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中山12R
3歳以上2勝クラス 12月11日(土) 牝馬戦で伏兵馬狙い
中山の芝2000mは高速馬場でない場合はタフな舞台。牝馬同士の戦いになり、伏兵馬を狙うことにした。
◎ヒューマンコメディは3代母が秋華賞を勝ち、続くジャパンカップでシングスピールとハナ差の2着に好走したファビュラスラフイン。6月に札幌芝2000mで1勝クラスをクリアし、中山芝1800mの前走で52キロのハンデながら2着とアタマ差の3着に駆けている。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからは熱心な調整ぶり。大型牝馬、冬場とあって造るのが難しそうだが、陣営は「いい状態に仕上がった」と話している。
前2走はヤネが乗れない若手の秋山稔樹で、スムーズさを欠く誘導ぶりだった。田辺裕信への乗り替わりは大きなプラス材料で、別定の55キロでも互角にやれて不思議はない。
○ウインメルシーは右回りだとモタれるところがあるが、力をつけているし、剛腕の横山武史が伸ばしてくるかも。
▲はソダシが勝った桜花賞で見せ場をつくって7着だった3歳のストゥーティで、以下、警戒が必要な勢力が多くいる。
◎6番ヒューマンコメディ
○10番ウインメルシー
▲4番ストゥーティ
△5番クロスセル
※1番ガロシェ
×9番セナリスト
×2番カサーレ
×8番ローゼライト
×7番ウインルーア
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(36点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(48点)
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阪神11R
リゲルステークス(L) 12月11日(土) ◎○が一応は上位
ちとインパクトに欠けるメンバー。阪神は開催10週目に突入し、荒れている馬場も気になるところである。
◎レッドガランはリステッド競走を1勝し、3着が4回。昨年の当レースは0秒2差の3着だった。復帰後の2走でも57キロを背負って、3着(0秒3差)、4着(0秒1)と崩れなく上位を争っている。
栗東での乗り込みは意欲的で、1週前にCWコースで大外を回って64秒台-12秒級をマークすると、今週はラスト1ハロンを10秒9で上がってきた。デキはかなり良さそうだ。
斎藤新は3戦連続の騎乗になり、攻めもつけている。運動神経が悪い感じで信頼は置けないが、自然と好位で流れに乗れそうなメンバーになったし、普通にソツなく立ち回ってくれば勝ち負けになるだろう。荒れた馬場は水準にはこなす。
○エアロロノアは3連勝してオープン入りしたあとが5着、7着、5着。いずれも着差は大きくない。良血馬で人気が先行している嫌いはあるが、確実に脚を使ってくる。
栗東の坂路とCWコースで攻めは熱心。岩田望来はテン乗りになるが、しっかりと伸ばしてもらいたいところだ。荒れた馬場も対応できなくはないだろう。
◎も○も力があって簡単には崩れないが、ワンパンチ足りないという感じもある。12頭立てで切り捨てていい勢力はいないし、連勝式は手広く買って崩れるのを待つ攻め方でいくことにした。
◎5番レッドガラン
○4番エアロロノア
▲7番クラヴァシュドール
△9番ガゼボ
※3番ベレヌス
×2番エングレーバー
×12番ラセット
×1番デュープロセス
×8番ベステンダンク
【単勝】5番(20%)
【複勝】5番(80%)
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【馬連】4-5(20%)
【ワイド】4-5(80%)
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.5→全通り(10点)
【3連複】
4-5-7・2-4-5.4-5-12(3点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.4→全通り(60点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.4→2.7(12点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.4→7(6点)
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阪神12R
3歳以上1勝クラス 12月11日(土) ヒモ荒れ狙いで
最下級条件のダ1200m戦。弱点を抱えている馬ばかりといった印象で、人気どころからヒモ荒れを狙っていきたい。
◎メッザノッテは阪神ダ1400mの前走が7着といっても好内容。大外14番枠から外を走らせ、コーナーではスイッチが入って前に行く形に。直線で早めに先頭に立ち、残り100mのあたりまで頑張っていた。1200mを1分12秒0で通過している。
もともと中京ダ1200mでの初勝利が強かったし、6ハロンでスピードを活かすのがいいのだろう。連闘になるし、テン乗りの岩田望来に強引すぎる乗り方をされるとイヤなところがあるが、立ち回り次第で勝ち負けになる。
○ランランウイングは夏に札幌ダ1000mで上がり35秒2の末脚を駆使して2着に追い込んでいる。前走の8着は右にモタれてまったく競馬にならず。今回はブリンカーを外して待機策に徹するとのことで、この賭けがハマる可能性がある。
▲メイショウミチノクは9月に中京ダ1200mで1分11秒8(良)の2着。ズブくてなかなか本気で走ってくれないが、坂路で動くし、脚力は上位と言える。リフレッシュ放牧の効果で前向きに走れば。
他にも軽視できない勢力がいるが、◎から○と▲を狙う形で。あと、3連複は○-▲のタテ目を買っておきたい。
◎9番メッザノッテ
○5番ランランウイング
▲6番メイショウミチノク
△13番シゲルフタゴザ
※10番メイショウカイト
×3番ランスオブミューズ
×4番スズカサウスソング
×8番シゲルリジ
×2番ベンガン
【単勝】9番(20%)
【複勝】9番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.9→全通り(11点)
6.9→全通り(11点)
5.6→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.5→全通り(66点)
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中京12R
豊川特別 12月11日(土) 上昇馬狙いで
混戦レース、人気も見事に割れている。1勝クラスを勝ち上がってきた勢力が2頭いて、その上昇度がある2騎を狙うことにした。
◎コスモノアゼットは気持ちが強すぎるところがあり、“短距離の差し”に活路を求めて結果を出すようになった。1勝クラス勝ちは東京ダ1300m。やはり道中で行きたがる面を見せていたが、それでも直線でグッと伸びて勝ち切っている。
3歳馬でまだ成長してくるはず。2勝クラスのダ1200mなら折り合いはつけやすいはずで、タメが利くと末脚発揮のシーンがある。
○マヒオレは休養を挟んで未勝利と1勝クラスを連勝した3歳馬。まだ体ができ切っていない感じで、昇級して坂のある中京というのは楽な条件でない。ただ、気性面では成長していて、少しタメて乗るイメージで終いを残せると一発も。
以下はジェットマックス、カーテンコール、レディオマジックなど。波乱含みの一戦である。
◎12番コスモノアゼット
○11番マヒオレ
▲13番ジェットマックス
△10番カーテンコール
※2番レディオマジック
×3番ミエノワールド
×6番コパシーナ
×5番ビートマジック
×4番セントクリーガー
【単勝】12番(10%)・11番(10%)
【複勝】12番(50%)・11番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.12→全通り(13点)
12.13→全通り(13点)
11.13→全通り(13点)
10.12→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
12.11→全通り(78点)
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