7月1日・2日の予想コメントと的中結果
【7月1日・2日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
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【超万馬券予想の的中結果】
■7月2日(日)
CBC賞
3連単 49万9,640円
3連複 5万6,550円
馬 連 2万3,130円
複 勝 620円(50%)
◎サンキューユウガ2着(8人気)
中京12R
3連単 42万 910円
3連複 5万6,380円
馬 連 1万2,320円
複 勝 280円(90%)
◎ビーストアタック2着(4人気)
立待岬特別
単 勝 330円(10%)
複 勝 150円(90%)
◎スリーアイランド1着(2人気)
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■7月1日(土)
白川郷S
3連単 8万2,480円
3連複 2万2,300円
複 勝 650円(50%)
シュヴェルトライテ3着(11人気)
鶴ヶ城S
馬 連 4,700円
単 勝 800円(10%)
複 勝 250円(90%)
◎リリーミニスター1着(5人気)
函館12R
複 勝 150円(90%)
◎ウィンターダフネ3着(3人気)
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【日曜メインレース】
ラジオNIKKEI賞
3連単 5万 60円
3連複 4,690円(×3)
馬 連 6,460円(×2)
ワイド 1,780円(×2)
ワイド 450円(×6)
ワイド 660円(×4)
単 勝 830円(20%)
複 勝 330円(50%)
▲エルトンバローズ1着(3人気)
◎シルトホルン2着(4人気)
▲◎△でヒット
CBC賞
ワイド 3,010円
ワイド 2,510円
複 勝 330円(60%)
◎スマートクラージュ3着(4人気)
×※◎でヒット
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福島11R
ラジオNIKKEI賞(GIII) 3歳馬同士のハンデ戦、伏兵馬3騎を狙ってみる
3歳馬が争うGIII競走で、舞台は福島の芝1800m。
右回り。正面直線からの発走、コーナーは4つ。スタートして少し走って坂を上ることになる。ゴール板を過ぎ、2コーナー入り口にかけては緩めの下り坂(高低差1.7m)。そこからは緩い上り勾配で、向正面に入ってから100m強の間に高低差が1.3mある坂を上る。
向正面の半ばから4コーナーの途中までは平坦が続くことになる。残り400mから直線に入って残り約170mの地点までは緩めの下り坂。そこから残り約50mまでは高低差が1.2mある上り坂で、上り切ってからは平坦になっている。
直線距離は292.0m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は1.9m。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「第1回福島競馬終了後、競走により傷んだ3コーナーから4コーナーにかけての内柵沿いおよび発走地点等約2,500平方メートルの芝張替を実施しました。その後も施肥や散水等の管理作業を行なうことで芝の生育促進に努めました。芝の生育は順調で、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は稍重。芝1800mは2勝クラスの牝馬限定戦が組まれていて、ソレイユヴィータが2番手から抜け出して1分48秒3(稍)で快勝した。レースの1000m通過は60秒7で、上がりは12秒0-11秒5-12秒0の35秒5だった。
時計は少しかかっていて、内は十分に走れる状態で、早めにラップが上がって外からの差しが決まるケースも見られた。
日曜は朝から晴れていて、馬場は良。雨にたたられることはなく、土曜よりも速い馬場の中で競馬が行われることになる。なお、クッション値は、土曜の朝が「8.8」で、日曜の朝は「8.8」となっている。
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フルゲートの16頭立て、除外馬は3頭。ハンデ戦になり、トップハンデが57キロ、最軽量が53キロで、4キロの上下差がある。
2番枠のグラニット陣営が逃げ宣言を出している。セオも積極的に乗られそうで、シルトホルンも前で取ることになる。その後ろには、エルトンバローズ、アイスグリーン、エマヌエーレ、レーベンスティールあたりがつけることになるか。
競馬だから流動的な部分があって当然だが、先団が少しバラけ、レースが流れて締まった競馬になりそうだ。開幕週ということを考えて、後続のジョッキーも早めに動くことを意識するだろう。掛かるタイプが多いこともポイントで、難しいレースになるかもしれない。そこで、3騎の伏兵馬に期待することにした。
人気薄の薄い新開幸一厩舎(美浦)のシルトホルンに◎を打った。
スクリーンヒーロー×ラングフール(ダンチヒ直仔)という配合。「ダンチヒ(1977年生まれ)の4×3」、「ロベルト(1969年生まれ)の4×4」、「ノーザンダンサー(1961年生まれ)の(5×5)×4」、母系に「ダマスカス(1964年生まれ)の5×4」など、驚くような古い血のクロスが並ぶ。
前2走は3歳1勝クラスで、舞台が府中のマイル。2走前には早めに抜け出して1分32秒3(良)の2着に駆け、前走では一転してスローの逃げから1分33秒1(良)で押し切った。前走の上がりは11秒2-11秒0-11秒3の33秒5だった。気持ちが強くて噛むところがあるが、スピード、脚力は高いレベルにある。
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【超万馬券予想の的中結果】
■7月2日(日)
CBC賞
3連単 49万9,640円
3連複 5万6,550円
馬 連 2万3,130円
複 勝 620円(50%)
◎サンキューユウガ2着(8人気)
中京12R
3連単 42万 910円
3連複 5万6,380円
馬 連 1万2,320円
複 勝 280円(90%)
◎ビーストアタック2着(4人気)
立待岬特別
単 勝 330円(10%)
複 勝 150円(90%)
◎スリーアイランド1着(2人気)
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■7月1日(土)
白川郷S
3連単 8万2,480円
3連複 2万2,300円
複 勝 650円(50%)
シュヴェルトライテ3着(11人気)
鶴ヶ城S
馬 連 4,700円
単 勝 800円(10%)
複 勝 250円(90%)
◎リリーミニスター1着(5人気)
函館12R
複 勝 150円(90%)
◎ウィンターダフネ3着(3人気)
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【日曜メインレース】
ラジオNIKKEI賞
3連単 5万 60円
3連複 4,690円(×3)
馬 連 6,460円(×2)
ワイド 1,780円(×2)
ワイド 450円(×6)
ワイド 660円(×4)
単 勝 830円(20%)
複 勝 330円(50%)
▲エルトンバローズ1着(3人気)
◎シルトホルン2着(4人気)
▲◎△でヒット
CBC賞
ワイド 3,010円
ワイド 2,510円
複 勝 330円(60%)
◎スマートクラージュ3着(4人気)
×※◎でヒット
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福島11R
ラジオNIKKEI賞(GIII) 3歳馬同士のハンデ戦、伏兵馬3騎を狙ってみる
3歳馬が争うGIII競走で、舞台は福島の芝1800m。
右回り。正面直線からの発走、コーナーは4つ。スタートして少し走って坂を上ることになる。ゴール板を過ぎ、2コーナー入り口にかけては緩めの下り坂(高低差1.7m)。そこからは緩い上り勾配で、向正面に入ってから100m強の間に高低差が1.3mある坂を上る。
向正面の半ばから4コーナーの途中までは平坦が続くことになる。残り400mから直線に入って残り約170mの地点までは緩めの下り坂。そこから残り約50mまでは高低差が1.2mある上り坂で、上り切ってからは平坦になっている。
直線距離は292.0m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は1.9m。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「第1回福島競馬終了後、競走により傷んだ3コーナーから4コーナーにかけての内柵沿いおよび発走地点等約2,500平方メートルの芝張替を実施しました。その後も施肥や散水等の管理作業を行なうことで芝の生育促進に努めました。芝の生育は順調で、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は稍重。芝1800mは2勝クラスの牝馬限定戦が組まれていて、ソレイユヴィータが2番手から抜け出して1分48秒3(稍)で快勝した。レースの1000m通過は60秒7で、上がりは12秒0-11秒5-12秒0の35秒5だった。
時計は少しかかっていて、内は十分に走れる状態で、早めにラップが上がって外からの差しが決まるケースも見られた。
日曜は朝から晴れていて、馬場は良。雨にたたられることはなく、土曜よりも速い馬場の中で競馬が行われることになる。なお、クッション値は、土曜の朝が「8.8」で、日曜の朝は「8.8」となっている。
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フルゲートの16頭立て、除外馬は3頭。ハンデ戦になり、トップハンデが57キロ、最軽量が53キロで、4キロの上下差がある。
