【4月16日・17日の予想コメント】
【4月16日・17日の予想コメント】(日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
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【日曜メインレース】
アンタレスS
3連複 1万4,410円
馬 連 1,070円
ワイド 540円
ワイド 2,380円
◎グロリアムンディ2着(1人気)
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中山11R
皐月賞(GI) 4月17日(日) 伏兵馬3騎を狙う
3歳馬が争うGI競走で、舞台は中山の芝2000m。
正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mほど走ると急坂を上ることになる。ゴール地点から1コーナー途中までも上り勾配で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。2コーナーに入って下り勾配に転じ、下り坂は向正面を走り切って3コーナー入り口まで続く。下りの距離は500m以上で、4m強の高低差がある。
そこからは平坦で、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は連続開催の8週目で、Bコース使用3週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面のコース内側に傷みがあります」と発表があった。
土曜の芝は、重で始まって稍重に回復した。芝2000mは3歳1勝クラスの山藤賞が組まれていて、断然人気でルメール騎乗のローシャムパークが7馬身差で圧勝。前半は脚をタメ、向正面で行く気になってハナに立つ。直線は内を避けて馬場のキレイな外に出し、しっかりと伸びて突き放した。
勝ち時計は2分00秒3(稍)。レースの1000m通過は61秒5で、自身が作った上がりは11秒9-11秒5-12秒2の35秒6だった。なお、2着は外めから伸びたレッドランメルトで、3着は内めから脚を使ったサンストックトンだった。
3歳1勝クラスの芝1200m戦を勝ったのはブレスレスリーで、走破時計が1分08秒7(重)。テンの3ハロンが32秒9と速くなり、その中を3番手追走から直線で抜けて押し切った。レースの上がりは11秒6-11秒8-12秒4の35秒8だった。2着は大外から追い込んだブランデーロックで、3着は中ほどから伸びたスマイルアップ。
渋った馬場の割には速い時計になっていた。外めの方が伸びは良く、ただ、内が走れないわけでもなかった。
日曜は日中は晴れるという予報で、メインの頃は“少し水を含んだ良馬場”という状況になっているだろう。皐月賞の前に芝の競走は3鞍あって、そのレースを見てジョッキーと調教師は作戦を考えることになる。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アスクビクターモア】評価A+ 騎手A+ 状態S
【イクイノックス】評価A+ 騎手S 状態S
【オニャンコポン】評価A+ 騎手A+ 状態S
【キラーアビリティ】評価A- 騎手S 状態A
【グランドライン】評価B 騎手A- 状態A
【サトノヘリオス】評価A- 騎手A+ 状態A
【ジオグリフ】評価A+ 騎手A+ 状態S
【ジャスティンパレス】評価A+ 騎手A- 状態S
【ジャスティンロック】評価A- 騎手A- 状態A
【ダノンベルーガ】評価A+ 騎手S 状態S
【ダンテスヴュー】評価B 騎手A- 状態A
【デシエルト】評価A- 騎手A+ 状態A
【ドウデュース】評価A+ 騎手A- 状態S
【トーセンヴァンノ】評価B 騎手A+ 状態B
【ビーアストニッシド】評価A- 騎手A+ 状態S
【ボーンディスウェイ】評価A+ 騎手A+ 状態S
【マテンロウレオ】評価A- 騎手A+ 状態S
【ラーグルフ】評価A- 騎手A- 状態A
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三冠の最初のタイトルを狙う18頭の若駒が出そろった。まず、前日段階のオッズを見ると、異常な状況になっている。単勝の1番人気が500円台、馬連は1,200円台、3連複は2,600円台で、3連単のまさかの万馬券である。
データを取っているわけではないが、ここまで人気が割れたGIというのは、まずないのでは…。高松宮記念、大阪杯、桜花賞と波乱が続いているが、皐月賞に関しては何で決まっても配当は大きくなる。
逃げ候補は2頭。16番枠のデシエルトと13番枠のビーアストニッシドで、どちらも気性が悪くて折り合いをつけるのが難しい。隊列やペースは出てみないとわからず、入り口からしてやっかいだ。
好位につけるのは、グランドライン、ボーンディスウェイ、アスクビクターモア、ジャスティパレス、キラーアビリティあたり。ただ、これも流動的である。
レースの形次第では、早めに動くジョッキーが出てくるだろう。ラチ寄りの馬場がどうなっているかでも展開は変わってくる。そんな大変なレースで、「デキが良く、かつ人気がない」という3騎を狙っていくことにした。
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【日曜メインレース】
アンタレスS
3連複 1万4,410円
馬 連 1,070円
ワイド 540円
ワイド 2,380円
◎グロリアムンディ2着(1人気)
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中山11R
皐月賞(GI) 4月17日(日) 伏兵馬3騎を狙う
3歳馬が争うGI競走で、舞台は中山の芝2000m。
正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mほど走ると急坂を上ることになる。ゴール地点から1コーナー途中までも上り勾配で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。2コーナーに入って下り勾配に転じ、下り坂は向正面を走り切って3コーナー入り口まで続く。下りの距離は500m以上で、4m強の高低差がある。
そこからは平坦で、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂に。そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂になっている。高低差2.2m、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字になる。直線距離は310m。コース全体の高低差は5.3mで、これも10場の中で最大。
芝は連続開催の8週目で、Bコース使用3週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面のコース内側に傷みがあります」と発表があった。
土曜の芝は、重で始まって稍重に回復した。芝2000mは3歳1勝クラスの山藤賞が組まれていて、断然人気でルメール騎乗のローシャムパークが7馬身差で圧勝。前半は脚をタメ、向正面で行く気になってハナに立つ。直線は内を避けて馬場のキレイな外に出し、しっかりと伸びて突き放した。
勝ち時計は2分00秒3(稍)。レースの1000m通過は61秒5で、自身が作った上がりは11秒9-11秒5-12秒2の35秒6だった。なお、2着は外めから伸びたレッドランメルトで、3着は内めから脚を使ったサンストックトンだった。
3歳1勝クラスの芝1200m戦を勝ったのはブレスレスリーで、走破時計が1分08秒7(重)。テンの3ハロンが32秒9と速くなり、その中を3番手追走から直線で抜けて押し切った。レースの上がりは11秒6-11秒8-12秒4の35秒8だった。2着は大外から追い込んだブランデーロックで、3着は中ほどから伸びたスマイルアップ。
渋った馬場の割には速い時計になっていた。外めの方が伸びは良く、ただ、内が走れないわけでもなかった。
日曜は日中は晴れるという予報で、メインの頃は“少し水を含んだ良馬場”という状況になっているだろう。皐月賞の前に芝の競走は3鞍あって、そのレースを見てジョッキーと調教師は作戦を考えることになる。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アスクビクターモア】評価A+ 騎手A+ 状態S
【イクイノックス】評価A+ 騎手S 状態S
【オニャンコポン】評価A+ 騎手A+ 状態S
【キラーアビリティ】評価A- 騎手S 状態A
【グランドライン】評価B 騎手A- 状態A
【サトノヘリオス】評価A- 騎手A+ 状態A
【ジオグリフ】評価A+ 騎手A+ 状態S
【ジャスティンパレス】評価A+ 騎手A- 状態S
【ジャスティンロック】評価A- 騎手A- 状態A
【ダノンベルーガ】評価A+ 騎手S 状態S
【ダンテスヴュー】評価B 騎手A- 状態A
【デシエルト】評価A- 騎手A+ 状態A
【ドウデュース】評価A+ 騎手A- 状態S
【トーセンヴァンノ】評価B 騎手A+ 状態B
【ビーアストニッシド】評価A- 騎手A+ 状態S
【ボーンディスウェイ】評価A+ 騎手A+ 状態S
【マテンロウレオ】評価A- 騎手A+ 状態S
【ラーグルフ】評価A- 騎手A- 状態A
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三冠の最初のタイトルを狙う18頭の若駒が出そろった。まず、前日段階のオッズを見ると、異常な状況になっている。単勝の1番人気が500円台、馬連は1,200円台、3連複は2,600円台で、3連単のまさかの万馬券である。
データを取っているわけではないが、ここまで人気が割れたGIというのは、まずないのでは…。高松宮記念、大阪杯、桜花賞と波乱が続いているが、皐月賞に関しては何で決まっても配当は大きくなる。
逃げ候補は2頭。16番枠のデシエルトと13番枠のビーアストニッシドで、どちらも気性が悪くて折り合いをつけるのが難しい。隊列やペースは出てみないとわからず、入り口からしてやっかいだ。
好位につけるのは、グランドライン、ボーンディスウェイ、アスクビクターモア、ジャスティパレス、キラーアビリティあたり。ただ、これも流動的である。
レースの形次第では、早めに動くジョッキーが出てくるだろう。ラチ寄りの馬場がどうなっているかでも展開は変わってくる。そんな大変なレースで、「デキが良く、かつ人気がない」という3騎を狙っていくことにした。
牧光二厩舎(美浦)のボーンディスウェイに◎を打った。
父はハーツクライ(サンデーサイレンス×トニービン)。母ウインドハックはドイツ産馬で、イタリア1000ギニーを勝っている。その父はミラノ大賞(イタリア)を制したプラティニ(Platini)で、そこから父系を3代さかのぼるとビルクハーン(Birkhahn)にたどり着く。母系の5代前にはグロウスターク(Graustark)、ダマスカス(Damascus)がいて、相当に重厚な血だ。
ただ、血統ファンにはたまらないと思われる血は、日本の芝のスピード競馬と親和性が高いわけではない。事実、ボーンディスウェイはシュッと切れる脚は使えず、ホープフルSの5着も弥生賞の3着も強敵相手に渋太さで応戦していた。
見逃せないのは、中間の攻めである。石橋脩が熱心に稽古をつけ、1週前には64秒6-11秒3の時計で素晴らしい伸びを見せて先着。今週は引っ張り切りの手応えで内から先着し、時計は66秒2-11秒5だった。前走以上のデキにあるのは間違いない。
石橋脩は以前よりも強引に乗るようになっている。腕っぷしが強くて馬を動かす能力は高く、自信を持っている分で強気な騎乗になるのかもしれない。
ボーンディスウェイに関しては、少し強引なところも必要だろう。7番枠といういい枠を引き、自然と好位につける形になるはず。前にいるであろうデシエルトとビーアストニッシドの動き、さらに後続がどう仕掛けるかは流動的で、慌てずに対処してもらいたいところだ。
底力ある血脈、デキは万全。その分で行きたがる可能性がなくはないが、うまく立ち回ってタイミングよく動くと粘りを発揮しそうだ。単勝3,000円台の11番人気…。一発狙ってみる。
田村康仁厩舎(美浦)のアスクビクターモアも気になる存在。
前哨戦の弥生賞を正攻法の競馬で勝ち切っているが、単勝1,000円台の7番人気と、伏兵の評価に甘んじている。
ディープインパクト産駒になり、◎と同様に母系の血が重厚だ。母はドイツ産馬でフランスで芝2100mのGIIIを勝っていて、姉にコロネイションS(米GI)を勝ったケマー(Qemah)がいる。母の父は凱旋門賞を制覇したレインボークエスト(Rainbow Quest)。3代母の父が英ダービーを勝ったロベルト(Roberto)で、4代母の父がグロウスターク(Graustark)である。
