2月18日・19日の予想コメントと的中結果
【2月18日・19日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
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【超万馬券予想の的中結果】
■2月19日(日)
小倉12R
3連単 91万9,530円
3連複 11万1,650円
馬 連 5万7,320円
単 勝 1,190円(10%)
複 勝 380円(90%)
◎グッドグロウス1着(6人気)
伊万里特別
3連単 10万4,940円
3連複 1万5,250円(×2)
馬 連 4,120円(×2)
単 勝 1,410円(10%)
複 勝 370円(30%)
複 勝 210円(50%)
◎アルバミノル1着(6人気)
○プリティインピンク2着(2人気)
阪神12R
3連単 4万7,610円
3連複 1万2,550円
馬 連 1,330円
複 勝 210円(90%)
◎ショウナンアデイブ2着(3人気)
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■2月18日(土)
小倉12R
3連単 48万1,100円
3連複 9万6,980円
馬 連 9,340円
単 勝 1,470円(10%)
複 勝 510円(90%)
◎ヒルノエドワード1着(7人気)
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【日曜メインレース】
東京11R
フェブラリーステークス(GI) みなが不安材料あり、伏兵馬3騎を狙ってみる
東京のダ1600mで争われるGI競走。
左回り。2コーナー奥の引き込み線からの発走。箱が大きく、ワンターンのコース。スタートして150mほど芝コースを走る。さらに緩やかな下り坂になっていて、スピードが出やすい。下りは向正面の残り約1200mの地点まで続き、そこから3コーナー途中にかけて小さめの山を上って下る。
下りが終わって、直線入り口までは平坦。直線に入ると、約300mの間に2.4mの高低差がある坂を上ることになる。上り切ってからは平坦。直線距離は501.6m。コース全体の高低差は2.5m。
クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
土曜のダートは稍重。下級条件の戦いでは、時計と上がりがかかり、差し、追い込みが決まるケースが多かった。3勝クラスのダ2100m戦も1着と2着は外から差した勢力。ただ、レースの上がり3ハロンは12秒4-12秒0-12秒2の36秒6と速めの数字で、勝ち馬の上がりが35秒4、2着馬が35秒3だった。
日曜は朝の時点で稍重。空模様は怪しいが、雨は降らずに済みそうだ。良馬場に回復する可能性もある。
土曜と大きくは変わらない馬場のはずで、少しタフではあるが、GIに出走するようなオープン馬にとっては普通に走れる状態と言えるかもしれない。
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フルゲートの16頭立て。中央のダートGI勝ち馬は不在で、中央の古馬のダート重賞を勝っている馬も6頭しかいない。みなが何かしら不安材料を抱えている。
ヘリオスが14番枠からハナを主張しそう。ただ、逃げにこだわるわけではなく、出脚がついた他の馬が行く可能性もある。平均か少し速いぐらいの流れになりそうだが、それも流動的。
思い切った穴狙いで、須貝尚介厩舎(栗東)の6歳牝馬ショウナンナデシコに◎を打った。
ダート9勝は勝利数的には最多タイ。5歳の春には、JpnIのかしわ記念(船橋ダ1600m)を逃げ切って勝利している。1馬身半差の2着がソリストサンダーで、そこから3馬身離れた3着がテイエムサウスダンだった。
秋からの4走は地方を走って3着、3着、3着、6着。3度の3着は斤量面で厳しく、6着の帝王賞では逃げて早めに突かれてラップが上がるタフな競馬だった。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってから熱心に乗り込んできた。1週前にはビシッと追われて51秒1-36秒7-12秒3の好時計で追走先着。今週は53秒4-12秒0で追われた。推進力がある力強い動きで前向きさもあり、気配は良好。体は少し余裕があるように映ったが、金曜に15-15を乗ったし、長距離輸送で絞れてくるだろう。
ヤネは追いに関しては現役トップクラスの横山武史。ショウナンナデシコに乗るのは前走に続いて2度目になり、コンタクトを深めてくるはずだ。
中央で走るのは1年と2ヵ月ぶり。距離もマイルになるので安心はできないが、スピードとセンスがある牝馬で、うまく流れに乗ってくれると期待したい。武史のエスコートも重要になってくる。
前半、中盤とスムーズに乗り切れば、直線で渋太く抵抗するだろう。一発がないか。
安田隆行厩舎(栗東)の7歳馬レッドルゼルも気になる存在。
1400mがベストなのは間違いなく、当レースは過去2年で4着、6着。ただ、一昨年は大外枠から出て良で1分34秒9の走破だったし、昨年は時計の速い馬場でパワーを活かせなかった。
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【超万馬券予想の的中結果】
■2月19日(日)
小倉12R
3連単 91万9,530円
3連複 11万1,650円
馬 連 5万7,320円
単 勝 1,190円(10%)
複 勝 380円(90%)
◎グッドグロウス1着(6人気)
伊万里特別
3連単 10万4,940円
3連複 1万5,250円(×2)
馬 連 4,120円(×2)
単 勝 1,410円(10%)
複 勝 370円(30%)
複 勝 210円(50%)
◎アルバミノル1着(6人気)
○プリティインピンク2着(2人気)
阪神12R
3連単 4万7,610円
3連複 1万2,550円
馬 連 1,330円
複 勝 210円(90%)
◎ショウナンアデイブ2着(3人気)
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■2月18日(土)
小倉12R
3連単 48万1,100円
3連複 9万6,980円
馬 連 9,340円
単 勝 1,470円(10%)
複 勝 510円(90%)
◎ヒルノエドワード1着(7人気)
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【日曜メインレース】
東京11R
フェブラリーステークス(GI) みなが不安材料あり、伏兵馬3騎を狙ってみる
東京のダ1600mで争われるGI競走。
左回り。2コーナー奥の引き込み線からの発走。箱が大きく、ワンターンのコース。スタートして150mほど芝コースを走る。さらに緩やかな下り坂になっていて、スピードが出やすい。下りは向正面の残り約1200mの地点まで続き、そこから3コーナー途中にかけて小さめの山を上って下る。
下りが終わって、直線入り口までは平坦。直線に入ると、約300mの間に2.4mの高低差がある坂を上ることになる。上り切ってからは平坦。直線距離は501.6m。コース全体の高低差は2.5m。
クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
土曜のダートは稍重。下級条件の戦いでは、時計と上がりがかかり、差し、追い込みが決まるケースが多かった。3勝クラスのダ2100m戦も1着と2着は外から差した勢力。ただ、レースの上がり3ハロンは12秒4-12秒0-12秒2の36秒6と速めの数字で、勝ち馬の上がりが35秒4、2着馬が35秒3だった。
日曜は朝の時点で稍重。空模様は怪しいが、雨は降らずに済みそうだ。良馬場に回復する可能性もある。
土曜と大きくは変わらない馬場のはずで、少しタフではあるが、GIに出走するようなオープン馬にとっては普通に走れる状態と言えるかもしれない。
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フルゲートの16頭立て。中央のダートGI勝ち馬は不在で、中央の古馬のダート重賞を勝っている馬も6頭しかいない。みなが何かしら不安材料を抱えている。
ヘリオスが14番枠からハナを主張しそう。ただ、逃げにこだわるわけではなく、出脚がついた他の馬が行く可能性もある。平均か少し速いぐらいの流れになりそうだが、それも流動的。
思い切った穴狙いで、須貝尚介厩舎(栗東)の6歳牝馬ショウナンナデシコに◎を打った。
ダート9勝は勝利数的には最多タイ。5歳の春には、JpnIのかしわ記念(船橋ダ1600m)を逃げ切って勝利している。1馬身半差の2着がソリストサンダーで、そこから3馬身離れた3着がテイエムサウスダンだった。
秋からの4走は地方を走って3着、3着、3着、6着。3度の3着は斤量面で厳しく、6着の帝王賞では逃げて早めに突かれてラップが上がるタフな競馬だった。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってから熱心に乗り込んできた。1週前にはビシッと追われて51秒1-36秒7-12秒3の好時計で追走先着。今週は53秒4-12秒0で追われた。推進力がある力強い動きで前向きさもあり、気配は良好。体は少し余裕があるように映ったが、金曜に15-15を乗ったし、長距離輸送で絞れてくるだろう。
ヤネは追いに関しては現役トップクラスの横山武史。ショウナンナデシコに乗るのは前走に続いて2度目になり、コンタクトを深めてくるはずだ。
中央で走るのは1年と2ヵ月ぶり。距離もマイルになるので安心はできないが、スピードとセンスがある牝馬で、うまく流れに乗ってくれると期待したい。武史のエスコートも重要になってくる。
前半、中盤とスムーズに乗り切れば、直線で渋太く抵抗するだろう。一発がないか。
安田隆行厩舎(栗東)の7歳馬レッドルゼルも気になる存在。
1400mがベストなのは間違いなく、当レースは過去2年で4着、6着。ただ、一昨年は大外枠から出て良で1分34秒9の走破だったし、昨年は時計の速い馬場でパワーを活かせなかった。
今年はこれまでとは違ってCWコース主体の調整。長めからじっくりと乗り込み、2週前に66秒0-11秒1、1週前に65秒3-11秒6が出ている。今週は終い重点でラスト1ハロンが11秒4。掛かっていくようなところは見せず、大きめの跳びで気持ち良さそうに伸びていた。
昨年の秋以来の実戦になり、馬体には少し余裕がある感じ。輸送で絞れてはくるだろう。あと、次はドバイ遠征で、仕上げ切っていない可能性がある。距離適性と合わせ、やはり息が保つかがポイントだ。
脚力的には差がなく、外の15番枠に関しても乗り慣れている川田将雅がうまく対処してくれるだろう。レッドルゼル自身は芝スタートでダッシュがいい。ショウナンナデシコと同様に、うまく立ち回ると上位争いが可能になる。
浦和の藤原智行厩舎から挑戦する4歳の牝馬スピーディキックにも注目したい。
門別でデビューして浦和に移籍し、これまでの戦績は(9.3.1.1)。昨年の秋からは、南関東の重賞を3連勝している。闘争心の強さが印象的で、主戦の御神本訓史の指示にもセンス良く従っている感じ。総合的にかなりレベルの高い牝馬である。
中央で走るのが初めて。マイルの流れで脚を使わされるかもしれず、芝スタート、芝とダートの切れ目で反応しないかも問題になる。
不安な点があるのは当然のこと。しかし、4歳で底知れぬ強さを秘め、中間に攻めでバリバリと乗って絶好の状態で臨めるのもいい。混戦になると浮上するシーンも。
△は昨年に当レースを4着するなど府中のマイルを得意にしているソリストサンダーで、※は左回りが鍵でも帝王賞勝ちの実績が光るメイショウハリオ。
1番人気のレモンポップは、タフな流れだった根岸Sを強い競馬で勝った。反動がないかだけが問題になる。2番人気のドライスタウトは、弱さがあって使い込めず、それでもGIのステージに上がってきた。攻めを強化したのは好感で、捌きが甘い戸崎圭太の4番枠というのは少し心配。
この人気両頭は、確かに不安要素があるが、タイトルを獲れるだけの素質を持っているのは間違いない。
以下、テイエムサウスダン、ケンシンコウ、シャールズスパイトなど警戒が必要な勢力がいて、多めに打っても印が回り切らない。
