【4月9日・10日の予想コメント】
【4月9日・10日の予想コメント】(日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
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【日曜メインレース】
桜花賞
ワイド 2,100円
ワイド 1,110円
複 勝 400円(40%)
ナムラクレア3着(6人気)
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中山11R
春雷ステークス 4月10日(日) 混戦で高配当狙い
中山の芝1200mで争われるリステッド競走。
外回りコースの向正面からの発走。スタート地点が下り勾配で、下り坂は3コーナー途中の残り約700mまで続く(高低差は3mほど)。そこからは平坦で、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。
直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。ただ、芝1200m戦の高低差は4m弱ぐらいである。
芝は連続開催の7週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面のコース内側に傷みがあります」と発表があった。
土曜に3勝クラスの芝1200m戦が組まれていて、勝ち時計は1分07秒7(良)。好位の直後を追走していたジュビリーヘッドが直線でグッと伸びて抜け出した。2着は2番手の外を進んでいたトキメキで、3着は外から差し込んだシュアーヴアリア。テンの3ハロンは33秒2と速く、上がりは11秒0-11秒8-11秒7の34秒5だった。
3歳重賞のニュージーランドT(芝1600m)は、単騎逃げに持ち込んだジャングロが押し切ってV。1000m通過は58秒8で、上がりは11秒7-11秒4-11秒6の34秒7だった。アタマ差の2着が外から伸びて交わすかに思えたマテンロウオリオンで、3着は4番手から脚を使ったリューベックだった。
馬場が少し渋っていた先週はジョッキーが内を避けて誘導していたが、今週の土曜は大きな内外の差はなく、決まり手にはいろいろなパターンがあった。芝は水準より走りやすい状態で、日曜も似たような傾向が出る可能性が高い。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アルピニズム】評価A- 騎手B 状態A
【ヴェントヴォーチェ】評価A- 騎手A+ 状態A
【カイザーメランジェ】評価A- 騎手A- 状態A
【コロラトゥーレ】評価B 騎手B 状態A
【ザイツィンガー】評価A- 騎手A- 状態A
【シセイヒテン】評価B 騎手A- 状態A
【シャンデリアムーン】評価B 騎手B 状態A
【ジュニパーベリー】評価A- 騎手A- 状態A
【タイセイアベニール】評価A+ 騎手B 状態A
【タイセイビジョン】評価A+ 騎手A+ 状態S
【トップオブメジャー】評価A+ 騎手A- 状態S
【ハッピーアワー】評価B 騎手B 状態A
【フレッチア】評価A- 騎手A+ 状態B
【ライオンボス】評価B 騎手A+ 状態A
【ラヴィングアンサー】評価A+ 騎手A- 状態S
【ルッジェーロ】評価A+ 騎手A- 状態S
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フルゲートの16頭立て。権利取りが目的の馬が含まれているが、38頭もの大量除外馬が出た。ハンデ戦になり、トップハンデは57キロ、最軽量は51キロで、6キロという大きい上下差がある。
14番枠のライオンボスがいつも通りハナを主張するが、5番枠のシャンデリアムーンも積極的に出していきそう。他にもジュニパーベリー、アルピニズム、ヴェントヴォーチェ、フレッチアなど、スピードに秀でたオープン馬がいて、流れは速くなりそうだ。
辻野泰之厩舎(栗東)の6歳馬トップオブメジャーに◎を打った。
2走前に中山のダ1800mで大差のしんがり負け(12着)。次走で小倉の芝1200mと条件を一変させ、さらに初ブリンカー着で挑んだ。スッと五分に出て、道中の行きっぷり良し。直線で追われてしっかりと伸び、先に抜けていた2着馬をとらえて快勝した。
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【日曜メインレース】
桜花賞
ワイド 2,100円
ワイド 1,110円
複 勝 400円(40%)
ナムラクレア3着(6人気)
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中山11R
春雷ステークス 4月10日(日) 混戦で高配当狙い
中山の芝1200mで争われるリステッド競走。
外回りコースの向正面からの発走。スタート地点が下り勾配で、下り坂は3コーナー途中の残り約700mまで続く(高低差は3mほど)。そこからは平坦で、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。
直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。ただ、芝1200m戦の高低差は4m弱ぐらいである。
芝は連続開催の7週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面のコース内側に傷みがあります」と発表があった。
土曜に3勝クラスの芝1200m戦が組まれていて、勝ち時計は1分07秒7(良)。好位の直後を追走していたジュビリーヘッドが直線でグッと伸びて抜け出した。2着は2番手の外を進んでいたトキメキで、3着は外から差し込んだシュアーヴアリア。テンの3ハロンは33秒2と速く、上がりは11秒0-11秒8-11秒7の34秒5だった。
3歳重賞のニュージーランドT(芝1600m)は、単騎逃げに持ち込んだジャングロが押し切ってV。1000m通過は58秒8で、上がりは11秒7-11秒4-11秒6の34秒7だった。アタマ差の2着が外から伸びて交わすかに思えたマテンロウオリオンで、3着は4番手から脚を使ったリューベックだった。
馬場が少し渋っていた先週はジョッキーが内を避けて誘導していたが、今週の土曜は大きな内外の差はなく、決まり手にはいろいろなパターンがあった。芝は水準より走りやすい状態で、日曜も似たような傾向が出る可能性が高い。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アルピニズム】評価A- 騎手B 状態A
【ヴェントヴォーチェ】評価A- 騎手A+ 状態A
【カイザーメランジェ】評価A- 騎手A- 状態A
【コロラトゥーレ】評価B 騎手B 状態A
【ザイツィンガー】評価A- 騎手A- 状態A
【シセイヒテン】評価B 騎手A- 状態A
【シャンデリアムーン】評価B 騎手B 状態A
【ジュニパーベリー】評価A- 騎手A- 状態A
【タイセイアベニール】評価A+ 騎手B 状態A
【タイセイビジョン】評価A+ 騎手A+ 状態S
【トップオブメジャー】評価A+ 騎手A- 状態S
【ハッピーアワー】評価B 騎手B 状態A
【フレッチア】評価A- 騎手A+ 状態B
【ライオンボス】評価B 騎手A+ 状態A
【ラヴィングアンサー】評価A+ 騎手A- 状態S
【ルッジェーロ】評価A+ 騎手A- 状態S
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フルゲートの16頭立て。権利取りが目的の馬が含まれているが、38頭もの大量除外馬が出た。ハンデ戦になり、トップハンデは57キロ、最軽量は51キロで、6キロという大きい上下差がある。
14番枠のライオンボスがいつも通りハナを主張するが、5番枠のシャンデリアムーンも積極的に出していきそう。他にもジュニパーベリー、アルピニズム、ヴェントヴォーチェ、フレッチアなど、スピードに秀でたオープン馬がいて、流れは速くなりそうだ。
辻野泰之厩舎(栗東)の6歳馬トップオブメジャーに◎を打った。
2走前に中山のダ1800mで大差のしんがり負け(12着)。次走で小倉の芝1200mと条件を一変させ、さらに初ブリンカー着で挑んだ。スッと五分に出て、道中の行きっぷり良し。直線で追われてしっかりと伸び、先に抜けていた2着馬をとらえて快勝した。
勝ち時計は1分07秒4(良)。昨年の夏のような高速馬場ではなく、高い評価を与えられる数字である。自身の3ハロン通過は33秒6で、ラスト1ハロンは推定で11秒6。また、ゴールした時に少し余力が残っていた。
中間の栗東での攻めは意欲的だ。1週前にはCWコースで併せて、67秒4-11秒5で楽な手応えで同入。今週は坂路で併せ馬を行い、54秒4-12秒3で楽に先着している。関東圏への輸送があるのに、金曜にも坂路で15-15を乗った。6歳にして本格化している。
ヤネは大野拓弥。捌きに甘さのあるジョッキーで、テン乗りになるので不安はある。馬自身は中山のコース形態にも対応できそう。府中の芝1800mと阪神のダ1400mで勝ち鞍があり、直線の坂もこなしてくるだろう。
何より大きいのが54キロのハンデ。前走から3キロも減ることになり、前走の追走ぶりも考えるとオープンの流れに戸惑うことはないとみた。スムーズに立ち回ると上位争いが可能になる。
鹿戸雄一厩舎(美浦)の7歳セン馬ルッジェーロも気になる存在。
芝のオープンでは2着が2回、3着が1回で、1月のカーバンクルSでは外々を回る競馬になりながら4着に追い込んでいる。続く中1週で挑んだシルクロードS(GIII)は、直線で追い出すのが遅れての8着だった。
注目すべきは中間の攻め内容。1週前にウッドコースでエフフォーリアの調教パートナーをつとめ、内で並んで煽るぐらいの動きを見せた。時計は65秒4-11秒2だった。坂路にも入れて豊富に乗られていて、いいデキにあるのは間違いない。
大型馬でスタートで躓くことがあるのが課題だが、それでも終いには確実に脚を使ってくる。ハンデは55キロ。横山和生はテン乗りになるが、土曜に芝1200mの船橋Sを勝っていて、いいイメージを持って落ち着いて誘導してもらいたい。末脚がハマるシーンがある。
▲は西の5歳馬タイセイビジョン(57キロ)。重賞2勝馬で実力は上位で、ガツンとハミを噛んで走ってしまうので、その点だけが問題になる。ヤネは乗れる若手の菅原明良。うまく抑え込むことに成功すれば。
△は6歳だった2年前に54キロのハンデで当レースを勝っているラヴィングアンサー。今年は57キロだが、58キロでオープンを勝っているから問題はない。8歳でも切れ味は衰えていないので。
※も末脚を武器にしているタイセイアベニール(56キロ)で、以下、カイザーメランジェ、ヴェントヴォーチェ、ジュニパーベリーなど、軽視できない勢力が多くいる。
やるたびに結果が変わりそうな乱戦。前日の段階の1番人気のオッズを見ると、馬連が1,100円台、3連単が9,000円台となっている。◎トップオブメジャーも○ルッジェーロも人気にはなっておらず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
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◎8番トップオブメジャー
○11番ルッジェーロ
▲13番タイセイビジョン
△3番ラヴィングアンサー
※7番タイセイアベニール
×6番カイザーメランジェ
×9番ヴェントヴォーチェ
×12番ジュニパーベリー
×15番ハッピーアワー
×16番コロラトゥーレ
【単勝】8番(10%)・11番(10%)
【複勝】8番(50%)・11番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.11→全通り(14点)
8.13→全通り(14点)
11.13→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