弥生賞を勝ったあとは短期放牧に出され、美浦に戻ってからウッドコースを中心に意欲的に乗り込んできた。2週前に65秒6-11秒6で追われ、1週前は66秒3-11秒5。今週はさらに速くて65秒3-11秒2で、大きな跳びで推進力がスゴかった。それにテンションが上がっていなかったのがいい。
2番枠は微妙とも言えるが、当日の馬場、あと乗り方次第でプラス要素にもなり得る。ヤネは田辺裕信。石橋脩と同じで、追いが強く、思い切った騎乗をするジョッキーだ。実戦では行きたがる傾向にあるので、うまく収めてもらいたいところ。今のデキでスムーズに運べば、好勝負になっていい。
小島茂之厩舎(美浦)のオニャンコポンが3頭目の穴馬になる。
父はダービーと天皇賞(秋)を制し、皐月賞は3着だったエイシンフラッシュ(ミスタープロスペクター系)。母の父は皐月賞、有馬記念、ドバイワールドカップを勝ったヴィクトワールピサになる。
そして、2代母がサプレザ(Sahpresa)。アメリカ産馬でドイツでサンチャリオットS(GI)を3連覇したが、日本のマイルチャンピオンシップに3度の挑戦歴があり、結果は3着、4着、3着だった。日本でもおなじみの世界的なマイラーである。サプレザはダービー4着のサトノインプレッサを産んだ。
2歳の秋に新馬と1勝クラスを速い上がりを使って連勝。ホープフルSは伸びを欠いて11着に終わったが、熱発があって順調さを欠いていたので致し方ない。そこから中2週で京成杯を使い、タメを利かせる競馬から直線でグッと伸びて抜け出している。
その後は放牧に出され、皐月賞に目標を定めてしっかりと乗り込んできた。1週前の水曜には力の要る坂路で一番時計となる52秒0をマーク。土曜にウッドコースで大外を回って68秒9-11秒6で追われ、最終追いは68秒1-11秒8で内から楽に同入した。ハードにやられてパワーアップした印象である。
ヤネは菅原明良。デビューして4年目の若手だが、追いがしっかりしているし、レースセンスもいい。カラテ(21年に東京新聞杯を制覇)でもレベルの高い騎乗を見せている。11番枠というのは父エイシンフラッシュが挑んだ時と一緒。中位あたりで待機し、うまく末脚を活かせると穴を開けるシーンがある。
△のジオグリフは状態がひと息だった共同通信杯で2着に駆け、デキは確実に上がっている。※のドウデュースは朝日杯フューチュリティSの覇者で、弥生賞の2着はスムーズさを欠くところがあった。折り合いがつけば。
×の組でダノンベルーガ(1番枠)とイクイノックス(18番枠)は2戦2勝の無敗馬。まだ弱いところがあるし、極端な枠を引いたが、どちらも戴冠可能な素質を持っている。
ジャスティンパレスはホープフルS2着馬で、体は大きくないものの、ビシビシ追われて好仕上がりを見せている。キラーアビリティはホープフルSの勝ち馬。体も気性も完成前だが、実績的に注目されて当然だ。
他にも警戒すべき勢力がいて、とても印が回り切らない。だから3連単の1番人気のオッズが万馬券になっているわけだが…。
ハマるとビッグな配当になるので、連勝式は手広く買っていくことにした。石橋脩、田辺裕信、菅原明良の3人には、やりすぎることなく、しかし、思い切った騎乗でパートナーの良さを引き出してもらいたい。
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◎7番ボーンディスウェイ
○2番アスクビクターモア
▲11番オニャンコポン
△14番ジオグリフ
※12番ドウデュース
×1番ダノンベルーガ
×18番イクイノックス
×10番ジャスティンパレス
×4番キラーアビリティ
×6番ジャスティンロック
【単勝】7番(10%)・2番(10%)・11番(10%)
【複勝】7番(20%)・2番(30%)・11番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
2→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
2.7→全通り(16点)
7.11→全通り(16点)
2.11→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
7.2→全通り(96点)
7.11→全通り(96点)
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阪神11R
アンタレスステークス(GIII) 4月17日(日) 連勝式は崩れ待ち
阪神のダ1800mで争われるGIII競走。
正面直線からのスタート、コーナーは4つ。100mほど走って、急坂を上ることになる。向正面の残り約900mから勾配が緩めの下り勾配に。この下り坂は、直線に入って残り200mまで続く。
直線残り200mからは、約100mの間に高低差1.6mの急な坂を上ることになる。上り切ってからは平坦。直線距離は352.7mとなっている。
砂厚は従来通りで9.0cm。土曜のダートは稍重で始まり、良に回復した。3勝クラスのダ1400m戦は、2番手追走のシゲルタイタンが勝ち、時計が1分24秒1(良)。3ハロン34秒6で逃げたアオイツヤヒメが2着に残っていて、レースの上がりは11秒8-12秒0-13秒5の37秒3だった。3着は外から伸びたウィッチクラフト。
2勝クラスのダ2000m戦は、ゴールドハイアーが2分06秒6(良)の時計でV。好位を進み、直線でしっかりと伸びて勝ち切るという内容だった。2着はハナを奪い、途中でマクられながら渋太く脚を使ったシルバーエース。3着は外から差したフォルツァンドだった。レースの1000m通過は63秒2で、上がりは12秒4-12秒3-13秒8の38秒5。
少し水を含んだ状態でもパワーとスタミナを要求される状態だった。日曜は晴れ予報でさらに乾いてくることになり、ダート戦はタフな競馬になるだろう。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アナザートゥルース】評価A- 騎手A- 状態A
【アルーブルト】評価A- 騎手A+ 状態A
【ウェスタールンド】評価A- 騎手A- 状態A
【オメガパフューム】評価A+ 騎手A- 状態A
【オーヴェルニュ】評価A- 騎手A- 状態S
【カデナ】評価A- 騎手A- 状態A
【グロリアムンディ】評価A+ 騎手A+ 状態S
【ケイアイパープル】評価A+ 騎手A+ 状態A
【サクラアリュール】評価B 騎手B 状態B
【デュープロセス】評価B 騎手B 状態A
【ニューモニュメント】評価A- 騎手B 状態A
【バーデンヴァイラー】評価A+ 騎手A- 状態A
【ヒストリーメイカー】評価A- 騎手A- 状態S
【プリティーチャンス】評価A- 騎手A- 状態A
【ユアヒストリー】評価B 騎手B 状態A
【ライトウォーリア】評価A- 騎手A- 状態A
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フルゲートの16頭立て。実績ある古豪と底を見せていない4歳馬がそろっていて、注目度の高いダート重賞になった。
白帽のアナザートゥルース(1番枠)かライトウォーリア(2番枠)がハナに行くか。ただ、どちらも逃げにこだわるわけではない。他に前で取りたいのはケイアイパープル、オーヴェルニュ、バーデンヴァイラーあたり。流動的ではあるが、ペースが遅くなることはないだろう。
大久保龍志厩舎(栗東)の4歳馬グロリアムンディに◎を打った。
新馬勝ちは芝で、2戦目に京都2歳S(GIII)に挑んで4着。しかし、2勝目をなかなか挙げられず、3歳の12月に初めてダートを使い、1度だけ使用経験があったブリンカーも着けるようになった。
そこからは怒とうの4連勝。3勝クラスを勝った時は序盤であった大きな不利を問題にせず、オープン緒戦の名古屋城Sは余裕ある追走ぶりから直線でしっかりと伸びて抜け出す強い勝ちっぷりだった。
前走が放牧明けでの勝利だったが、その後も乗り込みは順調。1週前に坂井瑠星が跨ってCWコースで66秒8-11秒4で追われ、今週はやはり坂井が乗って坂路で楽に53秒3-12秒1をマークしている。反動もなく、上積みを加えてきた印象だ。
坂井はテン乗りになるが、攻めをつけて感触はつかんだはず。少し大ざっぱに乗るところがあるジョッキーではあり、ただ、馬を伸ばす技術は現役トップクラスである。
馬自身は阪神は芝でもダートでも実績があり、ダートはタフな状態で問題ない。重賞で相手は一気に強くなるが、今の勢いなら通用していいだろう。中心に期待する。
配当面で妙味があるところで、村山明厩舎(栗東)の6歳馬ケイアイパープルが気になる存在。
揉まれ弱いところはあるが、被されずに走れば速めのペースになっても辛抱強く食い下がる。昨年の当レースでは大きく離されれた14着に沈んでいて、これは競ってハイペースになった結果である。
ヤネは同馬に乗って3勝している藤岡康太。5番枠を引き、1枠の2頭を見ながらうまく運べるといい。バーデンヴァイラー、オーヴェルニュあたりが早めに動いてくる可能性があり、この点がポイントになる。粘り発揮のシーンがあっても。
▲は4歳のバーデンヴァイラー。ダートは(5.0.1.0)で、◎グロリアムンディと同じで若くて底が割れていない。しっかりと負荷をかけられて仕上がりは良好。気性面で成長する余地があるが、これも重賞でやれる。
△は7歳のオメガパフューム。大井の東京大賞典を4連覇するという偉業を成し遂げ、引退を撤回して現役を続けることになった。地力は上位で、59キロでは京都で平安Sを快勝している。ただ、阪神で3戦3勝といえ、今のタフなダートで59キロとなると、楽ではないかもしれない。
※は6歳のオーヴェルニュ。左回り巧者のイメージが強いが、阪神ではテーオーケインズ(昨年にチャンピオンズカップを6馬身差で圧勝)を下してリステッド競走を勝ったことがある。ジワッと流れに乗って息が入れば。
×の1番手、5歳の牝馬プリティーチャンスは大穴候補。阪神では昨年の秋にみやこS(GIII)で外々を回る競馬になりながら4着に伸びている。前3走はモタれる左回り。右回りで上がりがかかる競馬になると、激走シーンがあっていい。
以下、ウェスタールンド、カデナ、ヒストリーメイカーなど、軽視できない勢力が多くいる。
タフな馬場の中、展開次第で結果は変わってくることになる。連勝式は手広く買っていき、崩れて大きな配当になってくれると理想的。
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◎13番グロリアムンディ
○5番ケイアイパープル
▲12番バーデンヴァイラー
△8番オメガパフューム
※16番オーヴェルニュ
×11番プリティーチャンス
×4番ウェスタールンド
×3番カデナ
×15番ヒストリーメイカー
×1番アナザートゥルース
【単勝】13番(10%)・5番(10%)
【複勝】13番(50%)・5番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
5.8.11.12.13.16
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.13→全通り(14点)
12.13→全通り(14点)
5.12→全通り(14点)
8.13→全通り(14点)
5.8→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.5→全通り(84点)
【3連単】(ボックス)
5.8.12.13.16(60点)
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【日曜後半レース】
福島民報杯
3連複 1万2,530円
ワイド 2,210円
ワイド 1,080円
複 勝 370円(30%)
プレシャスブルー3着(9人気)
ストークS
ワイド 1,280円
ワイド 1,690円
複 勝 290円(40%)
◎エルカスティージョ3着(5人気)
阪神12R
3連複 1,830円
馬 連 1,070円
単 勝 250円(10%)
複 勝 130円(60%)
◎ローウェル1着(1人気)
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中山10R
京葉ステークス(L) 4月17日(日) 混戦で高配当待ち
◎1番ロイヤルパールス
○5番ハコダテブショウ
▲14番イモータルスモーク
△8番レシプロケイト
【単勝】1番(10%)・5番(10%)
【複勝】1番(40%)・5番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
1→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
1.5→全通り(14点)
1.14→全通り(14点)
5.14→全通り(14点)
1.8→全通り(14点)
5.8→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
1.5→全通り(84点)
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中山12R
サンシャインステークス 4月17日(日) ハンデ戦で伏兵馬狙い