午前10時03分の段階で、◎ショウナンナデシコは単勝2,820円の10番人気、○レッドルゼルは同810円の3番人気、▲スピーディキックは1,600円の5番人気、△ソリストサンダーは2,440円の8番人気。
ハマるとかなり大きな馬券になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎9番ショウナンナデシコ
○15番レッドルゼル
▲13番スピーディキック
△11番ソリストサンダー
※6番メイショウハリオ
×4番ドライスタウト
×7番レモンポップ
×10番テイエムサウスダン
×3番ケンシンコウ
×2番シャールズスパイト
×5番オーヴェルニュ
【複勝】9番(30%)・15番(50%)・13番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
15→全通り
13→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
13.15→全通り(14点)
11.15→全通り(14点)
11.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.15→全通り(84点)
9.13→全通り(84点)
15.13→全通り(84点)
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小倉11R
小倉大賞典(GIII) 道悪のハンデ戦、外枠を引いた斤量利ある差し馬を狙う
小倉の芝1800mで争われるGIII競走。
右回り。正面直線からのスタート、コーナーは4つ。200m弱走ってゴール板に達し、そこから上り坂になる。上りは350mほど続き、3mという大きめの高低差がある。上り切ってからは下りに転じ、向正面の中ほどから平坦になる。
3コーナーに入って少し走ると緩めの下り坂になり、4コーナー途中の残り400mから平坦になる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。293mある直線は完全に平坦。コース全体の高低差は3m。
芝は連続開催の6週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「全周の内柵沿いに傷みが見られます。特に3コーナーから正面直線の傷みが大きくなっています」と発表があった。
土曜は雨が降ったり止んだりの天気で、芝は稍重。時計と上がりは少しかかっていて、先行するにしても直線は内を避けないと好走するのが難しい状況だった。外差しが決まるケースは多かった。
土曜の夕方から日曜の朝にかけて雨が降り、日曜の馬場は朝の時点で重。早い段階で雨は上がったが、10時頃にまた降り出した。土曜より悪い馬場を走らされることになる。
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フルゲートの16頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58キロ、最軽量が54キロで、4キロの上下差がある。
レッドベルオーブは暴走する気性、テイエムスパーダは芝1200mの日本レコード保持者。16番枠のアルサトワも積極的に乗られるだろう。ジョッキーが道悪をどう考えるかも関係してくるし、展開やペースはまったく流動的だ。先団がバラけ、特別にタテに長い異常な競馬になる可能性もある。
道悪適性を重視し、和田勇介厩舎(美浦)の5歳セン馬ロングランに◎を打った。
昨年の春に阪神で久しぶりに芝を使い、外回りの1800mを1分46秒4の時計で勝利。秋のレインボーSは重馬場になって勝負どころの反応がひと息だったが、エンジンがかかると猛然と伸びて差し切った。次走は中山のリステッド競走で、馬場は稍重。直線で大外から伸びて0秒2差の5着に健闘している。
中間は放牧に出され、美浦で乗ってから栗東に移動。2週前、1週前とCWコースでウインシャーロット(土曜に京都牝馬Sでハナ差の2着)と併せ馬を行い、1週前には64秒3-10秒9で先着した。小倉に移ってからも順調で、負荷がかかって万全の仕上がりと感じる。
ヤネは前2走に続いて丹内祐次。パワフルに追ってくるので、ロングランには合っている。
初の小倉参戦、前から離され、追走するのに脚を使わされるとどうかという心配はある。ただ、道悪への適性が高く、外の14番枠を引いてグチャグチャした内を走らないで済むのもいい。
ハンデは55キロと手ごろ。前が苦しくなり、自身も末を伸ばすことができると上位争いに加わってくる。配当面で妙味あり。
池上昌和厩舎(美浦)の6歳牝馬ホウオウエミーズも道悪巧者である。
これまでに5勝を挙げていて、重で2勝、稍重で3勝と、すべて馬場は渋っていた。昨秋のエリザベス女王杯は7着だったが、スタートしてから1コーナーまでずっとゴチャついていて下がってしまうロス。直線は外から脚を使っていて、前半がスムーズなら上位があったかもしれない。
同馬とのコンビで2勝している丸田恭介は「水かきがついている」と。小倉の1800mは忙しいが、ハンデは最軽量の54キロだし、道悪巧者ぶりを発揮しての好走があって不思議はない。ロングランと同様に配当面で妙味がある。
▲はフォワードアゲン。体を増やせない中でもしっかりした走りを見せ、新潟記念の4着など重賞でも脚を使っている。未勝利戦でのものといえ、不良馬場で5馬身差のV。2勝クラスを勝った時が稍重で2馬身差だった。ハンデ54キロ、外の15番枠で激走シーンも。
△は本格化ムードがただようウイングレイテスト(57キロ)で、以下、フォルコメン、ダンディズム、サトノエルドール、インテンスライトなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前10時02分の段階で、◎ロングランは単勝680円の3番人気、○ホウオウエミーズは同950円の5番人気、▲フォワードアゲンは2,430円の11番人気、△ウイングレイテストは710円の4番人気。
ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎14番ロングラン
○13番ホウオウエミーズ
▲15番フォワードアゲン
△12番ウイングレイテスト
※10番フォルコメン
×11番ダンディズム
×9番サトノエルドール
×8番インテンスライト
×2番レッドランメルト
×6番ヒンドゥタイムズ
【単勝】14番(10%)・13番(10%)
【複勝】14番(40%)・13番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
13→全通り
15→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
13.14→全通り(14点)
14.15→全通り(14点)
13.15→全通り(14点)
12.14→全通り(14点)
12.13→全通り(14点)
12.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
14.13→全通り(84点)
14.13→2(6点)
14.15→全通り(84点)
14.12→全通り(84点)
14.12→2(×2)(12点)
14.12→6(6点)
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【日曜後半レース】
東京12R
3連単 3,480円(×3)
3連複 580円(×2)
馬 連 700円(×5)
ワイド 240円(×5)
ワイド 200円(×9)
単 勝 330円(10%)
複 勝 130円(70%)
◎テイエムアトム1着(3人気)
◎○▲で本線ヒット
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東京12R
大島特別
ゲンパチプライドの福永祐一は、このレースが日本での最後の騎乗。来週はサウジアラビアの国際競走で手綱を取る。
◎テイエムアトムは府中のダ1400mで(1.2.3.2)という戦績。立て直して得意の舞台を目標に仕上げてきた。ヤネにバシュロを起用して勝負態勢。外の15番枠を引いていて、早めに内に寄せてもらいたいところ。
○バルミュゼットも当舞台で(2.2.3.2)と好成績。5キロも斤量が軽かったが、1勝クラスを勝った時に◎を負かしている。こちらはヤネが横山武史。
▲は復帰戦でクビ差の2着に駆けたローヴェロで、以下、ゲンパチプライド、ジュールサイクル、コングールテソーロなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
連勝式は崩れて大きめの配当になってくれると理想的。
◎15番テイエムアトム
○13番バルミュゼット
▲8番ローヴェロ
△4番ゲンパチプライド
※9番ジュールサイクル
×7番コングールテソーロ
×2番ウーゴ
×16番サンデーミラージュ
×12番プロバーティオ
×1番スウィートプロミス
【単勝】15番(10%)・13番(20%)
【複勝】15番(70%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
【馬連&ワイド】
13-15(×4)・8-15(×8)・4-15(×2)
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【3連複】(軸2頭ながし)
13.15→全通り(14点)
8.15→全通り(14点)
4.15→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
15.13→全通り(84点)
15.13→8(×2)(12点)
【3連単】
8-15-13(×4)・8-13-15(×3)
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阪神11R
大和ステークス
昼の段階で小雨が降って稍重。重か不良になると想定していたが、そこまで脚抜きの良い馬場にはなっていないかもしれない。
◎チェイスザドリームは外枠発走になった2走前を参考外とすれば、戦績が(4.1.0.0)。スピード豊富な4歳の牝馬で、まだ底が割れていない。栗東の坂路で48秒7、49秒7を出して仕上がりは良好。オープンで相手は強力だが、流れに乗って息が入れば互角にやれる。ヤネはテン乗りで松山弘平。
相手を考えた時、実力的に上位なのは△ケイアイドリー。59キロは克服済みで、内で閉じ込められたりしなければ頭まである。
○スナークダヴィンチはブリンカーを着けてモタれる面を出さないといい。ヤネが小崎綾也というのは少し心配。
▲リアンクールは末一手でも勢いがつくとスゴイ脚を使ってくる。
連勝式は◎を中心に手広く。△の地力を重視すべきではあるのだが、○と▲の台頭に期待する攻め方にした。
◎13番チェイスザドリーム
○14番スナークダヴィンチ
▲12番リアンクール
△2番ケイアイドリー
※8番クリノフラッシュ
×6番ファイアランス
×15番イモータルスモーク
×16番ジェネティクス
×5番イバル
×11番ディサーニング
【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
【馬連&ワイド】
13-14(×3)・12-13(×4)・2-13(×6)・13-16
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
13.14→全通り(14点)
12.13→全通り(14点)
2.13→全通り(14点)
8.13→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
13.14→全通り(84点)
13.14→2(×3)(18点)
13.14→12(×2)(12点)
13.12→全通り(84点)
13.12→2(×3)(18点)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス
雨に降られているが、芝のコンディションは上々で、特別にヒドイ馬場にはならないか。
