【10月15日・16日の予想コメントと的中結果】
【10月15日・16日の予想コメントと的中結果】(日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
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【日曜メインレース】
秋華賞
3連単 6,900円(×4)
3連複 1,090円(×4)
馬 連 990円(×4)
ワイド 360円(×4)
ワイド 300円(×4)
単 勝 570円(20%)
複 勝 140円(70%)
○スタニングローズ1着(3人気)
◎ナミュール2着(2人気)
○◎×でヒット
オクトーバーS
馬 連 1万3,040円
ワイド 3,350円
ワイド 1,500円
複 勝 440円(40%)
ゴールドスミス1着(7人気)
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東京11R
オクトーバーステークス(L) 【推奨度:C】 展開面からは前有利、好調の伏兵馬2騎を狙う
東京の芝2000mで争われるリステッド競走。
左回り。1コーナー奥にある引き込み線からのスタート。100mと少し走って左カーブが来るため、外枠はロスが出る。向正面は中ほどまでが緩めの下り坂。残り約1300mの地点から100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150m~約900mまでは下り勾配になっている。
下り切ってからは緩い上り坂に転じる。直線に入って残り460m~300mは高低差が約2mある上り坂を上ることに。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。全体の高低差は2.7m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました」と発表があった。
土曜は含水率が高めの良馬場で始まり、徐々に乾いていくという状況。メインの府中牝馬S(芝1800m)は、勝ち時計が1分44秒5で、これは前の週にサリオスがつくったレコードと0秒4差になる。
勝ったのは内を捌いて伸びた12番人気のイズジョーノキセキ。2着は好位追走から内に入って一旦は先頭に立った断然人気のソダシで、3着はやはり内を伸びたアンドヴァラナウトだった。レースの1000m通過は57秒9で、上がりは11秒5-11秒4-11秒8の34秒7。イズジョーノキセキが使った上がりは33秒3だった。
外からの差しが決まるケースもあったが、総じて上がりは速かった。日曜は良見込み。瞬発力のあるタイプが優位に立てる馬場になっているのは間違いなく、ただ、早めにラップを上げて粘り込もうとするジョッキーが出てくるだろう。
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フルゲートを割って16頭立て。別定戦になるが、上下5キロの斤量差がある。
ゲートが無事なら、ショウナンマグマ、バジオウ、トゥーフェイスが先団を形成することになる。ショウナンマグマは気性が危うく、スイッチが入ってペースを上げることになるかもしれない。これらの後ろにつけるのは、ゴールドスミス、バイオスパーク、レッドサイオン、シュヴァリエローズ、サクラトゥジュールあたりになるだろう。
穴を狙って、堀宣行厩舎(美浦)の5歳馬サクラトゥジュールに◎を打った。
3歳の春に府中の芝1600mで1勝クラスを勝った時の時計が1分31秒7。高速馬場ではあったが、優秀な数字である。この頃は気性がまだまだで、行きたがってヤネが抑えるのに苦労することが多かった。
年齢を積んで成長し、今年の夏の札幌ではタメる競馬で外から長く脚を使って抜け出している。これで3勝クラスをクリア。2000mの距離も問題なかった。
その後は美浦に戻り、堀宣行流でウッドコースを中心に熱心に乗り込んできた。速い時計は出していないが、1週前、今週と併せ馬で負荷をかけていて、中身はできていそうだ。堀師は肉体面に関しても、精神面に関しても、高いジャッジを下している。
ヤネは同馬とコンビを組んで(2.2.1.3)の石橋脩。雑に乗るところがあるが、追いが強く、馬を伸ばせるジョッキーである。気性は知っているので、折り合い重視で丁寧に乗ってもらいたい。
外の13番枠というのはいい材料ではなく、早めにバラけて内に寄せることができると理想的。噛み合えばオープンでもやれるはずで、人気も手頃なので狙ってみる。
もう一頭、高柳瑞樹厩舎(美浦)の8歳セン馬ゴールドスミスも気になる存在。
福島での3勝クラス勝ちが執拗に絡まれながら押し切る強さで、続く重賞の新潟記念(7着)では正攻法の立ち回りで少し見せ場をつくった。
中間の攻めは意欲的。秋華賞に出走する二冠馬スターズオンアースと併せ馬を行い、1週前の坂路ではトウシンマカオ(先週にオパールSをV)をアオる動きを見せている。そして、今週の坂路では、51秒6-37秒2-12秒0の好時計で追走先着を果たした。
底力のある血統で、8歳にして本格化ムード。スピードの出る馬場が合うわけではないので、叩き合っては厳しいかなとも思う。しかし、デキの良さと乗り方次第で食い込んでこれないか。ヤネは同馬で(1.1.1.2)の大野拓弥。
▲は線の細さが残るが、1800m~2000mで崩れなく上位を争っているシュヴァリエローズで、△は爪の不安がなくなってハードに乗ってきたトラストケンシン。
トゥーフェイスとバジオウは、自分のリズムで先行できると強い。展開面を考えると、本来はこの2頭に注目すべきだろう。ただ、どちらも体質はあまり強くない。
以下、ヴァンランディ、レッドサイオン、ラストドラフトなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前10時10分の段階で、◎サクラトゥジュールは単勝900円台の5番人気、○ゴールドスミスは単勝1,500円台の7番人気。高配当馬券が見込めるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎13番サクラトゥジュール
○11番ゴールドスミス
▲7番シュヴァリエローズ
△5番トラストケンシン
※4番トゥーフェイス
×2番バジオウ
×3番ヴァンランディ
×1番レッドサイオン
×8番ラストドラフト
×10番ショウナンマグマ
【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(50%)・11番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
13→2.4.7(×2)
11→全通り
11→2.4.7
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.13→全通り(14点)
7.13→全通り(14点)
7.11→全通り(14点)
5.13→全通り(14点)
4.13→全通り(14点)
2.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.11→全通り(84点)
13.7→全通り(84点)
13.7→2.4(12点)
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阪神11R
秋華賞(GI) 【推奨度:B】 展開は流動的、好調牝馬そろって激闘に、ジョッキーにも注目
3歳の牝馬が争うGI競走で、舞台は阪神の芝2000m(内)。
右回り。正面直線からの発走、内回りコース使用でコーナーは4つ。スタート地点は下り勾配で、100mほど走って急坂を上ることになる。ゴール板の約100m前からは平坦。1~2コーナーを回り、向正面の残り約1000mの地点まで平坦が続くことになる。
そこからは下り勾配に。3コーナー途中の残り800mから傾斜が強くなるが、急な下り坂というほどではない。下りは直線に入って残り約200mの地点まで続く。上り坂は約100mの間に1.8mの高低差を駆け上がるもの。勾配は1.5%になる。直線距離は356.5m(Aコース使用時)。全体の高低差は1.9m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「内回り3コーナー・4コーナーから正面直線にかけてコース内側に軽微な傷みがありますが、全体的には良好な状態」と発表があった。
土曜には2勝クラスの芝2000m(内)戦が組まれていた。レベルが低めの鞍ではあった。勝ったのは外めから渋太く脚を伸ばしたダノンドリーマー。2着はさらに外から追い込んだピノクルで、3着には逃げたジュタロウが粘った。勝ち時計は2分00秒7(良)。レースの1000m通過は61秒5で、上がりは11秒5-11秒4-11秒8の34秒7だった。
2勝クラスの芝1400m(内)戦は、逃げたジュノーが押し切ってV。テンの3ハロンは35秒1で、そのあとのラップは11秒5-11秒3-11秒1-11秒6となっている。上がりの3ハロンは34秒0。2着は外から差したメイショウドウドウで、3着は好位の内から脚を使ったタマモダイジョッキだった。
阪神らしく、内回りも外回りも速めにラップが速くなる傾向にあった。極端ではないものの、スピードが出る馬場。楽な競馬ができるなら内を走った方が有利だろうが、そこは展開次第といった感じだ。瞬発力に秀でていれば、外からでも差し込める。
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フルゲートの16頭立て、除外馬は6頭。桜花賞の1着、2着、オークスの1着、2着、3着、5着が出走。攻めで素晴らしい動きを見せた牝馬が多くいるし、レベルの高い牝馬三冠最終戦になりそうだ。