◎10番ロードトゥフェイム
○7番ヴェラアズール
▲8番コーストライン
△2番ノーチカルチャート
【単勝】10番(10%)・7番(10%)
【複勝】10番(40%)・7番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
7→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.10→全通り(11点)
8.10→全通り(11点)
7.8→全通り(11点)
2.10→全通り(11点)
2.7→全通り(11点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
10.7→全通り(66点)
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阪神10R
ストークステークス 4月17日(日) ハンデ戦で伏兵馬狙い
◎11番エルカスティージョ
○3番ヒメノカリス
▲9番サトノラムセス
△7番マルカエイペックス
【単勝】11番(10%)・3番(10%)
【複勝】11番(40%)・3番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
3→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.11→全通り(11点)
9.11→全通り(11点)
3.9→全通り(11点)
7.11→全通り(11点)
3.7→全通り(11点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
11.3→全通り(66点)
━━━━━━━━━━━━━━
阪神12R
4歳以上2勝クラス 4月17日(日) 人気馬+伏兵馬で
◎12番ローウェル
○2番ディオスクーロイ
▲7番ルモンド
△4番モズピンポン
【単勝】12番(10%)
【複勝】12番(60%)・2番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
2→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
2.12→全通り(13点)
7.12→全通り(13点)
2.7→全通り(13点)
4.12→全通り(13点)
2.4→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
12.2→全通り(78点)
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福島11R
福島民報杯(L) 4月17日(日) ハンデ戦で伏兵馬狙い
◎10番ダブルシャープ
○1番プレシャスブルー
▲2番シュヴァリエローズ
△9番アンティシペイト
【単勝】10番(10%)・1番(10%)
【複勝】10番(50%)・1番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
1→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.10→全通り(14点)
2.10→全通り(14点)
1.2→全通り(14点)
9.10→全通り(14点)
1.9→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.1→全通り(84点)
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福島12R
4歳以上1勝クラス 4月17日(日) 混戦で高配当狙い
◎6番デイトンウェイ
○7番フロスティクォーツ
▲5番テンジュイン
△13番リツィタル
【単勝】6番(10%)・7番(10%)
【複勝】6番(40%)・7番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
7→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.7→全通り(14点)
5.6→全通り(14点)
5.7→全通り(14点)
6.13→全通り(14点)
7.13→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.7→全通り(84点)
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【土曜メインレース】
アーリントンカップ
3連複 6,350円
馬 連 2,250円
複 勝 400円(30%)
◎タイセイディバイン2着(7人気)
▲◎×でヒット
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中山11R
中山グランドジャンプ(J・GI) 4月16日(土) 少頭数でも注目度大
中山の芝4250mで争われるJ・GI競走。
中山の大障害コースは、年末に行われる中山大障害(J・GI、芝4100m)、そして中山グランドジャンプと、年に2回しか使用されない。大竹柵、大土塁、バンケット…。過酷な舞台設定で、並んで障害界の最高峰レースである。
コースの流れを説明していくと長くなるので、JRAのホームページにあるコース紹介を見ていただくのがいいと思う。
URL⇒https://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2022/0416_1/race.html
なお、金曜の夕方の段階で馬場は重。当日は天候が回復するという予報だが、気温が低いこともあるし、道悪が残ることになる。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【オジュウチョウサン】評価A+ 騎手A+ 状態A
【キタノテイオウ】評価B 騎手B 状態A
【ケンホファヴァルト】評価A+ 騎手A- 状態S
【サトノパシュート】評価B 騎手A- 状態A
【ビレッジイーグル】評価A- 騎手B 状態A
【ブラゾンダムール】評価A+ 騎手A- 状態A
【マイサンシャイン】評価A- 騎手A- 状態A
【マイネルプロンプト】評価B 騎手A- 状態A
【マイネルレオーネ】評価A- 騎手A- 状態A
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9頭立ての少頭数。J・GIを勝った実績があるのは、オジュウチョウサンのみとなっている。そのオジュウチョウサンは11歳馬。他に10歳馬が2頭、9歳馬が1頭いる。
ペガサスジャンプSを逃げ切ったビレッジイーグルがハナに行きそうだが、逃げにこだわるわけではない。ケンホファヴァルトも前で運び、オジュウチョウサン、ブラゾンダムールは折り合い重視。隊列は流動的で、馬場が渋っていることを考えると、みなスタミナを残すように少し慎重に回ってくるだろう。
森秀行厩舎(栗東)の9歳馬ケンホファヴァルトに◎を打った。
平地時代は準オープンで活躍していた実力馬。7歳の春に障害入りし、5戦目に初勝利を挙げた。その年の暮れに中山大障害に挑戦。2番手追走から後半で早めに先頭に立ち、一旦は後続を引き離した。直線の最後で苦しくなったが、残り50mまで先頭。メイショウダッサイに差されはしたものの、堂々の2着だった。
翌春の中山グランドジャンプは、爪をぶつけて前哨戦を使えないという誤算があった。しかし、実戦では少し下げる形で脚をタメ、直線で渋太く脚を使ってメイショウダッサイの2着に上がっている。
次走は11月の京都ジャンプS、この時は7ヵ月ぶりの実戦。好位を進んで後半で早めに先頭に並び、直線で力のあるタガノエスプレッソを競り落とした。レースぶりに落ち着きが出ていて、障害馬として確実に成長している。
京都ジャンプSのレース中に左後肢に外傷を負い、手術を行っている。放牧には出さず、自厩舎に置いて今回は5ヵ月ぶりの実戦。これだけ聞くと厳しそうな臨戦だが、栗東で坂路を中心に熱心に乗り込んできた。
初時計は2月22日で、4ハロン60秒を割る稽古を12本。3月30日には50秒8-12秒5という速い時計をマークしている。4月3日に51秒8を出し、最終追いは4月10日の日曜で、しっかりと追って51秒5-37秒4-12秒6。そして、12日(火)に早めに輸送を済ませている。
主戦の熊沢重文は落馬負傷で休養中で、ヤネは森一馬に替わる。攻めに何度も乗って感触はつかんでいるようで、仕上がりに関して「身体能力、心配能力の高さを感じた。息の入りもいい」と話した。力を出せる状態にあるとみていいだろう。
ただ、完全に安心できるわけではない。初めてコンビを組んで挑むのが過酷な中山の大障害コースというのが楽でないのは当然だ。難易度の高い大竹柵、大土塁が待ち構えていて、これを何とかクリアしてもらいたい。なお、森一馬は昨年の当レースをメイショウダッサイで勝っている。
馬場に関しては、なるべく早く回復してくれた方がいいだろう。スムーズに立ち回ってくれば、J・GI制覇が可能になる。
相手はオジュウチョウサン。当レースは16年~20年まで5連覇し、中山大障害は3勝している。11歳という年齢で他馬が近づくことすら困難だった全盛期の強さはなくなっているが、それでも昨年に10歳で中山大障害を勝っているのだからスゴイ。
復帰戦の阪神スプリングジャンプは3着で、中間の気配から使った上積みは大きそうだ。ヤネは同馬を知り尽くしている石神深一。あと、力の要る馬場を得意にしている。少し気持ち良く走りすぎるところがあり、そこは石神が注意して乗るだろう。J・GIのコレクションを積み上げたとして、何の驚きもない。
▲はブラゾンダムール。昨年末の中山大障害でオジュウチョウサンの2着に駆け、今季緒戦のペガサスジャンプSはクビ差の2着だった。7歳ではあるが◎と○より若く、力んで走るところがあるので、この点で成長すれば大成する可能性がある。
△はペガサスジャンプSで逃げてブラゾンダムールを抑え込んだビレッジイーグル。昨年の中山大障害では5着に沈んだが、粘りを増していい。5歳で上がり目がある。
※は小柄な10歳馬でも地力を増してきているマイネルレオーネで、マイサンシャインとマイネルプロンプトにも注意を払いたい。
少頭数の競馬で、◎ケンホファヴァルトと○オジュウチョウサンの両者が人気という形。配当を合わせるのは難しい。少し手を広げて買っていき、適度に狂ってくれると理想的。
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◎6番ケンホファヴァルト
○7番オジュウチョウサン
▲1番ブラゾンダムール
△8番ビレッジイーグル
※2番マイネルレオーネ
×3番マイサンシャイン
×5番マイネルプロンプト
【単勝】6番(20%)
【複勝】6番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→1.2.3.5.7.8
6→1.7.8
6→1.7
6→7
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.7→1.2.3.5.8(5点)
1.6→2.3.5.7.8(5点)
【3連複】
1-6-7・1-6-7・6-7-8・2-6-7・1-6-8(5点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.7→1.2.3.5.8(30点)
6.7→1(6点)
【3連単】
6-7-1・6-7-1・7-6-1・7-6-1・7-1-6・6-1-7(6点)
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阪神11R
アーリントンカップ(GIII) 4月16日(土) Hペースの激戦に
3歳馬が争うGIII競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りコース使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離が400m以上ある。3、4コーナーはゆったりとしたカーブで、4コーナー途中の残り600mから下り勾配に。下り坂は直線に入って残り約200mまで約400m続き、高低差は2mほどある。
そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上ることになる。最後の100m弱は平坦。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の10週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
先週は芝1600m(外)で桜花賞が行われ、スターズオンアースが1分32秒9(良)でV。中位馬群で脚をタメ、直線は窮屈な感じになったが、走路が開くとグイグイ伸びて差し切った。ハナ差の2着が2番手から一旦は抜け出したウォーターナビレラで、3着は好位のインから脚を使ったナムラクレアだった。レースの1000m通過は58秒8で、上がりは11秒1-11秒5-11秒5の34秒1。