7.8→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.11→全通り(84点)
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阪神11R
桜花賞(GI) 4月10日(日) 好調な牝馬多し
3歳の牝馬が争うGI競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りコース使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離が400m以上ある。3、4コーナーはゆったりとしたカーブで、4コーナー途中の残り600mから下り勾配に。下り坂は直線に入って残り約200mまで約400m続き、高低差は2mほどある。
そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上ることになる。最後の100m弱は平坦。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の9週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「今週からBコースを使用します。コースの変更に伴い、大きな傷みはカバーされましたが、向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
土曜は芝1600m(外)の阪神牝馬S(GIII)が組まれていて、勝ったのは9番人気(単勝6,870円)の伏兵馬メイショウミモザ。中団のインで脚をタメ、直線で少し外に出すと、しっかりと伸びて勝ち切った。2着は好位を進んでいた1番人気のアンドヴァラナウトで、3着は直線で外に動かして差し込んだデゼルだった。勝ち時計は1分32秒8(良)。レースの1000m通過は58秒1で、上がりは11秒2-11秒4-12秒1の34秒7だった。
3勝クラスの芝2000m(内)戦は、大きな注目を集めたプログノーシスが大外から鋭い末脚を繰り出してV。勝ち時計は1分58秒3(良)で、自身の上がりは33秒1だった。
高速馬場とまではいかないが、スピードの出やすい状態と言っていいだろう。内は掘れているところがあるが、走れないわけではない。三分どころぐらいが最も伸びがいいという感じだった。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アネゴハダ】評価B 騎手A- 状態S
【アルーリングウェイ】評価A- 騎手A- 状態S
【ウォーターナビレラ】評価A+ 騎手A- 状態S
【カフジテトラゴン】評価B 騎手B 状態A
【クロスマジェスティ】評価B 騎手A- 状態A
【サブライムアンセム】評価A- 騎手A+ 状態S
【サークルオブライフ】評価S 騎手A+ 状態S
【スターズオンアース】評価A+ 騎手S 状態S
【ナミュール】評価S 騎手S 状態S
【ナムラクレア】評価A+ 騎手A+ 状態S
【パーソナルハイ】評価B 騎手B 状態A
【ピンハイ】評価A- 騎手A- 状態A
【フォラブリューテ】評価A- 騎手S 状態S
【プレサージュリフト】評価A- 騎手A- 状態A
【ベルクレスタ】評価A- 騎手A- 状態A
【ライラック】評価A- 騎手A+ 状態A
【ラズベリームース】評価A- 騎手A- 状態A
【ラブリイユアアイズ】評価A+ 騎手A+ 状態S
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フルゲートの18頭立て、今週から仮柵を設置してBコース。昨年はソダシがコースレコードとなる1分31秒1で制したが、今年はそこまで速い馬場にはなっていない。
2番枠のカフジテトラゴン陣営が逃げ宣言を出している。9番枠のクロスマジェスティも積極策を匂わせていて、この2頭が後ろを少し離すかもしれない。好位につけるのは、アルーリングウェイ、ウォーターナビレラ、ラブリイユアアイズ、アネゴハダあたりになる。
2歳女王のサークルオブライフ(16番枠)は中団付近か。大外18番枠のナミュールは、ゲートが決まるかどうかで組み立てが変わってくる。いずれにせよ、レースは平均ペース以上で流れ、タテに長い展開になりそうだ。直線の攻防は見応えあるものになる。
黒岩陽一厩舎(栗東)のラブリイユアアイズに◎を打った。
父がサドラーズウェルズ系のロゴタイプで、母の父がサンデーサイレンス系のヴィクトワールピサ。「SSの3×4」という“奇跡の血量”と言われるクロスがある。さらに「In The Wingsの4×4」、「Haloの(5×4)×5」のクロスを内包している。
2歳の阪神ジュベナイルフィリーズでは、8番人気ながら半馬身差の2着に健闘。ゲートをしっかりと出て、抑えて下げて好位の後ろにつける。道中はなだめるぐらいの行きっぷりの良さだった。
直線は外には動かさず、荒れ気味だった内めを伸ばす。渋太く脚を使って先頭に出かかったが、少し離れた外から伸びたサークルオブライフに差されてしまった。ただ、交わされてから食い下がっていて、ゴールしたあとはこちらが前に出ていた。この点は見逃せない。
関西圏への輸送があっての結果。6月の新馬戦は448キロだったが、阪神ジュベナイルFの時は428キロだった。それでGIで好走したのだから価値は高い。そして、トライアルを使わずに桜花賞に挑むというのは、予定通りの行動である。
2月23日に美浦に帰厩し、坂路とウッドコースを併用してみっちりと乗り込んできた。1週前には坂井瑠星が跨ってウッドで併せ馬。古馬3勝クラスのブレークアップに先着し、時計は68秒7-11秒3だった。今週はウッドで67秒0-11秒7で楽に同入している。小ぶりではあるが、バネが利いた走りで仕上がりは良好だ。
水曜の計量で前走比24キロ増の452キロ。西への輸送も2度目になるし、ここからあまり減らないでくれるといい。440キロを割らないでもらいたいところである。
ヤネはテン乗りで坂井瑠星。1週前に稽古をつけていて、感触はつかんでいるだろう。少し雑に動かすところがあるが、馬を伸ばす技術と腕力は現役トップクラスである。
11番枠なら、内の出方をうかがいつつ、ポジショニングはしやすいはず。無理はせず、しかし、思い切りのいい騎乗でパートナーの良さを引き出してもらいたい。GI2着馬に対してこう言うのも変だが、一発に期待する。
長谷川浩大厩舎(栗東)のナムラクレアも穴で気になる存在。
1200mの小倉2歳Sは強い勝利だったが、1400mのファンタジーSは2着、マイルの阪神ジュベナイルFは5着。胴が詰まり気味で闘争心が非常に強く、短い距離がいいのは間違いない。
ただ、今年緒戦のフィリーズレビュー(阪神芝1400m(内))では、中団を進み、4コーナーから直線にかけて大きく外に出すロスがありながらアタマ差の2着に伸びている。勝ち時計の1分19秒9(良)はレースレコードで、これと同じタイムで走った。
もともとやたらと動くタイプではあるが、中間の動きは絶好。1週前にはマイル克服を意識してか浜中俊が跨ってCWコースで長めから追われ、63秒1-11秒2の猛時計で追走先着を果たしている。今週は坂路に入れて馬なりで52秒9-37秒8-11秒7の好時計。1週前に強くやってもテンションは上がっていない。
2歳時と比べると、少しストライドが伸びたように見える。陣営は「これまでで一番のデキ」と話していて、万全の状態で本番を迎えることができそうだ。
ヤネは小倉2歳Sから手綱を取っている浜中。1番枠という難しい枠を引き、どんな競馬をするかが鍵になる。ナムラクレア自身はパワー十分で、馬場が悪いのを承知の上で、コースロスなく内を回してくるかもしれない。少し行かせて外に動かす攻め方もありで、ただ、ヘタに押すとデキが良すぎる分でスイッチが入ってしまう可能性がある。
いずれにせよ、脚力と充実ぶりには注目すべき。こちらも激走があって不思議はない。
▲は人気のナミュール。阪神ジュベナイルFは力を出し切れずに4着だったが、今季緒戦のチューリップ賞を快勝し、末脚の非凡さをあらためてアピールしている。木曜の計量では前走比2キロ増の432キロ。体は大きくなっていないが、攻めの動きは力強かった。
横山武史は前走に続いて2度目の騎乗になる。18番枠で最後入れ。その分で出てくれるといいが、最外枠は外ラチが目に入って外にヨレるケースがあり、そこは少し気になる。タメが利いて末脚をフル発揮できれば、もちろん争覇圏に。
△は2歳女王のサークルオブライフ。復帰戦のチューリップ賞は、テンに出した分で力んだ走りになって3着に終わった。攻めの動きから、叩いた上積みは大きい。ナミュールと同じくピンク帽(16番枠)になったが、ミルコ・デムーロが考えて乗ってくるだろう。これも1着候補。
※は阪神ジュベナイルF3着、チューリップ賞5着のウォーターナビレラ。中間は今まで以上にハードに攻められていて、ひと伸びが利くかもしれない。
以下はサブライムアンセム、スターズオンアース、ラズベリームース、プレサージュリフトなど。攻めで動いて警戒したい馬が多くいて、印は回り切らなかった。
前日の夜の段階で、◎ラブリイユアアイズは単勝1,600円台の7番人気、○ナムラクレアは単勝1,300円台の6番人気。どちらも十分に妙味があり、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎11番ラブリイユアアイズ
○1番ナムラクレア
▲18番ナミュール
△16番サークルオブライフ
※6番ウォーターナビレラ
×7番サブライムアンセム
×8番スターズオンアース
×13番ラズベリームース
×14番プレサージュリフト
×3番アルーリングウェイ
【単勝】11番(10%)・1番(10%)
【複勝】11番(40%)・1番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
1→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.11→全通り(16点)
11.18→全通り(16点)
1.18→全通り(16点)
11.16→全通り(16点)
1.16→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
11.1→全通り(96点)
11.18→全通り(96点)
【3連単】
18-11-16・18-16-11・18-16-11・16-18-11(4点)
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【日曜後半レース】
中山12R
馬 連 3,470円
単 勝 450円(10%)
複 勝 180円(50%)
◎リワードマレンゴ1着(2人気)
阪神12R
馬 連 3,210円
ワイド 1,170円
ワイド 4,060円
単 勝 640円(10%)
複 勝 260円(40%)
ゴールドレガシー1着(4人気)
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中山10R
卯月ステークス 4月10日(日) 伏兵馬狙いで
◎9番ゲンパチルシファー
○13番ウィリアムバローズ
▲14番デュアライズ
△3番アメリカンフェイス
※7番キタノヴィジョン
×4番メイショウドヒョウ
×2番ホウオウルバン
×12番リッターシュラーク
×15番テンザワールド
×8番ロードリバーサル
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
【馬連&ワイド】
9-13
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.13→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
3.9→全通り(14点)