展開面でも見応えある攻防になる。2枠に入ったタガノフィナーレとラブパイローが行きたいが、1400mを使ってきたブライトオンベイスは速い。行きたがるタイプが複数頭いるし、レースが流れて切れ味と底力の両方が試される競馬になるだろう。
高野友和厩舎(栗東)のナミュールに◎を打った。
父は重厚な血のハービンジャー。3代母は桜花賞を4馬身差で逃げ切り、オークスは11着、秋華賞は2着だったキョウエイマーチである。
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【日曜メインレース】
秋華賞
3連単 6,900円(×4)
3連複 1,090円(×4)
馬 連 990円(×4)
ワイド 360円(×4)
ワイド 300円(×4)
単 勝 570円(20%)
複 勝 140円(70%)
○スタニングローズ1着(3人気)
◎ナミュール2着(2人気)
○◎×でヒット
オクトーバーS
馬 連 1万3,040円
ワイド 3,350円
ワイド 1,500円
複 勝 440円(40%)
ゴールドスミス1着(7人気)
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東京11R
オクトーバーステークス(L) 【推奨度:C】 展開面からは前有利、好調の伏兵馬2騎を狙う
東京の芝2000mで争われるリステッド競走。
左回り。1コーナー奥にある引き込み線からのスタート。100mと少し走って左カーブが来るため、外枠はロスが出る。向正面は中ほどまでが緩めの下り坂。残り約1300mの地点から100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150m~約900mまでは下り勾配になっている。
下り切ってからは緩い上り坂に転じる。直線に入って残り460m~300mは高低差が約2mある上り坂を上ることに。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。全体の高低差は2.7m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました」と発表があった。
土曜は含水率が高めの良馬場で始まり、徐々に乾いていくという状況。メインの府中牝馬S(芝1800m)は、勝ち時計が1分44秒5で、これは前の週にサリオスがつくったレコードと0秒4差になる。
勝ったのは内を捌いて伸びた12番人気のイズジョーノキセキ。2着は好位追走から内に入って一旦は先頭に立った断然人気のソダシで、3着はやはり内を伸びたアンドヴァラナウトだった。レースの1000m通過は57秒9で、上がりは11秒5-11秒4-11秒8の34秒7。イズジョーノキセキが使った上がりは33秒3だった。
外からの差しが決まるケースもあったが、総じて上がりは速かった。日曜は良見込み。瞬発力のあるタイプが優位に立てる馬場になっているのは間違いなく、ただ、早めにラップを上げて粘り込もうとするジョッキーが出てくるだろう。
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フルゲートを割って16頭立て。別定戦になるが、上下5キロの斤量差がある。
ゲートが無事なら、ショウナンマグマ、バジオウ、トゥーフェイスが先団を形成することになる。ショウナンマグマは気性が危うく、スイッチが入ってペースを上げることになるかもしれない。これらの後ろにつけるのは、ゴールドスミス、バイオスパーク、レッドサイオン、シュヴァリエローズ、サクラトゥジュールあたりになるだろう。
穴を狙って、堀宣行厩舎(美浦)の5歳馬サクラトゥジュールに◎を打った。
3歳の春に府中の芝1600mで1勝クラスを勝った時の時計が1分31秒7。高速馬場ではあったが、優秀な数字である。この頃は気性がまだまだで、行きたがってヤネが抑えるのに苦労することが多かった。
年齢を積んで成長し、今年の夏の札幌ではタメる競馬で外から長く脚を使って抜け出している。これで3勝クラスをクリア。2000mの距離も問題なかった。
その後は美浦に戻り、堀宣行流でウッドコースを中心に熱心に乗り込んできた。速い時計は出していないが、1週前、今週と併せ馬で負荷をかけていて、中身はできていそうだ。堀師は肉体面に関しても、精神面に関しても、高いジャッジを下している。
ヤネは同馬とコンビを組んで(2.2.1.3)の石橋脩。雑に乗るところがあるが、追いが強く、馬を伸ばせるジョッキーである。気性は知っているので、折り合い重視で丁寧に乗ってもらいたい。
外の13番枠というのはいい材料ではなく、早めにバラけて内に寄せることができると理想的。噛み合えばオープンでもやれるはずで、人気も手頃なので狙ってみる。
もう一頭、高柳瑞樹厩舎(美浦)の8歳セン馬ゴールドスミスも気になる存在。
福島での3勝クラス勝ちが執拗に絡まれながら押し切る強さで、続く重賞の新潟記念(7着)では正攻法の立ち回りで少し見せ場をつくった。
中間の攻めは意欲的。秋華賞に出走する二冠馬スターズオンアースと併せ馬を行い、1週前の坂路ではトウシンマカオ(先週にオパールSをV)をアオる動きを見せている。そして、今週の坂路では、51秒6-37秒2-12秒0の好時計で追走先着を果たした。
底力のある血統で、8歳にして本格化ムード。スピードの出る馬場が合うわけではないので、叩き合っては厳しいかなとも思う。しかし、デキの良さと乗り方次第で食い込んでこれないか。ヤネは同馬で(1.1.1.2)の大野拓弥。
▲は線の細さが残るが、1800m~2000mで崩れなく上位を争っているシュヴァリエローズで、△は爪の不安がなくなってハードに乗ってきたトラストケンシン。
トゥーフェイスとバジオウは、自分のリズムで先行できると強い。展開面を考えると、本来はこの2頭に注目すべきだろう。ただ、どちらも体質はあまり強くない。
以下、ヴァンランディ、レッドサイオン、ラストドラフトなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前10時10分の段階で、◎サクラトゥジュールは単勝900円台の5番人気、○ゴールドスミスは単勝1,500円台の7番人気。高配当馬券が見込めるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎13番サクラトゥジュール
○11番ゴールドスミス
▲7番シュヴァリエローズ
△5番トラストケンシン
※4番トゥーフェイス
×2番バジオウ
×3番ヴァンランディ
×1番レッドサイオン
×8番ラストドラフト
×10番ショウナンマグマ
【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(50%)・11番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
13→2.4.7(×2)
11→全通り
11→2.4.7
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.13→全通り(14点)
7.13→全通り(14点)
7.11→全通り(14点)
5.13→全通り(14点)
4.13→全通り(14点)
2.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.11→全通り(84点)
13.7→全通り(84点)
13.7→2.4(12点)
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阪神11R
秋華賞(GI) 【推奨度:B】 展開は流動的、好調牝馬そろって激闘に、ジョッキーにも注目
3歳の牝馬が争うGI競走で、舞台は阪神の芝2000m(内)。
右回り。正面直線からの発走、内回りコース使用でコーナーは4つ。スタート地点は下り勾配で、100mほど走って急坂を上ることになる。ゴール板の約100m前からは平坦。1~2コーナーを回り、向正面の残り約1000mの地点まで平坦が続くことになる。
そこからは下り勾配に。3コーナー途中の残り800mから傾斜が強くなるが、急な下り坂というほどではない。下りは直線に入って残り約200mの地点まで続く。上り坂は約100mの間に1.8mの高低差を駆け上がるもの。勾配は1.5%になる。直線距離は356.5m(Aコース使用時)。全体の高低差は1.9m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「内回り3コーナー・4コーナーから正面直線にかけてコース内側に軽微な傷みがありますが、全体的には良好な状態」と発表があった。
土曜には2勝クラスの芝2000m(内)戦が組まれていた。レベルが低めの鞍ではあった。勝ったのは外めから渋太く脚を伸ばしたダノンドリーマー。2着はさらに外から追い込んだピノクルで、3着には逃げたジュタロウが粘った。勝ち時計は2分00秒7(良)。レースの1000m通過は61秒5で、上がりは11秒5-11秒4-11秒8の34秒7だった。
2勝クラスの芝1400m(内)戦は、逃げたジュノーが押し切ってV。テンの3ハロンは35秒1で、そのあとのラップは11秒5-11秒3-11秒1-11秒6となっている。上がりの3ハロンは34秒0。2着は外から差したメイショウドウドウで、3着は好位の内から脚を使ったタマモダイジョッキだった。
阪神らしく、内回りも外回りも速めにラップが速くなる傾向にあった。極端ではないものの、スピードが出る馬場。楽な競馬ができるなら内を走った方が有利だろうが、そこは展開次第といった感じだ。瞬発力に秀でていれば、外からでも差し込める。
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フルゲートの16頭立て、除外馬は6頭。桜花賞の1着、2着、オークスの1着、2着、3着、5着が出走。攻めで素晴らしい動きを見せた牝馬が多くいるし、レベルの高い牝馬三冠最終戦になりそうだ。