古馬の阪神牝馬S(芝1600m(外))を勝ったのは、9番人気(単勝6,870円)の伏兵馬メイショウミモザ。中団のインで脚をタメ、直線で少し外に出すと、しっかりと伸びて勝ち切った。2着は好位を進んでいた1番人気のアンドヴァラナウトで、3着は直線で外に動かして差し込んだデゼルだった。勝ち時計は1分32秒8(良)。レースの1000m通過は58秒1で、上がりは11秒2-11秒4-12秒1の34秒7だった。
3勝クラスの芝2000m(内)戦は、大きな注目を集めたプログノーシスが大外から鋭い末脚を繰り出してV。勝ち時計は1分58秒3(良)で、自身の上がりは33秒1だった。
高速馬場とまではいかないが、スピードの出やすい状態だったと言っていいだろう。内は掘れているところがあるが、走れないわけではない。三分どころぐらいが最も伸びがいいという感じだった。
今週は金曜の昼が稍重で、夕方になって良に回復した。土曜は曇りのち晴れという予報で、メインの頃は少し水を含んだ程度の良馬場という状態になっていそうだ。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アスクコンナモンダ】評価A- 騎手A- 状態S
【ウナギノボリ】評価B 騎手A+ 状態A
【カワキタレブリー】評価B 騎手A+ 状態A
【キングエルメス】評価A- 騎手A+ 状態A
【ジャスパークローネ】評価B 騎手A+ 状態A
【ジュンブロッサム】評価A+ 騎手A- 状態A
【ストロングウィル】評価A- 騎手A- 状態A
【セルバーグ】評価B 騎手B 状態A
【タイセイディバイン】評価A+ 騎手A- 状態A
【ダノンスコーピオン】評価A+ 騎手S 状態A
【ディオ】評価A- 騎手A+ 状態A
【デュガ】評価B 騎手A- 状態S
【トゥードジボン】評価A- 騎手A+ 状態A
【ドンフランキー】評価B 騎手A- 状態A
【ニシノスーベニア】評価B 騎手A- 状態A
【ヒルノショパン】評価B 騎手A- 状態A
【ムーンリットナイト】評価A- 騎手A+ 状態A
【メイケイバートン】評価B 騎手A- 状態A
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NHKマイルカップ(5月8日)のトライアル競走。3着までに優先出走権が与えられる。特別登録をした18頭がすべて出走してきた。重賞勝ち馬はキングエルメスのみで、GIで馬券に絡んでいるのはダノンスコーピオンのみである。
内からジャスパークローネ、デュガ、ドンフランキー、ヒルノショパンと、可能なら逃げたいスピード馬が4頭。他にも前で競馬をしてきた馬が複数頭いる。ジョッキーたちも必要以上に競るのは避けたいと考えるだろうが、仮に抑え合ったとしてもラップ自体は速くなるだろう。差す方も流れに対応した上で、最後までしっかりと脚を使うのは楽ではない。18頭いる中でスムーズに運べるかも重要なポイントになる。
高野友和厩舎(栗東)のタイセイディバインに◎を打った。
ルーラーシップ(その父キングカメハメハ、母はエアグルーヴ)×ダンスインザダーク(その父サンデーサイレンス、母はダンシングキイ)という配合。祖母が桜花賞2着のロンドンブリッジで、その仔にオークス馬ダイワエルシエーロがいる。
初勝利は2歳の11月で、阪神の芝2000m(内)を楽に逃げて押し切るという内容だった。続く京成杯(GIII)は10着、1勝クラスの小倉戦は6着に終わっている。
次に選択したのはファルコンS(GIII)。舞台は中京の芝1400mで、一気に距離を縮めてきた。3番枠からうながして流れに乗せ、道中は中位で馬群の中。直線に向いて前が開かず、待ってから外に出すロスが生まれてしまう。それでも追われてからしっかりと伸び、2着に上がった。稍重で1分21秒2なら時計も悪くない。
2歳の夏から大きな休みを入れずに使ってきているが、それで良くなってきた。今回は中3週。いつも通り坂路で乗られ、1週前に53秒6-12秒0で追われている。今週は松若風馬が跨り、無理に追わずに52秒8-12秒0。右後ろが外向しているが、走りはしっかりしていて、好調をキープしているとみていい。
阪神コースは(1.1.1.0)。外回りは未勝利時代に芝1800mで半馬身差の2着があり、この時の勝ち馬ポッドボレットは、のちにすみれS(L)を勝つことになる。マイルは初めて走ることになるが、これまでのレースぶりからベストの距離かもしれない。
外の14番枠を引いたが、内にいるとゴチャついて捌けなくなる危険性があり、むしろいい材料だろう。ただ、ずっと外を回る競馬になるのは避けてもらいたく、この点は2戦目から乗っている松若に任せるしかない。しっかりと脚が溜まり、ロスなく回ってくれば好勝負になる。
友道康夫厩舎(栗東)のジュンブロッサムも注目される存在。
昨秋に府中の芝2000mを1分59秒2の2歳レコードでV。3歳緒戦の共同通信杯(GIII)では、強敵相手に4着に健闘した。前走のアルメリア賞(1勝クラス)は3/4馬身差の2着。直線で窮屈なところを割っての結果で、勝ったピースオブエイトは次走で毎日杯(GIII)を制している。
まだビシビシとはやれない感じだが、それでも攻めの気配は悪くない。マイルの距離は問題ないはずで、ただ、乱ペースになる可能性があることを考えて乗ってもらいたいところ。そのあたりは吉田隼人がしっかりと対処してくると思うが、馬群の捌きに甘さがあるジョッキーなので心配はある。
◎と同様に12番枠というのは悪いところではないし、うまく立ち回ってくれば。
▲はダノンスコーピオン。2歳時には次走でホープフルS(GI)を制覇することになるキラーアビリティを下して萩S(L)を勝ち、朝日杯フューチュリティS(GI)で0秒2差の3着に駆けた。実績的には上位である。
3歳緒戦の共同通信杯は7着に終わったが、攻めで動けておらず、状態に問題があった。今回は栗東のCWコースと坂路を併用してじっくりと乗られていて、前走以上のデキにあるのは間違いない。巻き返しがあって当然。
△はディオ。気性面で若さがあって完成前だが、それでも前走のスプリングS(GII)で5着に健闘した。阪神のマイルで初勝利を挙げた時は、スローだったといえ11秒4-10秒6-11秒2(33秒2)の上がりの中を突き抜けた。自身の上がりは32秒9だった。脚力は見劣りしない。
※は初勝利の前走が外を回って着差以上に強かったムーンリットナイトで、以下、ストロングウィル、アスクコンナモンダ、トゥードジボン、キングエルメスなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
前日の段階のオッズを見ると、やはり人気は割れている。◎タイセイディバインは単勝1,700円台の8番人気と十分に妙味がある。乱ペースになって競馬が壊れる危険性をはらんでいる3歳戦だし、連勝式は手広く買って大きな配当になるのを待ちたい。
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◎14番タイセイディバイン
○12番ジュンブロッサム
▲10番ダノンスコーピオン
△9番ディオ
※15番ムーンリットナイト
×16番ストロングウィル
×4番アスクコンナモンダ
×2番トゥードジボン
×1番キングエルメス
×5番ニシノスーベニア
【単勝】14番(10%)・12番(10%)
【複勝】14番(30%)・12番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
12→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
12.14→全通り(16点)
10.14→全通り(16点)
10.12→全通り(16点)
9.14→全通り(16点)
9.12→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
14.12→全通り(96点)
14.12→10(6点)
【3連単】(ボックス)
9.10.12.14.15(60点)
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【土曜後半レース】
利根川特別
3連単 4万6,320円
3連複 7,050円
馬 連 4,010円
単 勝 1,120円(10%)
複 勝 410円(30%)
複 勝 190円(50%)
○ディアセオリー1着(5人気)
◎コスモコラッジョ2着(1人気)
○◎△でヒット
阪神12R
ワイド 370円
ワイド 1,060円
複 勝 240円(90%)
◎フォルツァンド3着(5人気)
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中山10R
下総ステークス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎サンライズウルスは3代母がエリザベス女王杯を勝ったトゥザヴィクトリーで、その仔に有馬記念3着等の実績を残したトゥザグローリーがいる4歳馬。3歳時に重賞のユニコーンSで6着と上々の走りを見せ、休養前の一戦では初めてブリンカーを着けて2勝クラスを3馬身半差で快勝した。
今回は4ヵ月半ぶりの実戦になるが、栗東のCWコースと坂路でしっかりと乗り込み、先週の金曜にはダートの強豪オメガパフュームと併せて64秒1-11秒7の好時計で同入している。動ける仕上がりにあるとみていいだろう。
タフな中山のダ1800mを初めて走るのは楽でないが、馬場が軽くなっているのはいいし、3勝クラスでも通用する器なので狙ってみたい。ヤネはテン乗りで横山和生。
○カフェスペランツァは当舞台で2勝クラスの勝った時が良で1分52秒8の好時計。大型馬で軌道に乗れないところがあるが、この休み明けは美浦ウッドコースで長めから熱心に乗られてムードは悪くない。人気はなく、穴を開けるシーンがあっても。
▲は昇級緒戦で時計を詰めて4着に駆けたオンザラインで、△は2走前に▲と差のない競馬をしていて、次走で2勝クラスを圧勝したトラモント。
◎は手頃な人気で、○は人気薄…。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎5番サンライズウルス
○9番カフェスペランツァ
▲3番オンザライン
△11番トラモント
【単勝】5番(10%)・9番(10%)
【複勝】5番(50%)・9番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.9→全通り(10点)
3.5→全通り(10点)
3.9→全通り(10点)
5.11→全通り(10点)
9.11→全通り(10点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.9→全通り(60点)
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中山12R
利根川特別 4月16日(土) 混戦で高配当期待
◎コスモコラッジョは前走で初めてブリンカーを着け、3キロ減騎手の小林脩斗を起用して思い切った逃げを打った。あまりペースを落とさず、力任せに押し切る内容。脚抜きの良い馬場の中でラスト1ハロンが14秒0もかかった点は何とも言えないが、強い内容ではあった。
中間の攻めは意欲的。今週は体重の軽い新人の佐々木大輔が跨ってのものといえ、ウッドコースで63秒7-11秒9を楽にマークしている。勝ってさらに上向いているのは間違いない。
ヤネはテン乗りで戸崎圭太。前走よりも3キロ重い57キロで走ることになる。それでクラスが上がっているわけだが、前走と同じで渋った馬場になっているし、3番枠からハナに行かせるだろう。スムーズな逃げが打てれば、粘りを発揮してきそうだ。
○ディアセオリーは今回が2度目のダート。1度目は3歳時と2年も前のことで、あまり参考にならない。馬場は軽くなっているし、走法からもこなせていいだろう。
どこか気を抜いて走っている感じがあり、初めて着けるブリンカーが効く可能性が高い。デキ自体も良さそうで、一発があっても。
▲は前で運ぶと粘り強さを見せるマイネルイリャルギで、△は末脚の威力は上位のヨンク。
◎は割れた中での人気で、○は人気薄…。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎3番コスモコラッジョ
○9番ディアセオリー
▲6番マイネルイリャルギ
△2番ヨンク
【単勝】3番(10%)・9番(10%)
【複勝】3番(50%)・9番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.9→全通り(14点)
3.6→全通り(14点)
6.9→全通り(14点)
2.3→全通り(14点)
2.9→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
3.9→全通り(84点)
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阪神10R