7.9→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.13→全通り(84点)
9.13→2.4(12点)
【3連単】
13-2-9・13-2-9(2点)
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中山12R
4歳以上2勝クラス 4月10日(日) 高配当待ちで手広く
◎11番リワードマレンゴ
○14番デルマカミカゼ
▲10番タケルラスティ
△5番フォックススリープ
※7番レジリエンスブルー
×13番ピナクルズ
×4番ロードミッドナイト
×12番ウキウキホリデー
×8番エバーサニーハート
×9番オンリーワンボーイ
【単勝】11番(10%)
【複勝】11番(50%)・14番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
14→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.14→全通り(14点)
10.11→全通り(14点)
5.11→全通り(14点)
7.11→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
11.14→全通り(84点)
11.14→10(6点)
━━━━━━━━━━━━━━
阪神10R
大阪-ハンブルクカップ 4月10日(日) ハンデ戦で穴狙い
◎1番ボスジラ
○9番シャンパンクーペ
▲4番ホウオウエクレール
△7番パトリック
※6番ディアマンミノル
×10番エフェクトオン
×2番テンカハル
×8番タイセイモナーク
×3番アドマイヤアルバ
【単勝】1番(10%)
【複勝】1番(70%)・9番(20%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
1→2.3.4.6.7.8.9.10
1→2.4.6.7.10
9→2.3.4.6.7.8.10
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【3連複】(軸1頭ながし)
1→2.3.4.6.7.8.9.10(28点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
1.9→全通り(48点)
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阪神12R
梅田ステークス 4月10日(日) 混戦で高配当狙い
◎1番モダスオペランディ
○2番ゴールドレガシー
▲5番ロッキーサンダー
△13番ヴォワドアンジェ
※10番クリノドラゴン
×7番ホッコーライデン
×12番サトノロイヤル
×3番フォルテデイマルミ
×6番キーフラッシュ
×14番ハンディーズピーク
【単勝】1番(10%)・2番(10%)
【複勝】1番(40%)・2番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→全通り
2→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.2→全通り(14点)
1.5→全通り(14点)
2.5→全通り(14点)
1.13→全通り(14点)
2.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
1.2→全通り(84点)
1.2→13(6点)
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【土曜メインレース】
ニュージーランドT
3連複 2,950円
馬 連 990円
複 勝 250円(40%)
×◎○でヒット
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中山11R
ニュージーランドトロフィー(GII) 4月9日(土) 連勝式は崩れ待ち
3歳馬が争うGII競走で、舞台は中山の芝1600m。
1コーナー横の引き込み線からのスタート、外回りコース使用。200mほど走って右カーブになるため、外枠は不利になる。1コーナーが中山競馬場の最高地点で、3コーナー途中の残り700mまで平坦部分を挟みながら4m強の高低差を下ることになる。
そこからはほぼ平坦で、4コーナー途中の残り約400m~残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は連続開催の7週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面のコース内側に傷みがあります」と発表があった。
先週の芝は、土曜が稍重から良に推移し、日曜は雨が降って稍重だった。
土曜に行われたダービー卿チャレンジT(芝1600m)は、1000m通過が57秒1というハイペースの競馬になった。後方を進んでいたフォルコメンが大外から伸びて勝ち切ろうとしたところ、さらに後ろから追い込んできたタイムトゥヘヴンに最後で交わされた。勝ち時計は1分32秒3(良)。上がりは11秒7-11秒8-11秒7の35秒2で、勝ち馬が使った上がりは33秒7だった。3着は馬群を捌いて伸びたダーリントンホール。
両日を見て、中から抜け出すか、外から差し切るというケースが多めだった。逃げた馬が押し切ることもあったが、ジョッキーは直線で内を避けて走らせていた。Bコース1週目でも内を攻めて好走するのは簡単ではない状況になっていた。
今週は金曜の時点で良。ただ、含水率がゴール前が12.8%、4コーナーが13.2%で、稍重に違い状態である。土曜は晴れ予報で、乾いて速めの馬場になっているだろう。先週のように内が嫌われるような競馬が多くなりそうではあるが、予断は持たないでおきたい。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アバンチュリエ】評価A+ 騎手S 状態A
【エイシンシュトルム】評価B 騎手A+ 状態B
【エンペザー】評価A- 騎手A+ 状態A
【サーマルウインド】評価A- 騎手A+ 状態A
【ジャングロ】評価A- 騎手A- 状態A
【ティーガーデン】評価A- 騎手S 状態A
【デルマグレムリン】評価A- 騎手A+ 状態A
【ベルウッドブラボー】評価B 騎手A- 状態A
【マテンロウオリオン】評価S 騎手A+ 状態S
【モチベーション】評価B 騎手B 状態B
【リューベック】評価A+ 騎手A- 状態A
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NHKマイルカップ(5月8日)のトライアル競走。3着までに優先出走権が与えられる。ここを勝って本番も制した馬となると、10年前のカレンブラックヒルまでさかのぼらないといけない。
レースレーティングの問題から、日本グレード格付管理委員会よりGⅡ格付けに対する警告が出ている。今年は11頭立てと頭数は少なめで、重賞勝ち馬はマテンロウオリオンしかいない。
ベルウッドブラボー陣営が先手を取りたいと話しているが、同馬はゲートが不安定。スピード値が高いジャングロが自然とハナに立つかもしれないし、並びやペースは流動的である。
名前が出た昆貢厩舎(栗東)のマテンロウオリオンに◎を打った。
父はサンデーサイレンス直仔のダイワメジャー。母の父はキングカメハメハで、2代母がオークス馬レディパステルになる。
2歳の12月の新馬戦は、息が入りづらい競馬になり、直線で一旦は抜け出したものの差されての2着。そこから中1週で1勝クラスに格上挑戦し、アオッて出て後手に回りながら、直線で大外から猛然と伸びて追い込み切った。自身の上がりは33秒4だった。
次走は年替わりを挟み、中京マイルのシンザン記念。中1週で勝ったあとなのに、レース間隔はまた中1週だった。昆厩舎は詰めて使うケースが多いが、それにしても異例のローテーションである。
結果は1着。好位につけてなだめつつの手応えで進み、直線でラチ沿いから早めに抜け出すと、渋太く脚を使って押し切った。この勝利は価値がある。
そのあとは放牧を出され、栗東に戻ってからはCWコースと坂路を併用して意欲的に乗り込んできた。1週前には横山典弘が跨ってCWコースで併せ馬をを行い、65秒5-11秒3の好時計で内から先着。日曜は坂路で54秒1-12秒3を乗られている。
今週は横山典騎乗、CWで単走追い。前向きな走りを見せ、直線で気合をつけられてラスト1ハロンは11秒0だった。5ハロンも65秒1と速い数字である。
馬体は少し余裕があるようにも見えるが、もともとの体型がある。ボリューム感があってパワフルで、しかし、緩いわけではない。先があるのでメイチに仕上がることはないだろうが、力は出せると判断した。
横山典は完全に手の内に入れている様子。最内の1番枠を引き、どんな攻め方をしてくるのかは読みづらいところがある。ただ、過去3戦で違う形で結果を出しているし、このコンビなら状況に応じて適切に動いてくるだろう。
関東圏への輸送は初、中山は初になる。先週の大阪杯では、エフフォーリアが初の関西圏での競馬という状況で人気を裏切った。競走馬は繊細だから環境が変わって力を出し切るというのは楽なことではないが、マテンロウオリオンの能力の高さを信じたい。スムーズに運んで1着を。
相手の筆頭は、西のリューベック。全姉にディアドラ(秋華賞、ナッソーS(仏GI))がいる良血馬で、これまでは1800mと2000mを走ってきた。弥生賞で逃げて6着に敗れたが、強かった勝ち馬に早めに来られては厳しかったか。
東への輸送も2度目になるし、マイルでタメる競馬がマッチしそう。攻めの動きは迫力があったし、怖い存在になる。
▲は東のアバンチュリエ。若さがあって折り合いに課題を残すが、2歳の新馬勝ちは強かったし、今回と同じ舞台だった前走で何とか我慢させて1勝クラスを勝ち切った。横山武史も3度目の騎乗になるので。
△は東のサーマルウインド。前走の1勝クラス勝ちは直線で狭いところを割って勝ち切る内容で、気持ちの強さがある。大型馬で体を持て余しているところがあり、まだ良くなってきそうだ。
※は前走は後手に回って不利もあったティーガーデンで、以下、ジャングロ、デルマグレムリン、エンペザー、ベルウッドブラボーと続く。
単複は◎マテンロウオリオンの単勝と○リューベックの複勝で。◎が抜けた1番人気で、2番手以下は割れている。連勝式は手を広げて買っていき、薄めがハマッてくれると理想的。
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◎1番マテンロウオリオン
○7番リューベック
▲4番アバンチュリエ
△8番サーマルウインド
※2番ティーガーデン
×6番ジャングロ
×10番デルマグレムリン
×11番エンペザー
×5番ベルウッドブラボー
【単勝】1番(60%)
【複勝】7番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→2.4.5.6.7.8.10.11
1→2.4.6.7.8.10.11
1→2.4.6.7.8
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【3連複】(軸1頭ながし)
1→2.4.5.6.7.8.10.11(28点)
1→2.4.5.6.7.8(15点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:1
2着:2.4.7.8
3着:2.4.5.6.7.8.10.11(28点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:1
2着:2.4.5.6.7.8.10.11
3着:2.4.7.8(28点)
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阪神11R
阪神牝馬ステークス(GII) 4月9日(土) ハンデ戦で伏兵馬注