展開面でも見応えある攻防になる。2枠に入ったタガノフィナーレとラブパイローが行きたいが、1400mを使ってきたブライトオンベイスは速い。行きたがるタイプが複数頭いるし、レースが流れて切れ味と底力の両方が試される競馬になるだろう。
高野友和厩舎(栗東)のナミュールに◎を打った。
父は重厚な血のハービンジャー。3代母は桜花賞を4馬身差で逃げ切り、オークスは11着、秋華賞は2着だったキョウエイマーチである。
2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズは、1番人気に推されながら大きく出遅れて4着。3歳の春は桜花賞を1番人気で10着(0秒3差)に敗れ、オークスでは内を伸びて3着に駆けている。桜花賞とオークスの馬体重は426キロ…。まだ完成していない中、懸命の走りを見せた。
夏場は成長をうながすために休養。その効果は絶大だったようだ。栗東に戻ってから坂路でしっかりと乗り込み、1週前には終いに一杯に追われて54秒0-12秒2をマーク。今週は終いに気合をつけられ、54秒1-11秒9で登坂した。
先週も今週もバネが利いて弾むような走り。トモがしっかりとついてきて、蹴りは力強い。そして、木曜の計量で馬体重が456キロ。前走のオークスと比べて、30キロ増の数字になる。
これはもちろんパワーアップ分。輸送で減ることになるが、それでも440キロ台でスタートラインに立つことができそうだ。
ヤネは横山武史。日本人離れしたパワフルな追いが売りで、春に乗ってナミュールを知っている。成長ぶりからレースでの走りが違ってくる可能性があり、その点には気をつけてもらいたい。返し馬である程度の感触はつかめるはずだ。
馬自身、阪神の内回りコースは初めて。外回りでノビノビと走らせるのがベストだろうが、レースが流れる分で折り合いはつけやすい。
課題になるのは、スタートと道中(特に後半)の捌き。この2点は競馬に行ってみないとわからないが、ナミュールの脚力と武史の腕があれば、少しぐらいのロスならば打ち消すことができる。豪脚を発揮し、最後の一冠を手にするシーンがあるとみた。
相手の筆頭は、ナミュールと同厩のスタニングローズ。春にオークスで正攻法の競馬から2着に駆け、秋緒戦で紫苑Sを勝ち切った。
その後は短期放牧を挟み、坂路で負荷をかけて調整。1週前には坂井瑠星が跨って53秒5-11秒9でしっかりと追われた。日曜にはナミュールと併せて少し大きいところを乗り、最終追いでは53秒0-11秒9をマークしている。
ナミュールと同じく、トモの蹴りが強く、推進力にあふれた動き。こちらも文句のつけようがない絶好の状態にある。
坂井瑠星は腕っぷしが強く、追いが力強い。これまでも書いてきたが、馬を伸ばすことに関しては川田将雅、横山武史、坂井瑠星の3人がトップスリーだろう。
馬自身、阪神コースで2勝。内回りコースを走った経験はないが、中山で2戦2勝だから問題なく対応してきそうだ。
一完歩目でトモが入らないことがあるが、今のデキならすぐにリカバリーできるはず。7番枠ならポジショニングはしやすいし、うまく立ち回れば戴冠まであっていい。
▲はアートハウス。春は体も気性もまだまだで、オークスは見せ場をつくりながらも7着に終わった。秋は攻めの強度を強め、緒戦のローズSを快勝している。
ただ、ローズSは道中で力んだ走り。中間の攻めでも制御するのが少し難しい感じで、実戦で折り合いがポイントになる。
とは言いつつも、反動はなさそうだし、阪神では2勝していて、ヤネが川田将雅。力があるのはわかっているわけで、リズム良く走れば勝ち負けに加わってくる。
△は伏兵のエグランタイン。ローズSは内容ある3着で、中間の坂路追いでは荒れた馬場の中を根性十分に伸びていた。充実ぶりは見逃せず、ロスなく運ぶと一発も。
※は夏を越しての成長がうかがえるオークス5着馬プレサージュリフト。×の1番手が二冠馬スターズオンアースで、骨折明けという点と右回りでモタれないかがポイントになる。
以下はストーリア、メモリーレゾン、ライラックなど。繰り返しになるが、好調馬が多く、内回りの競馬で決め打ち的な勝負をかけてくる馬は怖い。
午前10時41分の段階で、◎ナミュールは単勝420円の2番人気、○スタニングローズは単勝640円の3番人気。1番人気はスターズオンアースで、オッズは300円となっている。
単複はナミュールの単勝&複勝とスタニングローズの単勝。これで配当は合う。連勝式は人気上位馬、実績上位馬に絞る手もあったが、コースや展開を考え、大きめの配当への期待を含ませることにした。3連複と3連単は、◎と○の2頭を軸にして攻めたい。
◎横山武史、○坂井瑠星、▲川田将雅が叩き合うことになったら、迫力は凄まじいだろう。三冠を目指すスターズオンアースはルメール。あと、松山弘平(ストーリア)もいる。強い3歳牝馬の走りは楽しみだが、トップジョッキーたちの腕比べも見ものだ。
──────────────
◎8番ナミュール
○7番スタニングローズ
▲10番アートハウス
△11番エグランタイン
※16番プレサージュリフト
×9番スターズオンアース
×5番ストーリア
×6番メモリーレゾン
×2番ライラック
×13番エリカヴィータ
【単勝】8番(10%)・7番(20%)
【複勝】8番(70%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→7.9.10(×4)
8→16(×2)
8→1.2.5.6.11.12.13.14.15
──────────────
【3連複】
7-8-10(×3)・7-8-9(×4)(7点)
【3連複】(軸2頭ながし)
7.8→1.2.5.6.11.12.13.14.15.16(10点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.7→9(×4)(24点)
8.7→10(×2)(12点)
8.7→1.2.5.6.11.12.13.14.15.16(60点)
━━━━━━━━━━━━━━
【日曜後半レース】
鷹巣山特別
3連複 6万5,400円
馬 連 3,790円
ワイド 2,000円
ワイド 6,200円
複 勝 460円(40%)
◎サーマルウインド2着(7人気)
平城京S
馬 連 4,420円
ワイド 1,380円
ワイド 1,680円
複 勝 240円(40%)
◎ディパッセ1着(2人気)
──────────────
東京12R
鷹巣山特別 【推奨度:C】 18頭立てのハンデ戦、人気薄の軽量馬3騎を狙う
◎8番サーマルウインド
○9番コミカライズ
▲11番フォティノース
△14番ジャスティンスカイ
※12番ロードカテドラル
×18番ボルザコフスキー
×1番シュヴェルトライテ
×2番イズンシーラブリー
×6番アドマイヤハレー
×15番ヴィクトゥーラ
【複勝】8番(40%)・9番(30%)・11番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
9→全通り
11→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
8.9→全通り(16点)
8.11→全通り(16点)
9.11→全通り(16点)
8.14→全通り(16点)
9.14→全通り(16点)
11.14→全通り(16点)
━━━━━━━━━━━━━━
阪神12R
平城京ステークス 【推奨度:C】 揉まれ弱いタイプ多く難解、連勝式は崩れ高配当待ち
◎15番ディパッセ
○5番ゴールドハイアー
▲1番テイエムベンチャー
△11番ビジン
※3番サステナブル
×12番メイショウミカワ
×13番ロッキーサンダー
×7番ヒロノシュン
×2番メガゴールド
×8番ブラックヘイロー
【複勝】15番(40%)・5番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.15→全通り(13点)
1.15→全通り(13点)
1.5→全通り(13点)
11.15→全通り(13点)
5.11→全通り(13点)
1.11→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
15.5→全通り(78点)
15.5→1(6点)
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新潟11R
信越ステークス(L) 【推奨度:C】 18頭立てのハンデ戦、人気薄の軽量馬3騎を狙う
◎9番カリボール
○7番ストーンリッジ
▲15番マイネルジェロディ
△13番サトノファビュラス
※5番ビューティフルデイ
×11番ダディーズビビッド
×16番アビッグチア
×12番ラルナブリラーレ
×3番グレイイングリーン
×8番テンハッピーローズ
【複勝】9番(30%)・7番(40%)・15番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
7→全通り
15→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(16点)
9.15→全通り(16点)
7.15→全通り(16点)
9.13→全通り(16点)
7.13→全通り(16点)
13.15→全通り(16点)
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新潟12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:B】 ◎は初ダートも攻め絶好、○と▲はスピードあって
◎8番メイショウグラニー
○7番ワールドコネクター
▲1番バオバブスピリット
△5番アイファーリンクス