◎サトノルフィアンはダートで1勝クラスを勝ち上がったが、初勝利が芝だった。栗東の坂路で51秒9-12秒5をマークしていて、仕上がりは良好。2勝クラスでいきなりは厳しい気がするが、4キロ減騎手(永島まなみ)を起用して54キロで走れる点は見逃せない。流れに乗って折り合いがつくようだと一発も。穴としての狙い。
○スーサンアッシャーは得意の阪神に照準を合わせての仕上げで、▲のトゥードジボンは気性が若いが能力は高い。人気通りで、実力はこの2頭が上である。
連勝式は人気がない分で◎から手広く買っていきたい。
◎6番サトノルフィアン
○10番スーサンアッシャー
▲11番トゥードジボン
△8番ショウナンアデイブ
※3番タイゲン
×7番ヒルノショパン
×1番ワンダーキサラ
×5番ヤマニンルリュール
×4番シゲルローズマリー
×2番スターズプレミア
【単勝】6番(10%)・10番(40%)
【複勝】6番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→10.11
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(45点)
6→3.8.10.11(6点)
【3連複】
6-10-11(×3)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(54点)
6.10→11(6点)
6.11→全通り(54点)
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小倉12R
4歳以上1勝クラス
最下級条件、芝の道悪…。どう予想しようにも、どの馬も凡走しそうで、どの馬にも◎を打ちたくない。馬場的には8枠と7枠を買っておけばいいというような状況だが、4枠に入った伏兵馬2騎を狙うことにした。
◎センドハーマイラブは中央に戻って2戦目となった前走で、最後方追走から0秒5差の7着まで詰めてきた。小倉に滞在して体調は維持している模様。4枠8番から藤田奈七子がどう乗ってくるかだが、うまく立ち回れると浮上するシーンがある。
○メイショウヒゾッコは小倉の2戦で着順ほどは負けていない。鷲頭虎太は乗れるジョッキーではないが、3キロ減が利いて53キロで走れる点は有利。渋った馬場でそこそこは走れているし、乱戦になるとあるいは。
◎は単勝1,600円台の8番人気、○は同4,500円台の15番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
◎8番センドハーマイラブ
○7番メイショウヒゾッコ
▲18番オラヴェリタス
△14番ハピネスアゲン
※15番タイキバンディエラ
×13番フローレンスハニー
×16番テセウス
×9番グッドグロウス
×10番デイトンウェイ
×4番グレイトミッション
×17番フォレクラフト
【単勝】8番(10%)・7番(10%)
【複勝】8番(60%)・7番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】
8-18(×2)・8-14
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.8→全通り(16点)
8.18→全通り(16点)
7.18→全通り(16点)
8.14→全通り(16点)
7.14→全通り(16点)
14.18→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.7→全通り(96点)
8.18→全通り(96点)
8.14→全通り(96点)
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【土曜メインレース】
ダイヤモンドS
3連単 12万1,000円
3連複 1万7,300円
馬 連 1万8,950円
ワイド 4,700円
ワイド 290円
単 勝 370円(10%)
複 勝 160円(70%)
◎ミクソロジー1着(2人気)
◎×▲でヒット
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東京11R
ダイヤモンドステークス(GIII) 長丁場のハンデ戦、連勝式は手広く買って高配当待ち
東京の芝3400mで争われるGIII競走。
左回り。向正面の中間地点からの発走。大きなコースを1周半することになり、コーナーを回るのは6回になる。スタートしてすぐに高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦で、300m走ってゴール版を過ぎ、1コーナーに入ると下り勾配になる。この下り坂は最初のスタート地点付近まで600mほど続き、高低差は1.9mとなっている。
そこからは1周目の繰り返し。直線に向いてふたたび約160mある急めの坂を上り、平坦を300m走ってゴールに到達する。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。
芝は開催4週目で、Dコース使用4週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内柵沿いに傷みがあります」と発表があった。
先週は金曜に降った雪の影響があり、土曜が稍重、日曜は回復して良になった。
土曜のクイーンカップ(芝1600m)は、ハーパーが勝って時計が1分33秒1(稍)。馬群を割って伸び、抜けて渋太く押し切った。2着は好位のインから食い下がったドゥアイズで、3着は外から差したモリアーナだった。レースの1000m通過は58秒0で、上がりは11秒3-11秒6-12秒2の35秒1。
日曜の共同通信杯(芝1800m)は、ファントムシーフが勝って時計が1分47秒0(良)。2番手につけ、直線でしっかりと脚を使って抜け出した。2着は途中からハナに立つ形になったタッチウッドで、3着は馬群を縫いつつ伸びたダノンザタイガーだった。レースの1000m通過は60秒5で、上がりは11秒3-11秒3-11秒5の34秒1。
雪の影響があったといっても、全体に時計は速く、スピードが出る馬場だった。内は十分に走れる状態で、レース流れて外から差し込むケースも見られた。
今週の土曜は朝の時点で、芝が良、ダートが稍重。雨に降られることはなさそうで、芝は良馬場のまま進行することになる。内のボコボコした感じが少し進んでいる分、傾向が少し変わってくるかもしれない。
なお、クッション値は先週の日曜が「9.0」で、今週の土曜の朝は「9.1」となっている。
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3400mの距離を戦うハンデ戦。トップハンデは56キロと大きい数字ではなく、最軽量は53キロとなっている。
タイセイモナークがハナに行きたいが、引退を延ばして今回が本当に最後になりそうなウインキートスが積極的に乗られる可能性がある。距離を考えると競り合いにはならなそうだが、馬の方にスイッチが入ってしまうと、それもわからない。
辻野泰之厩舎(栗東)の4歳馬ミクソロジーに◎を打った。
昨秋に1勝クラスと2勝クラスを強い競馬で連勝。年が明けてオープン特別の万葉S(中京芝3000m)に挑み、落ち着いた立ち回りから直線でグッと抜け出して快勝した。ハンデは53キロと軽かったが、堂々たるレースぶりだった。3分03秒4はレコードタイム。さらに、ゴールした時に、まだ余力が残っていた。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは熱心な調整ぶり。1週前にCWコースでロータスランド(京都牝馬Sに出走)と併せて68秒4-11秒6で追われ、今週は力の要る坂路を55秒3-12秒8で楽に駆け上がった。見えない部分の疲れが心配ではあるが、攻めと陣営とコメントを見る限りでは、力を出せる状態にある。
ヤネは引き続き西村淳也。。若手ながら冷静に乗ってくるジョッキーで、ミクソロジーを完全につかんでいる点も心強い(同馬とのコンビで3勝)。
ハンデは前走より3キロも重くなって56キロ。関東圏への輸送は初めてで、府中の3400mという舞台も未知である。状況的には楽でなく、人気になっていることを考えると、軸は他にするという手もある。
しかし、潜在しているスタミナは相当なもの。オルフェーヴル産駒の4歳馬だから、成長する余地も存分に残っている。克服すべき点をクリアし、上位争いを演じることを期待したい。結果が出れば上のステージが見えてくる。
西村真幸厩舎(栗東)の7歳馬タイセイモナークは穴で気になる存在。
穴と言っても、万葉S(ハンデ53キロ)でミクソロジーの2着に好走している。ハナを切って突かれる展開になったが、直線で渋太さを発揮して連対を果たした。
今回は逃げ、もしくはウインキートスが行って2番手、途中からハナのいずれかの形になりそう。府中の重賞で踏ん張り切るのは簡単なことではないが、ハンデ据え置きで53キロで走れるのは大きく、スタミナを残しつつ先行することができると再度の好走がある。ヤネはテン乗りで三浦皇成。デキは良さそうだ。
▲はシルブロン(55キロ)。まだ自分から行くようなところはないが、豊富なスタミナを備えていて、距離が延びるのはプラスに働くだろう。ルメールが乗ってからは2戦2勝。
△は西のスタッドリー(56キロ)。2400m以上の距離が初めてになるのがどうかだが、GIIのアメリカジョッキークラブカップで0秒5差の6着と上々の走りを見せたし、モレイラ起用で侮れない。
※はレクセランス(56キロ)。モタれる点が問題になるが、万葉S(56キロ)で外から4着に差し込んでいて、実力差はない。昨年の当レースは1番人気で9着に敗れていて、雪辱を期す。ヤネにはバシュロを起用。
×の1番手はトラストケンシン。昨秋はジャパンカップに挑戦して13着だったが、ゴチャついて厳しい競馬になりながら、直線は狭いところを伸びようとしていた。54キロのハンデで激走シーンも。
以下、マリノアズラ、ヒュミドール、キスラーなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前10時20分の段階で、1番人気は▲シルブロンで単勝270円。◎ミクソロジーは390円の2番人気になっている。○タイセイモナークは2,540円の人気薄。
人気の各馬にも不安な点はあり、伏兵馬が台頭しておかしくない一戦。連勝式は崩れて高配当になるのを期待して手広く買っていきたい。
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◎4番ミクソロジー
○13番タイセイモナーク
▲2番シルブロン
△11番スタッドリー
※8番レクセランス
×3番トラストケンシン
×12番マリノアズラ
×5番ヒュミドール
×1番キスラー
×6番アスクワイルドモア
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(70%)・13番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
13→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.13→全通り(14点)
2.4→全通り(14点)
4.11→全通り(14点)
4.8→全通り(14点)
3.4→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
4.13→全通り(84点)
4.2→全通り(84点)
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阪神11R
京都牝馬ステークス(GIII) 1400m得意の牝馬がズラリ、伏兵馬をごそっと狙ってみる
牝馬が争うGIII競走で、舞台は阪神の芝1400m(内)。
右回り。向正面の2コーナー出口の奥、引き込み線からのスタート。内回りコースを使用。3コーナーまでの距離は443mとなっている。向正面の中ほどから緩い下り勾配になっていて、3コーナー途中の残り約800mの地点から下りの傾斜が少しきつくなる。下りは4コーナーを回って直線半ばまで600m以上も続くことになる。