2番枠のグラニット陣営が逃げ宣言を出している。セオも積極的に乗られそうで、シルトホルンも前で取ることになる。その後ろには、エルトンバローズ、アイスグリーン、エマヌエーレ、レーベンスティールあたりがつけることになるか。
競馬だから流動的な部分があって当然だが、先団が少しバラけ、レースが流れて締まった競馬になりそうだ。開幕週ということを考えて、後続のジョッキーも早めに動くことを意識するだろう。掛かるタイプが多いこともポイントで、難しいレースになるかもしれない。そこで、3騎の伏兵馬に期待することにした。
人気薄の薄い新開幸一厩舎(美浦)のシルトホルンに◎を打った。
スクリーンヒーロー×ラングフール(ダンチヒ直仔)という配合。「ダンチヒ(1977年生まれ)の4×3」、「ロベルト(1969年生まれ)の4×4」、「ノーザンダンサー(1961年生まれ)の(5×5)×4」、母系に「ダマスカス(1964年生まれ)の5×4」など、驚くような古い血のクロスが並ぶ。
前2走は3歳1勝クラスで、舞台が府中のマイル。2走前には早めに抜け出して1分32秒3(良)の2着に駆け、前走では一転してスローの逃げから1分33秒1(良)で押し切った。前走の上がりは11秒2-11秒0-11秒3の33秒5だった。気持ちが強くて噛むところがあるが、スピード、脚力は高いレベルにある。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからは熱心な調整ぶり。今週はウッドコースでロジティナ(3勝クラス)と併せ馬を行い、67秒6-11秒3で同入した。ビシビシとは追われていないが、気性的にそれでいいだろう。馬体は充実しているし、いいデキにあるとみて間違いない。
騎乗するのは、同馬に乗って(2.2.0.2)の大野拓弥。1800mはスプリングSで9着に敗れているが、ヤネがテン乗りの菅原明良で、道悪の中で力んで走って末をなくしたものである。もともと初勝利が府中の1800mで、後続につけた着差が6馬身。乗り慣れている大野なら、折り合いをつけようと丁寧に乗ってくるはずである。
ハンデは54キロで、数字的には前走から2キロ減る。舞台は福島の1800m。2番手か3番手を進む可能性が高く、適度に息を入れつつスピードを活かす競馬ができれば渋太く食い下がりそうだ。穴として注目したい。
大和田成厩舎(美浦)のグラニットも侮れない存在。
2歳の秋にはサウジアラビアロイヤルカップ(東京芝1600m)で大逃げをかまして2着に粘るという競馬。3歳の春のスプリングSでは、道悪の中で後ろを少し離して逃げ、残り100mまで頑張って4着に残った。皐月賞の12着はマークされたし、致し方ない結果だろう。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからはウッドコースで意欲的に乗り込んできた。2週前の段階で66秒4-11秒7(回ったのは内め)を楽にマークしている。ミルファームの所有馬は早熟で線が細い馬が多いが、同馬は馬体重以上の迫力を感じさせる。
ヤネは主戦の嶋田純次で、2番枠を引いてやることは1つ。行きすぎるのも良くないが、後続を離して逃げるような作戦を取るだろう。馬場は乾いてきているし、55キロのハンデで踏ん張るシーンがあっていい。
杉山晴紀厩舎(栗東)のエルトンバローズにも魅力を感じる。
4月に阪神のマイルで稍重の中を苦しみながら渋太く抜けて初勝利、勝ち時計は1分33秒7(稍)。続く京都マイル3歳1勝クラスでは、直線で長く脚を使って1分33秒6(良)で快勝した。ラスト1ハロンのラップは11秒2だった。
中間は栗東で意欲的な調整ぶり。2週前にはCWコースで天皇賞馬ジャスティンパレスと併せて65秒4-11秒4をマークし、1週前にはCWコースで終いにしっかりと追われてラスト1ハロンが10秒9。長距離輸送があるので今週は坂路で無理はせず、それでも56秒6-12秒9でパワフルな動きを見せた。
ハンデは55キロ。これまでのレースぶりから1800mは微妙に長い印象があるが、攻めを強化した分の上乗せは大きいはずだし、非常に冷静に乗る西村淳也が的確な誘導をしてきそうだ。重賞でもやれて不思議はない。
△は抜けた1番人気に支持されているレーベンスティール。デビュー戦では皐月賞馬となるソールオリエンスとクビ差の2着に駆けていて、初勝利も3歳1勝クラス勝ちも圧巻の走りだった。特に前走はラスト2ハロンを10秒8-10秒9と、ちょっと見ないような瞬発力で駆け抜けている。
ただ、体質の弱さが残っていて、慎重に仕上げているところがある。それでもウッドコースでの調整で、日曜に終いに一杯に追われて66秒0-11秒3をマークすると、最終追いでは69秒4-11秒4で楽に同入した。推進力十分の動きだった。
ハンデは56キロ、ヤネは2走前(2着)に騎乗している戸崎圭太。レースが流れた場合は待機策でいいし、素質の高さで重賞獲りを決めるかもしれない。
以下はアグラシアド、アイスグリーン、オメガリッチマン、マイネルモーント、バルサムノートなど。気性が若くても高い潜在能力を秘めている若駒が多く、とても印が回り切らず、全16頭が馬券に絡む可能性を持っている。
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◎7番シルトホルン
○2番グラニット
▲6番エルトンバローズ
△14番レーベンスティール
※11番アグラシアド
×13番アイスグリーン
×4番オメガリッチマン
×16番マイネルモーント
×10番バルサムノート
×9番ウヴァロヴァイト
×1番コレペティトール
【単勝】7番(10%)・2番(20%)・6番(20%)
【複勝】7番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
2→全通り
6→全通り
【馬連&ワイド】
7-14(×3)・2-14(×5)・6-14(×5)
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【3連複】(軸2頭ながし)
2.7→全通り(14点)
6.7→全通り(14点)
2.6→全通り(14点)
7.14→全通り(14点)
2.14→全通り(14点)
6.14→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
7.2→全通り(84点)
7.6→全通り(84点)
2.6→全通り(84点)
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中京11R
CBC賞(GIII) 上昇馬そろって注目の鞍、◎は配当妙味あり、○は56キロ有利で
中京の芝1200mで争われるGIII競走。
左回り。向正面からのスタート、ワンターンのコース。最初の100mほどは緩い上り勾配で、残り約1100mがコースの最高地点になる。ここから下りに転じ、下り坂は直線に入るまで700m以上も続く。坂の終わりが最も低い地点で、高低差3.5mを駆け下りることになる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
直線の残り340m~240mは急な上り坂で、高低差は約2m、勾配は約2.0%。これは中山競馬場の直線の坂に次いで傾斜のきつい坂である。急坂が終わると緩い上り勾配になり、ゴール直前は平坦になっている。直線距離は412.5m。全体の高低差は3.5m。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「第2回中京競馬終了後、2コーナーの傷みが生じた箇所を中心に約800平方メートルの芝張替作業を実施しました。その他の箇所も蹄跡補修、洋芝の追加播種を行い、芝の生育促進に努めました。芝の生育は順調で、全体的に良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は、不良→重と推移した。2勝クラスに芝1200m戦が組まれていて、タイセイブリリオが逃げ切ってV。勝ち時計は1分08秒7(重)で、前半3ハロンのラップは33秒8、上がりは11秒0-11秒7-12秒2の34秒9だった。
馬場の内外の傾向を見ると、内は十分に走れる状態で、外から差し込むケースも見られた。
日曜は晴れ予報で、朝の段階で稍重。早い段階で良に回復するかもしれない。クッション値は、土曜の朝が「6.3」で、日曜の朝は「8.7」となっている。
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フルゲートを割って12頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58.5キロ、最軽量が53キロで、5.5キロの上下差がある。
重賞ウイナーは、小倉で行われた昨年の当レースを48キロのハンデでレコード勝ちしたテイエムスパーダの1頭だけ。トゥラヴェスーラはGIの高松宮記念に3年連続で挑戦して、4着、4着、3着と駆けている。重賞好走馬は多くないが、上昇馬が複数頭いて、楽しみな一戦であるのは間違いない。
配当面で妙味がある、池江泰寿厩舎(栗東)の6歳馬スマートクラージュに◎を打った。
父はディープインパクト。3代母がマイルチャンピオンシップ3着のサマンサトウショウで、その孫に名牝スイープトウショウ(秋華賞、エリザベス女王杯)がいる。
重賞は昨秋の京阪杯で脚部不安で9ヵ月ぶりの実戦ながら3着に好走。次走のタンザナイトSは8着に敗れたが、反動があったような調整ぶりだった。立て直した前走の鞍馬Sでは、不良馬場の中で58キロを背負い、2番手で力んだ走りになりながら3着に粘っている。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは坂路で意欲的に乗り込んできた。1週前には岩田望来が跨って51秒0-37秒4-12秒1で力強く先着。今週は無理には追わず、それでも52秒6-12秒2でスピード感満点の動きを見せた。脚元に不安がある同馬だが、攻め込んで好状態にあるとみていい。