※12番ワンダーヘイルネス
×9番ドクターマンボウ
×4番ブレーヴトライ
×3番ライラテソーロ
×2番バウンティハンター
×10番コンバットマーチ
【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
【馬連&ワイド】
7-8(×5)・1-8(×2)・5-8・8-12・4-8
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.8→全通り(10点)
【3連複】
1-7-8(×4)・5-7-8・7-8-12・4-7-8(7点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:7.8
2着:7.8
3着:全通り(20点)
【3連単】(軸2頭)
1着:8
2着:全通り
3着:7(10点)
【3連単】(ボックス)
1.7.8(×2)(12点)
【3連単】
8-7-12・7-8-12・7-1-8(3点)
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【土曜メインレース】
太秦S
3連複 1万 200円
馬 連 1,260円(×2)
ワイド 570円(×2)
ワイド 1,440円
単 勝 290円(20%)
複 勝 160円(80%)
◎ハギノアレグリアス1着(1人気)
◎▲でヒット
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東京11R
府中牝馬ステークス(GII) 【推奨度:C】 ソダシは強いが…、伏兵馬3騎を狙ってみる
牝馬が争うGII競走で、舞台は東京の芝1800m。
左回り。1~2コーナーの間にある引き込み線からのスタート。100mと少し走って本線に合流し、左にカーブして向正面に入る。スタートから向正面の残り約1300mの地点までは緩やかな下り坂。そこから100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460mからは、160mの間に高低差が2mある坂を上ることになる。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。全体の高低差は2.7m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました」と発表があった。
先週は毎日王冠で1分44秒1(良)のレコードが飛び出した。サリオスが直線で内めの狭いところを割って伸びて勝ち切るという内容だった。
外めから脚を伸ばして好走するケースが多かった印象はある。ただ、2歳重賞のサウジアラビアロイヤルカップは、大逃げを打ったグラニットが2着に粘り、2番手を進んでいたドルチェモアが抜け出して勝利している。勝ち時計は1分33秒4(良)だった。
広い馬場の中、ペースやレースの形次第で、いろいろな決着パターンが見られた。おそらく今週も似た傾向が出るだろう。土曜は「水を含んだ良馬場」といった状態になっている。
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秋の牝馬GIにつながる一戦。1着馬にはエリザベス女王杯の優先出走権が与えられる。
3番枠のローザノワールがしごいてハナを主張する。ただ、スピードに乗るまでに時間がかかるタイプで、ライティア(8番枠)のダッシュがいいと前に入ってくるかもしれない。その場合もローザノワールは途中から先頭を奪いそうだ。流動的ではあるが、レースは平均ペースか、少し速い流れになるだろう。
穴を狙って、池江泰寿厩舎(栗東)の5歳馬アブレイズに◎を打った。
重賞勝ちは3歳時のフラワーカップの1つ。5歳になった春の中山牝馬Sでは、56キロのハンデを背負いながら外から早めに動く競馬で2着に好走した。
ヴィクトリアマイルは初のマイル挑戦で、ゲートがひと息で挟まれて後手に回る展開に。直線は少し捌きにロスがあったが、グイグイ伸びて7着に上がった。2着との差は0秒3で、自身上がりはメンバー中で最速となる32秒9だった。
夏場は休ませ、栗東に戻ってからは坂路で意欲的に乗り込んできた。1週前には、その日の断トツの一番時計となる49秒8をマーク。当週は月曜に水を含んだ馬場の中で51秒8-37秒6-12秒4を計時している。木曜には大きめを乗ったが、迫力ある動きが目立っていた。
秋緒戦になり、馬体は増えている模様。ただ、見た目にボテッとは映らないし、輸送で減ってもくるだろう。万全ではなくても力は出せそうだ。
ヤネは2度目の騎乗となる大野拓弥。最初に乗ったのが今回と舞台が一緒だった4歳のメイS(オープン特別)で、54キロのハンデで牡馬を破って勝利している。
気のいいところがあって、折り合いを取りつつ、スムーズに流れに乗るような形が理想。大野はいいイメージを持っているはずで、同馬の良さを引き出してもらいたい。噛み合うと一発がある。
堀宣行厩舎(美浦)の6歳馬サトノセシルも気になる存在。
5歳のクイーンSではクビ+クビ差の3着に駆け、今年のクイーンSではチグハグでロスの多い競馬になりながらハナ差の2着に差し込んだ。
仕上げるのが難しいところがあるが、攻めの動きは悪くない。府中にも実績があるし、あとは行きたがる気性をルメールがうまく抑え込んでくれたら…。侮れないムード。
西園正都厩舎(栗東)の6歳馬ローザノワールも不気味。
春のヴィクトリマイルでは、大逃げを打って2着とクビ+ハナ差の4着に残った。18頭立てのしんがり18番人気で、あわやというシーンをつくった。
1800mは実績のある距離で、陣営は「ここが勝負」と。本気度ではこれが一番かもしれない。ヤネは田中勝春。後ろが動きづらくような絶妙な逃げが打てると、粘り込みが可能になる。
△は4歳の白毛馬ソダシ。GIを3勝していて、言うまでもなく実力は上位である。目標は先でも、しっかりと乗り込んできたし、動きは同馬らしくキビキビしている。
1800mは適距離。56キロを背負うのは初めてで、あと、母系が持つ気難しい面を出さないかが鍵になる。
※は5歳のクリノプレミアム。行きたがる気性だが、経験を積んで地力を増し、春に中山牝馬Sを勝ち、秋は京成杯オータムハンデキャップで牡馬を相手に差のない3着に駆けた。甘くなりがちな府中でも、うまく立ち回るとあるいは。
以下はゴルトベルク、リアアメリア、クールキャットなど。伏兵馬を狙っていることもあって、印が回り切らない。というか、切り捨てていい勢力はいないと感じる。
午前10時30分の段階で、◎アブレイズは単勝1,400円台の4番人気、○サトノセシルは同1,300円台の3番人気、▲ローザノワールは2,100円台の7番人気となっている。
ソダシはもちろん1番人気で、単勝は150円。朝のうちは220円だったので、大量買いが入ったか。複勝が140円~150円になっているし…。最終的には180円とか190円になりそうだ。
連勝式は大きな配当になるので、手広く買っていきたい。
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◎9番アブレイズ
○10番サトノセシル
▲3番ローザノワール
△2番ソダシ
※5番クリノプレミアム
×13番ゴルトベルク
×11番リアアメリア
×12番クールキャット
×7番ラヴユーライヴ
×15番アカイイト
【複勝】9番(40%)・10番(40%)・3番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
10→全通り
3→全通り
【馬連&ワイド】
2-9(×2)・2-10(×4)・2-3(×2)・1-10
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【3連複】(軸2頭ながし)
9.10→全通り(13点)
3.9→全通り(13点)
3.10→全通り(13点)
2.9→全通り(13点)
2.10→全通り(13点)
2.3→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.10→全通り(78点)
9.3→全通り(78点)
【3連単】(1着固定)
2→3.9.10(6点)
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阪神11R
太秦ステークス 【推奨度:C】 レベルは低め…、連勝式は高配当期待で手広く
阪神のダ1800mで争われるオープン特別。
右回り。正面直線の4コーナー寄りからの発走。スタート地点は緩やかな下り勾配で、100mほど走って急坂を上ることになる。ゴール板の約100m前からは平坦。1~2コーナーを回り、向正面の残り1000mの地点まで平坦が続くことになる。そこからは緩めの下り坂になる。
3~4コーナーを回って直線に向かい、残り200mまでは下り坂。下り切ってから上りに転じ、約100mの間に高低差1.6mの急坂を上ることになる。上り切ってからの約100mは平坦。直線距離は352.7m。全体の高低差は1.6m。
クッション砂の砂厚は従来通りで9.0cm。先週は渋った馬場で時計の速い勝負になっていたが、今週の土曜は良馬場の中で戦うことになる。パサパサで少しタフな状態になっているはずで、そんな馬場に適性があるかが重要なポイントになる。
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フルゲートの16頭立て、除外馬は17頭。障害戦や芝のGIを使っている馬もいるが、出走全16頭が前走で馬券から外れている。
四位洋文厩舎(栗東)の5歳馬ハギノアレグリアスに◎を打った。
休養前には条件級を3連勝。2勝クラスを勝った時にはタガノビューティー(のちにオープン特別1勝、リステッド競走1勝、先週のグリーンチャンネルカップ(L)で3着)に2馬身半の差をつけている。連勝が始まる前のレースでは、メイショウカズサ(のちにプロキオンS1着、交流重賞を2勝)とハナ差の2着に駆けた。