直線残り約200mからは一転して上り坂に。約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上る。上り切ってからの100m弱は平坦。直線距離は356.5m(Aコース使用時)。全体の高低差は1.9m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「向正面および外回り3コーナーから4コーナーの内側に軽微な傷みが見られますが、全体的には良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は土曜も日曜も良馬場だった。
土曜の洛陽S(芝1600m(外))は、ジャスティンスカイが勝って時計が1分33秒1(良)。馬群の中で脚をタメ、直線で鋭く抜けて快勝した。2着は直線で外に出して伸びたココロノトウダイで、3着は逃げて粘ったシャイニーロックだった。レースの1000m通過は58秒8で、上がりは11秒0-11秒4-11秒9の34秒3。
日曜の京都記念(芝2200m(内))は、ドウデュースが勝って時計が2分10秒9(良)。後方に待機し、3コーナーを過ぎて外を上がっていくと、直線で一気に抜けて圧勝した。2着は内から伸びたマテンロウレオで、3着は速めの競馬で踏ん張りを見せたプラダリアだった。レースの1000m通過は59秒5で、上がりは11秒6-11秒3-11秒6の34秒5。
芝はキレイでスピードが出る馬場。内は走れる状態で、展開が向いたり、瞬発力に秀でていれば外から伸びて台頭することが可能だった。
今週の土曜は、朝の時点で良馬場。空模様は怪しく、夕方から雨が落ちるという予報になっている。メインの頃に降り出しているかはわからないが、ヒドく馬場が悪化することはないか。
なお、クッション値は先週の土曜が「9.5」で、今週の土曜の朝は「9.5」となっている。
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フルゲートの18頭立て。1400mに高い適性がある牝馬がそろっていて、ハイレベルの戦いになりそうだ。
13番枠のウインシャーロットが主張すればハナに行けそう。他がハナを奪う可能性もある。前めで運ぶのはルピナスリード、ウォーターナビレラ、ロータスランド、シゲルピンクルビー、コムストックロードあたり。
ペースは流動的な部分がある。ただ、スピードの絶対値が高い牝馬が複数頭いるし、内回りの1400mの戦いだから緩むことはないかもしれない。
伏兵馬狙いのアプローチで、池江泰寿厩舎(栗東)の6歳馬ヒメノカリスに◎を打った。
ディープインパクト産駒で、全兄にアルライン(皐月賞、大阪杯)、全弟にシャフリヤール(ダービー、ドバイシーマクラシック)がいるという極上の良血馬。気性に問題があり、出世するのが遅れていた。
昨秋からタメる競馬を教えさせ、年明けの中京芝1400m戦でかなり外からグイグイ伸びて差し切ってみせた。ブリンカーを着用しての1400mの差しに活躍の場を見つけ、オープン入りを果たした。
中間は放牧に出され、栗東に戻ってからは坂路で熱心な調整ぶり。1週前にジョッキー騎乗で51秒4-12秒2を楽にマークし、今週は松山弘平が跨って53秒3-12秒4を乗られた。馬体にボリューム感が出ていて、走りには推進力がある。いいデキにあるのは間違いない。
松山はテン乗り。攻めはつけたが、難しい牝馬だけにコンタクト重視で力を引き出してもらいたいところだ。6歳にして初の重賞挑戦。前の組は強く、18頭立てで捌けるかどうかは運も味方につけないといけない。楽でないのは確かだが、本格化ぶりには注目すべきで、人気もないので狙ってみる。
須貝尚介厩舎(栗東)の5歳馬サトノアイも気になる一頭。
ヒメノカリスと同様に中京の芝1400mで3勝クラスを勝ち上がった。インで脚をタメ、直線で抜けて押し切るという内容。時期は違うが、時計はヒメノカリスと同じで1分20秒1(良)だった。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってから意欲的に乗られてきた。2週前にCWコースで長めから追われてリレーションシップ(オープン)と同入。1週前には坂路で51秒6を楽にマークし、今週も坂路に入れてラスト1ハロンを11秒9で上がってきた。前走時はコースで時計を出しておらず、攻めの密度は今回の方が濃い。
ヤネは2度目の騎乗となる吉田隼人。捌きに甘さがあるので心配はあるが、折り合いに気をつけて直線で伸びる余力を残してもらいたい。メンバーが強くなっても、上昇度と攻め強化で対抗できないか。まったくの人気薄である。
吉岡辰弥厩舎(栗東)の4歳馬ルピナスリードは3頭目の穴馬。
中京芝1200mの淀短距離S(L)は1番人気で4着に敗れたが、騎乗した川田将雅はレース後に「3コーナーから内への倒れ方がきつくなった」と話している。それで0秒3差だから、悪い走りではなかった。
中間は短期放牧に出してリフレッシュさせ、CWコースと坂路でじっくりと乗られて気配は良好。中京の芝1400mを1分19秒7で走ったことが2度あって、阪神も問題なし。6番枠から流れに乗れそうだし、川田も2度目の騎乗になるので怖さがある。
△はルチェカリーナ。前走のスワンSでは、牡馬を相手に外を回りながら0秒2差の6着に差し込んだ。不器用な点がどうかだが、能力自体は相当に高く、噛み合うと一発がある。
※はロータスランド。昨年に当レースを制しているが、56キロを背負い、速めのラップの中で2番手から抜けて押し切る強い競馬だった。次走で高松宮記念をクビ差の2着に駆けている。
今年も斤量は56キロで、乗り込んで仕上がりは悪くなさそう。大外の18番枠を引いたが、力でねじ伏せるシーンがあっていい。
以下はウインシャーロット、ララクリスティーヌ、ミスニューヨーク、ディヴィーナなどで、とても印が回り切らない。
午前10時37分の段階で、◎ヒメノカリスは単勝2,640円の11番人気、○サトノアイは8,720円の16番人気、▲ルピナスリードは1,210円の6番人気、△ルチェカリーナは2,250円の10番人気となっている。
重い印を打ったのは人気薄の勢力ばかり。ハマるとビッグな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎8番ヒメノカリス
○12番サトノアイ
▲6番ルピナスリード
△15番ルチェカリーナ
※18番ロータスランド
×13番ウインシャーロット
×5番ララクリスティーヌ
×14番ミスニューヨーク
×2番ディヴィーナ
×16番ウォーターナビレラ
×11番コムストックロード
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(30%)・12番(10%)・6番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
12→全通り
6→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.12→全通り(16点)
6.8→全通り(16点)
6.12→全通り(16点)
8.15→全通り(16点)
12.15→全通り(16点)
6.15→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.12→全通り(96点)
8.6→全通り(96点)
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【土曜後半レース】
小倉12R
3連単 48万1,100円
3連複 9万6,980円
馬 連 9,340円(×2)
ワイド 3,450円(×2)
ワイド 8,070円
ワイド 6,070円
単 勝 1,470円(10%)
複 勝 510円(30%)
複 勝 300円(50%)
○ヒルノエドワード1着(7人気)
◎タケトンボ2着(4人気)
○◎でヒット
紫川特別
3連単 28万7,170円
3連複 3万6,430円
馬 連 1万6,210円
ワイド 4,470円
ワイド 2,040円
ワイド 1,450円(×2)
複 勝 380円(30%)
複 勝 320円(40%)
◎ショウナンアメリア2着(8人気)
▲メイショウグラニー3着(2人気)
阪神12R
3連単 1万4,360円(×2)
3連複 1,790円(×4)
馬 連 1,960円(×4)
ワイド 690円(×4)
ワイド 410円(×4)
複 勝 190円(90%)
◎ウラヤ2着(3人気)
○◎▲でヒット
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東京12R
4歳以上2勝クラス
ミズリーナがハナに行きそう。前半、中盤とゆったりと流れ、直線は決め手比べの戦いになりそうだ。
◎マイネルクリソーラは3歳時にプリンシパルS(L)で0秒1差の3着に駆けた素質馬。不器用でジリッぽい印象があったが、前走ではうまく好位につけ、後半が11秒2-11秒1-11秒3(33秒6)という速いラップの中をハナ差の2着に応戦した。自身の上がりは33秒0だった。
中間の調整は大きめだが、これはいつものことで、デキはキープしているようだ。前走の感じなら1800mにも対応できるだろう。戸崎圭太はテン乗り。捌きの甘いジョッキーではあるが、うまく立ち回って好勝負を演じてもらいたい。
相手の筆頭には、少しひねって人気薄のミズリーナを置いてみた。2000mで2番手から運んだ前走で4着に踏ん張り、今回は1800mで単騎で行けそうだ。使い込んでいても疲れはなく、展開利があるとあるいは。
以下、ジュンブルースカイ、ロードカテドラル、ロールアップ、カナテープなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、3連単の1番人気が6,000円台。人気は割れていて、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎3番マイネルクリソーラ
○4番ミズリーナ
▲10番ジュンブルースカイ
△11番ロードカテドラル
※7番ロールアップ
×6番カナテープ
×5番セラフィナイト
×12番ヴィクトゥーラ
×8番モーソンピーク
×1番トランキリテ
【単勝】3番(10%)
【複勝】3番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
3→6.8.11(×3)
3→10(×2)
3→5.7.12
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→1.4.5.6.7.8.10.11.12(36点)
3→6.8.10.11(6点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
3.4→全通り(60点)
3.10→全通り(60点)
3.10→11(6点)
3.12→全通り(60点)
3.12→11(6点)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス
5枠の両頭がハナ候補。2頭は同系馬主で、無駄は競り合いは避けようとするだろう。ただ、他にも前で取りたいタイプがいて、タフな競馬になるかもしれない。
◎ウラヤは母がダ1200mでオープンを勝ったワディ。同馬はダ1400mで安定した走りを見せている。前走は調整が坂路で大きめ。今回はCWコースにも入れてしっかりと乗っていて、上積みは少なくないだろう。ペースが上がり、消耗戦になると直線で浮上する。配当面で妙味あり。
○ユイノチャッキーは阪神の前2走で3着、3着。2走前は内枠でスムーズ競馬ができなかったが、直線で気持ちを切らさずに伸びてきた。リズム重視の形で乗れば、今回も好位争いに食い込んでくる。
▲は立て直した4歳の素質馬サクセスローレルで、以下はウインアウォード、フェアレストアイル、ミッキークイック、ケルンコンサートなど。
雨が降り出すと違ってくるが、良ならパワーとスタミナが必要になる。凌ぎ合いの混戦になる可能性があり、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎6番ウラヤ
○10番ユイノチャッキー
▲12番サクセスローレル
△7番ウインアウォード
※13番フェアレストアイル
×3番ミッキークイック
×9番ケルンコンサート
×2番バクシン
×8番プランセスカグヤ
×5番コモレビキライ
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→7.10.12(×3)