ハンデは57.5キロで、前走から数字的には0.5キロ減る。ヤネは2度の騎乗歴があって共に3着の岩田望来。中京は昨年の1月にリステッド競走の淀短距離Sを勝っている。
デキがいい分で掛かる危険性はあり、望来には慎重に乗ってもらいたいところ。センスがあるジョッキーとは言えず、ただ、腕っぷしが強くてしっかりと伸ばしてくる。
人気上位のマッドクール、エイシンスポッター、ヨシノイースターは強いが、うまく噛み合えば互角にやれていい。
中尾秀正厩舎(栗東)の5歳馬ヨシノイースターも注目される存在。
4月に中山で3勝クラスを快勝してオープン入りを果たした。前走の鞍馬Sでは、不良馬場の中でアオッて後方の追走になり、後半は大外を攻めて4着まで伸びている。オープンで通用する脚力があることを証明した。
中間は放牧に出され、スマートクラージュと同様に坂路で意欲的に乗られてきた。1週前に51秒1-37秒1-12秒3をマークし、今週は52秒2-37秒4-11秒9。走りやすい馬場の中で追われたわけではなく、時計も動きも評価できるものである。
56キロのハンデ走れるのは大きい。ヤネは富田暁。同馬とコンビ組んで(2.1.0.1)だが、安心して見ていられるジョッキーではなく、デビュー7年目で重賞勝ちはない。
最内の1番枠を引いてイヤな感じはあるが、ロスなく捌き、スムーズに末脚を伸ばす競馬ができれば上位争いが可能になる。中京コースは問題ない。
▲は西の4歳馬エイシンスポッター。2走前に中山のオーシャンSで3着に駆けていて、前走の鞍馬Sでは不良馬場の中を馬群を割ってグイグイと伸びて差し切った。
57.5キロを背負うのは初めてだが、中京への適性は高いし、勢いと瞬発力が脅威になる。主戦の角田大河(デビュー2年目)は同馬に乗って(5.1.2.1)で、ただ、乗れるジョッキーではない。
△は1番人気に支持されている西の4歳馬、マル外のマッドクール。全成績が(5.0.3.0)で底を見せておらず、中山の春雷S(L)ではハンデ57.5キロ、重馬場、さらに落鉄があったという状況で渋太く勝ち切ってみせた。
中京は得意で、ヤネは剛腕の坂井瑠星。58.5キロは楽でないが、克服して勝利をつかんでいいスピードとパワーがある。陣営はここで賞金を加算し、秋のスプリンターズSに備える算段だ。
以下は軽ハンデ馬を含めて、サンキューユウガ、ジャスパークローネ、アビエルト、トゥラヴェスーラなど。叶うかはわからないが、連勝式はうまく崩れて大きめの配当になってくれるといい。
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◎6番スマートクラージュ
○1番ヨシノイースター
▲3番エイシンスポッター
△8番マッドクール
※4番サンキューユウガ
×10番ジャスパークローネ
×7番アビエルト
×9番トゥラヴェスーラ
×12番サンライズオネスト
×11番ディヴィナシオン
【単勝】6番(10%)・1番(30%)
【複勝】6番(60%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
1→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
1.3.6.8
1.3.8
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.6→全通り(10点)
3.6→全通り(10点)
1.3→全通り(10点)
6.8→全通り(10点)
1.8→全通り(10点)
【3連複】(ボックス)
1.3.6.8(×2)(8点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.1→全通り(60点)
6.1→8(×3)(18点)
【3連単】(ボックス)
1.3.6.8(24点)
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【日曜後半レース】
函館12R
3連単 146万3,700円
3連複 18万8,220円
馬 連 5万6,390円
ワイド 1万3,980円
ワイド 2,650円(×2)
ワイド 1万3,240円
単 勝 1,730円(10%)
複 勝 460円(40%)
複 勝 370円(40%)
◎フェズカズマ1着(7人気)
○ビップアクア3着(5人気)
福島12R
3連複 4万1,880円
馬 連 2,430円
ワイド 940円
ワイド 6,580円
単 勝 640円(10%)
複 勝 250円(50%)
プレジャークルーズ1着(4人気)
巴賞
3連単 4,170円(×4)
3連複 1,120円
ワイド 510円(×6)
ワイド 470円(×4)
複 勝 210円(60%)
◎テーオースシリウス3着(3人気)
×▲◎でヒット
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福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1200m戦。フルゲートの16頭立てになるが、前走で馬券に絡んでいる馬がおらず、掲示板に載っているのが4着の1頭のみである。昼の段階で、3連単の1番人気は万馬券。
◎クリノゴッホは素質ある3歳馬。2歳の12月の2着、続く3歳緒戦の3着と強敵相手の結果だった。休養前はひと息だったが、中1週→中1週→連闘と詰めて使っていたので致し方ないところがある。
立て直して美浦のウッドコースで好調教を連発。馬体が増えていないようなのがどうかだが、今回の顔ぶれで力を出せれば勝ち負けになって当然である。ヤネは乗れる木幡巧也。競馬だから簡単に好走できるわけではないが、明らかに実力よりも人気が下である。
○プレジャークルーズは3歳の牝馬で、やはり素質あり。初めてブリンカーを着けた2走前では、チグハグな競馬になりながら0秒4差の5着に駆けている。
新潟の直線競馬では動けなかったが、1200mに戻して注目すべき。こちらも美浦のウッドコースで動いていて、ヤネの菅原明良は2度目の騎乗になる。
▲は馬体が絞れて良くなっている実力あるマル外馬コスモアディラートで、△は距離短縮がプラスに出そうなシウン。以下、セイウンスイート、スクリーンショット、トロピカルヒーロー、サトノブラーヴなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
◎6番クリノゴッホ
○10番プレジャークルーズ
▲16番コスモアディラート
△4番シウン
※9番セイウンスイート
×11番スクリーンショット
×7番トロピカルヒーロー
×2番サトノブラーヴ
×5番ゴルトリッチ
×12番シエラプリンセサ
【単勝】6番(10%)・10番(10%)
【複勝】6番(30%)・10番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
10→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
10.16→全通り(14点)
4.10→全通り(14点)
4.16→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(84点)
6.10→9(6点)
6.16→全通り(84点)
6.4→全通り(84点)
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中京12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1200m戦。馬場は渋った状態で、だんだんと乾いてきている。コース形態もあってハイペースになるのは確実で、荒れるケースがあるかもしれない。
◎スペシャルナンバーは休養前の2走が厳しい競馬の中での3着、2着。前走の勝ち馬クリーンジーニアスは、次走で2勝クラスを勝ち、続いて3勝クラスで4着に健闘している。
中間は放牧に出してリフレッシュさせ、栗東の坂路でしっかりと負荷をかけられて動ける仕上がり。藤岡康太はテン乗りになるが、慌てずに末を残しつつ誘導すれば上位争いに加わってくる。
○シャドウアイルは超人気薄。初勝利を挙げたのが新潟のダ1800mで、左回りの方が走りがいい。1400mの前2走の走りを見ると、初の1200mにも対応できそうだ。
攻めは栗東のポリトラックで62秒台の好時計をマークした。3キロ減騎手の田口貫太を起用して斤量は55キロ。混戦になり、かつ若い田口がスムーズに捌いてくると一発も。
▲は実績があって立て直して好ムードのビーストアタックで、以下、バトゥーキ、アルルカン、ダノンセシボンなど、軽視できない勢力は多い。
◎8番スペシャルナンバー
○2番シャドウアイル
▲15番ビーストアタック
△3番バトゥーキ
※5番アルルカン
×14番ダノンセシボン
×1番ザウリ
×12番タイセイランナー
×13番キージョーカー
×4番ゴッドセンド
×16番テイエムフェロー
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(70%)・2番(20%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
2→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
2.8→全通り(14点)
8.15→全通り(14点)
2.15→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
5.8→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.2→全通り(84点)
8.15→全通り(84点)
8.15→3.5(×2)(24点)
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函館11R
巴賞