今年6月の府中戦は、屈腱炎明けで1年8ヵ月ぶりの実戦。直線でスムーズに進路を取れなかったが、しっかりと脚を使って2着と0秒1差の4着に上がった。底力を証明するに十分な走りだった。
無理に続けては使わず、夏場は休ませて秋に備えた。坂路を中心にじっくりと調整し、徐々に負荷を強めてくる。1週前にはジョッキー騎乗といえ51秒7-12秒9をマークした。そして、日曜に56秒6、木曜に55秒8を乗られ、態勢を整えている。
もともと緩いところがあるし、屈腱炎をやっただけに、いつ何が起こるかわからない。あと、ヤネが富田暁というのが不安。四位厩舎は富田を多めに乗せてくるが、それなりに追ってはくるものの、センスはひと息で、誘導ぶりは危なっかしい。
それでもハギノアレグリアス自身は「実が入れば重賞でも」と思える素材。阪神コースには実績があるし、結果を出して大きく視界を開いてもらいたいところだ。
相手の筆頭は、東の5歳馬ディアセオリー。今年の春に久々のダート戦、初ブリンカー着で2勝クラスを楽勝し、次走で3勝クラスを勝った。オープン緒戦は5着に終わったが、2100mは少し長かった印象である。
夏場は休養に充て、美浦に戻ってからはウッドコースと坂路を併用して入念に乗り込んできた。叩いた方がよさそうな感じではあるが、陣営の話からは力は出せそうだ。
西への輸送は初めてで、その点がポイントになる。あと、松若風馬はテン乗り。心配なところはあるが、1800mの距離で期待したい。
▲は3勝クラスの勝ちっぷりが強く、立て直しを図ったサンライズウルス。△ゴールドレガシー、※リプレーザも怖い存在で、他にも軽視できない勢力が多くいる。
午前10時39分の段階で、◎ハギノアレグリアスは単勝420円台の1番人気。馬連の1番人気は1,100円で、◎-○の線は1,330円となっている。
3連単の1番人気は6,870円で、こちらも大きい数字。崩れて高配当になる可能性があり、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎6番ハギノアレグリアス
○12番ディアセオリー
▲5番サンライズウルス
△3番ゴールドレガシー
※16番リプレーザ
×8番ミステリオーソ
×11番ヴァンヤール
×10番キムケンドリーム
×2番ユアヒストリー
×1番アッシェンプッテル
【単勝】6番(20%)
【複勝】6番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→8.11.12(×2)
6→2.3.5
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.12→全通り(14点)
5.6→全通り(14点)
3.6→全通り(14点)
6.16→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.12→全通り(84点)
6.12→8.11(12点)
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【土曜後半レース】
東京12R
3連複 2万8,070円
馬 連 5,470円
ワイド 1,570円
ワイド 2,610円(×2)
ワイド 2,020円
複 勝 450円(50%)
複 勝 350円(30%)
◎レーヴリアン1着(8人気)
▲マイステージ3着(7人気)
◎×▲でヒット
十日町特別
馬 連 1,740円
ワイド 710円
ワイド 1,640円
単 勝 290円(10%)
複 勝 150円(60%)
◎ウィリン1着(1人気)
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東京10R
白秋ステークス 【推奨度:C】 ◎は素質ある3歳牝馬、連勝式は薄め抜けの高配当待ち
◎5番アネゴハダ
○16番ペイシャフェスタ
▲13番レガトゥス
△11番シナモンスティック
※7番モチベーション
×2番ワンスカイ
×4番フォラブリューテ
×6番カルリーノ
×18番ソウテン
×3番ピーエムピンコ
【単勝】5番(20%)
【複勝】5番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.16→全通り(16点)
5.13→全通り(16点)
5.11→全通り(16点)
5.7→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.16→全通り(96点)
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東京12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:C】 混戦、馬連の1番人気が1,400円台で…、伏兵馬3騎を狙う
◎7番レーヴリアン
○16番アウトパフォーム
▲5番マイステージ
△6番ビーオンザマーチ
※2番キタノブレイド
×4番アイヴォリードレス
×3番コスモノアゼット
×10番スラップショット
×11番プレシオーソ
×14番ネヴァタップアウト
【複勝】7番(50%)・16番(20%)・5番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
16→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.16→全通り(14点)
5.7→全通り(14点)
5.16→全通り(14点)
6.7→全通り(14点)
6.16→全通り(14点)
5.6→全通り(14点)
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阪神12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:C】 混戦、◎は障害練習の効果あれば、○は中1週続きも末安定
◎14番テーオーポシブル
○6番クリノクラール
▲11番ヴアーサ
△8番フォーチュンテラー
※5番メッザノッテ
×15番ヘイセイメジャー
×3番ドゥーベ
×1番アスカロン
×7番レッドブロンクス
×13番サトノムスタング
【複勝】14番(40%)・6番(60%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
6→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
6.14→全通り(13点)
11.14→全通り(13点)
6.11→全通り(13点)
8.14→全通り(13点)
6.8→全通り(13点)
8.11→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
14.6→全通り(78点)
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新潟10R
十日町特別 【推奨度:C】 Hペースの激戦に…、◎は展開微妙も攻め絶好、○は末脚鋭く
◎4番ウィリン
○9番キャニオニング
▲6番トリップトゥムーン
△16番プリモカリーナ
※11番フラッシュアーク
×17番サンセットオーラ
×2番ランスオブミューズ
×10番デフィデリ
×14番サミュエル
×12番デイトンウェイ
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(60%)・9番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.9→全通り(16点)
4.6→全通り(16点)
6.9→全通り(16点)
4.16→全通り(16点)
9.16→全通り(16点)
6.16→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
4.9→全通り(96点)
4.9→6(6点)
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新潟11R
飛翼特別 【推奨度:C】 混戦、先行争いと捌きが鍵に…、差して脚を使える3騎に注目
◎13番ルルルージュ
○11番カゼノタニノアヤカ
▲18番ボンクラージュ
△7番タピオカ
※17番ヴィクトワールメイ
×16番エスジープリンセス
×8番ネレイド
×14番フチサンメルチャン
×10番メイショウユリシス
×4番デアリングウーマン
【単勝】13番(30%)・11番(30%)・18番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
【馬連&ワイド】
11-13(×2)・13-18(×3)・7-13・8-13
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.13→全通り(16点)
13.18→全通り(16点)
11.18→全通り(16点)
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新潟12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 混戦、崩れ待ちで人気薄の差し馬2騎を狙う
◎4番カネトシディーバ
○7番シュロス
▲10番メイショウフジタカ
△13番レイデルマール
※5番ダイチヴィヴァン
×6番トランペットシェル
×3番ザアトム
×11番ベルウッドウズメ
×1番ヴァーチュアス
×12番ハクサンパール
【単勝】4番(10%)・7番(10%)
【複勝】4番(40%)・7番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