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.10→全通り(12点)
6.12→全通り(12点)
6.7→全通り(12点)
6.13→全通り(12点)
【3連複】
6-10-12(×2)・6-7-10(×3)・6-7-12(×3)(8点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(72点)
6.10→7(×2)(12点)
6.12→全通り(72点)
6.12→7(×2)(12点)
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小倉11R
紫川特別
小倉は連続開催の6週目。先週の芝のレースは、外差しが利くようになっていた。今週の土曜は午前に雨が降り出していて、湿った馬場の中での戦いになる。
◎ショウナンアメリアは小倉緒戦が進路を取れずに7着で、2戦目には好位からソツなく乗って勝利を手にした。小倉に滞在して気配は良好。昇級して相手は強くなるが、自身のパワーアップ分があるし、前走のように運べると穴を開けるシーンがある。13番枠は乗りやすいはず。
○アルムファーツリーは重馬場だった前走で、直線で大外から強烈に伸びてクビ差の2着に駆けた。18頭立てで簡単ではないだろうが、続けてハマる可能性はある。再遠征でも疲れはなさそうだ。
▲メイショウグラニーは今期の小倉で2着、1着。内をロスなく立ち回れたこともあったが、4歳の牝馬で力をつけているのは確かだ。栗東に戻っての中1週でも坂路でしっかりと時計を出している。昇級しても。
以下、シゲルファンノユメ、サトノルーチェ、タイセイブリリオ、メイショウハボタンなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前の段階で、3連単の1番人気が万馬券。道悪で何が起こっても驚けず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎13番ショウナンアメリア
○8番アルムファーツリー
▲11番メイショウグラニー
△14番シゲルファンノユメ
※5番サトノルーチェ
×18番タイセイブリリオ
×7番メイショウハボタン
×1番ダテボレアス
×2番ラキエータ
×9番ケリアテソーロ
×6番ベンガン
【複勝】13番(30%)・8番(30%)・11番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
8→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.13→全通り(16点)
11.13→全通り(16点)
8.11→全通り(16点)
13.14→全通り(16点)
8.14→全通り(16点)
11.14→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.8→全通り(96点)
13.11→全通り(96点)
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小倉12R
4歳以上1勝クラス
最下級条件の芝1800m戦。道悪が重なり、人気は割れている。信頼を置ける存在はいない。
◎タケトンボは昨年の9月に今回と同じ舞台で初勝利。久々の前走は末をなくして13着に敗れたが、14キロ増の440キロと馬体を増やしていたのは良かった。中間の乗り込みは熱心で、叩いた上積みはあるはず。3キロ減騎手の今村聖菜を起用し、粘り強化に期待したい。
○ヒルノエドワードは攻めで動くタイプで、久々の今回もしっかり乗られて時計が出ている。馬場が悪くなると嫌がる可能性があるが、前向きに走れば穴を開けるシーンも。
以下はショウナンランタン、バトルシャイニング、ピエドラアギーラ、パーサヴィアランスなど。
11Rと同様に道悪で何が起こっても驚けず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎16番タケトンボ
○12番ヒルノエドワード
▲15番ショウナンラタン
△1番バトルシャイニング
※2番ピエドラアギーラ
×11番パーサヴィアランス
×14番メイショウイヌワシ
×5番ミッキーブンブン
×4番コスモアシュラ
×6番グルーヴビート
【単勝】16番(10%)・12番(10%)
【複勝】16番(50%)・12番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
12→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
12.16→全通り(14点)
15.16→全通り(14点)
12.15→全通り(14点)
1.16→全通り(14点)
1.12→全通り(14点)
1.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
16.12→全通り(84点)
16.15→全通り(84点)
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昨年の秋以来の実戦になり、馬体には少し余裕がある感じ。輸送で絞れてはくるだろう。あと、次はドバイ遠征で、仕上げ切っていない可能性がある。距離適性と合わせ、やはり息が保つかがポイントだ。
脚力的には差がなく、外の15番枠に関しても乗り慣れている川田将雅がうまく対処してくれるだろう。レッドルゼル自身は芝スタートでダッシュがいい。ショウナンナデシコと同様に、うまく立ち回ると上位争いが可能になる。
浦和の藤原智行厩舎から挑戦する4歳の牝馬スピーディキックにも注目したい。
門別でデビューして浦和に移籍し、これまでの戦績は(9.3.1.1)。昨年の秋からは、南関東の重賞を3連勝している。闘争心の強さが印象的で、主戦の御神本訓史の指示にもセンス良く従っている感じ。総合的にかなりレベルの高い牝馬である。
中央で走るのが初めて。マイルの流れで脚を使わされるかもしれず、芝スタート、芝とダートの切れ目で反応しないかも問題になる。
不安な点があるのは当然のこと。しかし、4歳で底知れぬ強さを秘め、中間に攻めでバリバリと乗って絶好の状態で臨めるのもいい。混戦になると浮上するシーンも。
△は昨年に当レースを4着するなど府中のマイルを得意にしているソリストサンダーで、※は左回りが鍵でも帝王賞勝ちの実績が光るメイショウハリオ。
1番人気のレモンポップは、タフな流れだった根岸Sを強い競馬で勝った。反動がないかだけが問題になる。2番人気のドライスタウトは、弱さがあって使い込めず、それでもGIのステージに上がってきた。攻めを強化したのは好感で、捌きが甘い戸崎圭太の4番枠というのは少し心配。
この人気両頭は、確かに不安要素があるが、タイトルを獲れるだけの素質を持っているのは間違いない。
以下、テイエムサウスダン、ケンシンコウ、シャールズスパイトなど警戒が必要な勢力がいて、多めに打っても印が回り切らない。
午前10時03分の段階で、◎ショウナンナデシコは単勝2,820円の10番人気、○レッドルゼルは同810円の3番人気、▲スピーディキックは1,600円の5番人気、△ソリストサンダーは2,440円の8番人気。
ハマるとかなり大きな馬券になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎9番ショウナンナデシコ
○15番レッドルゼル
▲13番スピーディキック
△11番ソリストサンダー
※6番メイショウハリオ
×4番ドライスタウト
×7番レモンポップ
×10番テイエムサウスダン
×3番ケンシンコウ
×2番シャールズスパイト
×5番オーヴェルニュ
【複勝】9番(30%)・15番(50%)・13番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
15→全通り
13→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
13.15→全通り(14点)
11.15→全通り(14点)
11.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.15→全通り(84点)
9.13→全通り(84点)
15.13→全通り(84点)
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小倉11R
小倉大賞典(GIII) 道悪のハンデ戦、外枠を引いた斤量利ある差し馬を狙う
小倉の芝1800mで争われるGIII競走。
右回り。正面直線からのスタート、コーナーは4つ。200m弱走ってゴール板に達し、そこから上り坂になる。上りは350mほど続き、3mという大きめの高低差がある。上り切ってからは下りに転じ、向正面の中ほどから平坦になる。
3コーナーに入って少し走ると緩めの下り坂になり、4コーナー途中の残り400mから平坦になる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。293mある直線は完全に平坦。コース全体の高低差は3m。
芝は連続開催の6週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「全周の内柵沿いに傷みが見られます。特に3コーナーから正面直線の傷みが大きくなっています」と発表があった。
土曜は雨が降ったり止んだりの天気で、芝は稍重。時計と上がりは少しかかっていて、先行するにしても直線は内を避けないと好走するのが難しい状況だった。外差しが決まるケースは多かった。
土曜の夕方から日曜の朝にかけて雨が降り、日曜の馬場は朝の時点で重。早い段階で雨は上がったが、10時頃にまた降り出した。土曜より悪い馬場を走らされることになる。
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フルゲートの16頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58キロ、最軽量が54キロで、4キロの上下差がある。
レッドベルオーブは暴走する気性、テイエムスパーダは芝1200mの日本レコード保持者。16番枠のアルサトワも積極的に乗られるだろう。ジョッキーが道悪をどう考えるかも関係してくるし、展開やペースはまったく流動的だ。先団がバラけ、特別にタテに長い異常な競馬になる可能性もある。
道悪適性を重視し、和田勇介厩舎(美浦)の5歳セン馬ロングランに◎を打った。
昨年の春に阪神で久しぶりに芝を使い、外回りの1800mを1分46秒4の時計で勝利。秋のレインボーSは重馬場になって勝負どころの反応がひと息だったが、エンジンがかかると猛然と伸びて差し切った。次走は中山のリステッド競走で、馬場は稍重。直線で大外から伸びて0秒2差の5着に健闘している。
中間は放牧に出され、美浦で乗ってから栗東に移動。2週前、1週前とCWコースでウインシャーロット(土曜に京都牝馬Sでハナ差の2着)と併せ馬を行い、1週前には64秒3-10秒9で先着した。小倉に移ってからも順調で、負荷がかかって万全の仕上がりと感じる。
ヤネは前2走に続いて丹内祐次。パワフルに追ってくるので、ロングランには合っている。
初の小倉参戦、前から離され、追走するのに脚を使わされるとどうかという心配はある。ただ、道悪への適性が高く、外の14番枠を引いてグチャグチャした内を走らないで済むのもいい。
ハンデは55キロと手ごろ。前が苦しくなり、自身も末を伸ばすことができると上位争いに加わってくる。配当面で妙味あり。
池上昌和厩舎(美浦)の6歳牝馬ホウオウエミーズも道悪巧者である。
これまでに5勝を挙げていて、重で2勝、稍重で3勝と、すべて馬場は渋っていた。昨秋のエリザベス女王杯は7着だったが、スタートしてから1コーナーまでずっとゴチャついていて下がってしまうロス。直線は外から脚を使っていて、前半がスムーズなら上位があったかもしれない。
同馬とのコンビで2勝している丸田恭介は「水かきがついている」と。小倉の1800mは忙しいが、ハンデは最軽量の54キロだし、道悪巧者ぶりを発揮しての好走があって不思議はない。ロングランと同様に配当面で妙味がある。