芝1800mで争われるオープン特別。時に小雨が降るような天候で、芝は少し渋った状態である。人気はドーブネとアラタの2頭に集中。穴を開けておかしくない伏兵馬が複数頭いる。
◎テーオーシリウスは中山で3勝クラスを大逃げの形から5馬身差で圧勝。続く福島民報杯(L)は道悪に脚を取られている感じがあって4着に終わった。ただ、バテたわけではなく、ゴールしたあとでスーッと脚を見せている。
今回は函館の1800mで離して逃げる競馬をしそう。藤岡佑介の行かせ具合と折り合いがポイントになるが、うまくハマると馬券に残るシーンがある。雨はあまり降ってほしくない。
○プライドランドは福島民報杯でテーオーシリウスに先んじて3着。初めてブリンカーを着け、馬群を割る形で脚を使った。
2年前の話になるが、3勝クラスを勝った時にイズジョーノキセキ(のちに府中牝馬S1着、有馬記念4着)とアカイイト(のちにエリザベス女王杯を制覇)を負かしている。底力は相当で、北村友一が折り合いをつけて誘導できると激走シーンも。
▲は中山記念3着の実績があるドーブネで、△は型にハマると一発があるエンデュミオン。※シルトプレはホッカイドウ競馬からの挑戦で、初芝でも侮れない面がある。以下はアラタ、フォルコメン、ジェットモーション、サトノエルドールなど。
◎10番テーオーシリウス
○7番プライドランド
▲15番ドーブネ
△1番エンデュミオン
※9番シルトプレ
×2番アラタ
×4番フォルコメン
×16番ジェットモーション
×6番サトノエルドール
×13番ルビーカサブランカ
×8番ナイママ
【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(60%)・7番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】
10-15(×5)・2-10(×3)・7-15(×2)・2-7
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
7.15→全通り(14点)
1.7→全通り(14点)
1.15→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
10.7→全通り(84点)
10.15→全通り(84点)
10.15→2(×3)(18点)
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函館12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1000m戦。内からアイファーベア、カマラードマリー、ルイスがハナを切りに出て、ハイペースの激戦になる可能性がある。そこで、伏兵馬から入って高配当馬券を狙うことにした。
◎フェズカズマは2歳時に阪神のダ1200mで新馬勝ちしていて、その時の2着馬がメズメライザー(現3勝クラス)、3着がマルモリスペシャル(現オープン)だった。
立て直して気配は良好。初のダ1000mにも対応できるはずで、混戦になると浮上するシーンがある。人気薄。
○ビップアクアは2走前に0秒4差の5着に伸び、前走(9着)はスムーズさを欠いて競馬にならなかった。中1週のあとの連闘、今回もヤネが松本大輝で心配はあるが、うまく立ち回れるようだと一発も。
▲は現地のウッドコースで好時計をマークしたサザンレイクで、△は函館に来て2戦目で上積みが望めるカップッチョ。以下はカマラードマリー、ノースディーバ、アイファーベアなど。
◎9番フェズカズマ
○8番ビップアクア
▲2番サザンレイク
△1番カップッチョ
※7番カマラードマリー
×6番ノースディーバ
×3番アイファーベア
×11番ルイス
×10番ラージベル
【単勝】9番(10%)・8番(10%)
【複勝】9番(40%)・8番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→6(×3)
9→7
8→全通り
8→6(×4)
8→3(×2)
8→7.11
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→1.2.3.6.7.8.10.11(28点)
8→1.2.3.6.7.10.11(21点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.9→全通り(9点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.8→全通り(54点)
9.8→6(6点)
9.2→全通り(54点)
9.2→6(6点)
9.1→全通り(54点)
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【土曜メインレース】
鶴ヶ城S
3連単 3万7,490円
3連複 5,550円
馬 連 4,700円
ワイド 1,420円
ワイド 840円(×2)
複 勝 260円(50%)
◎カズプレスト2着(6人気)
▲◎※でヒット
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福島11R
鶴ヶ城ステークス 脚抜きの良い馬場、◎はスムーズなら一発あり、○は素質上位
3勝クラスの戦いで、舞台は福島のダ1700m。
右回り。正面直線の4コーナー寄りからの発走、コーナーは4つ。スタートしてゴール地点の少し前までは緩めの上り坂になっている。ゴール板を過ぎると下り勾配になり、1コーナーを回って2コーナーの途中から上りに転じる。
向正面を走り切り、3コーナー過ぎまでが上り勾配。そこからは平坦で、4コーナーの途中から下り坂になる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
直線に入ってすぐに上りになり、緩めの上り坂がゴール直前まで続く。直線距離は295.7m。コース全体の高低差は2.1m。
梅雨時で天候は怪しく、土曜の朝の時点で雨が降ってダートは重。土曜は「くもり時々雨」という予報で、メインの頃には不良になっている可能性がある。脚抜きが良く、走りやすい状態になっている可能性が高いだろう。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
──────────────
フルゲートを割って13頭立て。ダートはおそらくは水準以上に走りやすい状態になっている。確たる逃げ馬はおらず、3番枠のリリーミニスターがハナに立つことになるか。他で前で運ぶのは、カズプレスト、ロードインファイト、スノーグレース、レッドラパルマ、コンスタンティンあたり。ジョッキーたちが脚抜きの良い馬場を意識し、3コーナーあたりから一気にラップが上がるような競馬になるかもしれない。
穴を狙って、高柳大輔厩舎(栗東)の4歳馬カズプレストに◎を打った。
中央から地方に転出し、中央に戻って3戦目に1勝クラスをクリア。舞台は中京のダ1400mで、2番手追走から難なく抜け出す強さだった。当日はかなりタフな馬場で、1分24秒5(良)の時計は大きく評価できる。
昇級緒戦だった府中のダ1400m戦は14着。スタートで躓き、馬群の中で周りに気をつかった走りになって力を出せなかった。久々の分もあっただろうし、参考外の一戦である。
今回は中3週で福島への遠征競馬。6月18日にCWコースでラスト1ハロン11秒0が出ていて、25日の1週前追い切り(CWコース)ではGI馬テーオーケインズと併せて67秒6-11秒4でわずかに遅れた。今週は坂路で54秒1-12秒0でしっかりと追われていて、上積みを乗せていそうだ。
ヤネはテン乗りで津村明秀。1700mの距離なら、無理なく流れに乗る競馬ができるだろう。早めにマクられた時にどうかというところはあるが、スムーズに運べば互角にやれていい。人気も手頃なので、狙っていくことにした。なお、同馬の兄にはザダル(エプソムカップ、京都金杯)がいる。
加藤征弘厩舎(美浦)の4歳馬レッドラパルマも注目される存在。
3勝クラスに上がってからは2着、3着、5着で、前走の5着は15番枠から外を回り、さらに4コーナーで内と接触する不利があった。
放牧明けで2ヵ月半ぶりの実戦になるが、ウッドコースを中心に熱心に乗られて仕上がりは良さそう。福島のダ1700mでは1勝クラスを勝っているし、自在に動いていければ好勝負になる。ミルコ・デムーロは同馬に乗って(2.1.0.1)。
▲は先行してリズム良く走ると粘りを発揮するリリーミニスターで、△は昇級緒戦の前走で0秒4差の5着に駆けた牝馬のコンスタンティン、※は堅実に末脚を繰り出してくるオンザライン。以下はサトノスライヴ、スノーグレース、ロードインファイト、エアサージュなど。
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◎8番カズプレスト
○11番レッドラパルマ
▲3番リリーミニスター
△4番コンスタンティン
※5番オンザライン
×7番サトノスライヴ
×6番スノーグレース
×9番ロードインファイト
×13番エアサージュ
×1番ヴェイルネビュラ
【単勝】8番(10%)・11番(40%)
【複勝】8番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→11(×3)
8→4.5
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
8→1.3.4.5.6.7.9.11.13(36点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.11→3.4.5.13(4点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.11→4.5.13(×2)(36点)
8.11→1.3.6.7.9(30点)
8.3→1.4.5.6.7.9.13(42点)
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中京11R
白川郷ステークス 不良で波乱の可能性が…、複数の伏兵馬を狙ってみる