天満橋ステークス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎スリーピートは中山ダ1200mでの2勝クラス勝ちが大外一気の派手な内容。昇級緒戦も中山を使い、道中で前をカットされたり、接触したりする厳しい競馬になりながら0秒2差の4着に伸びた。
中間は栗東の坂路で熱心に乗り込んでいる。3戦目になるが、疲れもなく好調をキープしている感じだ。
今回は初のダ1400m。これまでのレースぶりから見て、抑えて息を入れれば直線で脚を使うことは可能だろう。メンバーがそろった鞍だが、ペースは速くなりそうだし、もつれると浮上するシーがある。
○ワンダーイチョウはダ1400mを中心に使われ、中京で1勝クラスを2馬身半差で快勝すると、続く阪神の2勝クラスも2馬身半差で勝ち切った。
中間は放牧に出してリフレッシュさせ、栗東の坂路で入念に乗られて仕上がりは良好。3勝クラスまで上がるとどうかだが、4歳の成長力に期待したい。
▲は○と同じく1勝クラスと2勝クラスを連勝したトーセンアランで、△は現級の安定勢力シゲルタイタン。
◎は手頃な人気で、○は人気薄…。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎9番スリーピート
○15番ワンダーイチョウ
▲4番トーセンアラン
△3番シゲルタイタン
【単勝】9番(10%)・15番(10%)
【複勝】9番(50%)・15番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
15→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.15→全通り(14点)
4.9→全通り(14点)
4.15→全通り(14点)
3.9→全通り(14点)
3.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.15→全通り(84点)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎フォルツァンドは3月に今回と同じ阪神のダ2000mで1勝クラスを渋太く勝っている。中京の昇級戦はマクリに出て6着だったが、左回りはあまり良くない。
使い込んでいても攻めの気配からデキ落ちはなさそう。そして、今回は新人の今村聖奈を起用してきた。追いに甘いところがあり、ダートの2000mとなると差が出てしまうが、ただ、4キロ減が利いて53キロで走れる利がある。
相手も強い感じだが、人気はないし、穴として狙ってみたい。
◎4番フォルツァンド
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
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福島11R
やまびこステークス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎トモジャドットはサウスヴィグラス産駒でスピード豊富。福島のダ1150mでは、現オープンのオヌシナニモノと3/4馬身差の2着に駆けた実績を持っている。
巨漢馬の久々になるが、もともと鉄砲は利くし、いつになくハードに乗り込んでいる。動ける仕上がりにあるとみていい。
3勝クラスに上がり、メンバーは快速馬ぞろい。楽でないのは確かだが、ハンデ戦で54キロで走れるのは大きいし、冷静な騎乗をする西村淳也が16番枠から内に寄せつつジワッと流れに乗せるような競馬をしてくるだろう。
正直なところ好走する可能性は低いだろうが、かなりの人気薄だし、思い切って狙っていきたい。
◎16番トモジャドット
【単勝】16番(10%)
【複勝】16番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
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福島12R
4歳以上1勝クラス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎ウィズザワールドは気を抜く面が影響して中央で勝てそうで勝てず、園田で2勝して中央に戻ってきた。美浦での攻めは熱心で、1週前にウッドコースでジョッキー騎乗といえ65秒5-11秒8の好時計をマークしている。
陣営は「以前よりトモがしっかりしてきた」と。馬体が増えてパワーアップしているようだ。実戦ではブリンカーを着け、3キロ減騎手の原優介を起用して52キロで臨むことができる。
使ってからの方がいいのは確かだろうが、中途半端に走られると次に妙味がなくなるので、中央に復帰して緒戦のここで買っておきたい。
◎11番ウィズザワールド
【単勝】11番(10%)
【複勝】11番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
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父はハーツクライ(サンデーサイレンス×トニービン)。母ウインドハックはドイツ産馬で、イタリア1000ギニーを勝っている。その父はミラノ大賞(イタリア)を制したプラティニ(Platini)で、そこから父系を3代さかのぼるとビルクハーン(Birkhahn)にたどり着く。母系の5代前にはグロウスターク(Graustark)、ダマスカス(Damascus)がいて、相当に重厚な血だ。
ただ、血統ファンにはたまらないと思われる血は、日本の芝のスピード競馬と親和性が高いわけではない。事実、ボーンディスウェイはシュッと切れる脚は使えず、ホープフルSの5着も弥生賞の3着も強敵相手に渋太さで応戦していた。
見逃せないのは、中間の攻めである。石橋脩が熱心に稽古をつけ、1週前には64秒6-11秒3の時計で素晴らしい伸びを見せて先着。今週は引っ張り切りの手応えで内から先着し、時計は66秒2-11秒5だった。前走以上のデキにあるのは間違いない。
石橋脩は以前よりも強引に乗るようになっている。腕っぷしが強くて馬を動かす能力は高く、自信を持っている分で強気な騎乗になるのかもしれない。
ボーンディスウェイに関しては、少し強引なところも必要だろう。7番枠といういい枠を引き、自然と好位につける形になるはず。前にいるであろうデシエルトとビーアストニッシドの動き、さらに後続がどう仕掛けるかは流動的で、慌てずに対処してもらいたいところだ。
底力ある血脈、デキは万全。その分で行きたがる可能性がなくはないが、うまく立ち回ってタイミングよく動くと粘りを発揮しそうだ。単勝3,000円台の11番人気…。一発狙ってみる。
田村康仁厩舎(美浦)のアスクビクターモアも気になる存在。
前哨戦の弥生賞を正攻法の競馬で勝ち切っているが、単勝1,000円台の7番人気と、伏兵の評価に甘んじている。
ディープインパクト産駒になり、◎と同様に母系の血が重厚だ。母はドイツ産馬でフランスで芝2100mのGIIIを勝っていて、姉にコロネイションS(米GI)を勝ったケマー(Qemah)がいる。母の父は凱旋門賞を制覇したレインボークエスト(Rainbow Quest)。3代母の父が英ダービーを勝ったロベルト(Roberto)で、4代母の父がグロウスターク(Graustark)である。
弥生賞を勝ったあとは短期放牧に出され、美浦に戻ってからウッドコースを中心に意欲的に乗り込んできた。2週前に65秒6-11秒6で追われ、1週前は66秒3-11秒5。今週はさらに速くて65秒3-11秒2で、大きな跳びで推進力がスゴかった。それにテンションが上がっていなかったのがいい。
2番枠は微妙とも言えるが、当日の馬場、あと乗り方次第でプラス要素にもなり得る。ヤネは田辺裕信。石橋脩と同じで、追いが強く、思い切った騎乗をするジョッキーだ。実戦では行きたがる傾向にあるので、うまく収めてもらいたいところ。今のデキでスムーズに運べば、好勝負になっていい。
小島茂之厩舎(美浦)のオニャンコポンが3頭目の穴馬になる。
父はダービーと天皇賞(秋)を制し、皐月賞は3着だったエイシンフラッシュ(ミスタープロスペクター系)。母の父は皐月賞、有馬記念、ドバイワールドカップを勝ったヴィクトワールピサになる。
そして、2代母がサプレザ(Sahpresa)。アメリカ産馬でドイツでサンチャリオットS(GI)を3連覇したが、日本のマイルチャンピオンシップに3度の挑戦歴があり、結果は3着、4着、3着だった。日本でもおなじみの世界的なマイラーである。サプレザはダービー4着のサトノインプレッサを産んだ。
2歳の秋に新馬と1勝クラスを速い上がりを使って連勝。ホープフルSは伸びを欠いて11着に終わったが、熱発があって順調さを欠いていたので致し方ない。そこから中2週で京成杯を使い、タメを利かせる競馬から直線でグッと伸びて抜け出している。
その後は放牧に出され、皐月賞に目標を定めてしっかりと乗り込んできた。1週前の水曜には力の要る坂路で一番時計となる52秒0をマーク。土曜にウッドコースで大外を回って68秒9-11秒6で追われ、最終追いは68秒1-11秒8で内から楽に同入した。ハードにやられてパワーアップした印象である。
ヤネは菅原明良。デビューして4年目の若手だが、追いがしっかりしているし、レースセンスもいい。カラテ(21年に東京新聞杯を制覇)でもレベルの高い騎乗を見せている。11番枠というのは父エイシンフラッシュが挑んだ時と一緒。中位あたりで待機し、うまく末脚を活かせると穴を開けるシーンがある。
△のジオグリフは状態がひと息だった共同通信杯で2着に駆け、デキは確実に上がっている。※のドウデュースは朝日杯フューチュリティSの覇者で、弥生賞の2着はスムーズさを欠くところがあった。折り合いがつけば。
×の組でダノンベルーガ(1番枠)とイクイノックス(18番枠)は2戦2勝の無敗馬。まだ弱いところがあるし、極端な枠を引いたが、どちらも戴冠可能な素質を持っている。
ジャスティンパレスはホープフルS2着馬で、体は大きくないものの、ビシビシ追われて好仕上がりを見せている。キラーアビリティはホープフルSの勝ち馬。体も気性も完成前だが、実績的に注目されて当然だ。
他にも警戒すべき勢力がいて、とても印が回り切らない。だから3連単の1番人気のオッズが万馬券になっているわけだが…。
ハマるとビッグな配当になるので、連勝式は手広く買っていくことにした。石橋脩、田辺裕信、菅原明良の3人には、やりすぎることなく、しかし、思い切った騎乗でパートナーの良さを引き出してもらいたい。
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◎7番ボーンディスウェイ
○2番アスクビクターモア
▲11番オニャンコポン
△14番ジオグリフ
※12番ドウデュース
×1番ダノンベルーガ
×18番イクイノックス
×10番ジャスティンパレス
×4番キラーアビリティ
×6番ジャスティンロック
【単勝】7番(10%)・2番(10%)・11番(10%)
【複勝】7番(20%)・2番(30%)・11番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
2→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
2.7→全通り(16点)
7.11→全通り(16点)
2.11→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
7.2→全通り(96点)
7.11→全通り(96点)
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阪神11R
アンタレスステークス(GIII) 4月17日(日) 連勝式は崩れ待ち
阪神のダ1800mで争われるGIII競走。
正面直線からのスタート、コーナーは4つ。100mほど走って、急坂を上ることになる。向正面の残り約900mから勾配が緩めの下り勾配に。この下り坂は、直線に入って残り200mまで続く。
直線残り200mからは、約100mの間に高低差1.6mの急な坂を上ることになる。上り切ってからは平坦。直線距離は352.7mとなっている。
砂厚は従来通りで9.0cm。土曜のダートは稍重で始まり、良に回復した。3勝クラスのダ1400m戦は、2番手追走のシゲルタイタンが勝ち、時計が1分24秒1(良)。3ハロン34秒6で逃げたアオイツヤヒメが2着に残っていて、レースの上がりは11秒8-12秒0-13秒5の37秒3だった。3着は外から伸びたウィッチクラフト。
2勝クラスのダ2000m戦は、ゴールドハイアーが2分06秒6(良)の時計でV。好位を進み、直線でしっかりと伸びて勝ち切るという内容だった。2着はハナを奪い、途中でマクられながら渋太く脚を使ったシルバーエース。3着は外から差したフォルツァンドだった。レースの1000m通過は63秒2で、上がりは12秒4-12秒3-13秒8の38秒5。