7→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.7→全通り(11点)
4.10→全通り(11点)
7.10→全通り(11点)
4.13→全通り(11点)
7.13→全通り(11点)
10.13→全通り(11点)
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夏場は成長をうながすために休養。その効果は絶大だったようだ。栗東に戻ってから坂路でしっかりと乗り込み、1週前には終いに一杯に追われて54秒0-12秒2をマーク。今週は終いに気合をつけられ、54秒1-11秒9で登坂した。
先週も今週もバネが利いて弾むような走り。トモがしっかりとついてきて、蹴りは力強い。そして、木曜の計量で馬体重が456キロ。前走のオークスと比べて、30キロ増の数字になる。
これはもちろんパワーアップ分。輸送で減ることになるが、それでも440キロ台でスタートラインに立つことができそうだ。
ヤネは横山武史。日本人離れしたパワフルな追いが売りで、春に乗ってナミュールを知っている。成長ぶりからレースでの走りが違ってくる可能性があり、その点には気をつけてもらいたい。返し馬である程度の感触はつかめるはずだ。
馬自身、阪神の内回りコースは初めて。外回りでノビノビと走らせるのがベストだろうが、レースが流れる分で折り合いはつけやすい。
課題になるのは、スタートと道中(特に後半)の捌き。この2点は競馬に行ってみないとわからないが、ナミュールの脚力と武史の腕があれば、少しぐらいのロスならば打ち消すことができる。豪脚を発揮し、最後の一冠を手にするシーンがあるとみた。
相手の筆頭は、ナミュールと同厩のスタニングローズ。春にオークスで正攻法の競馬から2着に駆け、秋緒戦で紫苑Sを勝ち切った。
その後は短期放牧を挟み、坂路で負荷をかけて調整。1週前には坂井瑠星が跨って53秒5-11秒9でしっかりと追われた。日曜にはナミュールと併せて少し大きいところを乗り、最終追いでは53秒0-11秒9をマークしている。
ナミュールと同じく、トモの蹴りが強く、推進力にあふれた動き。こちらも文句のつけようがない絶好の状態にある。
坂井瑠星は腕っぷしが強く、追いが力強い。これまでも書いてきたが、馬を伸ばすことに関しては川田将雅、横山武史、坂井瑠星の3人がトップスリーだろう。
馬自身、阪神コースで2勝。内回りコースを走った経験はないが、中山で2戦2勝だから問題なく対応してきそうだ。
一完歩目でトモが入らないことがあるが、今のデキならすぐにリカバリーできるはず。7番枠ならポジショニングはしやすいし、うまく立ち回れば戴冠まであっていい。
▲はアートハウス。春は体も気性もまだまだで、オークスは見せ場をつくりながらも7着に終わった。秋は攻めの強度を強め、緒戦のローズSを快勝している。
ただ、ローズSは道中で力んだ走り。中間の攻めでも制御するのが少し難しい感じで、実戦で折り合いがポイントになる。
とは言いつつも、反動はなさそうだし、阪神では2勝していて、ヤネが川田将雅。力があるのはわかっているわけで、リズム良く走れば勝ち負けに加わってくる。
△は伏兵のエグランタイン。ローズSは内容ある3着で、中間の坂路追いでは荒れた馬場の中を根性十分に伸びていた。充実ぶりは見逃せず、ロスなく運ぶと一発も。
※は夏を越しての成長がうかがえるオークス5着馬プレサージュリフト。×の1番手が二冠馬スターズオンアースで、骨折明けという点と右回りでモタれないかがポイントになる。
以下はストーリア、メモリーレゾン、ライラックなど。繰り返しになるが、好調馬が多く、内回りの競馬で決め打ち的な勝負をかけてくる馬は怖い。
午前10時41分の段階で、◎ナミュールは単勝420円の2番人気、○スタニングローズは単勝640円の3番人気。1番人気はスターズオンアースで、オッズは300円となっている。
単複はナミュールの単勝&複勝とスタニングローズの単勝。これで配当は合う。連勝式は人気上位馬、実績上位馬に絞る手もあったが、コースや展開を考え、大きめの配当への期待を含ませることにした。3連複と3連単は、◎と○の2頭を軸にして攻めたい。
◎横山武史、○坂井瑠星、▲川田将雅が叩き合うことになったら、迫力は凄まじいだろう。三冠を目指すスターズオンアースはルメール。あと、松山弘平(ストーリア)もいる。強い3歳牝馬の走りは楽しみだが、トップジョッキーたちの腕比べも見ものだ。
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◎8番ナミュール
○7番スタニングローズ
▲10番アートハウス
△11番エグランタイン
※16番プレサージュリフト
×9番スターズオンアース
×5番ストーリア
×6番メモリーレゾン
×2番ライラック
×13番エリカヴィータ
【単勝】8番(10%)・7番(20%)
【複勝】8番(70%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→7.9.10(×4)
8→16(×2)
8→1.2.5.6.11.12.13.14.15
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【3連複】
7-8-10(×3)・7-8-9(×4)(7点)
【3連複】(軸2頭ながし)
7.8→1.2.5.6.11.12.13.14.15.16(10点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.7→9(×4)(24点)
8.7→10(×2)(12点)
8.7→1.2.5.6.11.12.13.14.15.16(60点)
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【日曜後半レース】
鷹巣山特別
3連複 6万5,400円
馬 連 3,790円
ワイド 2,000円
ワイド 6,200円
複 勝 460円(40%)
◎サーマルウインド2着(7人気)
平城京S
馬 連 4,420円
ワイド 1,380円
ワイド 1,680円
複 勝 240円(40%)
◎ディパッセ1着(2人気)
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東京12R
鷹巣山特別 【推奨度:C】 18頭立てのハンデ戦、人気薄の軽量馬3騎を狙う
◎8番サーマルウインド
○9番コミカライズ
▲11番フォティノース
△14番ジャスティンスカイ
※12番ロードカテドラル
×18番ボルザコフスキー
×1番シュヴェルトライテ
×2番イズンシーラブリー
×6番アドマイヤハレー
×15番ヴィクトゥーラ
【複勝】8番(40%)・9番(30%)・11番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
9→全通り
11→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
8.9→全通り(16点)
8.11→全通り(16点)
9.11→全通り(16点)
8.14→全通り(16点)
9.14→全通り(16点)
11.14→全通り(16点)
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阪神12R
平城京ステークス 【推奨度:C】 揉まれ弱いタイプ多く難解、連勝式は崩れ高配当待ち
◎15番ディパッセ
○5番ゴールドハイアー
▲1番テイエムベンチャー
△11番ビジン
※3番サステナブル
×12番メイショウミカワ
×13番ロッキーサンダー
×7番ヒロノシュン
×2番メガゴールド
×8番ブラックヘイロー
【複勝】15番(40%)・5番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.15→全通り(13点)
1.15→全通り(13点)
1.5→全通り(13点)
11.15→全通り(13点)
5.11→全通り(13点)
1.11→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
15.5→全通り(78点)
15.5→1(6点)
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新潟11R
信越ステークス(L) 【推奨度:C】 18頭立てのハンデ戦、人気薄の軽量馬3騎を狙う
◎9番カリボール
○7番ストーンリッジ
▲15番マイネルジェロディ
△13番サトノファビュラス
※5番ビューティフルデイ
×11番ダディーズビビッド
×16番アビッグチア
×12番ラルナブリラーレ
×3番グレイイングリーン
×8番テンハッピーローズ
【複勝】9番(30%)・7番(40%)・15番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
7→全通り
15→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(16点)
9.15→全通り(16点)
7.15→全通り(16点)
9.13→全通り(16点)
7.13→全通り(16点)
13.15→全通り(16点)
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新潟12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:B】 ◎は初ダートも攻め絶好、○と▲はスピードあって
◎8番メイショウグラニー
○7番ワールドコネクター
▲1番バオバブスピリット
△5番アイファーリンクス
※12番ワンダーヘイルネス
×9番ドクターマンボウ
×4番ブレーヴトライ