▲はフォワードアゲン。体を増やせない中でもしっかりした走りを見せ、新潟記念の4着など重賞でも脚を使っている。未勝利戦でのものといえ、不良馬場で5馬身差のV。2勝クラスを勝った時が稍重で2馬身差だった。ハンデ54キロ、外の15番枠で激走シーンも。
△は本格化ムードがただようウイングレイテスト(57キロ)で、以下、フォルコメン、ダンディズム、サトノエルドール、インテンスライトなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前10時02分の段階で、◎ロングランは単勝680円の3番人気、○ホウオウエミーズは同950円の5番人気、▲フォワードアゲンは2,430円の11番人気、△ウイングレイテストは710円の4番人気。
ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎14番ロングラン
○13番ホウオウエミーズ
▲15番フォワードアゲン
△12番ウイングレイテスト
※10番フォルコメン
×11番ダンディズム
×9番サトノエルドール
×8番インテンスライト
×2番レッドランメルト
×6番ヒンドゥタイムズ
【単勝】14番(10%)・13番(10%)
【複勝】14番(40%)・13番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
13→全通り
15→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
13.14→全通り(14点)
14.15→全通り(14点)
13.15→全通り(14点)
12.14→全通り(14点)
12.13→全通り(14点)
12.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
14.13→全通り(84点)
14.13→2(6点)
14.15→全通り(84点)
14.12→全通り(84点)
14.12→2(×2)(12点)
14.12→6(6点)
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【日曜後半レース】
東京12R
3連単 3,480円(×3)
3連複 580円(×2)
馬 連 700円(×5)
ワイド 240円(×5)
ワイド 200円(×9)
単 勝 330円(10%)
複 勝 130円(70%)
◎テイエムアトム1着(3人気)
◎○▲で本線ヒット
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東京12R
大島特別
ゲンパチプライドの福永祐一は、このレースが日本での最後の騎乗。来週はサウジアラビアの国際競走で手綱を取る。
◎テイエムアトムは府中のダ1400mで(1.2.3.2)という戦績。立て直して得意の舞台を目標に仕上げてきた。ヤネにバシュロを起用して勝負態勢。外の15番枠を引いていて、早めに内に寄せてもらいたいところ。
○バルミュゼットも当舞台で(2.2.3.2)と好成績。5キロも斤量が軽かったが、1勝クラスを勝った時に◎を負かしている。こちらはヤネが横山武史。
▲は復帰戦でクビ差の2着に駆けたローヴェロで、以下、ゲンパチプライド、ジュールサイクル、コングールテソーロなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
連勝式は崩れて大きめの配当になってくれると理想的。
◎15番テイエムアトム
○13番バルミュゼット
▲8番ローヴェロ
△4番ゲンパチプライド
※9番ジュールサイクル
×7番コングールテソーロ
×2番ウーゴ
×16番サンデーミラージュ
×12番プロバーティオ
×1番スウィートプロミス
【単勝】15番(10%)・13番(20%)
【複勝】15番(70%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
【馬連&ワイド】
13-15(×4)・8-15(×8)・4-15(×2)
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【3連複】(軸2頭ながし)
13.15→全通り(14点)
8.15→全通り(14点)
4.15→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
15.13→全通り(84点)
15.13→8(×2)(12点)
【3連単】
8-15-13(×4)・8-13-15(×3)
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阪神11R
大和ステークス
昼の段階で小雨が降って稍重。重か不良になると想定していたが、そこまで脚抜きの良い馬場にはなっていないかもしれない。
◎チェイスザドリームは外枠発走になった2走前を参考外とすれば、戦績が(4.1.0.0)。スピード豊富な4歳の牝馬で、まだ底が割れていない。栗東の坂路で48秒7、49秒7を出して仕上がりは良好。オープンで相手は強力だが、流れに乗って息が入れば互角にやれる。ヤネはテン乗りで松山弘平。
相手を考えた時、実力的に上位なのは△ケイアイドリー。59キロは克服済みで、内で閉じ込められたりしなければ頭まである。
○スナークダヴィンチはブリンカーを着けてモタれる面を出さないといい。ヤネが小崎綾也というのは少し心配。
▲リアンクールは末一手でも勢いがつくとスゴイ脚を使ってくる。
連勝式は◎を中心に手広く。△の地力を重視すべきではあるのだが、○と▲の台頭に期待する攻め方にした。
◎13番チェイスザドリーム
○14番スナークダヴィンチ
▲12番リアンクール
△2番ケイアイドリー
※8番クリノフラッシュ
×6番ファイアランス
×15番イモータルスモーク
×16番ジェネティクス
×5番イバル
×11番ディサーニング
【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
【馬連&ワイド】
13-14(×3)・12-13(×4)・2-13(×6)・13-16
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【3連複】(軸2頭ながし)
13.14→全通り(14点)
12.13→全通り(14点)
2.13→全通り(14点)
8.13→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.14→全通り(84点)
13.14→2(×3)(18点)
13.14→12(×2)(12点)
13.12→全通り(84点)
13.12→2(×3)(18点)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス
雨に降られているが、芝のコンディションは上々で、特別にヒドイ馬場にはならないか。
◎サトノルフィアンはダートで1勝クラスを勝ち上がったが、初勝利が芝だった。栗東の坂路で51秒9-12秒5をマークしていて、仕上がりは良好。2勝クラスでいきなりは厳しい気がするが、4キロ減騎手(永島まなみ)を起用して54キロで走れる点は見逃せない。流れに乗って折り合いがつくようだと一発も。穴としての狙い。
○スーサンアッシャーは得意の阪神に照準を合わせての仕上げで、▲のトゥードジボンは気性が若いが能力は高い。人気通りで、実力はこの2頭が上である。
連勝式は人気がない分で◎から手広く買っていきたい。
◎6番サトノルフィアン
○10番スーサンアッシャー
▲11番トゥードジボン
△8番ショウナンアデイブ
※3番タイゲン
×7番ヒルノショパン
×1番ワンダーキサラ
×5番ヤマニンルリュール
×4番シゲルローズマリー
×2番スターズプレミア
【単勝】6番(10%)・10番(40%)
【複勝】6番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→10.11
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【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(45点)
6→3.8.10.11(6点)
【3連複】
6-10-11(×3)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(54点)
6.10→11(6点)
6.11→全通り(54点)
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小倉12R
4歳以上1勝クラス
最下級条件、芝の道悪…。どう予想しようにも、どの馬も凡走しそうで、どの馬にも◎を打ちたくない。馬場的には8枠と7枠を買っておけばいいというような状況だが、4枠に入った伏兵馬2騎を狙うことにした。
◎センドハーマイラブは中央に戻って2戦目となった前走で、最後方追走から0秒5差の7着まで詰めてきた。小倉に滞在して体調は維持している模様。4枠8番から藤田奈七子がどう乗ってくるかだが、うまく立ち回れると浮上するシーンがある。
○メイショウヒゾッコは小倉の2戦で着順ほどは負けていない。鷲頭虎太は乗れるジョッキーではないが、3キロ減が利いて53キロで走れる点は有利。渋った馬場でそこそこは走れているし、乱戦になるとあるいは。
◎は単勝1,600円台の8番人気、○は同4,500円台の15番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
◎8番センドハーマイラブ
○7番メイショウヒゾッコ
▲18番オラヴェリタス
△14番ハピネスアゲン
※15番タイキバンディエラ
×13番フローレンスハニー
×16番テセウス
×9番グッドグロウス
×10番デイトンウェイ
×4番グレイトミッション
×17番フォレクラフト
【単勝】8番(10%)・7番(10%)
【複勝】8番(60%)・7番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】
8-18(×2)・8-14
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.8→全通り(16点)
8.18→全通り(16点)
7.18→全通り(16点)
8.14→全通り(16点)
7.14→全通り(16点)
14.18→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.7→全通り(96点)
8.18→全通り(96点)
8.14→全通り(96点)
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【土曜メインレース】
ダイヤモンドS
3連単 12万1,000円
3連複 1万7,300円
馬 連 1万8,950円
ワイド 4,700円
ワイド 290円
単 勝 370円(10%)
複 勝 160円(70%)
◎ミクソロジー1着(2人気)
◎×▲でヒット
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東京11R
ダイヤモンドステークス(GIII) 長丁場のハンデ戦、連勝式は手広く買って高配当待ち
東京の芝3400mで争われるGIII競走。
左回り。向正面の中間地点からの発走。大きなコースを1周半することになり、コーナーを回るのは6回になる。スタートしてすぐに高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦で、300m走ってゴール版を過ぎ、1コーナーに入ると下り勾配になる。この下り坂は最初のスタート地点付近まで600mほど続き、高低差は1.9mとなっている。
そこからは1周目の繰り返し。直線に向いてふたたび約160mある急めの坂を上り、平坦を300m走ってゴールに到達する。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。
芝は開催4週目で、Dコース使用4週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内柵沿いに傷みがあります」と発表があった。
先週は金曜に降った雪の影響があり、土曜が稍重、日曜は回復して良になった。