少し水を含んだ状態でもパワーとスタミナを要求される状態だった。日曜は晴れ予報でさらに乾いてくることになり、ダート戦はタフな競馬になるだろう。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アナザートゥルース】評価A- 騎手A- 状態A
【アルーブルト】評価A- 騎手A+ 状態A
【ウェスタールンド】評価A- 騎手A- 状態A
【オメガパフューム】評価A+ 騎手A- 状態A
【オーヴェルニュ】評価A- 騎手A- 状態S
【カデナ】評価A- 騎手A- 状態A
【グロリアムンディ】評価A+ 騎手A+ 状態S
【ケイアイパープル】評価A+ 騎手A+ 状態A
【サクラアリュール】評価B 騎手B 状態B
【デュープロセス】評価B 騎手B 状態A
【ニューモニュメント】評価A- 騎手B 状態A
【バーデンヴァイラー】評価A+ 騎手A- 状態A
【ヒストリーメイカー】評価A- 騎手A- 状態S
【プリティーチャンス】評価A- 騎手A- 状態A
【ユアヒストリー】評価B 騎手B 状態A
【ライトウォーリア】評価A- 騎手A- 状態A
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フルゲートの16頭立て。実績ある古豪と底を見せていない4歳馬がそろっていて、注目度の高いダート重賞になった。
白帽のアナザートゥルース(1番枠)かライトウォーリア(2番枠)がハナに行くか。ただ、どちらも逃げにこだわるわけではない。他に前で取りたいのはケイアイパープル、オーヴェルニュ、バーデンヴァイラーあたり。流動的ではあるが、ペースが遅くなることはないだろう。
大久保龍志厩舎(栗東)の4歳馬グロリアムンディに◎を打った。
新馬勝ちは芝で、2戦目に京都2歳S(GIII)に挑んで4着。しかし、2勝目をなかなか挙げられず、3歳の12月に初めてダートを使い、1度だけ使用経験があったブリンカーも着けるようになった。
そこからは怒とうの4連勝。3勝クラスを勝った時は序盤であった大きな不利を問題にせず、オープン緒戦の名古屋城Sは余裕ある追走ぶりから直線でしっかりと伸びて抜け出す強い勝ちっぷりだった。
前走が放牧明けでの勝利だったが、その後も乗り込みは順調。1週前に坂井瑠星が跨ってCWコースで66秒8-11秒4で追われ、今週はやはり坂井が乗って坂路で楽に53秒3-12秒1をマークしている。反動もなく、上積みを加えてきた印象だ。
坂井はテン乗りになるが、攻めをつけて感触はつかんだはず。少し大ざっぱに乗るところがあるジョッキーではあり、ただ、馬を伸ばす技術は現役トップクラスである。
馬自身は阪神は芝でもダートでも実績があり、ダートはタフな状態で問題ない。重賞で相手は一気に強くなるが、今の勢いなら通用していいだろう。中心に期待する。
配当面で妙味があるところで、村山明厩舎(栗東)の6歳馬ケイアイパープルが気になる存在。
揉まれ弱いところはあるが、被されずに走れば速めのペースになっても辛抱強く食い下がる。昨年の当レースでは大きく離されれた14着に沈んでいて、これは競ってハイペースになった結果である。
ヤネは同馬に乗って3勝している藤岡康太。5番枠を引き、1枠の2頭を見ながらうまく運べるといい。バーデンヴァイラー、オーヴェルニュあたりが早めに動いてくる可能性があり、この点がポイントになる。粘り発揮のシーンがあっても。
▲は4歳のバーデンヴァイラー。ダートは(5.0.1.0)で、◎グロリアムンディと同じで若くて底が割れていない。しっかりと負荷をかけられて仕上がりは良好。気性面で成長する余地があるが、これも重賞でやれる。
△は7歳のオメガパフューム。大井の東京大賞典を4連覇するという偉業を成し遂げ、引退を撤回して現役を続けることになった。地力は上位で、59キロでは京都で平安Sを快勝している。ただ、阪神で3戦3勝といえ、今のタフなダートで59キロとなると、楽ではないかもしれない。
※は6歳のオーヴェルニュ。左回り巧者のイメージが強いが、阪神ではテーオーケインズ(昨年にチャンピオンズカップを6馬身差で圧勝)を下してリステッド競走を勝ったことがある。ジワッと流れに乗って息が入れば。
×の1番手、5歳の牝馬プリティーチャンスは大穴候補。阪神では昨年の秋にみやこS(GIII)で外々を回る競馬になりながら4着に伸びている。前3走はモタれる左回り。右回りで上がりがかかる競馬になると、激走シーンがあっていい。
以下、ウェスタールンド、カデナ、ヒストリーメイカーなど、軽視できない勢力が多くいる。
タフな馬場の中、展開次第で結果は変わってくることになる。連勝式は手広く買っていき、崩れて大きな配当になってくれると理想的。
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◎13番グロリアムンディ
○5番ケイアイパープル
▲12番バーデンヴァイラー
△8番オメガパフューム
※16番オーヴェルニュ
×11番プリティーチャンス
×4番ウェスタールンド
×3番カデナ
×15番ヒストリーメイカー
×1番アナザートゥルース
【単勝】13番(10%)・5番(10%)
【複勝】13番(50%)・5番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
5.8.11.12.13.16
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.13→全通り(14点)
12.13→全通り(14点)
5.12→全通り(14点)
8.13→全通り(14点)
5.8→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.5→全通り(84点)
【3連単】(ボックス)
5.8.12.13.16(60点)
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【日曜後半レース】
福島民報杯
3連複 1万2,530円
ワイド 2,210円
ワイド 1,080円
複 勝 370円(30%)
プレシャスブルー3着(9人気)
ストークS
ワイド 1,280円
ワイド 1,690円
複 勝 290円(40%)
◎エルカスティージョ3着(5人気)
阪神12R
3連複 1,830円
馬 連 1,070円
単 勝 250円(10%)
複 勝 130円(60%)
◎ローウェル1着(1人気)
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中山10R
京葉ステークス(L) 4月17日(日) 混戦で高配当待ち
◎1番ロイヤルパールス
○5番ハコダテブショウ
▲14番イモータルスモーク
△8番レシプロケイト
【単勝】1番(10%)・5番(10%)
【複勝】1番(40%)・5番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→全通り
5→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.5→全通り(14点)
1.14→全通り(14点)
5.14→全通り(14点)
1.8→全通り(14点)
5.8→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
1.5→全通り(84点)
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中山12R
サンシャインステークス 4月17日(日) ハンデ戦で伏兵馬狙い
◎10番ロードトゥフェイム
○7番ヴェラアズール
▲8番コーストライン
△2番ノーチカルチャート
【単勝】10番(10%)・7番(10%)
【複勝】10番(40%)・7番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
7→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.10→全通り(11点)
8.10→全通り(11点)
7.8→全通り(11点)
2.10→全通り(11点)
2.7→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.7→全通り(66点)
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阪神10R
ストークステークス 4月17日(日) ハンデ戦で伏兵馬狙い
◎11番エルカスティージョ
○3番ヒメノカリス
▲9番サトノラムセス
△7番マルカエイペックス
【単勝】11番(10%)・3番(10%)
【複勝】11番(40%)・3番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
3→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.11→全通り(11点)
9.11→全通り(11点)
3.9→全通り(11点)
7.11→全通り(11点)
3.7→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.3→全通り(66点)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス 4月17日(日) 人気馬+伏兵馬で
◎12番ローウェル
○2番ディオスクーロイ
▲7番ルモンド
△4番モズピンポン
【単勝】12番(10%)
【複勝】12番(60%)・2番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
2→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
2.12→全通り(13点)
7.12→全通り(13点)
2.7→全通り(13点)
4.12→全通り(13点)
2.4→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
12.2→全通り(78点)
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福島11R
福島民報杯(L) 4月17日(日) ハンデ戦で伏兵馬狙い
◎10番ダブルシャープ
○1番プレシャスブルー
▲2番シュヴァリエローズ
△9番アンティシペイト
【単勝】10番(10%)・1番(10%)
【複勝】10番(50%)・1番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
1→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.10→全通り(14点)
2.10→全通り(14点)
1.2→全通り(14点)
9.10→全通り(14点)
1.9→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
10.1→全通り(84点)
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福島12R
4歳以上1勝クラス 4月17日(日) 混戦で高配当狙い
◎6番デイトンウェイ
○7番フロスティクォーツ
▲5番テンジュイン
△13番リツィタル
【単勝】6番(10%)・7番(10%)
【複勝】6番(40%)・7番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
7→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.7→全通り(14点)
5.6→全通り(14点)
5.7→全通り(14点)
6.13→全通り(14点)
7.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.7→全通り(84点)
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【土曜メインレース】
アーリントンカップ
3連複 6,350円
馬 連 2,250円
複 勝 400円(30%)
◎タイセイディバイン2着(7人気)
▲◎×でヒット
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中山11R
中山グランドジャンプ(J・GI) 4月16日(土) 少頭数でも注目度大
中山の芝4250mで争われるJ・GI競走。
中山の大障害コースは、年末に行われる中山大障害(J・GI、芝4100m)、そして中山グランドジャンプと、年に2回しか使用されない。大竹柵、大土塁、バンケット…。過酷な舞台設定で、並んで障害界の最高峰レースである。
コースの流れを説明していくと長くなるので、JRAのホームページにあるコース紹介を見ていただくのがいいと思う。
URL⇒https://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2022/0416_1/race.html