3勝クラスの戦いで、舞台は中京の芝1600m。
左回り。1~2コーナーの途中にある引き込み線からのスタート。200mほど走って本線の2コーナーのカーブに入る。向正面の半ばまでは緩やかな上り勾配で、残り約1100mがコースの最高地点になる。
そこから下りに転じ、下り坂は直線に入るまで700m以上も続く。坂の終わりが最も低い地点で、3.5mの高低差を駆け下りることになる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
直線の残り340m~残り240mは急な上り坂。高低差は約2m、勾配は約2.0%で、これは中山競馬場の直線の坂に次いで傾斜のきつい坂である。急坂が終わると緩い上り勾配になり、ゴール直前は平坦になっている。直線距離は412.5m。全体の高低差は3.5m。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「第2回中京競馬終了後、2コーナーの傷みが生じた箇所を中心に約800平方メートルの芝張替作業を実施しました。その他の箇所も蹄跡補修、洋芝の追加播種を行い、芝の生育促進に努めました。芝の生育は順調で、全体的に良好な状態です」と発表があった。
週中から雨が降りやすい天候になり、金曜の夕方で芝は重。土曜の朝には不良まで悪化した。夜まで雨は降り続く模様で、開幕初日といえ時計がかかることになるだろう。あまり参考にならないので、クッション値の数字は挙げないことにした。
──────────────
フルゲートを割って13頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58キロ、最軽量が54キロで、4キロの上下差がある。馬場は悪化、重以上で走った経験がある馬は少なめ。また、折り合いに課題のある馬が多い。正直、買えるようなレースではなく、複数の伏兵馬を狙うことにした。
木村哲也厩舎(美浦)の5歳馬ボーデンに◎を打った。
父は道悪巧者を多く出すハービンジャーで、母の父はキングカメハメハ。3代母がエアグルーヴという名牝系の血筋である。道悪は3歳時に重のスプリングSを走って3着に健闘した。
3勝クラスでは馬券に絡めていないが、昇級緒戦だった4走前で4着に伸びている。そして、7着だった2走前では、ゴールしたあとにスーッと脚を使って先頭に出ていた。噛んで走るところがあるのでなかなか難しいが、能力は通用するモノを持っている。
中間は美浦で調整したあと、同厩のイクイノックス、ジオグリフらと一緒に栗東に移動。1週前には皐月賞馬ジオグリフの調教パートナーをつとめ、内めを回って68秒3-11秒4で手応え劣勢ながらも食い下がった。今週は坂路で単走で54秒5-12秒5を楽にマークしていて、十分に乗られていてる。
ハンデは56キロで問題なし。ヤネは安心して見ていられない北村宏司だが、同馬には連続で3度目の騎乗になる。抑え込んで折り合いをつけ、直線の伸び脚を引き出してもらいたいところだ。道悪で走るのを嫌がる危険性などもあるが、噛み合うと一発がある。
松永幹夫厩舎(栗東)の4歳馬トランキリテが2頭目の穴馬。
ルーラーシップ×ゼンノロブロイの配合で、母は福島牝馬S2着とクイーンS2着があるシャルールである。阪神での2勝クラス勝ちは突き放して後続に3馬身半の差をつける強さで、府中の昇級戦は力んだ走りになって4着に終わった。
ボーデンと同様に一生懸命に走りすぎてしまう気性だが、4着だった前走でも0秒3しか負けていないし、56キロのハンデなら差はないはずである。乗り込んで仕上がりは良さそうだし、テン乗りの松山弘平がうまく御すことができれば。道悪は未経験、大外枠は悪くないか。
金成貴史厩舎(美浦)の4歳馬アサヒが3頭目の穴馬。
穴馬といっても、府中の前走で現級を2着に好走。さかのぼれば、デビュー時に東京スポーツ杯2歳Sでイクイノックスの2着に駆けている。
これもボーデン、トランキリテと同じく気性に問題あり。なかなか冷静に走れないが、素材としては上級で、息を入れることができればオープンや重賞でもやれる。
ハンデは57キロ、ヤネはテン乗りで幸英明。中間は美浦のウッドコースでハードに攻められていて、これがいい方に出ないか。なお、祖母はディープインパクトを産んだウインドインハーヘアになる。
△は人気になっているアスクコンナモンダ(57キロ)。4歳でしっかりしていないところが残るが、京都での2勝クラス勝ちが強く、道悪は中京で1勝クラスを圧勝している。中内田充正師&川田将雅騎手のゴールデンコンビ。仕上がりは良さそうだし、微妙な1番枠も川田がうまく対処するか。
以下はシュヴェルトライテ、ダンテスヴュー、ベルクレスタ、オールイズウェルなど。印は回り切らなくて、というより切り捨てていい勢力がいない。波乱が起きて驚けない一戦。
──────────────
◎10番ボーデン
○13番トランキリテ
▲4番アサヒ
△1番アスクコンナモンダ
※2番シュヴェルトライテ
×7番ダンテスヴュー
×3番ベルクレスタ
×12番オールイズウェル
×11番ペースセッティング
×5番クルゼイロドスル
【単勝】10番(10%)・13番(10%)
【複勝】10番(40%)・13番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
13→全通り
4→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(66点)
13→全通り(66点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.4→全通り(11点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
10.13→全通り(66点)
10.4→全通り(66点)
10.1→全通り(66点)
10.1→3.5(12点)
━━━━━━━━━━━━━━
【土曜後半レース】
TVh杯
3連複 4,910円
馬 連 1,510円(×3)
ワイド 590円(×3)
ワイド 640円(×3)
単 勝 190円(10%)
複 勝 120円(90%)
◎モリノドリーム1着(1人気)
◎△でヒット
福島12R
馬 連 3,070円
ワイド 1,200円
ワイド 810円(×3)
単 勝 230円(10%)
複 勝 140円(90%)
◎リラックス1着(1人気)
◎××でヒット
函館12R
3連複 1,230円(×4)
馬 連 790円(×4)
ワイド 290円(×4)
ワイド 300円(×4)
単 勝 260円(10%)
複 勝 120円(90%)
◎モンネトワ1着(1人気)
──────────────
福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1150m戦、スタートしてしばらく芝を走る特殊なコース。スピードある先行馬がズラリとそろっていて、相当なハイラップになり、また、展開次第で結果は変わることになる。
◎リラックスはイスラボニータ産駒の3歳馬。母が京都牝馬S2着のベストロケーション、祖母がオークス3着、ジャパンカップ3着、安田記念3着のダイナアクトレスで、兄に阪急杯勝ちのベストアクターがいる。
中山ダ1200mでの初勝利が強く、東京ダ1400mの前走は2着と0秒2差の3着だった。攻めで動いて叩いた上積みは大きそう。15番枠と外を引いたが、このコースは外枠の方が乗りやすい競馬になるケースが多い。田辺裕信がうまく誘導すれば好勝負に。
○トモジャミはリラックスと同じく中山ダ1200mで実績を残している3歳馬(牝)。久々でも仕上がりは悪くなさそう。福島のダ1150mに対応するスピードがあり、3番枠でゴチャつかずに回ってこられるかが鍵になる。
▲カリュウ、△シャドウダッチェスも通用するスピードがあり、以下はデュードメール、マジックタッチ、タイセイロージーなど。連勝式はうまく崩れて配当が上がってくれるといい。
◎15番リラックス
○3番トモジャミ
▲11番カリュウ
△12番シャドウダッチェス
※10番デュードメール
×4番マジックタッチ
×9番タイセイロージー
×1番セキテイオー
×2番イデアミラーグロ
×5番ソアラ
【単勝】15番(10%)
【複勝】15番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
15→3(×8)
15→12(×5)
15→4.9.10.11(×2)
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
3.15→全通り(14点)
11.15→全通り(14点)
12.15→全通り(14点)
10.15→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
15.3→全通り(84点)
15.3→12(×4)(24点)
15.3→11(×2)(12点)
15.3→2.4.9.10(24点)
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中京12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1900m戦。フルゲートの16頭立てになり、3歳馬が11頭もいる。「素質は高いが、気性面ではまだまだ…」といった若駒が多く、気になる穴馬を狙っていくことにした。
◎ヴァンドゥランはフリオーソ産駒、岡田一族のノルマンディーサラブレッドレーシングの所有馬。笠松で初勝利を挙げ、初めて古馬と手合わせした前走で離されたものといえ3着に応戦した。
中2週と間隔を詰めて上積みがありそう。中京のダ1900mにも対応できるはずだし、混戦になると穴を開けるシーンも。ヤネはテン乗りで北村宏司。
○シュプリンガーは祖母の仔にダービーと天皇賞(秋)を制したエイシンフラッシュがいる4歳馬。前走で◎と同じレースを走って4着だった。
道中で気を抜いて走っていて、初めて着けるブリンカーが効く可能性がある。初勝利が中京のダ1900mだったし、激走があっても。