土曜のクイーンカップ(芝1600m)は、ハーパーが勝って時計が1分33秒1(稍)。馬群を割って伸び、抜けて渋太く押し切った。2着は好位のインから食い下がったドゥアイズで、3着は外から差したモリアーナだった。レースの1000m通過は58秒0で、上がりは11秒3-11秒6-12秒2の35秒1。
日曜の共同通信杯(芝1800m)は、ファントムシーフが勝って時計が1分47秒0(良)。2番手につけ、直線でしっかりと脚を使って抜け出した。2着は途中からハナに立つ形になったタッチウッドで、3着は馬群を縫いつつ伸びたダノンザタイガーだった。レースの1000m通過は60秒5で、上がりは11秒3-11秒3-11秒5の34秒1。
雪の影響があったといっても、全体に時計は速く、スピードが出る馬場だった。内は十分に走れる状態で、レース流れて外から差し込むケースも見られた。
今週の土曜は朝の時点で、芝が良、ダートが稍重。雨に降られることはなさそうで、芝は良馬場のまま進行することになる。内のボコボコした感じが少し進んでいる分、傾向が少し変わってくるかもしれない。
なお、クッション値は先週の日曜が「9.0」で、今週の土曜の朝は「9.1」となっている。
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3400mの距離を戦うハンデ戦。トップハンデは56キロと大きい数字ではなく、最軽量は53キロとなっている。
タイセイモナークがハナに行きたいが、引退を延ばして今回が本当に最後になりそうなウインキートスが積極的に乗られる可能性がある。距離を考えると競り合いにはならなそうだが、馬の方にスイッチが入ってしまうと、それもわからない。
辻野泰之厩舎(栗東)の4歳馬ミクソロジーに◎を打った。
昨秋に1勝クラスと2勝クラスを強い競馬で連勝。年が明けてオープン特別の万葉S(中京芝3000m)に挑み、落ち着いた立ち回りから直線でグッと抜け出して快勝した。ハンデは53キロと軽かったが、堂々たるレースぶりだった。3分03秒4はレコードタイム。さらに、ゴールした時に、まだ余力が残っていた。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは熱心な調整ぶり。1週前にCWコースでロータスランド(京都牝馬Sに出走)と併せて68秒4-11秒6で追われ、今週は力の要る坂路を55秒3-12秒8で楽に駆け上がった。見えない部分の疲れが心配ではあるが、攻めと陣営とコメントを見る限りでは、力を出せる状態にある。
ヤネは引き続き西村淳也。。若手ながら冷静に乗ってくるジョッキーで、ミクソロジーを完全につかんでいる点も心強い(同馬とのコンビで3勝)。
ハンデは前走より3キロも重くなって56キロ。関東圏への輸送は初めてで、府中の3400mという舞台も未知である。状況的には楽でなく、人気になっていることを考えると、軸は他にするという手もある。
しかし、潜在しているスタミナは相当なもの。オルフェーヴル産駒の4歳馬だから、成長する余地も存分に残っている。克服すべき点をクリアし、上位争いを演じることを期待したい。結果が出れば上のステージが見えてくる。
西村真幸厩舎(栗東)の7歳馬タイセイモナークは穴で気になる存在。
穴と言っても、万葉S(ハンデ53キロ)でミクソロジーの2着に好走している。ハナを切って突かれる展開になったが、直線で渋太さを発揮して連対を果たした。
今回は逃げ、もしくはウインキートスが行って2番手、途中からハナのいずれかの形になりそう。府中の重賞で踏ん張り切るのは簡単なことではないが、ハンデ据え置きで53キロで走れるのは大きく、スタミナを残しつつ先行することができると再度の好走がある。ヤネはテン乗りで三浦皇成。デキは良さそうだ。
▲はシルブロン(55キロ)。まだ自分から行くようなところはないが、豊富なスタミナを備えていて、距離が延びるのはプラスに働くだろう。ルメールが乗ってからは2戦2勝。
△は西のスタッドリー(56キロ)。2400m以上の距離が初めてになるのがどうかだが、GIIのアメリカジョッキークラブカップで0秒5差の6着と上々の走りを見せたし、モレイラ起用で侮れない。
※はレクセランス(56キロ)。モタれる点が問題になるが、万葉S(56キロ)で外から4着に差し込んでいて、実力差はない。昨年の当レースは1番人気で9着に敗れていて、雪辱を期す。ヤネにはバシュロを起用。
×の1番手はトラストケンシン。昨秋はジャパンカップに挑戦して13着だったが、ゴチャついて厳しい競馬になりながら、直線は狭いところを伸びようとしていた。54キロのハンデで激走シーンも。
以下、マリノアズラ、ヒュミドール、キスラーなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前10時20分の段階で、1番人気は▲シルブロンで単勝270円。◎ミクソロジーは390円の2番人気になっている。○タイセイモナークは2,540円の人気薄。
人気の各馬にも不安な点はあり、伏兵馬が台頭しておかしくない一戦。連勝式は崩れて高配当になるのを期待して手広く買っていきたい。
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◎4番ミクソロジー
○13番タイセイモナーク
▲2番シルブロン
△11番スタッドリー
※8番レクセランス
×3番トラストケンシン
×12番マリノアズラ
×5番ヒュミドール
×1番キスラー
×6番アスクワイルドモア
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(70%)・13番(20%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
13→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.13→全通り(14点)
2.4→全通り(14点)
4.11→全通り(14点)
4.8→全通り(14点)
3.4→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.13→全通り(84点)
4.2→全通り(84点)
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阪神11R
京都牝馬ステークス(GIII) 1400m得意の牝馬がズラリ、伏兵馬をごそっと狙ってみる
牝馬が争うGIII競走で、舞台は阪神の芝1400m(内)。
右回り。向正面の2コーナー出口の奥、引き込み線からのスタート。内回りコースを使用。3コーナーまでの距離は443mとなっている。向正面の中ほどから緩い下り勾配になっていて、3コーナー途中の残り約800mの地点から下りの傾斜が少しきつくなる。下りは4コーナーを回って直線半ばまで600m以上も続くことになる。
直線残り約200mからは一転して上り坂に。約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上る。上り切ってからの100m弱は平坦。直線距離は356.5m(Aコース使用時)。全体の高低差は1.9m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「向正面および外回り3コーナーから4コーナーの内側に軽微な傷みが見られますが、全体的には良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は土曜も日曜も良馬場だった。
土曜の洛陽S(芝1600m(外))は、ジャスティンスカイが勝って時計が1分33秒1(良)。馬群の中で脚をタメ、直線で鋭く抜けて快勝した。2着は直線で外に出して伸びたココロノトウダイで、3着は逃げて粘ったシャイニーロックだった。レースの1000m通過は58秒8で、上がりは11秒0-11秒4-11秒9の34秒3。
日曜の京都記念(芝2200m(内))は、ドウデュースが勝って時計が2分10秒9(良)。後方に待機し、3コーナーを過ぎて外を上がっていくと、直線で一気に抜けて圧勝した。2着は内から伸びたマテンロウレオで、3着は速めの競馬で踏ん張りを見せたプラダリアだった。レースの1000m通過は59秒5で、上がりは11秒6-11秒3-11秒6の34秒5。
芝はキレイでスピードが出る馬場。内は走れる状態で、展開が向いたり、瞬発力に秀でていれば外から伸びて台頭することが可能だった。
今週の土曜は、朝の時点で良馬場。空模様は怪しく、夕方から雨が落ちるという予報になっている。メインの頃に降り出しているかはわからないが、ヒドく馬場が悪化することはないか。
なお、クッション値は先週の土曜が「9.5」で、今週の土曜の朝は「9.5」となっている。
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フルゲートの18頭立て。1400mに高い適性がある牝馬がそろっていて、ハイレベルの戦いになりそうだ。
13番枠のウインシャーロットが主張すればハナに行けそう。他がハナを奪う可能性もある。前めで運ぶのはルピナスリード、ウォーターナビレラ、ロータスランド、シゲルピンクルビー、コムストックロードあたり。
ペースは流動的な部分がある。ただ、スピードの絶対値が高い牝馬が複数頭いるし、内回りの1400mの戦いだから緩むことはないかもしれない。
伏兵馬狙いのアプローチで、池江泰寿厩舎(栗東)の6歳馬ヒメノカリスに◎を打った。
ディープインパクト産駒で、全兄にアルライン(皐月賞、大阪杯)、全弟にシャフリヤール(ダービー、ドバイシーマクラシック)がいるという極上の良血馬。気性に問題があり、出世するのが遅れていた。
昨秋からタメる競馬を教えさせ、年明けの中京芝1400m戦でかなり外からグイグイ伸びて差し切ってみせた。ブリンカーを着用しての1400mの差しに活躍の場を見つけ、オープン入りを果たした。
中間は放牧に出され、栗東に戻ってからは坂路で熱心な調整ぶり。1週前にジョッキー騎乗で51秒4-12秒2を楽にマークし、今週は松山弘平が跨って53秒3-12秒4を乗られた。馬体にボリューム感が出ていて、走りには推進力がある。いいデキにあるのは間違いない。
松山はテン乗り。攻めはつけたが、難しい牝馬だけにコンタクト重視で力を引き出してもらいたいところだ。6歳にして初の重賞挑戦。前の組は強く、18頭立てで捌けるかどうかは運も味方につけないといけない。楽でないのは確かだが、本格化ぶりには注目すべきで、人気もないので狙ってみる。
須貝尚介厩舎(栗東)の5歳馬サトノアイも気になる一頭。
ヒメノカリスと同様に中京の芝1400mで3勝クラスを勝ち上がった。インで脚をタメ、直線で抜けて押し切るという内容。時期は違うが、時計はヒメノカリスと同じで1分20秒1(良)だった。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってから意欲的に乗られてきた。2週前にCWコースで長めから追われてリレーションシップ(オープン)と同入。1週前には坂路で51秒6を楽にマークし、今週も坂路に入れてラスト1ハロンを11秒9で上がってきた。前走時はコースで時計を出しておらず、攻めの密度は今回の方が濃い。
ヤネは2度目の騎乗となる吉田隼人。捌きに甘さがあるので心配はあるが、折り合いに気をつけて直線で伸びる余力を残してもらいたい。メンバーが強くなっても、上昇度と攻め強化で対抗できないか。まったくの人気薄である。
吉岡辰弥厩舎(栗東)の4歳馬ルピナスリードは3頭目の穴馬。
中京芝1200mの淀短距離S(L)は1番人気で4着に敗れたが、騎乗した川田将雅はレース後に「3コーナーから内への倒れ方がきつくなった」と話している。それで0秒3差だから、悪い走りではなかった。
中間は短期放牧に出してリフレッシュさせ、CWコースと坂路でじっくりと乗られて気配は良好。中京の芝1400mを1分19秒7で走ったことが2度あって、阪神も問題なし。6番枠から流れに乗れそうだし、川田も2度目の騎乗になるので怖さがある。
△はルチェカリーナ。前走のスワンSでは、牡馬を相手に外を回りながら0秒2差の6着に差し込んだ。不器用な点がどうかだが、能力自体は相当に高く、噛み合うと一発がある。