なお、金曜の夕方の段階で馬場は重。当日は天候が回復するという予報だが、気温が低いこともあるし、道悪が残ることになる。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【オジュウチョウサン】評価A+ 騎手A+ 状態A
【キタノテイオウ】評価B 騎手B 状態A
【ケンホファヴァルト】評価A+ 騎手A- 状態S
【サトノパシュート】評価B 騎手A- 状態A
【ビレッジイーグル】評価A- 騎手B 状態A
【ブラゾンダムール】評価A+ 騎手A- 状態A
【マイサンシャイン】評価A- 騎手A- 状態A
【マイネルプロンプト】評価B 騎手A- 状態A
【マイネルレオーネ】評価A- 騎手A- 状態A
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9頭立ての少頭数。J・GIを勝った実績があるのは、オジュウチョウサンのみとなっている。そのオジュウチョウサンは11歳馬。他に10歳馬が2頭、9歳馬が1頭いる。
ペガサスジャンプSを逃げ切ったビレッジイーグルがハナに行きそうだが、逃げにこだわるわけではない。ケンホファヴァルトも前で運び、オジュウチョウサン、ブラゾンダムールは折り合い重視。隊列は流動的で、馬場が渋っていることを考えると、みなスタミナを残すように少し慎重に回ってくるだろう。
森秀行厩舎(栗東)の9歳馬ケンホファヴァルトに◎を打った。
平地時代は準オープンで活躍していた実力馬。7歳の春に障害入りし、5戦目に初勝利を挙げた。その年の暮れに中山大障害に挑戦。2番手追走から後半で早めに先頭に立ち、一旦は後続を引き離した。直線の最後で苦しくなったが、残り50mまで先頭。メイショウダッサイに差されはしたものの、堂々の2着だった。
翌春の中山グランドジャンプは、爪をぶつけて前哨戦を使えないという誤算があった。しかし、実戦では少し下げる形で脚をタメ、直線で渋太く脚を使ってメイショウダッサイの2着に上がっている。
次走は11月の京都ジャンプS、この時は7ヵ月ぶりの実戦。好位を進んで後半で早めに先頭に並び、直線で力のあるタガノエスプレッソを競り落とした。レースぶりに落ち着きが出ていて、障害馬として確実に成長している。
京都ジャンプSのレース中に左後肢に外傷を負い、手術を行っている。放牧には出さず、自厩舎に置いて今回は5ヵ月ぶりの実戦。これだけ聞くと厳しそうな臨戦だが、栗東で坂路を中心に熱心に乗り込んできた。
初時計は2月22日で、4ハロン60秒を割る稽古を12本。3月30日には50秒8-12秒5という速い時計をマークしている。4月3日に51秒8を出し、最終追いは4月10日の日曜で、しっかりと追って51秒5-37秒4-12秒6。そして、12日(火)に早めに輸送を済ませている。
主戦の熊沢重文は落馬負傷で休養中で、ヤネは森一馬に替わる。攻めに何度も乗って感触はつかんでいるようで、仕上がりに関して「身体能力、心配能力の高さを感じた。息の入りもいい」と話した。力を出せる状態にあるとみていいだろう。
ただ、完全に安心できるわけではない。初めてコンビを組んで挑むのが過酷な中山の大障害コースというのが楽でないのは当然だ。難易度の高い大竹柵、大土塁が待ち構えていて、これを何とかクリアしてもらいたい。なお、森一馬は昨年の当レースをメイショウダッサイで勝っている。
馬場に関しては、なるべく早く回復してくれた方がいいだろう。スムーズに立ち回ってくれば、J・GI制覇が可能になる。
相手はオジュウチョウサン。当レースは16年~20年まで5連覇し、中山大障害は3勝している。11歳という年齢で他馬が近づくことすら困難だった全盛期の強さはなくなっているが、それでも昨年に10歳で中山大障害を勝っているのだからスゴイ。
復帰戦の阪神スプリングジャンプは3着で、中間の気配から使った上積みは大きそうだ。ヤネは同馬を知り尽くしている石神深一。あと、力の要る馬場を得意にしている。少し気持ち良く走りすぎるところがあり、そこは石神が注意して乗るだろう。J・GIのコレクションを積み上げたとして、何の驚きもない。
▲はブラゾンダムール。昨年末の中山大障害でオジュウチョウサンの2着に駆け、今季緒戦のペガサスジャンプSはクビ差の2着だった。7歳ではあるが◎と○より若く、力んで走るところがあるので、この点で成長すれば大成する可能性がある。
△はペガサスジャンプSで逃げてブラゾンダムールを抑え込んだビレッジイーグル。昨年の中山大障害では5着に沈んだが、粘りを増していい。5歳で上がり目がある。
※は小柄な10歳馬でも地力を増してきているマイネルレオーネで、マイサンシャインとマイネルプロンプトにも注意を払いたい。
少頭数の競馬で、◎ケンホファヴァルトと○オジュウチョウサンの両者が人気という形。配当を合わせるのは難しい。少し手を広げて買っていき、適度に狂ってくれると理想的。
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◎6番ケンホファヴァルト
○7番オジュウチョウサン
▲1番ブラゾンダムール
△8番ビレッジイーグル
※2番マイネルレオーネ
×3番マイサンシャイン
×5番マイネルプロンプト
【単勝】6番(20%)
【複勝】6番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→1.2.3.5.7.8
6→1.7.8
6→1.7
6→7
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.7→1.2.3.5.8(5点)
1.6→2.3.5.7.8(5点)
【3連複】
1-6-7・1-6-7・6-7-8・2-6-7・1-6-8(5点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.7→1.2.3.5.8(30点)
6.7→1(6点)
【3連単】
6-7-1・6-7-1・7-6-1・7-6-1・7-1-6・6-1-7(6点)
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阪神11R
アーリントンカップ(GIII) 4月16日(土) Hペースの激戦に
3歳馬が争うGIII競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。
向正面からのスタート、外回りコース使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離が400m以上ある。3、4コーナーはゆったりとしたカーブで、4コーナー途中の残り600mから下り勾配に。下り坂は直線に入って残り約200mまで約400m続き、高低差は2mほどある。
そこから約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上ることになる。最後の100m弱は平坦。直線距離は476.3m(Bコース使用時)。全体の高低差は2.4m。もちろん競馬によるが、残り600mあたりからペースが上がり、ラスト1ハロンが少しかかるというラップ構成になりやすい。
芝は連続開催の10週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態での施行。金曜の段階で、JRAから「向正面直線および正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
先週は芝1600m(外)で桜花賞が行われ、スターズオンアースが1分32秒9(良)でV。中位馬群で脚をタメ、直線は窮屈な感じになったが、走路が開くとグイグイ伸びて差し切った。ハナ差の2着が2番手から一旦は抜け出したウォーターナビレラで、3着は好位のインから脚を使ったナムラクレアだった。レースの1000m通過は58秒8で、上がりは11秒1-11秒5-11秒5の34秒1。
古馬の阪神牝馬S(芝1600m(外))を勝ったのは、9番人気(単勝6,870円)の伏兵馬メイショウミモザ。中団のインで脚をタメ、直線で少し外に出すと、しっかりと伸びて勝ち切った。2着は好位を進んでいた1番人気のアンドヴァラナウトで、3着は直線で外に動かして差し込んだデゼルだった。勝ち時計は1分32秒8(良)。レースの1000m通過は58秒1で、上がりは11秒2-11秒4-12秒1の34秒7だった。
3勝クラスの芝2000m(内)戦は、大きな注目を集めたプログノーシスが大外から鋭い末脚を繰り出してV。勝ち時計は1分58秒3(良)で、自身の上がりは33秒1だった。
高速馬場とまではいかないが、スピードの出やすい状態だったと言っていいだろう。内は掘れているところがあるが、走れないわけではない。三分どころぐらいが最も伸びがいいという感じだった。
今週は金曜の昼が稍重で、夕方になって良に回復した。土曜は曇りのち晴れという予報で、メインの頃は少し水を含んだ程度の良馬場という状態になっていそうだ。
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以下、全体評価、騎手評価、状態評価(50音順)。全体評価は相対評価、騎手評価と状態評価は絶対評価で、騎手評価は騎乗馬との相性を考慮する場合がある。
【アスクコンナモンダ】評価A- 騎手A- 状態S
【ウナギノボリ】評価B 騎手A+ 状態A
【カワキタレブリー】評価B 騎手A+ 状態A
【キングエルメス】評価A- 騎手A+ 状態A
【ジャスパークローネ】評価B 騎手A+ 状態A
【ジュンブロッサム】評価A+ 騎手A- 状態A
【ストロングウィル】評価A- 騎手A- 状態A
【セルバーグ】評価B 騎手B 状態A
【タイセイディバイン】評価A+ 騎手A- 状態A
【ダノンスコーピオン】評価A+ 騎手S 状態A
【ディオ】評価A- 騎手A+ 状態A
【デュガ】評価B 騎手A- 状態S
【トゥードジボン】評価A- 騎手A+ 状態A
【ドンフランキー】評価B 騎手A- 状態A
【ニシノスーベニア】評価B 騎手A- 状態A
【ヒルノショパン】評価B 騎手A- 状態A
【ムーンリットナイト】評価A- 騎手A+ 状態A
【メイケイバートン】評価B 騎手A- 状態A
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NHKマイルカップ(5月8日)のトライアル競走。3着までに優先出走権が与えられる。特別登録をした18頭がすべて出走してきた。重賞勝ち馬はキングエルメスのみで、GIで馬券に絡んでいるのはダノンスコーピオンのみである。
内からジャスパークローネ、デュガ、ドンフランキー、ヒルノショパンと、可能なら逃げたいスピード馬が4頭。他にも前で競馬をしてきた馬が複数頭いる。ジョッキーたちも必要以上に競るのは避けたいと考えるだろうが、仮に抑え合ったとしてもラップ自体は速くなるだろう。差す方も流れに対応した上で、最後までしっかりと脚を使うのは楽ではない。18頭いる中でスムーズに運べるかも重要なポイントになる。
高野友和厩舎(栗東)のタイセイディバインに◎を打った。
ルーラーシップ(その父キングカメハメハ、母はエアグルーヴ)×ダンスインザダーク(その父サンデーサイレンス、母はダンシングキイ)という配合。祖母が桜花賞2着のロンドンブリッジで、その仔にオークス馬ダイワエルシエーロがいる。
初勝利は2歳の11月で、阪神の芝2000m(内)を楽に逃げて押し切るという内容だった。続く京成杯(GIII)は10着、1勝クラスの小倉戦は6着に終わっている。
次に選択したのはファルコンS(GIII)。舞台は中京の芝1400mで、一気に距離を縮めてきた。3番枠からうながして流れに乗せ、道中は中位で馬群の中。直線に向いて前が開かず、待ってから外に出すロスが生まれてしまう。それでも追われてからしっかりと伸び、2着に上がった。稍重で1分21秒2なら時計も悪くない。
2歳の夏から大きな休みを入れずに使ってきているが、それで良くなってきた。今回は中3週。いつも通り坂路で乗られ、1週前に53秒6-12秒0で追われている。今週は松若風馬が跨り、無理に追わずに52秒8-12秒0。右後ろが外向しているが、走りはしっかりしていて、好調をキープしているとみていい。
阪神コースは(1.1.1.0)。外回りは未勝利時代に芝1800mで半馬身差の2着があり、この時の勝ち馬ポッドボレットは、のちにすみれS(L)を勝つことになる。マイルは初めて走ることになるが、これまでのレースぶりからベストの距離かもしれない。
外の14番枠を引いたが、内にいるとゴチャついて捌けなくなる危険性があり、むしろいい材料だろう。ただ、ずっと外を回る競馬になるのは避けてもらいたく、この点は2戦目から乗っている松若に任せるしかない。しっかりと脚が溜まり、ロスなく回ってくれば好勝負になる。
友道康夫厩舎(栗東)のジュンブロッサムも注目される存在。
昨秋に府中の芝2000mを1分59秒2の2歳レコードでV。3歳緒戦の共同通信杯(GIII)では、強敵相手に4着に健闘した。前走のアルメリア賞(1勝クラス)は3/4馬身差の2着。直線で窮屈なところを割っての結果で、勝ったピースオブエイトは次走で毎日杯(GIII)を制している。