牝馬が争うGII競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りコース使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離が400m以上ある。3、4コーナーはゆったりとしたカーブで、4コーナー途中の残り600mから下り勾配に。下り坂は直線に入って残り約200mまで約400m続き、高低差は2mほどある。
そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上ることになる。最後の100m弱は平坦。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の9週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「今週からBコースを使用します。コースの変更に伴い、大きな傷みはカバーされましたが、向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は、土曜も日曜も良馬場だった。日曜に行われた大阪杯(芝2000m(内))は、直前に雨が降るという状況。8番人気のポタジェが勝ち、時計は1分58秒4だった。好位の後ろのインを進み、4コーナーで外に動かす。直線で渋太く伸び、接戦の中をクビ差で制した。
レースの1000m通過は58秒8。その後の2ハロンは12秒1-11秒7で、上がりは11秒5-11秒8-12秒5だった。タフな消耗戦。2着は好位追走から直線で早めに先頭に立ったレイパパレで、3着は中団から伸びたアリーヴォだった。
同日の3勝クラスの芝1400m(内)は、ロードマックスが大外から鋭く伸びて追い込み切るという競馬、勝ち時計は1分20秒3。レースの3ハロン通過が34秒1で、上がりは11秒4-11秒8-11秒8の35秒0だった。勝ち馬は33秒3の上がりを使っている。
内はボコボコして掘れる状態だが、ここを攻めて好走するパターンは多く、レースが流れて外から差し込む競馬もあった。
今週は9週目にして、ようやくのコース変更。内は隠されることになる(直線部分は3m、カーブは4m)。ただ、内が有利になると考えるのは短絡的すぎる感じで、やはり実際の競馬を見てみたいところだ。中山と同じように金曜の段階で少し湿った状態だが、これは乾いてくるだろう。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アカイトリノムスメ】評価A+ 騎手A- 状態S
【アンドラヴァラナウト】評価A+ 騎手A+ 状態S
【クリスティ】評価A- 騎手A- 状態A
【クリノフラッシュ】評価B 騎手A- 状態A
【ジェラルディーナ】評価A+ 騎手A- 状態S
【デゼル】評価A+ 騎手S 状態S
【テーオーラフィット】評価A- 騎手A+ 状態A
【マジックキャッスル】評価A+ 騎手A+ 状態A
【ムジカ】評価B 騎手A- 状態A
【メイショウミモザ】評価B 騎手A- 状態A
【ラルナブリラーレ】評価A- 騎手A+ 状態A
【ローレルアイリス】評価B 騎手B 状態A
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牝馬同士のマイル重賞。1着馬にはヴィクトリアマイル(5月15日)の優先出走権が与えられる。12頭立てと頭数は多くなく、GI馬はアカイトリノムスメのみとなっている。
先行馬タイプが少ないメンバー。ここ2戦は後手に回っているが、スタートが決まればクリスティがハナに立ちそうだ。クリスティが行かなかった場合、ローレルアイリス、テーオーラフィット、メイショウミモザあたりが押し出されて先導することになるだろう。奇策的に離して逃げたり、ロングスパートをかけるジョッキーが出てくる可能性がある。
国枝栄厩舎(美浦)の4歳馬アカイトリノムスメに◎を打った。
ご存じのように三冠牝馬アパパネの仔、父はディープインパクト。3歳の春は桜花賞がソダシのレコード駆けと0秒2差の4着で、オークスは直線で捌きづらくなるところがあっての2着(1馬身差)だった。
秋になって、ぶっつけで挑んで秋華賞でGI制覇。タフな馬場でラスト1ハロンが12秒9もかかる競馬になったが、渋太く伸びて差し切った。
続くエリザベス女王杯は7着。中3週での再遠征でテンションが高く、実戦では力んで走ってしまった。直線での伸びを欠いたのは当然で、2着と0秒2差の7着なら十分に頑張った方である。
その後は放牧に出され、今回が4歳緒戦。早めに美浦に戻し、初時計は2月23日だった。そこからウッドコースを中心に豊富に攻めを積み、2週前の段階でウッドで65秒5-49秒7-11秒4の好時計が出ている(内を回ったもの)。
今週は助手が跨ってウッドで併せ馬。内めを回って外に併せ、66秒5-11秒5で楽な手応えで同入した。大きく体が成長したという感じはないが、太めが残ってはいないし、動きもキビキビしていた。目標が先でも、きっちりと造ってきている印象である。
ヤネは同馬に乗って3勝している戸崎圭太。稽古には1週前に跨っていて、仕上がりの感触はつかんでいるだろう。馬群に入ると捌きが甘い頼りないジョッキーではあるが、阪神の外回りコースで12頭立てだから、慌てずに進路を見つけてもらいたい。
マイルの距離は合うし、速い馬場でも少し力の要る馬場でも、どちらにも対応できる。問題は56キロの斤量。初めて背負う数字になり、54キロ、55キロの勢力と叩き合いになった時に不利な材料にはなる。それでも底力としっかりと乗り込んできた点を重視し、中心に期待することにした。
対抗評価は西の4歳馬アンドヴァラナウト。3歳の秋はローズSを快勝し、秋華賞は◎と0秒2差の3着だった。祖母が名牝エアグルーヴで、こちらも血統は一流である。
1月の愛知杯は11着に敗れたが、栗東での攻め量が少なく、状態面に問題があったか。実戦では少し力んで走っていた。
放牧に出して立て直し、今回は負荷をかける調教をしている。1週前にはCWコースで66秒2-11秒1。今週は坂路に入れて51秒9-11秒9の好時計をマークしていて、前走以上のデキにあるのは間違いない。
折り合い面からマイルの距離は合うし、ヤネはコンビを組んで(3.3.1.0)の福永祐一。巻き返しがあって当然である。
▲は西の5歳馬デゼル。マイルは少し忙しいが、昨年の当レースでは川田将雅が豪快に追って伸ばして外から差し切った。今年も川田で、ただ、斤量は昨年から1キロ増えて55キロ。しっかり乗って仕上がりは良く、連覇を決めるシーンも。
△は西の4歳馬ジェラルディーナ。名牝ジェンティルドンナの仔で、前2走では牡馬混合の重賞で4着、4着と駆けている。先週の大阪杯を除外されて、このレースに。マイルはベストではないだろうが、対応できないことはない。攻めで動いているし、体つきも良くて、これも1着候補。
※は東の5歳馬マジックキャッスル。昨年に当レースをクビ2着に駆け、次走でヴィクトリアマイルを3着(2着とクビ差)に好走している。同厩のアカイトリノムスメと併せるなどして、入念に乗り込んできた。
実績から考えれば上記の5頭が少し抜けた存在で、以下はテーオーラフィット、クリスティ、ラルナブリラーレなど。展開上の紛れが起こることも考えられ、うまくいってどこまで抵抗できるかだ。
単複は◎アカイトリノムスメの単勝&複勝を。上位5頭が少し接近した人気になっていて、連勝式は意外とついてくれる。例えば、前日の段階で3連単の1番人気は4,200円台。無理に絞らないで買っていきたい。
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◎5番アカイトリノムスメ
○2番アンドヴァラナウト
▲3番デゼル
△9番ジェラルディーナ
※12番マジックキャスル
×7番テーオーラフィット
×10番クリスティ
×8番ラルナブリラーレ
×6番ムジカ
【単勝】5番(10%)
【複勝】5番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
5→2.3.9.12
5→2.3.9
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【3連複】(軸2頭ながし)
2.5→全通り(10点)
3.5→全通り(10点)
5.9→全通り(10点)
【3連複】
2-3-5・2-3-5・2-5-9・3-5-9・2-5-12・3-5-12・5-9-12(7点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
5→2.3.9.12(36点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
5→2.3.9(18点)
【3連単】
5-3-12・5-2-12(2点)
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【土曜後半レース】
阪神12R
ワイド 5,270円
ワイド 7,770円
複 勝 370円(40%)
アッティーヴォ3着(5人気)
中山12R
3連単 4,830円
3連複 1,090円
馬 連 660円
※○◎でヒット
京橋S
馬 連 270円(20%)
ワイド 150円(80%)
◎○でヒット
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中山10R
船橋ステークス 4月9日(土) 快速馬がそろって…
◎ゼログラヴィティは昨年の12月に当舞台で1分07秒8(良)のV。昇級緒戦はしんがりの16着に敗れたが、揉まれ込んで力を出し切れなかった。美浦のウッドで好時計を連発して仕上がりは良好。外めの11番枠を引いたのはいいし、津村明秀が少しタメるぐらいで乗ってくれると上位争いに食い込んでくる。
○ショウリュウレーヴは昇級緒戦の前走(中京芝1400m)でスイスイ逃げて1分19秒8(良)の2着。1200mの通過は1分07秒8だった。
1週前に栗東の坂路で50秒6-36秒4-11秒6の猛時計をマーク。関東圏への輸送でイレ込まないかがポイントになるが、初の1200mでどんなパフォーマンスを見せるか注目される。
速い馬がそろったので激戦必至。先週の芝のレースを見ると、内が伸びづらい。壊れる危険性がある危ないレースだが、◎と○のスピードに期待することにした。
◎11番ゼログラヴィティ
○4番ショウリュウレーヴ
【単勝】11番(10%)・4番(40%)
【複勝】11番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
【馬連&ワイド】
4-11・4-11・6-11
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.11→全通り(14点)
【3連複】
4-6-11(1点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.4→全通り(84点)
11.4→6(6点)
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中山12R
4歳以上1勝クラス 4月9日(土) レベルが低めで…
◎サンズオブタイムは初めてダートを走った前走で0秒5差の6着に応戦した。脚抜きの良い馬場と考えると1分53秒3(重)は平凡だが、道中のラップが速めでラスト1ハロンが14秒0もかかったレースで、頑張りを見せた点は評価できる。
中間も順調だし、走法から見て良馬場にも対応できるだろう。しっかり追ってくる田辺裕信は手が合いそうだし、好勝負になっていい。
○インヴァリアンスは前走が◎と同じレースで0秒4差の5着。久々だったことを考えれば、上々のスタートだったと言える。
ノドが鳴るので晴れた天候でどうかだが、能力的にはヒケは取らない。ヤネは田辺よりさらに追える横山武史。
▲は立て直して攻めを強化してきたエアーレジーナで、△は再転入緒戦で4着に駆けたランスルー。以下、警戒が必要な勢力が多くいる。