※はロータスランド。昨年に当レースを制しているが、56キロを背負い、速めのラップの中で2番手から抜けて押し切る強い競馬だった。次走で高松宮記念をクビ差の2着に駆けている。
今年も斤量は56キロで、乗り込んで仕上がりは悪くなさそう。大外の18番枠を引いたが、力でねじ伏せるシーンがあっていい。
以下はウインシャーロット、ララクリスティーヌ、ミスニューヨーク、ディヴィーナなどで、とても印が回り切らない。
午前10時37分の段階で、◎ヒメノカリスは単勝2,640円の11番人気、○サトノアイは8,720円の16番人気、▲ルピナスリードは1,210円の6番人気、△ルチェカリーナは2,250円の10番人気となっている。
重い印を打ったのは人気薄の勢力ばかり。ハマるとビッグな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎8番ヒメノカリス
○12番サトノアイ
▲6番ルピナスリード
△15番ルチェカリーナ
※18番ロータスランド
×13番ウインシャーロット
×5番ララクリスティーヌ
×14番ミスニューヨーク
×2番ディヴィーナ
×16番ウォーターナビレラ
×11番コムストックロード
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(30%)・12番(10%)・6番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
12→全通り
6→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.12→全通り(16点)
6.8→全通り(16点)
6.12→全通り(16点)
8.15→全通り(16点)
12.15→全通り(16点)
6.15→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.12→全通り(96点)
8.6→全通り(96点)
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【土曜後半レース】
小倉12R
3連単 48万1,100円
3連複 9万6,980円
馬 連 9,340円(×2)
ワイド 3,450円(×2)
ワイド 8,070円
ワイド 6,070円
単 勝 1,470円(10%)
複 勝 510円(30%)
複 勝 300円(50%)
○ヒルノエドワード1着(7人気)
◎タケトンボ2着(4人気)
○◎でヒット
紫川特別
3連単 28万7,170円
3連複 3万6,430円
馬 連 1万6,210円
ワイド 4,470円
ワイド 2,040円
ワイド 1,450円(×2)
複 勝 380円(30%)
複 勝 320円(40%)
◎ショウナンアメリア2着(8人気)
▲メイショウグラニー3着(2人気)
阪神12R
3連単 1万4,360円(×2)
3連複 1,790円(×4)
馬 連 1,960円(×4)
ワイド 690円(×4)
ワイド 410円(×4)
複 勝 190円(90%)
◎ウラヤ2着(3人気)
○◎▲でヒット
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東京12R
4歳以上2勝クラス
ミズリーナがハナに行きそう。前半、中盤とゆったりと流れ、直線は決め手比べの戦いになりそうだ。
◎マイネルクリソーラは3歳時にプリンシパルS(L)で0秒1差の3着に駆けた素質馬。不器用でジリッぽい印象があったが、前走ではうまく好位につけ、後半が11秒2-11秒1-11秒3(33秒6)という速いラップの中をハナ差の2着に応戦した。自身の上がりは33秒0だった。
中間の調整は大きめだが、これはいつものことで、デキはキープしているようだ。前走の感じなら1800mにも対応できるだろう。戸崎圭太はテン乗り。捌きの甘いジョッキーではあるが、うまく立ち回って好勝負を演じてもらいたい。
相手の筆頭には、少しひねって人気薄のミズリーナを置いてみた。2000mで2番手から運んだ前走で4着に踏ん張り、今回は1800mで単騎で行けそうだ。使い込んでいても疲れはなく、展開利があるとあるいは。
以下、ジュンブルースカイ、ロードカテドラル、ロールアップ、カナテープなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、3連単の1番人気が6,000円台。人気は割れていて、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎3番マイネルクリソーラ
○4番ミズリーナ
▲10番ジュンブルースカイ
△11番ロードカテドラル
※7番ロールアップ
×6番カナテープ
×5番セラフィナイト
×12番ヴィクトゥーラ
×8番モーソンピーク
×1番トランキリテ
【単勝】3番(10%)
【複勝】3番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
3→6.8.11(×3)
3→10(×2)
3→5.7.12
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→1.4.5.6.7.8.10.11.12(36点)
3→6.8.10.11(6点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
3.4→全通り(60点)
3.10→全通り(60点)
3.10→11(6点)
3.12→全通り(60点)
3.12→11(6点)
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阪神12R
4歳以上2勝クラス
5枠の両頭がハナ候補。2頭は同系馬主で、無駄は競り合いは避けようとするだろう。ただ、他にも前で取りたいタイプがいて、タフな競馬になるかもしれない。
◎ウラヤは母がダ1200mでオープンを勝ったワディ。同馬はダ1400mで安定した走りを見せている。前走は調整が坂路で大きめ。今回はCWコースにも入れてしっかりと乗っていて、上積みは少なくないだろう。ペースが上がり、消耗戦になると直線で浮上する。配当面で妙味あり。
○ユイノチャッキーは阪神の前2走で3着、3着。2走前は内枠でスムーズ競馬ができなかったが、直線で気持ちを切らさずに伸びてきた。リズム重視の形で乗れば、今回も好位争いに食い込んでくる。
▲は立て直した4歳の素質馬サクセスローレルで、以下はウインアウォード、フェアレストアイル、ミッキークイック、ケルンコンサートなど。
雨が降り出すと違ってくるが、良ならパワーとスタミナが必要になる。凌ぎ合いの混戦になる可能性があり、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎6番ウラヤ
○10番ユイノチャッキー
▲12番サクセスローレル
△7番ウインアウォード
※13番フェアレストアイル
×3番ミッキークイック
×9番ケルンコンサート
×2番バクシン
×8番プランセスカグヤ
×5番コモレビキライ
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→7.10.12(×3)
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.10→全通り(12点)
6.12→全通り(12点)
6.7→全通り(12点)
6.13→全通り(12点)
【3連複】
6-10-12(×2)・6-7-10(×3)・6-7-12(×3)(8点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(72点)
6.10→7(×2)(12点)
6.12→全通り(72点)
6.12→7(×2)(12点)
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小倉11R
紫川特別
小倉は連続開催の6週目。先週の芝のレースは、外差しが利くようになっていた。今週の土曜は午前に雨が降り出していて、湿った馬場の中での戦いになる。
◎ショウナンアメリアは小倉緒戦が進路を取れずに7着で、2戦目には好位からソツなく乗って勝利を手にした。小倉に滞在して気配は良好。昇級して相手は強くなるが、自身のパワーアップ分があるし、前走のように運べると穴を開けるシーンがある。13番枠は乗りやすいはず。
○アルムファーツリーは重馬場だった前走で、直線で大外から強烈に伸びてクビ差の2着に駆けた。18頭立てで簡単ではないだろうが、続けてハマる可能性はある。再遠征でも疲れはなさそうだ。
▲メイショウグラニーは今期の小倉で2着、1着。内をロスなく立ち回れたこともあったが、4歳の牝馬で力をつけているのは確かだ。栗東に戻っての中1週でも坂路でしっかりと時計を出している。昇級しても。
以下、シゲルファンノユメ、サトノルーチェ、タイセイブリリオ、メイショウハボタンなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前の段階で、3連単の1番人気が万馬券。道悪で何が起こっても驚けず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎13番ショウナンアメリア
○8番アルムファーツリー
▲11番メイショウグラニー
△14番シゲルファンノユメ
※5番サトノルーチェ
×18番タイセイブリリオ
×7番メイショウハボタン
×1番ダテボレアス
×2番ラキエータ
×9番ケリアテソーロ
×6番ベンガン
【複勝】13番(30%)・8番(30%)・11番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
8→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.13→全通り(16点)
11.13→全通り(16点)
8.11→全通り(16点)
13.14→全通り(16点)
8.14→全通り(16点)
11.14→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.8→全通り(96点)
13.11→全通り(96点)
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小倉12R
4歳以上1勝クラス
最下級条件の芝1800m戦。道悪が重なり、人気は割れている。信頼を置ける存在はいない。
◎タケトンボは昨年の9月に今回と同じ舞台で初勝利。久々の前走は末をなくして13着に敗れたが、14キロ増の440キロと馬体を増やしていたのは良かった。中間の乗り込みは熱心で、叩いた上積みはあるはず。3キロ減騎手の今村聖菜を起用し、粘り強化に期待したい。
○ヒルノエドワードは攻めで動くタイプで、久々の今回もしっかり乗られて時計が出ている。馬場が悪くなると嫌がる可能性があるが、前向きに走れば穴を開けるシーンも。
以下はショウナンランタン、バトルシャイニング、ピエドラアギーラ、パーサヴィアランスなど。
11Rと同様に道悪で何が起こっても驚けず、連勝式は高配当期待で手広く買っていきたい。
◎16番タケトンボ
○12番ヒルノエドワード
▲15番ショウナンラタン
△1番バトルシャイニング
※2番ピエドラアギーラ
×11番パーサヴィアランス
×14番メイショウイヌワシ
×5番ミッキーブンブン
×4番コスモアシュラ
×6番グルーヴビート
【単勝】16番(10%)・12番(10%)
【複勝】16番(50%)・12番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
12→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
12.16→全通り(14点)
15.16→全通り(14点)
12.15→全通り(14点)
1.16→全通り(14点)
1.12→全通り(14点)
1.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
16.12→全通り(84点)
16.15→全通り(84点)
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