まだビシビシとはやれない感じだが、それでも攻めの気配は悪くない。マイルの距離は問題ないはずで、ただ、乱ペースになる可能性があることを考えて乗ってもらいたいところ。そのあたりは吉田隼人がしっかりと対処してくると思うが、馬群の捌きに甘さがあるジョッキーなので心配はある。
◎と同様に12番枠というのは悪いところではないし、うまく立ち回ってくれば。
▲はダノンスコーピオン。2歳時には次走でホープフルS(GI)を制覇することになるキラーアビリティを下して萩S(L)を勝ち、朝日杯フューチュリティS(GI)で0秒2差の3着に駆けた。実績的には上位である。
3歳緒戦の共同通信杯は7着に終わったが、攻めで動けておらず、状態に問題があった。今回は栗東のCWコースと坂路を併用してじっくりと乗られていて、前走以上のデキにあるのは間違いない。巻き返しがあって当然。
△はディオ。気性面で若さがあって完成前だが、それでも前走のスプリングS(GII)で5着に健闘した。阪神のマイルで初勝利を挙げた時は、スローだったといえ11秒4-10秒6-11秒2(33秒2)の上がりの中を突き抜けた。自身の上がりは32秒9だった。脚力は見劣りしない。
※は初勝利の前走が外を回って着差以上に強かったムーンリットナイトで、以下、ストロングウィル、アスクコンナモンダ、トゥードジボン、キングエルメスなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
前日の段階のオッズを見ると、やはり人気は割れている。◎タイセイディバインは単勝1,700円台の8番人気と十分に妙味がある。乱ペースになって競馬が壊れる危険性をはらんでいる3歳戦だし、連勝式は手広く買って大きな配当になるのを待ちたい。
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◎14番タイセイディバイン
○12番ジュンブロッサム
▲10番ダノンスコーピオン
△9番ディオ
※15番ムーンリットナイト
×16番ストロングウィル
×4番アスクコンナモンダ
×2番トゥードジボン
×1番キングエルメス
×5番ニシノスーベニア
【単勝】14番(10%)・12番(10%)
【複勝】14番(30%)・12番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
12→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
12.14→全通り(16点)
10.14→全通り(16点)
10.12→全通り(16点)
9.14→全通り(16点)
9.12→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
14.12→全通り(96点)
14.12→10(6点)
【3連単】(ボックス)
9.10.12.14.15(60点)
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【土曜後半レース】
利根川特別
3連単 4万6,320円
3連複 7,050円
馬 連 4,010円
単 勝 1,120円(10%)
複 勝 410円(30%)
複 勝 190円(50%)
○ディアセオリー1着(5人気)
◎コスモコラッジョ2着(1人気)
○◎△でヒット
阪神12R
ワイド 370円
ワイド 1,060円
複 勝 240円(90%)
◎フォルツァンド3着(5人気)
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中山10R
下総ステークス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎サンライズウルスは3代母がエリザベス女王杯を勝ったトゥザヴィクトリーで、その仔に有馬記念3着等の実績を残したトゥザグローリーがいる4歳馬。3歳時に重賞のユニコーンSで6着と上々の走りを見せ、休養前の一戦では初めてブリンカーを着けて2勝クラスを3馬身半差で快勝した。
今回は4ヵ月半ぶりの実戦になるが、栗東のCWコースと坂路でしっかりと乗り込み、先週の金曜にはダートの強豪オメガパフュームと併せて64秒1-11秒7の好時計で同入している。動ける仕上がりにあるとみていいだろう。
タフな中山のダ1800mを初めて走るのは楽でないが、馬場が軽くなっているのはいいし、3勝クラスでも通用する器なので狙ってみたい。ヤネはテン乗りで横山和生。
○カフェスペランツァは当舞台で2勝クラスの勝った時が良で1分52秒8の好時計。大型馬で軌道に乗れないところがあるが、この休み明けは美浦ウッドコースで長めから熱心に乗られてムードは悪くない。人気はなく、穴を開けるシーンがあっても。
▲は昇級緒戦で時計を詰めて4着に駆けたオンザラインで、△は2走前に▲と差のない競馬をしていて、次走で2勝クラスを圧勝したトラモント。
◎は手頃な人気で、○は人気薄…。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎5番サンライズウルス
○9番カフェスペランツァ
▲3番オンザライン
△11番トラモント
【単勝】5番(10%)・9番(10%)
【複勝】5番(50%)・9番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.9→全通り(10点)
3.5→全通り(10点)
3.9→全通り(10点)
5.11→全通り(10点)
9.11→全通り(10点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.9→全通り(60点)
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中山12R
利根川特別 4月16日(土) 混戦で高配当期待
◎コスモコラッジョは前走で初めてブリンカーを着け、3キロ減騎手の小林脩斗を起用して思い切った逃げを打った。あまりペースを落とさず、力任せに押し切る内容。脚抜きの良い馬場の中でラスト1ハロンが14秒0もかかった点は何とも言えないが、強い内容ではあった。
中間の攻めは意欲的。今週は体重の軽い新人の佐々木大輔が跨ってのものといえ、ウッドコースで63秒7-11秒9を楽にマークしている。勝ってさらに上向いているのは間違いない。
ヤネはテン乗りで戸崎圭太。前走よりも3キロ重い57キロで走ることになる。それでクラスが上がっているわけだが、前走と同じで渋った馬場になっているし、3番枠からハナに行かせるだろう。スムーズな逃げが打てれば、粘りを発揮してきそうだ。
○ディアセオリーは今回が2度目のダート。1度目は3歳時と2年も前のことで、あまり参考にならない。馬場は軽くなっているし、走法からもこなせていいだろう。
どこか気を抜いて走っている感じがあり、初めて着けるブリンカーが効く可能性が高い。デキ自体も良さそうで、一発があっても。
▲は前で運ぶと粘り強さを見せるマイネルイリャルギで、△は末脚の威力は上位のヨンク。
◎は割れた中での人気で、○は人気薄…。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎3番コスモコラッジョ
○9番ディアセオリー
▲6番マイネルイリャルギ
△2番ヨンク
【単勝】3番(10%)・9番(10%)
【複勝】3番(50%)・9番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.9→全通り(14点)
3.6→全通り(14点)
6.9→全通り(14点)
2.3→全通り(14点)
2.9→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
3.9→全通り(84点)
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阪神10R
天満橋ステークス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎スリーピートは中山ダ1200mでの2勝クラス勝ちが大外一気の派手な内容。昇級緒戦も中山を使い、道中で前をカットされたり、接触したりする厳しい競馬になりながら0秒2差の4着に伸びた。
中間は栗東の坂路で熱心に乗り込んでいる。3戦目になるが、疲れもなく好調をキープしている感じだ。
今回は初のダ1400m。これまでのレースぶりから見て、抑えて息を入れれば直線で脚を使うことは可能だろう。メンバーがそろった鞍だが、ペースは速くなりそうだし、もつれると浮上するシーがある。
○ワンダーイチョウはダ1400mを中心に使われ、中京で1勝クラスを2馬身半差で快勝すると、続く阪神の2勝クラスも2馬身半差で勝ち切った。
中間は放牧に出してリフレッシュさせ、栗東の坂路で入念に乗られて仕上がりは良好。3勝クラスまで上がるとどうかだが、4歳の成長力に期待したい。
▲は○と同じく1勝クラスと2勝クラスを連勝したトーセンアランで、△は現級の安定勢力シゲルタイタン。
◎は手頃な人気で、○は人気薄…。連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎9番スリーピート
○15番ワンダーイチョウ
▲4番トーセンアラン
△3番シゲルタイタン
【単勝】9番(10%)・15番(10%)
【複勝】9番(50%)・15番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
15→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
9.15→全通り(14点)
4.9→全通り(14点)
4.15→全通り(14点)
3.9→全通り(14点)
3.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.15→全通り(84点)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎フォルツァンドは3月に今回と同じ阪神のダ2000mで1勝クラスを渋太く勝っている。中京の昇級戦はマクリに出て6着だったが、左回りはあまり良くない。
使い込んでいても攻めの気配からデキ落ちはなさそう。そして、今回は新人の今村聖奈を起用してきた。追いに甘いところがあり、ダートの2000mとなると差が出てしまうが、ただ、4キロ減が利いて53キロで走れる利がある。
相手も強い感じだが、人気はないし、穴として狙ってみたい。
◎4番フォルツァンド
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
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福島11R
やまびこステークス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎トモジャドットはサウスヴィグラス産駒でスピード豊富。福島のダ1150mでは、現オープンのオヌシナニモノと3/4馬身差の2着に駆けた実績を持っている。
巨漢馬の久々になるが、もともと鉄砲は利くし、いつになくハードに乗り込んでいる。動ける仕上がりにあるとみていい。
3勝クラスに上がり、メンバーは快速馬ぞろい。楽でないのは確かだが、ハンデ戦で54キロで走れるのは大きいし、冷静な騎乗をする西村淳也が16番枠から内に寄せつつジワッと流れに乗せるような競馬をしてくるだろう。
正直なところ好走する可能性は低いだろうが、かなりの人気薄だし、思い切って狙っていきたい。
◎16番トモジャドット
【単勝】16番(10%)
【複勝】16番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
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福島12R
4歳以上1勝クラス 4月16日(土) 伏兵馬狙いで
◎ウィズザワールドは気を抜く面が影響して中央で勝てそうで勝てず、園田で2勝して中央に戻ってきた。美浦での攻めは熱心で、1週前にウッドコースでジョッキー騎乗といえ65秒5-11秒8の好時計をマークしている。
陣営は「以前よりトモがしっかりしてきた」と。馬体が増えてパワーアップしているようだ。実戦ではブリンカーを着け、3キロ減騎手の原優介を起用して52キロで臨むことができる。
使ってからの方がいいのは確かだろうが、中途半端に走られると次に妙味がなくなるので、中央に復帰して緒戦のここで買っておきたい。
◎11番ウィズザワールド
【単勝】11番(10%)
【複勝】11番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
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