全体にレベルは低め。崩れる可能性も考えられ、連勝式は崩れ待ちで広く買っていきたい。
◎8番サンズオブタイム
○6番インヴァリアンス
▲3番エアーレジーナ
△7番ランスルー
※5番ダノンマヴロス
×9番アメリカンエール
×10番エコロカナワン
×2番ゾロ
×4番メイショウムート
【単勝】8番(30%)・6番(30%)
【複勝】3番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
6→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.8→全通り(9点)
3.8→全通り(9点)
3.6→全通り(9点)
7.8→全通り(9点)
6.7→全通り(9点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.6→全通り(54点)
8.6→5.7(12点)
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阪神10R
京橋ステークス 4月9日(土) 素質ある4歳馬に注目
◎プログノーシスは3歳の春にシャフルヤールがレコードで勝った毎日杯で3着に健闘した素材。それを除けば3戦3勝で、いずれも圧巻の勝ちっぷりだった。
ゲートでトモが入らないあたり完成前なのだろうが、しっかりと攻めは積めている。昇級してトップハンデの57キロを課せられたのは楽でない。それでも、3勝クラスが壁になるような器ではないので。
○リフレーミングは2走前がレースが流れて厳しい競馬の中を2着。前走は逆に緩い流れの中で内にモタれながら差し切った。
放牧に出してリフレッシュさせ、栗東の坂路で入念に乗られて仕上がりは良好。ハンデは55キロで◎と2キロの差があり、食い下がるシーンがあっても。
◎も○も4歳馬で、まだまだ伸びていくだろう。この線を馬連&ワイドで買いたい。
◎9番プログノーシス
○2番リフレーミング
【馬連】
2-9(20%)
【ワイド】
2-9(80%)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス 4月9日(土) 混戦で大穴狙い
◎ミスズメジャーは今回と同じ舞台で1勝クラスをクリア。古川吉洋らしく外を回して少し見苦しい騎乗ではあったが、この馬自身は揉まれるよりは外を通った方が結果は出やすい。
今回は昇級戦で大外の16番枠。ヤネは引き続き古川で、より外を回すような競馬になると厳しいだろう。でも、馬には上がり目があり、少しでも内に寄せる競馬をして、乱戦になると浮上する余地が出る。
○アッティーヴォには前走で古川が乗っていて、直線でやはり外に出して3着までだった。今回は3キロ減騎手の角田大和を起用して斤量が54キロ。良馬場のダ1200mは合うとは言えないが、減量効果で食い込む可能性はある。
▲は立て直して好ムードのオカリナで、△は昇級緒戦でハナ差の2着に差したビーアイフェリペ。以下、軽視できない勢力は多い。
◎も○も人気薄。好走するには恵まれる必要があるが、思い切って狙っていきたい。ハマると大きな配当になる。
◎16番ミスズメジャー
○14番アッティーヴォ
▲12番オカリナ
△8番ビーアイフェリペ
※4番ミッキーマインド
×9番ミラクル
×13番タガノペカ
×10番ディーズローリエ
×11番エスシーミホーク
×15番コウイチ
【単勝】16番(10%)・14番(10%)
【複勝】16番(40%)・14番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
14→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
14.16→全通り(14点)
12.16→全通り(14点)
12.14→全通り(14点)
8.16→全通り(14点)
8.14→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
16.14→全通り(84点)
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中間の栗東での攻めは意欲的だ。1週前にはCWコースで併せて、67秒4-11秒5で楽な手応えで同入。今週は坂路で併せ馬を行い、54秒4-12秒3で楽に先着している。関東圏への輸送があるのに、金曜にも坂路で15-15を乗った。6歳にして本格化している。
ヤネは大野拓弥。捌きに甘さのあるジョッキーで、テン乗りになるので不安はある。馬自身は中山のコース形態にも対応できそう。府中の芝1800mと阪神のダ1400mで勝ち鞍があり、直線の坂もこなしてくるだろう。
何より大きいのが54キロのハンデ。前走から3キロも減ることになり、前走の追走ぶりも考えるとオープンの流れに戸惑うことはないとみた。スムーズに立ち回ると上位争いが可能になる。
鹿戸雄一厩舎(美浦)の7歳セン馬ルッジェーロも気になる存在。
芝のオープンでは2着が2回、3着が1回で、1月のカーバンクルSでは外々を回る競馬になりながら4着に追い込んでいる。続く中1週で挑んだシルクロードS(GIII)は、直線で追い出すのが遅れての8着だった。
注目すべきは中間の攻め内容。1週前にウッドコースでエフフォーリアの調教パートナーをつとめ、内で並んで煽るぐらいの動きを見せた。時計は65秒4-11秒2だった。坂路にも入れて豊富に乗られていて、いいデキにあるのは間違いない。
大型馬でスタートで躓くことがあるのが課題だが、それでも終いには確実に脚を使ってくる。ハンデは55キロ。横山和生はテン乗りになるが、土曜に芝1200mの船橋Sを勝っていて、いいイメージを持って落ち着いて誘導してもらいたい。末脚がハマるシーンがある。
▲は西の5歳馬タイセイビジョン(57キロ)。重賞2勝馬で実力は上位で、ガツンとハミを噛んで走ってしまうので、その点だけが問題になる。ヤネは乗れる若手の菅原明良。うまく抑え込むことに成功すれば。
△は6歳だった2年前に54キロのハンデで当レースを勝っているラヴィングアンサー。今年は57キロだが、58キロでオープンを勝っているから問題はない。8歳でも切れ味は衰えていないので。
※も末脚を武器にしているタイセイアベニール(56キロ)で、以下、カイザーメランジェ、ヴェントヴォーチェ、ジュニパーベリーなど、軽視できない勢力が多くいる。
やるたびに結果が変わりそうな乱戦。前日の段階の1番人気のオッズを見ると、馬連が1,100円台、3連単が9,000円台となっている。◎トップオブメジャーも○ルッジェーロも人気にはなっておらず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
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◎8番トップオブメジャー
○11番ルッジェーロ
▲13番タイセイビジョン
△3番ラヴィングアンサー
※7番タイセイアベニール
×6番カイザーメランジェ
×9番ヴェントヴォーチェ
×12番ジュニパーベリー
×15番ハッピーアワー
×16番コロラトゥーレ
【単勝】8番(10%)・11番(10%)
【複勝】8番(50%)・11番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.11→全通り(14点)
8.13→全通り(14点)
11.13→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
7.8→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.11→全通り(84点)
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阪神11R
桜花賞(GI) 4月10日(日) 好調な牝馬多し
3歳の牝馬が争うGI競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りコース使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離が400m以上ある。3、4コーナーはゆったりとしたカーブで、4コーナー途中の残り600mから下り勾配に。下り坂は直線に入って残り約200mまで約400m続き、高低差は2mほどある。
そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上ることになる。最後の100m弱は平坦。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の9週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「今週からBコースを使用します。コースの変更に伴い、大きな傷みはカバーされましたが、向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
土曜は芝1600m(外)の阪神牝馬S(GIII)が組まれていて、勝ったのは9番人気(単勝6,870円)の伏兵馬メイショウミモザ。中団のインで脚をタメ、直線で少し外に出すと、しっかりと伸びて勝ち切った。2着は好位を進んでいた1番人気のアンドヴァラナウトで、3着は直線で外に動かして差し込んだデゼルだった。勝ち時計は1分32秒8(良)。レースの1000m通過は58秒1で、上がりは11秒2-11秒4-12秒1の34秒7だった。
3勝クラスの芝2000m(内)戦は、大きな注目を集めたプログノーシスが大外から鋭い末脚を繰り出してV。勝ち時計は1分58秒3(良)で、自身の上がりは33秒1だった。
高速馬場とまではいかないが、スピードの出やすい状態と言っていいだろう。内は掘れているところがあるが、走れないわけではない。三分どころぐらいが最も伸びがいいという感じだった。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アネゴハダ】評価B 騎手A- 状態S
【アルーリングウェイ】評価A- 騎手A- 状態S
【ウォーターナビレラ】評価A+ 騎手A- 状態S
【カフジテトラゴン】評価B 騎手B 状態A
【クロスマジェスティ】評価B 騎手A- 状態A
【サブライムアンセム】評価A- 騎手A+ 状態S
【サークルオブライフ】評価S 騎手A+ 状態S
【スターズオンアース】評価A+ 騎手S 状態S
【ナミュール】評価S 騎手S 状態S
【ナムラクレア】評価A+ 騎手A+ 状態S
【パーソナルハイ】評価B 騎手B 状態A
【ピンハイ】評価A- 騎手A- 状態A
【フォラブリューテ】評価A- 騎手S 状態S
【プレサージュリフト】評価A- 騎手A- 状態A
【ベルクレスタ】評価A- 騎手A- 状態A
【ライラック】評価A- 騎手A+ 状態A
【ラズベリームース】評価A- 騎手A- 状態A
【ラブリイユアアイズ】評価A+ 騎手A+ 状態S
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フルゲートの18頭立て、今週から仮柵を設置してBコース。昨年はソダシがコースレコードとなる1分31秒1で制したが、今年はそこまで速い馬場にはなっていない。
2番枠のカフジテトラゴン陣営が逃げ宣言を出している。9番枠のクロスマジェスティも積極策を匂わせていて、この2頭が後ろを少し離すかもしれない。好位につけるのは、アルーリングウェイ、ウォーターナビレラ、ラブリイユアアイズ、アネゴハダあたりになる。
2歳女王のサークルオブライフ(16番枠)は中団付近か。大外18番枠のナミュールは、ゲートが決まるかどうかで組み立てが変わってくる。いずれにせよ、レースは平均ペース以上で流れ、タテに長い展開になりそうだ。直線の攻防は見応えあるものになる。
黒岩陽一厩舎(栗東)のラブリイユアアイズに◎を打った。