×3番ライラテソーロ
×2番バウンティハンター
×10番コンバットマーチ
【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
【馬連&ワイド】
7-8(×5)・1-8(×2)・5-8・8-12・4-8
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.8→全通り(10点)
【3連複】
1-7-8(×4)・5-7-8・7-8-12・4-7-8(7点)
──────────────
【3連単】(フォーメーション)
1着:7.8
2着:7.8
3着:全通り(20点)
【3連単】(軸2頭)
1着:8
2着:全通り
3着:7(10点)
【3連単】(ボックス)
1.7.8(×2)(12点)
【3連単】
8-7-12・7-8-12・7-1-8(3点)
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【土曜メインレース】
太秦S
3連複 1万 200円
馬 連 1,260円(×2)
ワイド 570円(×2)
ワイド 1,440円
単 勝 290円(20%)
複 勝 160円(80%)
◎ハギノアレグリアス1着(1人気)
◎▲でヒット
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東京11R
府中牝馬ステークス(GII) 【推奨度:C】 ソダシは強いが…、伏兵馬3騎を狙ってみる
牝馬が争うGII競走で、舞台は東京の芝1800m。
左回り。1~2コーナーの間にある引き込み線からのスタート。100mと少し走って本線に合流し、左にカーブして向正面に入る。スタートから向正面の残り約1300mの地点までは緩やかな下り坂。そこから100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460mからは、160mの間に高低差が2mある坂を上ることになる。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。全体の高低差は2.7m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました」と発表があった。
先週は毎日王冠で1分44秒1(良)のレコードが飛び出した。サリオスが直線で内めの狭いところを割って伸びて勝ち切るという内容だった。
外めから脚を伸ばして好走するケースが多かった印象はある。ただ、2歳重賞のサウジアラビアロイヤルカップは、大逃げを打ったグラニットが2着に粘り、2番手を進んでいたドルチェモアが抜け出して勝利している。勝ち時計は1分33秒4(良)だった。
広い馬場の中、ペースやレースの形次第で、いろいろな決着パターンが見られた。おそらく今週も似た傾向が出るだろう。土曜は「水を含んだ良馬場」といった状態になっている。
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秋の牝馬GIにつながる一戦。1着馬にはエリザベス女王杯の優先出走権が与えられる。
3番枠のローザノワールがしごいてハナを主張する。ただ、スピードに乗るまでに時間がかかるタイプで、ライティア(8番枠)のダッシュがいいと前に入ってくるかもしれない。その場合もローザノワールは途中から先頭を奪いそうだ。流動的ではあるが、レースは平均ペースか、少し速い流れになるだろう。
穴を狙って、池江泰寿厩舎(栗東)の5歳馬アブレイズに◎を打った。
重賞勝ちは3歳時のフラワーカップの1つ。5歳になった春の中山牝馬Sでは、56キロのハンデを背負いながら外から早めに動く競馬で2着に好走した。
ヴィクトリアマイルは初のマイル挑戦で、ゲートがひと息で挟まれて後手に回る展開に。直線は少し捌きにロスがあったが、グイグイ伸びて7着に上がった。2着との差は0秒3で、自身上がりはメンバー中で最速となる32秒9だった。
夏場は休ませ、栗東に戻ってからは坂路で意欲的に乗り込んできた。1週前には、その日の断トツの一番時計となる49秒8をマーク。当週は月曜に水を含んだ馬場の中で51秒8-37秒6-12秒4を計時している。木曜には大きめを乗ったが、迫力ある動きが目立っていた。
秋緒戦になり、馬体は増えている模様。ただ、見た目にボテッとは映らないし、輸送で減ってもくるだろう。万全ではなくても力は出せそうだ。
ヤネは2度目の騎乗となる大野拓弥。最初に乗ったのが今回と舞台が一緒だった4歳のメイS(オープン特別)で、54キロのハンデで牡馬を破って勝利している。
気のいいところがあって、折り合いを取りつつ、スムーズに流れに乗るような形が理想。大野はいいイメージを持っているはずで、同馬の良さを引き出してもらいたい。噛み合うと一発がある。
堀宣行厩舎(美浦)の6歳馬サトノセシルも気になる存在。
5歳のクイーンSではクビ+クビ差の3着に駆け、今年のクイーンSではチグハグでロスの多い競馬になりながらハナ差の2着に差し込んだ。
仕上げるのが難しいところがあるが、攻めの動きは悪くない。府中にも実績があるし、あとは行きたがる気性をルメールがうまく抑え込んでくれたら…。侮れないムード。
西園正都厩舎(栗東)の6歳馬ローザノワールも不気味。
春のヴィクトリマイルでは、大逃げを打って2着とクビ+ハナ差の4着に残った。18頭立てのしんがり18番人気で、あわやというシーンをつくった。
1800mは実績のある距離で、陣営は「ここが勝負」と。本気度ではこれが一番かもしれない。ヤネは田中勝春。後ろが動きづらくような絶妙な逃げが打てると、粘り込みが可能になる。
△は4歳の白毛馬ソダシ。GIを3勝していて、言うまでもなく実力は上位である。目標は先でも、しっかりと乗り込んできたし、動きは同馬らしくキビキビしている。
1800mは適距離。56キロを背負うのは初めてで、あと、母系が持つ気難しい面を出さないかが鍵になる。
※は5歳のクリノプレミアム。行きたがる気性だが、経験を積んで地力を増し、春に中山牝馬Sを勝ち、秋は京成杯オータムハンデキャップで牡馬を相手に差のない3着に駆けた。甘くなりがちな府中でも、うまく立ち回るとあるいは。
以下はゴルトベルク、リアアメリア、クールキャットなど。伏兵馬を狙っていることもあって、印が回り切らない。というか、切り捨てていい勢力はいないと感じる。
午前10時30分の段階で、◎アブレイズは単勝1,400円台の4番人気、○サトノセシルは同1,300円台の3番人気、▲ローザノワールは2,100円台の7番人気となっている。
ソダシはもちろん1番人気で、単勝は150円。朝のうちは220円だったので、大量買いが入ったか。複勝が140円~150円になっているし…。最終的には180円とか190円になりそうだ。
連勝式は大きな配当になるので、手広く買っていきたい。
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◎9番アブレイズ
○10番サトノセシル
▲3番ローザノワール
△2番ソダシ
※5番クリノプレミアム
×13番ゴルトベルク
×11番リアアメリア
×12番クールキャット
×7番ラヴユーライヴ
×15番アカイイト
【複勝】9番(40%)・10番(40%)・3番(20%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
10→全通り
3→全通り
【馬連&ワイド】
2-9(×2)・2-10(×4)・2-3(×2)・1-10
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.10→全通り(13点)
3.9→全通り(13点)
3.10→全通り(13点)
2.9→全通り(13点)
2.10→全通り(13点)
2.3→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.10→全通り(78点)
9.3→全通り(78点)
【3連単】(1着固定)
2→3.9.10(6点)
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阪神11R
太秦ステークス 【推奨度:C】 レベルは低め…、連勝式は高配当期待で手広く
阪神のダ1800mで争われるオープン特別。
右回り。正面直線の4コーナー寄りからの発走。スタート地点は緩やかな下り勾配で、100mほど走って急坂を上ることになる。ゴール板の約100m前からは平坦。1~2コーナーを回り、向正面の残り1000mの地点まで平坦が続くことになる。そこからは緩めの下り坂になる。
3~4コーナーを回って直線に向かい、残り200mまでは下り坂。下り切ってから上りに転じ、約100mの間に高低差1.6mの急坂を上ることになる。上り切ってからの約100mは平坦。直線距離は352.7m。全体の高低差は1.6m。
クッション砂の砂厚は従来通りで9.0cm。先週は渋った馬場で時計の速い勝負になっていたが、今週の土曜は良馬場の中で戦うことになる。パサパサで少しタフな状態になっているはずで、そんな馬場に適性があるかが重要なポイントになる。
──────────────
フルゲートの16頭立て、除外馬は17頭。障害戦や芝のGIを使っている馬もいるが、出走全16頭が前走で馬券から外れている。
四位洋文厩舎(栗東)の5歳馬ハギノアレグリアスに◎を打った。
休養前には条件級を3連勝。2勝クラスを勝った時にはタガノビューティー(のちにオープン特別1勝、リステッド競走1勝、先週のグリーンチャンネルカップ(L)で3着)に2馬身半の差をつけている。連勝が始まる前のレースでは、メイショウカズサ(のちにプロキオンS1着、交流重賞を2勝)とハナ差の2着に駆けた。