▲は府中ダ2100mの前走が後続を4馬身離しての2着だった3歳のルクスフロンティアで、以下はバンドマスター、ロードトラスト、ベストポイント、フリーウィーリング、レッドダンルースなど。連勝式は超高配当期待で手広く買っていきたい。
◎8番ヴァンドゥラン
○14番シュプリンガー
▲9番ルクスフロンティア
△11番バンドマスター
※6番ロードトラスト
×15番ベストポイント
×5番フリーウィーリング
×16番レッドダンルース
×12番マンノライトニング
×2番ジョウショーパワー
×1番カズカポレイ
【単勝】8番(10%)・14番(10%)
【複勝】8番(50%)・14番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→6.9.11.16
14→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.14→全通り(14点)
11.14→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.14→全通り(84点)
8.9→全通り(84点)
9.14→全通り(84点)
━━━━━━━━━━━━━━
函館11R
TVh杯
3勝クラスの芝1200m戦。ハンデ戦で6キロという大きい上下差がある。Aコース使用4週目、雨が降って少し渋った馬場。前半が速くなりそうなメンバーだし、伏兵馬の台頭に注意したいところだ。
◎モリノドリームは3歳だった昨年に札幌の芝1200mで未勝利と1勝クラスを連勝。続いて中山で2勝クラスを2着した。
4歳になった今年は函館からの始動。緒戦は転厩して初の競馬だったが、外から鋭く伸びて抜け出して快勝している。ガッツリ追ってくる横山武史のあと押しもあった。
滞在しての中2週になり、ウッドコースで長めから2本乗られて反動もなく上向いている様子。トモのハマりが良くないところがあるから道悪がどうかだが、ハンデが54キロならこなせないか。9番枠なら乗りづらくはなさそうだし、今回も武史に上位に持ってきてもらいたい。
○エグレムニ(56キロ)は昨年の12月に中京で半馬身差の2着に好走。前走は骨折明けで6ヵ月半ぶりの実戦ながら、直線で脚を使って5着に上がった。中1週でもウッドコースでしっかり乗って反動はなさそう。道悪で勝ち鞍があり、人気もないので狙い目があるとみた。
▲は気性に課題があるものの、潜在能力は2勝クラスのものでない伏兵のドグマ(56キロ)。△ドロップオブライト、※フミロアも穴でおもしろく、他にも警戒が必要な勢力が多くいる。
◎9番モリノドリーム
○11番エグレムニ
▲15番ドグマ
△14番ドロップオブライト
※7番フミロア
×1番オードゥメール
×12番ブルースピリット
×13番インフィナイト
×10番フォイアーロート
×6番アップリバー
×16番イルクオーレ
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→2.6.12.13.14.16(×2)
9→1.11.15
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.11→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
7.9→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.11→全通り(84点)
9.11→12.16(12点)
9.15→全通り(84点)
9.15→12.16(12点)
━━━━━━━━━━━━━━
函館12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1700m戦、牝馬限定。11頭立てになり、滞在して中1週になる馬が8頭もいる。積極的に動いていく馬が多くなる可能性があり、混戦といった様相だ。
◎モンネトワはキズナ産駒の3歳牝馬。4月に阪神のダ1400mで初勝利を挙げたが、逃げて3馬身半差で圧倒する強さだった。
昇級緒戦、函館緒戦はクビ差の2着。スタート後に挟まれる形になって下がり、後半に早めに動かしてさらに外から被される形に。鮫島克駿らしいバタバタした騎乗だったが、馬は頑張って食い下がっていた。
前走が16キロ増の436キロで、滞在しての中1週でウッドコースでしっかりと乗られた。橋口慎介師のコメントから強引に勝ちにいく競馬をしそうで怖いところはあるが、スムーズに運べば勝ち負けになる。連勝式はうまく崩れて大きめの配当になってくれるといい。
◎6番モンネトワ
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→10(×6)
6→3.7.8(×3)
6→9
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(45点)
6→3.7.8.10(×3)(18点)
━━━━━━━━━━━━━━
騎乗するのは、同馬に乗って(2.2.0.2)の大野拓弥。1800mはスプリングSで9着に敗れているが、ヤネがテン乗りの菅原明良で、道悪の中で力んで走って末をなくしたものである。もともと初勝利が府中の1800mで、後続につけた着差が6馬身。乗り慣れている大野なら、折り合いをつけようと丁寧に乗ってくるはずである。
ハンデは54キロで、数字的には前走から2キロ減る。舞台は福島の1800m。2番手か3番手を進む可能性が高く、適度に息を入れつつスピードを活かす競馬ができれば渋太く食い下がりそうだ。穴として注目したい。
大和田成厩舎(美浦)のグラニットも侮れない存在。
2歳の秋にはサウジアラビアロイヤルカップ(東京芝1600m)で大逃げをかまして2着に粘るという競馬。3歳の春のスプリングSでは、道悪の中で後ろを少し離して逃げ、残り100mまで頑張って4着に残った。皐月賞の12着はマークされたし、致し方ない結果だろう。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからはウッドコースで意欲的に乗り込んできた。2週前の段階で66秒4-11秒7(回ったのは内め)を楽にマークしている。ミルファームの所有馬は早熟で線が細い馬が多いが、同馬は馬体重以上の迫力を感じさせる。
ヤネは主戦の嶋田純次で、2番枠を引いてやることは1つ。行きすぎるのも良くないが、後続を離して逃げるような作戦を取るだろう。馬場は乾いてきているし、55キロのハンデで踏ん張るシーンがあっていい。
杉山晴紀厩舎(栗東)のエルトンバローズにも魅力を感じる。
4月に阪神のマイルで稍重の中を苦しみながら渋太く抜けて初勝利、勝ち時計は1分33秒7(稍)。続く京都マイル3歳1勝クラスでは、直線で長く脚を使って1分33秒6(良)で快勝した。ラスト1ハロンのラップは11秒2だった。
中間は栗東で意欲的な調整ぶり。2週前にはCWコースで天皇賞馬ジャスティンパレスと併せて65秒4-11秒4をマークし、1週前にはCWコースで終いにしっかりと追われてラスト1ハロンが10秒9。長距離輸送があるので今週は坂路で無理はせず、それでも56秒6-12秒9でパワフルな動きを見せた。
ハンデは55キロ。これまでのレースぶりから1800mは微妙に長い印象があるが、攻めを強化した分の上乗せは大きいはずだし、非常に冷静に乗る西村淳也が的確な誘導をしてきそうだ。重賞でもやれて不思議はない。
△は抜けた1番人気に支持されているレーベンスティール。デビュー戦では皐月賞馬となるソールオリエンスとクビ差の2着に駆けていて、初勝利も3歳1勝クラス勝ちも圧巻の走りだった。特に前走はラスト2ハロンを10秒8-10秒9と、ちょっと見ないような瞬発力で駆け抜けている。
ただ、体質の弱さが残っていて、慎重に仕上げているところがある。それでもウッドコースでの調整で、日曜に終いに一杯に追われて66秒0-11秒3をマークすると、最終追いでは69秒4-11秒4で楽に同入した。推進力十分の動きだった。
ハンデは56キロ、ヤネは2走前(2着)に騎乗している戸崎圭太。レースが流れた場合は待機策でいいし、素質の高さで重賞獲りを決めるかもしれない。
以下はアグラシアド、アイスグリーン、オメガリッチマン、マイネルモーント、バルサムノートなど。気性が若くても高い潜在能力を秘めている若駒が多く、とても印が回り切らず、全16頭が馬券に絡む可能性を持っている。
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◎7番シルトホルン
○2番グラニット
▲6番エルトンバローズ
△14番レーベンスティール
※11番アグラシアド
×13番アイスグリーン
×4番オメガリッチマン
×16番マイネルモーント
×10番バルサムノート
×9番ウヴァロヴァイト
×1番コレペティトール
【単勝】7番(10%)・2番(20%)・6番(20%)
【複勝】7番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
2→全通り
6→全通り
【馬連&ワイド】
7-14(×3)・2-14(×5)・6-14(×5)
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
2.7→全通り(14点)
6.7→全通り(14点)
2.6→全通り(14点)
7.14→全通り(14点)
2.14→全通り(14点)
6.14→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
7.2→全通り(84点)
7.6→全通り(84点)
2.6→全通り(84点)
━━━━━━━━━━━━━━
中京11R
CBC賞(GIII) 上昇馬そろって注目の鞍、◎は配当妙味あり、○は56キロ有利で
中京の芝1200mで争われるGIII競走。