父がサドラーズウェルズ系のロゴタイプで、母の父がサンデーサイレンス系のヴィクトワールピサ。「SSの3×4」という“奇跡の血量”と言われるクロスがある。さらに「In The Wingsの4×4」、「Haloの(5×4)×5」のクロスを内包している。
2歳の阪神ジュベナイルフィリーズでは、8番人気ながら半馬身差の2着に健闘。ゲートをしっかりと出て、抑えて下げて好位の後ろにつける。道中はなだめるぐらいの行きっぷりの良さだった。
直線は外には動かさず、荒れ気味だった内めを伸ばす。渋太く脚を使って先頭に出かかったが、少し離れた外から伸びたサークルオブライフに差されてしまった。ただ、交わされてから食い下がっていて、ゴールしたあとはこちらが前に出ていた。この点は見逃せない。
関西圏への輸送があっての結果。6月の新馬戦は448キロだったが、阪神ジュベナイルFの時は428キロだった。それでGIで好走したのだから価値は高い。そして、トライアルを使わずに桜花賞に挑むというのは、予定通りの行動である。
2月23日に美浦に帰厩し、坂路とウッドコースを併用してみっちりと乗り込んできた。1週前には坂井瑠星が跨ってウッドで併せ馬。古馬3勝クラスのブレークアップに先着し、時計は68秒7-11秒3だった。今週はウッドで67秒0-11秒7で楽に同入している。小ぶりではあるが、バネが利いた走りで仕上がりは良好だ。
水曜の計量で前走比24キロ増の452キロ。西への輸送も2度目になるし、ここからあまり減らないでくれるといい。440キロを割らないでもらいたいところである。
ヤネはテン乗りで坂井瑠星。1週前に稽古をつけていて、感触はつかんでいるだろう。少し雑に動かすところがあるが、馬を伸ばす技術と腕力は現役トップクラスである。
11番枠なら、内の出方をうかがいつつ、ポジショニングはしやすいはず。無理はせず、しかし、思い切りのいい騎乗でパートナーの良さを引き出してもらいたい。GI2着馬に対してこう言うのも変だが、一発に期待する。
長谷川浩大厩舎(栗東)のナムラクレアも穴で気になる存在。
1200mの小倉2歳Sは強い勝利だったが、1400mのファンタジーSは2着、マイルの阪神ジュベナイルFは5着。胴が詰まり気味で闘争心が非常に強く、短い距離がいいのは間違いない。
ただ、今年緒戦のフィリーズレビュー(阪神芝1400m(内))では、中団を進み、4コーナーから直線にかけて大きく外に出すロスがありながらアタマ差の2着に伸びている。勝ち時計の1分19秒9(良)はレースレコードで、これと同じタイムで走った。
もともとやたらと動くタイプではあるが、中間の動きは絶好。1週前にはマイル克服を意識してか浜中俊が跨ってCWコースで長めから追われ、63秒1-11秒2の猛時計で追走先着を果たしている。今週は坂路に入れて馬なりで52秒9-37秒8-11秒7の好時計。1週前に強くやってもテンションは上がっていない。
2歳時と比べると、少しストライドが伸びたように見える。陣営は「これまでで一番のデキ」と話していて、万全の状態で本番を迎えることができそうだ。
ヤネは小倉2歳Sから手綱を取っている浜中。1番枠という難しい枠を引き、どんな競馬をするかが鍵になる。ナムラクレア自身はパワー十分で、馬場が悪いのを承知の上で、コースロスなく内を回してくるかもしれない。少し行かせて外に動かす攻め方もありで、ただ、ヘタに押すとデキが良すぎる分でスイッチが入ってしまう可能性がある。
いずれにせよ、脚力と充実ぶりには注目すべき。こちらも激走があって不思議はない。
▲は人気のナミュール。阪神ジュベナイルFは力を出し切れずに4着だったが、今季緒戦のチューリップ賞を快勝し、末脚の非凡さをあらためてアピールしている。木曜の計量では前走比2キロ増の432キロ。体は大きくなっていないが、攻めの動きは力強かった。
横山武史は前走に続いて2度目の騎乗になる。18番枠で最後入れ。その分で出てくれるといいが、最外枠は外ラチが目に入って外にヨレるケースがあり、そこは少し気になる。タメが利いて末脚をフル発揮できれば、もちろん争覇圏に。
△は2歳女王のサークルオブライフ。復帰戦のチューリップ賞は、テンに出した分で力んだ走りになって3着に終わった。攻めの動きから、叩いた上積みは大きい。ナミュールと同じくピンク帽(16番枠)になったが、ミルコ・デムーロが考えて乗ってくるだろう。これも1着候補。
※は阪神ジュベナイルF3着、チューリップ賞5着のウォーターナビレラ。中間は今まで以上にハードに攻められていて、ひと伸びが利くかもしれない。
以下はサブライムアンセム、スターズオンアース、ラズベリームース、プレサージュリフトなど。攻めで動いて警戒したい馬が多くいて、印は回り切らなかった。
前日の夜の段階で、◎ラブリイユアアイズは単勝1,600円台の7番人気、○ナムラクレアは単勝1,300円台の6番人気。どちらも十分に妙味があり、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎11番ラブリイユアアイズ
○1番ナムラクレア
▲18番ナミュール
△16番サークルオブライフ
※6番ウォーターナビレラ
×7番サブライムアンセム
×8番スターズオンアース
×13番ラズベリームース
×14番プレサージュリフト
×3番アルーリングウェイ
【単勝】11番(10%)・1番(10%)
【複勝】11番(40%)・1番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
1→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.11→全通り(16点)
11.18→全通り(16点)
1.18→全通り(16点)
11.16→全通り(16点)
1.16→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.1→全通り(96点)
11.18→全通り(96点)
【3連単】
18-11-16・18-16-11・18-16-11・16-18-11(4点)
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【日曜後半レース】
中山12R
馬 連 3,470円
単 勝 450円(10%)
複 勝 180円(50%)
◎リワードマレンゴ1着(2人気)
阪神12R
馬 連 3,210円
ワイド 1,170円
ワイド 4,060円
単 勝 640円(10%)
複 勝 260円(40%)
ゴールドレガシー1着(4人気)
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中山10R
卯月ステークス 4月10日(日) 伏兵馬狙いで
◎9番ゲンパチルシファー
○13番ウィリアムバローズ
▲14番デュアライズ
△3番アメリカンフェイス
※7番キタノヴィジョン
×4番メイショウドヒョウ
×2番ホウオウルバン
×12番リッターシュラーク
×15番テンザワールド
×8番ロードリバーサル
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
【馬連&ワイド】
9-13
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【3連複】(軸2頭ながし)
9.13→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
3.9→全通り(14点)
7.9→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.13→全通り(84点)
9.13→2.4(12点)
【3連単】
13-2-9・13-2-9(2点)
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中山12R
4歳以上2勝クラス 4月10日(日) 高配当待ちで手広く
◎11番リワードマレンゴ
○14番デルマカミカゼ
▲10番タケルラスティ
△5番フォックススリープ
※7番レジリエンスブルー
×13番ピナクルズ
×4番ロードミッドナイト
×12番ウキウキホリデー
×8番エバーサニーハート
×9番オンリーワンボーイ
【単勝】11番(10%)
【複勝】11番(50%)・14番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
14→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.14→全通り(14点)
10.11→全通り(14点)
5.11→全通り(14点)
7.11→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.14→全通り(84点)
11.14→10(6点)
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阪神10R
大阪-ハンブルクカップ 4月10日(日) ハンデ戦で穴狙い
◎1番ボスジラ
○9番シャンパンクーペ
▲4番ホウオウエクレール
△7番パトリック
※6番ディアマンミノル
×10番エフェクトオン
×2番テンカハル
×8番タイセイモナーク
×3番アドマイヤアルバ
【単勝】1番(10%)
【複勝】1番(70%)・9番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→2.3.4.6.7.8.9.10
1→2.4.6.7.10
9→2.3.4.6.7.8.10
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【3連複】(軸1頭ながし)
1→2.3.4.6.7.8.9.10(28点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
1.9→全通り(48点)
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阪神12R
梅田ステークス 4月10日(日) 混戦で高配当狙い
◎1番モダスオペランディ
○2番ゴールドレガシー
▲5番ロッキーサンダー
△13番ヴォワドアンジェ
※10番クリノドラゴン
×7番ホッコーライデン
×12番サトノロイヤル
×3番フォルテデイマルミ
×6番キーフラッシュ
×14番ハンディーズピーク
【単勝】1番(10%)・2番(10%)
【複勝】1番(40%)・2番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→全通り
2→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.2→全通り(14点)
1.5→全通り(14点)
2.5→全通り(14点)
1.13→全通り(14点)
2.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
1.2→全通り(84点)
1.2→13(6点)
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【土曜メインレース】
ニュージーランドT
3連複 2,950円
馬 連 990円
複 勝 250円(40%)
×◎○でヒット
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中山11R
ニュージーランドトロフィー(GII) 4月9日(土) 連勝式は崩れ待ち
3歳馬が争うGII競走で、舞台は中山の芝1600m。
1コーナー横の引き込み線からのスタート、外回りコース使用。200mほど走って右カーブになるため、外枠は不利になる。1コーナーが中山競馬場の最高地点で、3コーナー途中の残り700mまで平坦部分を挟みながら4m強の高低差を下ることになる。