今年6月の府中戦は、屈腱炎明けで1年8ヵ月ぶりの実戦。直線でスムーズに進路を取れなかったが、しっかりと脚を使って2着と0秒1差の4着に上がった。底力を証明するに十分な走りだった。
無理に続けては使わず、夏場は休ませて秋に備えた。坂路を中心にじっくりと調整し、徐々に負荷を強めてくる。1週前にはジョッキー騎乗といえ51秒7-12秒9をマークした。そして、日曜に56秒6、木曜に55秒8を乗られ、態勢を整えている。
もともと緩いところがあるし、屈腱炎をやっただけに、いつ何が起こるかわからない。あと、ヤネが富田暁というのが不安。四位厩舎は富田を多めに乗せてくるが、それなりに追ってはくるものの、センスはひと息で、誘導ぶりは危なっかしい。
それでもハギノアレグリアス自身は「実が入れば重賞でも」と思える素材。阪神コースには実績があるし、結果を出して大きく視界を開いてもらいたいところだ。
相手の筆頭は、東の5歳馬ディアセオリー。今年の春に久々のダート戦、初ブリンカー着で2勝クラスを楽勝し、次走で3勝クラスを勝った。オープン緒戦は5着に終わったが、2100mは少し長かった印象である。
夏場は休養に充て、美浦に戻ってからはウッドコースと坂路を併用して入念に乗り込んできた。叩いた方がよさそうな感じではあるが、陣営の話からは力は出せそうだ。
西への輸送は初めてで、その点がポイントになる。あと、松若風馬はテン乗り。心配なところはあるが、1800mの距離で期待したい。
▲は3勝クラスの勝ちっぷりが強く、立て直しを図ったサンライズウルス。△ゴールドレガシー、※リプレーザも怖い存在で、他にも軽視できない勢力が多くいる。
午前10時39分の段階で、◎ハギノアレグリアスは単勝420円台の1番人気。馬連の1番人気は1,100円で、◎-○の線は1,330円となっている。
3連単の1番人気は6,870円で、こちらも大きい数字。崩れて高配当になる可能性があり、連勝式は手広く買っていきたい。
──────────────
◎6番ハギノアレグリアス
○12番ディアセオリー
▲5番サンライズウルス
△3番ゴールドレガシー
※16番リプレーザ
×8番ミステリオーソ
×11番ヴァンヤール
×10番キムケンドリーム
×2番ユアヒストリー
×1番アッシェンプッテル
【単勝】6番(20%)
【複勝】6番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→8.11.12(×2)
6→2.3.5
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
6.12→全通り(14点)
5.6→全通り(14点)
3.6→全通り(14点)
6.16→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.12→全通り(84点)
6.12→8.11(12点)
━━━━━━━━━━━━━━
【土曜後半レース】
東京12R
3連複 2万8,070円
馬 連 5,470円
ワイド 1,570円
ワイド 2,610円(×2)
ワイド 2,020円
複 勝 450円(50%)
複 勝 350円(30%)
◎レーヴリアン1着(8人気)
▲マイステージ3着(7人気)
◎×▲でヒット
十日町特別
馬 連 1,740円
ワイド 710円
ワイド 1,640円
単 勝 290円(10%)
複 勝 150円(60%)
◎ウィリン1着(1人気)
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東京10R
白秋ステークス 【推奨度:C】 ◎は素質ある3歳牝馬、連勝式は薄め抜けの高配当待ち
◎5番アネゴハダ
○16番ペイシャフェスタ
▲13番レガトゥス
△11番シナモンスティック
※7番モチベーション
×2番ワンスカイ
×4番フォラブリューテ
×6番カルリーノ
×18番ソウテン
×3番ピーエムピンコ
【単勝】5番(20%)
【複勝】5番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.16→全通り(16点)
5.13→全通り(16点)
5.11→全通り(16点)
5.7→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.16→全通り(96点)
━━━━━━━━━━━━━━
東京12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:C】 混戦、馬連の1番人気が1,400円台で…、伏兵馬3騎を狙う
◎7番レーヴリアン
○16番アウトパフォーム
▲5番マイステージ
△6番ビーオンザマーチ
※2番キタノブレイド
×4番アイヴォリードレス
×3番コスモノアゼット
×10番スラップショット
×11番プレシオーソ
×14番ネヴァタップアウト
【複勝】7番(50%)・16番(20%)・5番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
16→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.16→全通り(14点)
5.7→全通り(14点)
5.16→全通り(14点)
6.7→全通り(14点)
6.16→全通り(14点)
5.6→全通り(14点)
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阪神12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:C】 混戦、◎は障害練習の効果あれば、○は中1週続きも末安定
◎14番テーオーポシブル
○6番クリノクラール
▲11番ヴアーサ
△8番フォーチュンテラー
※5番メッザノッテ
×15番ヘイセイメジャー
×3番ドゥーベ
×1番アスカロン
×7番レッドブロンクス
×13番サトノムスタング
【複勝】14番(40%)・6番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
6→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
6.14→全通り(13点)
11.14→全通り(13点)
6.11→全通り(13点)
8.14→全通り(13点)
6.8→全通り(13点)
8.11→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
14.6→全通り(78点)
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新潟10R
十日町特別 【推奨度:C】 Hペースの激戦に…、◎は展開微妙も攻め絶好、○は末脚鋭く
◎4番ウィリン
○9番キャニオニング
▲6番トリップトゥムーン
△16番プリモカリーナ
※11番フラッシュアーク
×17番サンセットオーラ
×2番ランスオブミューズ
×10番デフィデリ
×14番サミュエル
×12番デイトンウェイ
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(60%)・9番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
9→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
4.9→全通り(16点)
4.6→全通り(16点)
6.9→全通り(16点)
4.16→全通り(16点)
9.16→全通り(16点)
6.16→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.9→全通り(96点)
4.9→6(6点)
━━━━━━━━━━━━━━
新潟11R
飛翼特別 【推奨度:C】 混戦、先行争いと捌きが鍵に…、差して脚を使える3騎に注目
◎13番ルルルージュ
○11番カゼノタニノアヤカ
▲18番ボンクラージュ
△7番タピオカ
※17番ヴィクトワールメイ
×16番エスジープリンセス
×8番ネレイド
×14番フチサンメルチャン
×10番メイショウユリシス
×4番デアリングウーマン
【単勝】13番(30%)・11番(30%)・18番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
【馬連&ワイド】
11-13(×2)・13-18(×3)・7-13・8-13
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
11.13→全通り(16点)
13.18→全通り(16点)
11.18→全通り(16点)
━━━━━━━━━━━━━━
新潟12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 混戦、崩れ待ちで人気薄の差し馬2騎を狙う
◎4番カネトシディーバ
○7番シュロス
▲10番メイショウフジタカ
△13番レイデルマール
※5番ダイチヴィヴァン
×6番トランペットシェル
×3番ザアトム
×11番ベルウッドウズメ
×1番ヴァーチュアス
×12番ハクサンパール
【単勝】4番(10%)・7番(10%)
【複勝】4番(40%)・7番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
7→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
4.7→全通り(11点)
4.10→全通り(11点)
7.10→全通り(11点)
4.13→全通り(11点)
7.13→全通り(11点)
10.13→全通り(11点)
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