左回り。向正面からのスタート、ワンターンのコース。最初の100mほどは緩い上り勾配で、残り約1100mがコースの最高地点になる。ここから下りに転じ、下り坂は直線に入るまで700m以上も続く。坂の終わりが最も低い地点で、高低差3.5mを駆け下りることになる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
直線の残り340m~240mは急な上り坂で、高低差は約2m、勾配は約2.0%。これは中山競馬場の直線の坂に次いで傾斜のきつい坂である。急坂が終わると緩い上り勾配になり、ゴール直前は平坦になっている。直線距離は412.5m。全体の高低差は3.5m。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「第2回中京競馬終了後、2コーナーの傷みが生じた箇所を中心に約800平方メートルの芝張替作業を実施しました。その他の箇所も蹄跡補修、洋芝の追加播種を行い、芝の生育促進に努めました。芝の生育は順調で、全体的に良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は、不良→重と推移した。2勝クラスに芝1200m戦が組まれていて、タイセイブリリオが逃げ切ってV。勝ち時計は1分08秒7(重)で、前半3ハロンのラップは33秒8、上がりは11秒0-11秒7-12秒2の34秒9だった。
馬場の内外の傾向を見ると、内は十分に走れる状態で、外から差し込むケースも見られた。
日曜は晴れ予報で、朝の段階で稍重。早い段階で良に回復するかもしれない。クッション値は、土曜の朝が「6.3」で、日曜の朝は「8.7」となっている。
──────────────
フルゲートを割って12頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58.5キロ、最軽量が53キロで、5.5キロの上下差がある。
重賞ウイナーは、小倉で行われた昨年の当レースを48キロのハンデでレコード勝ちしたテイエムスパーダの1頭だけ。トゥラヴェスーラはGIの高松宮記念に3年連続で挑戦して、4着、4着、3着と駆けている。重賞好走馬は多くないが、上昇馬が複数頭いて、楽しみな一戦であるのは間違いない。
配当面で妙味がある、池江泰寿厩舎(栗東)の6歳馬スマートクラージュに◎を打った。
父はディープインパクト。3代母がマイルチャンピオンシップ3着のサマンサトウショウで、その孫に名牝スイープトウショウ(秋華賞、エリザベス女王杯)がいる。
重賞は昨秋の京阪杯で脚部不安で9ヵ月ぶりの実戦ながら3着に好走。次走のタンザナイトSは8着に敗れたが、反動があったような調整ぶりだった。立て直した前走の鞍馬Sでは、不良馬場の中で58キロを背負い、2番手で力んだ走りになりながら3着に粘っている。
その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは坂路で意欲的に乗り込んできた。1週前には岩田望来が跨って51秒0-37秒4-12秒1で力強く先着。今週は無理には追わず、それでも52秒6-12秒2でスピード感満点の動きを見せた。脚元に不安がある同馬だが、攻め込んで好状態にあるとみていい。
ハンデは57.5キロで、前走から数字的には0.5キロ減る。ヤネは2度の騎乗歴があって共に3着の岩田望来。中京は昨年の1月にリステッド競走の淀短距離Sを勝っている。
デキがいい分で掛かる危険性はあり、望来には慎重に乗ってもらいたいところ。センスがあるジョッキーとは言えず、ただ、腕っぷしが強くてしっかりと伸ばしてくる。
人気上位のマッドクール、エイシンスポッター、ヨシノイースターは強いが、うまく噛み合えば互角にやれていい。
中尾秀正厩舎(栗東)の5歳馬ヨシノイースターも注目される存在。
4月に中山で3勝クラスを快勝してオープン入りを果たした。前走の鞍馬Sでは、不良馬場の中でアオッて後方の追走になり、後半は大外を攻めて4着まで伸びている。オープンで通用する脚力があることを証明した。
中間は放牧に出され、スマートクラージュと同様に坂路で意欲的に乗られてきた。1週前に51秒1-37秒1-12秒3をマークし、今週は52秒2-37秒4-11秒9。走りやすい馬場の中で追われたわけではなく、時計も動きも評価できるものである。
56キロのハンデ走れるのは大きい。ヤネは富田暁。同馬とコンビ組んで(2.1.0.1)だが、安心して見ていられるジョッキーではなく、デビュー7年目で重賞勝ちはない。
最内の1番枠を引いてイヤな感じはあるが、ロスなく捌き、スムーズに末脚を伸ばす競馬ができれば上位争いが可能になる。中京コースは問題ない。
▲は西の4歳馬エイシンスポッター。2走前に中山のオーシャンSで3着に駆けていて、前走の鞍馬Sでは不良馬場の中を馬群を割ってグイグイと伸びて差し切った。
57.5キロを背負うのは初めてだが、中京への適性は高いし、勢いと瞬発力が脅威になる。主戦の角田大河(デビュー2年目)は同馬に乗って(5.1.2.1)で、ただ、乗れるジョッキーではない。
△は1番人気に支持されている西の4歳馬、マル外のマッドクール。全成績が(5.0.3.0)で底を見せておらず、中山の春雷S(L)ではハンデ57.5キロ、重馬場、さらに落鉄があったという状況で渋太く勝ち切ってみせた。
中京は得意で、ヤネは剛腕の坂井瑠星。58.5キロは楽でないが、克服して勝利をつかんでいいスピードとパワーがある。陣営はここで賞金を加算し、秋のスプリンターズSに備える算段だ。
以下は軽ハンデ馬を含めて、サンキューユウガ、ジャスパークローネ、アビエルト、トゥラヴェスーラなど。叶うかはわからないが、連勝式はうまく崩れて大きめの配当になってくれるといい。
──────────────
◎6番スマートクラージュ
○1番ヨシノイースター
▲3番エイシンスポッター
△8番マッドクール
※4番サンキューユウガ
×10番ジャスパークローネ
×7番アビエルト
×9番トゥラヴェスーラ
×12番サンライズオネスト
×11番ディヴィナシオン
【単勝】6番(10%)・1番(30%)
【複勝】6番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
1→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
1.3.6.8
1.3.8
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
1.6→全通り(10点)
3.6→全通り(10点)
1.3→全通り(10点)
6.8→全通り(10点)
1.8→全通り(10点)
【3連複】(ボックス)
1.3.6.8(×2)(8点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.1→全通り(60点)
6.1→8(×3)(18点)
【3連単】(ボックス)
1.3.6.8(24点)
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【日曜後半レース】
函館12R
3連単 146万3,700円
3連複 18万8,220円
馬 連 5万6,390円
ワイド 1万3,980円
ワイド 2,650円(×2)
ワイド 1万3,240円
単 勝 1,730円(10%)
複 勝 460円(40%)
複 勝 370円(40%)
◎フェズカズマ1着(7人気)
○ビップアクア3着(5人気)
福島12R
3連複 4万1,880円
馬 連 2,430円
ワイド 940円
ワイド 6,580円
単 勝 640円(10%)
複 勝 250円(50%)
プレジャークルーズ1着(4人気)
巴賞
3連単 4,170円(×4)
3連複 1,120円
ワイド 510円(×6)
ワイド 470円(×4)
複 勝 210円(60%)
◎テーオースシリウス3着(3人気)
×▲◎でヒット
──────────────
福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1200m戦。フルゲートの16頭立てになるが、前走で馬券に絡んでいる馬がおらず、掲示板に載っているのが4着の1頭のみである。昼の段階で、3連単の1番人気は万馬券。
◎クリノゴッホは素質ある3歳馬。2歳の12月の2着、続く3歳緒戦の3着と強敵相手の結果だった。休養前はひと息だったが、中1週→中1週→連闘と詰めて使っていたので致し方ないところがある。
立て直して美浦のウッドコースで好調教を連発。馬体が増えていないようなのがどうかだが、今回の顔ぶれで力を出せれば勝ち負けになって当然である。ヤネは乗れる木幡巧也。競馬だから簡単に好走できるわけではないが、明らかに実力よりも人気が下である。
○プレジャークルーズは3歳の牝馬で、やはり素質あり。初めてブリンカーを着けた2走前では、チグハグな競馬になりながら0秒4差の5着に駆けている。
新潟の直線競馬では動けなかったが、1200mに戻して注目すべき。こちらも美浦のウッドコースで動いていて、ヤネの菅原明良は2度目の騎乗になる。
▲は馬体が絞れて良くなっている実力あるマル外馬コスモアディラートで、△は距離短縮がプラスに出そうなシウン。以下、セイウンスイート、スクリーンショット、トロピカルヒーロー、サトノブラーヴなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
◎6番クリノゴッホ
○10番プレジャークルーズ
▲16番コスモアディラート
△4番シウン
※9番セイウンスイート
×11番スクリーンショット
×7番トロピカルヒーロー
×2番サトノブラーヴ
×5番ゴルトリッチ
×12番シエラプリンセサ
【単勝】6番(10%)・10番(10%)
【複勝】6番(30%)・10番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
10→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
10.16→全通り(14点)
4.10→全通り(14点)