そこからはほぼ平坦で、4コーナー途中の残り約400m~残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は連続開催の7週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面のコース内側に傷みがあります」と発表があった。
先週の芝は、土曜が稍重から良に推移し、日曜は雨が降って稍重だった。
土曜に行われたダービー卿チャレンジT(芝1600m)は、1000m通過が57秒1というハイペースの競馬になった。後方を進んでいたフォルコメンが大外から伸びて勝ち切ろうとしたところ、さらに後ろから追い込んできたタイムトゥヘヴンに最後で交わされた。勝ち時計は1分32秒3(良)。上がりは11秒7-11秒8-11秒7の35秒2で、勝ち馬が使った上がりは33秒7だった。3着は馬群を捌いて伸びたダーリントンホール。
両日を見て、中から抜け出すか、外から差し切るというケースが多めだった。逃げた馬が押し切ることもあったが、ジョッキーは直線で内を避けて走らせていた。Bコース1週目でも内を攻めて好走するのは簡単ではない状況になっていた。
今週は金曜の時点で良。ただ、含水率がゴール前が12.8%、4コーナーが13.2%で、稍重に違い状態である。土曜は晴れ予報で、乾いて速めの馬場になっているだろう。先週のように内が嫌われるような競馬が多くなりそうではあるが、予断は持たないでおきたい。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アバンチュリエ】評価A+ 騎手S 状態A
【エイシンシュトルム】評価B 騎手A+ 状態B
【エンペザー】評価A- 騎手A+ 状態A
【サーマルウインド】評価A- 騎手A+ 状態A
【ジャングロ】評価A- 騎手A- 状態A
【ティーガーデン】評価A- 騎手S 状態A
【デルマグレムリン】評価A- 騎手A+ 状態A
【ベルウッドブラボー】評価B 騎手A- 状態A
【マテンロウオリオン】評価S 騎手A+ 状態S
【モチベーション】評価B 騎手B 状態B
【リューベック】評価A+ 騎手A- 状態A
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NHKマイルカップ(5月8日)のトライアル競走。3着までに優先出走権が与えられる。ここを勝って本番も制した馬となると、10年前のカレンブラックヒルまでさかのぼらないといけない。
レースレーティングの問題から、日本グレード格付管理委員会よりGⅡ格付けに対する警告が出ている。今年は11頭立てと頭数は少なめで、重賞勝ち馬はマテンロウオリオンしかいない。
ベルウッドブラボー陣営が先手を取りたいと話しているが、同馬はゲートが不安定。スピード値が高いジャングロが自然とハナに立つかもしれないし、並びやペースは流動的である。
名前が出た昆貢厩舎(栗東)のマテンロウオリオンに◎を打った。
父はサンデーサイレンス直仔のダイワメジャー。母の父はキングカメハメハで、2代母がオークス馬レディパステルになる。
2歳の12月の新馬戦は、息が入りづらい競馬になり、直線で一旦は抜け出したものの差されての2着。そこから中1週で1勝クラスに格上挑戦し、アオッて出て後手に回りながら、直線で大外から猛然と伸びて追い込み切った。自身の上がりは33秒4だった。
次走は年替わりを挟み、中京マイルのシンザン記念。中1週で勝ったあとなのに、レース間隔はまた中1週だった。昆厩舎は詰めて使うケースが多いが、それにしても異例のローテーションである。
結果は1着。好位につけてなだめつつの手応えで進み、直線でラチ沿いから早めに抜け出すと、渋太く脚を使って押し切った。この勝利は価値がある。
そのあとは放牧を出され、栗東に戻ってからはCWコースと坂路を併用して意欲的に乗り込んできた。1週前には横山典弘が跨ってCWコースで併せ馬をを行い、65秒5-11秒3の好時計で内から先着。日曜は坂路で54秒1-12秒3を乗られている。
今週は横山典騎乗、CWで単走追い。前向きな走りを見せ、直線で気合をつけられてラスト1ハロンは11秒0だった。5ハロンも65秒1と速い数字である。
馬体は少し余裕があるようにも見えるが、もともとの体型がある。ボリューム感があってパワフルで、しかし、緩いわけではない。先があるのでメイチに仕上がることはないだろうが、力は出せると判断した。
横山典は完全に手の内に入れている様子。最内の1番枠を引き、どんな攻め方をしてくるのかは読みづらいところがある。ただ、過去3戦で違う形で結果を出しているし、このコンビなら状況に応じて適切に動いてくるだろう。
関東圏への輸送は初、中山は初になる。先週の大阪杯では、エフフォーリアが初の関西圏での競馬という状況で人気を裏切った。競走馬は繊細だから環境が変わって力を出し切るというのは楽なことではないが、マテンロウオリオンの能力の高さを信じたい。スムーズに運んで1着を。
相手の筆頭は、西のリューベック。全姉にディアドラ(秋華賞、ナッソーS(仏GI))がいる良血馬で、これまでは1800mと2000mを走ってきた。弥生賞で逃げて6着に敗れたが、強かった勝ち馬に早めに来られては厳しかったか。
東への輸送も2度目になるし、マイルでタメる競馬がマッチしそう。攻めの動きは迫力があったし、怖い存在になる。
▲は東のアバンチュリエ。若さがあって折り合いに課題を残すが、2歳の新馬勝ちは強かったし、今回と同じ舞台だった前走で何とか我慢させて1勝クラスを勝ち切った。横山武史も3度目の騎乗になるので。
△は東のサーマルウインド。前走の1勝クラス勝ちは直線で狭いところを割って勝ち切る内容で、気持ちの強さがある。大型馬で体を持て余しているところがあり、まだ良くなってきそうだ。
※は前走は後手に回って不利もあったティーガーデンで、以下、ジャングロ、デルマグレムリン、エンペザー、ベルウッドブラボーと続く。
単複は◎マテンロウオリオンの単勝と○リューベックの複勝で。◎が抜けた1番人気で、2番手以下は割れている。連勝式は手を広げて買っていき、薄めがハマッてくれると理想的。
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◎1番マテンロウオリオン
○7番リューベック
▲4番アバンチュリエ
△8番サーマルウインド
※2番ティーガーデン
×6番ジャングロ
×10番デルマグレムリン
×11番エンペザー
×5番ベルウッドブラボー
【単勝】1番(60%)
【複勝】7番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→2.4.5.6.7.8.10.11
1→2.4.6.7.8.10.11
1→2.4.6.7.8
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【3連複】(軸1頭ながし)
1→2.4.5.6.7.8.10.11(28点)
1→2.4.5.6.7.8(15点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:1
2着:2.4.7.8
3着:2.4.5.6.7.8.10.11(28点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:1
2着:2.4.5.6.7.8.10.11
3着:2.4.7.8(28点)
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阪神11R
阪神牝馬ステークス(GII) 4月9日(土) ハンデ戦で伏兵馬注
牝馬が争うGII競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りコース使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離が400m以上ある。3、4コーナーはゆったりとしたカーブで、4コーナー途中の残り600mから下り勾配に。下り坂は直線に入って残り約200mまで約400m続き、高低差は2mほどある。
そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上ることになる。最後の100m弱は平坦。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の9週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「今週からBコースを使用します。コースの変更に伴い、大きな傷みはカバーされましたが、向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります。全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は、土曜も日曜も良馬場だった。日曜に行われた大阪杯(芝2000m(内))は、直前に雨が降るという状況。8番人気のポタジェが勝ち、時計は1分58秒4だった。好位の後ろのインを進み、4コーナーで外に動かす。直線で渋太く伸び、接戦の中をクビ差で制した。
レースの1000m通過は58秒8。その後の2ハロンは12秒1-11秒7で、上がりは11秒5-11秒8-12秒5だった。タフな消耗戦。2着は好位追走から直線で早めに先頭に立ったレイパパレで、3着は中団から伸びたアリーヴォだった。
同日の3勝クラスの芝1400m(内)は、ロードマックスが大外から鋭く伸びて追い込み切るという競馬、勝ち時計は1分20秒3。レースの3ハロン通過が34秒1で、上がりは11秒4-11秒8-11秒8の35秒0だった。勝ち馬は33秒3の上がりを使っている。
内はボコボコして掘れる状態だが、ここを攻めて好走するパターンは多く、レースが流れて外から差し込む競馬もあった。
今週は9週目にして、ようやくのコース変更。内は隠されることになる(直線部分は3m、カーブは4m)。ただ、内が有利になると考えるのは短絡的すぎる感じで、やはり実際の競馬を見てみたいところだ。中山と同じように金曜の段階で少し湿った状態だが、これは乾いてくるだろう。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アカイトリノムスメ】評価A+ 騎手A- 状態S
【アンドラヴァラナウト】評価A+ 騎手A+ 状態S
【クリスティ】評価A- 騎手A- 状態A
【クリノフラッシュ】評価B 騎手A- 状態A
【ジェラルディーナ】評価A+ 騎手A- 状態S
【デゼル】評価A+ 騎手S 状態S
【テーオーラフィット】評価A- 騎手A+ 状態A
【マジックキャッスル】評価A+ 騎手A+ 状態A
【ムジカ】評価B 騎手A- 状態A
【メイショウミモザ】評価B 騎手A- 状態A
【ラルナブリラーレ】評価A- 騎手A+ 状態A
【ローレルアイリス】評価B 騎手B 状態A
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牝馬同士のマイル重賞。1着馬にはヴィクトリアマイル(5月15日)の優先出走権が与えられる。12頭立てと頭数は多くなく、GI馬はアカイトリノムスメのみとなっている。
先行馬タイプが少ないメンバー。ここ2戦は後手に回っているが、スタートが決まればクリスティがハナに立ちそうだ。クリスティが行かなかった場合、ローレルアイリス、テーオーラフィット、メイショウミモザあたりが押し出されて先導することになるだろう。奇策的に離して逃げたり、ロングスパートをかけるジョッキーが出てくる可能性がある。
国枝栄厩舎(美浦)の4歳馬アカイトリノムスメに◎を打った。
ご存じのように三冠牝馬アパパネの仔、父はディープインパクト。3歳の春は桜花賞がソダシのレコード駆けと0秒2差の4着で、オークスは直線で捌きづらくなるところがあっての2着(1馬身差)だった。
秋になって、ぶっつけで挑んで秋華賞でGI制覇。タフな馬場でラスト1ハロンが12秒9もかかる競馬になったが、渋太く伸びて差し切った。
続くエリザベス女王杯は7着。中3週での再遠征でテンションが高く、実戦では力んで走ってしまった。直線での伸びを欠いたのは当然で、2着と0秒2差の7着なら十分に頑張った方である。
その後は放牧に出され、今回が4歳緒戦。早めに美浦に戻し、初時計は2月23日だった。そこからウッドコースを中心に豊富に攻めを積み、2週前の段階でウッドで65秒5-49秒7-11秒4の好時計が出ている(内を回ったもの)。
今週は助手が跨ってウッドで併せ馬。内めを回って外に併せ、66秒5-11秒5で楽な手応えで同入した。大きく体が成長したという感じはないが、太めが残ってはいないし、動きもキビキビしていた。目標が先でも、きっちりと造ってきている印象である。
ヤネは同馬に乗って3勝している戸崎圭太。稽古には1週前に跨っていて、仕上がりの感触はつかんでいるだろう。馬群に入ると捌きが甘い頼りないジョッキーではあるが、阪神の外回りコースで12頭立てだから、慌てずに進路を見つけてもらいたい。
マイルの距離は合うし、速い馬場でも少し力の要る馬場でも、どちらにも対応できる。問題は56キロの斤量。初めて背負う数字になり、54キロ、55キロの勢力と叩き合いになった時に不利な材料にはなる。それでも底力としっかりと乗り込んできた点を重視し、中心に期待することにした。
対抗評価は西の4歳馬アンドヴァラナウト。3歳の秋はローズSを快勝し、秋華賞は◎と0秒2差の3着だった。祖母が名牝エアグルーヴで、こちらも血統は一流である。
1月の愛知杯は11着に敗れたが、栗東での攻め量が少なく、状態面に問題があったか。実戦では少し力んで走っていた。
放牧に出して立て直し、今回は負荷をかける調教をしている。1週前にはCWコースで66秒2-11秒1。今週は坂路に入れて51秒9-11秒9の好時計をマークしていて、前走以上のデキにあるのは間違いない。
折り合い面からマイルの距離は合うし、ヤネはコンビを組んで(3.3.1.0)の福永祐一。巻き返しがあって当然である。
▲は西の5歳馬デゼル。マイルは少し忙しいが、昨年の当レースでは川田将雅が豪快に追って伸ばして外から差し切った。今年も川田で、ただ、斤量は昨年から1キロ増えて55キロ。しっかり乗って仕上がりは良く、連覇を決めるシーンも。
△は西の4歳馬ジェラルディーナ。名牝ジェンティルドンナの仔で、前2走では牡馬混合の重賞で4着、4着と駆けている。先週の大阪杯を除外されて、このレースに。マイルはベストではないだろうが、対応できないことはない。攻めで動いているし、体つきも良くて、これも1着候補。
※は東の5歳馬マジックキャッスル。昨年に当レースをクビ2着に駆け、次走でヴィクトリアマイルを3着(2着とクビ差)に好走している。同厩のアカイトリノムスメと併せるなどして、入念に乗り込んできた。
実績から考えれば上記の5頭が少し抜けた存在で、以下はテーオーラフィット、クリスティ、ラルナブリラーレなど。展開上の紛れが起こることも考えられ、うまくいってどこまで抵抗できるかだ。
単複は◎アカイトリノムスメの単勝&複勝を。上位5頭が少し接近した人気になっていて、連勝式は意外とついてくれる。例えば、前日の段階で3連単の1番人気は4,200円台。無理に絞らないで買っていきたい。
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◎5番アカイトリノムスメ
○2番アンドヴァラナウト
▲3番デゼル
△9番ジェラルディーナ
※12番マジックキャスル
×7番テーオーラフィット
×10番クリスティ
×8番ラルナブリラーレ
×6番ムジカ
【単勝】5番(10%)
【複勝】5番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
5→2.3.9.12
5→2.3.9
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【3連複】(軸2頭ながし)
2.5→全通り(10点)
3.5→全通り(10点)
5.9→全通り(10点)
【3連複】
2-3-5・2-3-5・2-5-9・3-5-9・2-5-12・3-5-12・5-9-12(7点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
5→2.3.9.12(36点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
5→2.3.9(18点)
【3連単】
5-3-12・5-2-12(2点)
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【土曜後半レース】
阪神12R
ワイド 5,270円
ワイド 7,770円
複 勝 370円(40%)
アッティーヴォ3着(5人気)
中山12R
3連単 4,830円
3連複 1,090円
馬 連 660円
※○◎でヒット
京橋S
馬 連 270円(20%)
ワイド 150円(80%)
◎○でヒット
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中山10R
船橋ステークス 4月9日(土) 快速馬がそろって…
◎ゼログラヴィティは昨年の12月に当舞台で1分07秒8(良)のV。昇級緒戦はしんがりの16着に敗れたが、揉まれ込んで力を出し切れなかった。美浦のウッドで好時計を連発して仕上がりは良好。外めの11番枠を引いたのはいいし、津村明秀が少しタメるぐらいで乗ってくれると上位争いに食い込んでくる。
○ショウリュウレーヴは昇級緒戦の前走(中京芝1400m)でスイスイ逃げて1分19秒8(良)の2着。1200mの通過は1分07秒8だった。
1週前に栗東の坂路で50秒6-36秒4-11秒6の猛時計をマーク。関東圏への輸送でイレ込まないかがポイントになるが、初の1200mでどんなパフォーマンスを見せるか注目される。
速い馬がそろったので激戦必至。先週の芝のレースを見ると、内が伸びづらい。壊れる危険性がある危ないレースだが、◎と○のスピードに期待することにした。
◎11番ゼログラヴィティ
○4番ショウリュウレーヴ
【単勝】11番(10%)・4番(40%)
【複勝】11番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
【馬連&ワイド】
4-11・4-11・6-11
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.11→全通り(14点)
【3連複】
4-6-11(1点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.4→全通り(84点)
11.4→6(6点)
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中山12R
4歳以上1勝クラス 4月9日(土) レベルが低めで…
◎サンズオブタイムは初めてダートを走った前走で0秒5差の6着に応戦した。脚抜きの良い馬場と考えると1分53秒3(重)は平凡だが、道中のラップが速めでラスト1ハロンが14秒0もかかったレースで、頑張りを見せた点は評価できる。
中間も順調だし、走法から見て良馬場にも対応できるだろう。しっかり追ってくる田辺裕信は手が合いそうだし、好勝負になっていい。
○インヴァリアンスは前走が◎と同じレースで0秒4差の5着。久々だったことを考えれば、上々のスタートだったと言える。
ノドが鳴るので晴れた天候でどうかだが、能力的にはヒケは取らない。ヤネは田辺よりさらに追える横山武史。
▲は立て直して攻めを強化してきたエアーレジーナで、△は再転入緒戦で4着に駆けたランスルー。以下、警戒が必要な勢力が多くいる。
全体にレベルは低め。崩れる可能性も考えられ、連勝式は崩れ待ちで広く買っていきたい。
◎8番サンズオブタイム
○6番インヴァリアンス
▲3番エアーレジーナ
△7番ランスルー
※5番ダノンマヴロス
×9番アメリカンエール
×10番エコロカナワン
×2番ゾロ
×4番メイショウムート
【単勝】8番(30%)・6番(30%)
【複勝】3番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
6→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.8→全通り(9点)
3.8→全通り(9点)
3.6→全通り(9点)
7.8→全通り(9点)
6.7→全通り(9点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.6→全通り(54点)
8.6→5.7(12点)
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阪神10R
京橋ステークス 4月9日(土) 素質ある4歳馬に注目
◎プログノーシスは3歳の春にシャフルヤールがレコードで勝った毎日杯で3着に健闘した素材。それを除けば3戦3勝で、いずれも圧巻の勝ちっぷりだった。
ゲートでトモが入らないあたり完成前なのだろうが、しっかりと攻めは積めている。昇級してトップハンデの57キロを課せられたのは楽でない。それでも、3勝クラスが壁になるような器ではないので。
○リフレーミングは2走前がレースが流れて厳しい競馬の中を2着。前走は逆に緩い流れの中で内にモタれながら差し切った。
放牧に出してリフレッシュさせ、栗東の坂路で入念に乗られて仕上がりは良好。ハンデは55キロで◎と2キロの差があり、食い下がるシーンがあっても。
◎も○も4歳馬で、まだまだ伸びていくだろう。この線を馬連&ワイドで買いたい。
◎9番プログノーシス
○2番リフレーミング
【馬連】
2-9(20%)
【ワイド】
2-9(80%)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス 4月9日(土) 混戦で大穴狙い
◎ミスズメジャーは今回と同じ舞台で1勝クラスをクリア。古川吉洋らしく外を回して少し見苦しい騎乗ではあったが、この馬自身は揉まれるよりは外を通った方が結果は出やすい。
今回は昇級戦で大外の16番枠。ヤネは引き続き古川で、より外を回すような競馬になると厳しいだろう。でも、馬には上がり目があり、少しでも内に寄せる競馬をして、乱戦になると浮上する余地が出る。
○アッティーヴォには前走で古川が乗っていて、直線でやはり外に出して3着までだった。今回は3キロ減騎手の角田大和を起用して斤量が54キロ。良馬場のダ1200mは合うとは言えないが、減量効果で食い込む可能性はある。
▲は立て直して好ムードのオカリナで、△は昇級緒戦でハナ差の2着に差したビーアイフェリペ。以下、軽視できない勢力は多い。
◎も○も人気薄。好走するには恵まれる必要があるが、思い切って狙っていきたい。ハマると大きな配当になる。
◎16番ミスズメジャー
○14番アッティーヴォ
▲12番オカリナ
△8番ビーアイフェリペ
※4番ミッキーマインド
×9番ミラクル
×13番タガノペカ
×10番ディーズローリエ
×11番エスシーミホーク
×15番コウイチ
【単勝】16番(10%)・14番(10%)
【複勝】16番(40%)・14番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
14→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
14.16→全通り(14点)
12.16→全通り(14点)
12.14→全通り(14点)
8.16→全通り(14点)
8.14→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
16.14→全通り(84点)
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