4.16→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.10→全通り(84点)
6.10→9(6点)
6.16→全通り(84点)
6.4→全通り(84点)
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中京12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1200m戦。馬場は渋った状態で、だんだんと乾いてきている。コース形態もあってハイペースになるのは確実で、荒れるケースがあるかもしれない。
◎スペシャルナンバーは休養前の2走が厳しい競馬の中での3着、2着。前走の勝ち馬クリーンジーニアスは、次走で2勝クラスを勝ち、続いて3勝クラスで4着に健闘している。
中間は放牧に出してリフレッシュさせ、栗東の坂路でしっかりと負荷をかけられて動ける仕上がり。藤岡康太はテン乗りになるが、慌てずに末を残しつつ誘導すれば上位争いに加わってくる。
○シャドウアイルは超人気薄。初勝利を挙げたのが新潟のダ1800mで、左回りの方が走りがいい。1400mの前2走の走りを見ると、初の1200mにも対応できそうだ。
攻めは栗東のポリトラックで62秒台の好時計をマークした。3キロ減騎手の田口貫太を起用して斤量は55キロ。混戦になり、かつ若い田口がスムーズに捌いてくると一発も。
▲は実績があって立て直して好ムードのビーストアタックで、以下、バトゥーキ、アルルカン、ダノンセシボンなど、軽視できない勢力は多い。
◎8番スペシャルナンバー
○2番シャドウアイル
▲15番ビーストアタック
△3番バトゥーキ
※5番アルルカン
×14番ダノンセシボン
×1番ザウリ
×12番タイセイランナー
×13番キージョーカー
×4番ゴッドセンド
×16番テイエムフェロー
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(70%)・2番(20%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
2→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
2.8→全通り(14点)
8.15→全通り(14点)
2.15→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
5.8→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.2→全通り(84点)
8.15→全通り(84点)
8.15→3.5(×2)(24点)
━━━━━━━━━━━━━━
函館11R
巴賞
芝1800mで争われるオープン特別。時に小雨が降るような天候で、芝は少し渋った状態である。人気はドーブネとアラタの2頭に集中。穴を開けておかしくない伏兵馬が複数頭いる。
◎テーオーシリウスは中山で3勝クラスを大逃げの形から5馬身差で圧勝。続く福島民報杯(L)は道悪に脚を取られている感じがあって4着に終わった。ただ、バテたわけではなく、ゴールしたあとでスーッと脚を見せている。
今回は函館の1800mで離して逃げる競馬をしそう。藤岡佑介の行かせ具合と折り合いがポイントになるが、うまくハマると馬券に残るシーンがある。雨はあまり降ってほしくない。
○プライドランドは福島民報杯でテーオーシリウスに先んじて3着。初めてブリンカーを着け、馬群を割る形で脚を使った。
2年前の話になるが、3勝クラスを勝った時にイズジョーノキセキ(のちに府中牝馬S1着、有馬記念4着)とアカイイト(のちにエリザベス女王杯を制覇)を負かしている。底力は相当で、北村友一が折り合いをつけて誘導できると激走シーンも。
▲は中山記念3着の実績があるドーブネで、△は型にハマると一発があるエンデュミオン。※シルトプレはホッカイドウ競馬からの挑戦で、初芝でも侮れない面がある。以下はアラタ、フォルコメン、ジェットモーション、サトノエルドールなど。
◎10番テーオーシリウス
○7番プライドランド
▲15番ドーブネ
△1番エンデュミオン
※9番シルトプレ
×2番アラタ
×4番フォルコメン
×16番ジェットモーション
×6番サトノエルドール
×13番ルビーカサブランカ
×8番ナイママ
【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(60%)・7番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】
10-15(×5)・2-10(×3)・7-15(×2)・2-7
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
7.15→全通り(14点)
1.7→全通り(14点)
1.15→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
10.7→全通り(84点)
10.15→全通り(84点)
10.15→2(×3)(18点)
━━━━━━━━━━━━━━
函館12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1000m戦。内からアイファーベア、カマラードマリー、ルイスがハナを切りに出て、ハイペースの激戦になる可能性がある。そこで、伏兵馬から入って高配当馬券を狙うことにした。
◎フェズカズマは2歳時に阪神のダ1200mで新馬勝ちしていて、その時の2着馬がメズメライザー(現3勝クラス)、3着がマルモリスペシャル(現オープン)だった。
立て直して気配は良好。初のダ1000mにも対応できるはずで、混戦になると浮上するシーンがある。人気薄。
○ビップアクアは2走前に0秒4差の5着に伸び、前走(9着)はスムーズさを欠いて競馬にならなかった。中1週のあとの連闘、今回もヤネが松本大輝で心配はあるが、うまく立ち回れるようだと一発も。
▲は現地のウッドコースで好時計をマークしたサザンレイクで、△は函館に来て2戦目で上積みが望めるカップッチョ。以下はカマラードマリー、ノースディーバ、アイファーベアなど。
◎9番フェズカズマ
○8番ビップアクア
▲2番サザンレイク
△1番カップッチョ
※7番カマラードマリー
×6番ノースディーバ
×3番アイファーベア
×11番ルイス
×10番ラージベル
【単勝】9番(10%)・8番(10%)
【複勝】9番(40%)・8番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→6(×3)
9→7
8→全通り
8→6(×4)
8→3(×2)
8→7.11
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→1.2.3.6.7.8.10.11(28点)
8→1.2.3.6.7.10.11(21点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.9→全通り(9点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.8→全通り(54点)
9.8→6(6点)
9.2→全通り(54点)
9.2→6(6点)
9.1→全通り(54点)
━━━━━━━━━━━━━━
【土曜メインレース】
鶴ヶ城S
3連単 3万7,490円
3連複 5,550円
馬 連 4,700円
ワイド 1,420円
ワイド 840円(×2)
複 勝 260円(50%)
◎カズプレスト2着(6人気)
▲◎※でヒット
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福島11R
鶴ヶ城ステークス 脚抜きの良い馬場、◎はスムーズなら一発あり、○は素質上位
3勝クラスの戦いで、舞台は福島のダ1700m。
右回り。正面直線の4コーナー寄りからの発走、コーナーは4つ。スタートしてゴール地点の少し前までは緩めの上り坂になっている。ゴール板を過ぎると下り勾配になり、1コーナーを回って2コーナーの途中から上りに転じる。
向正面を走り切り、3コーナー過ぎまでが上り勾配。そこからは平坦で、4コーナーの途中から下り坂になる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
直線に入ってすぐに上りになり、緩めの上り坂がゴール直前まで続く。直線距離は295.7m。コース全体の高低差は2.1m。
梅雨時で天候は怪しく、土曜の朝の時点で雨が降ってダートは重。土曜は「くもり時々雨」という予報で、メインの頃には不良になっている可能性がある。脚抜きが良く、走りやすい状態になっている可能性が高いだろう。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
──────────────
フルゲートを割って13頭立て。ダートはおそらくは水準以上に走りやすい状態になっている。確たる逃げ馬はおらず、3番枠のリリーミニスターがハナに立つことになるか。他で前で運ぶのは、カズプレスト、ロードインファイト、スノーグレース、レッドラパルマ、コンスタンティンあたり。ジョッキーたちが脚抜きの良い馬場を意識し、3コーナーあたりから一気にラップが上がるような競馬になるかもしれない。
穴を狙って、高柳大輔厩舎(栗東)の4歳馬カズプレストに◎を打った。
中央から地方に転出し、中央に戻って3戦目に1勝クラスをクリア。舞台は中京のダ1400mで、2番手追走から難なく抜け出す強さだった。当日はかなりタフな馬場で、1分24秒5(良)の時計は大きく評価できる。
昇級緒戦だった府中のダ1400m戦は14着。スタートで躓き、馬群の中で周りに気をつかった走りになって力を出せなかった。久々の分もあっただろうし、参考外の一戦である。
今回は中3週で福島への遠征競馬。6月18日にCWコースでラスト1ハロン11秒0が出ていて、25日の1週前追い切り(CWコース)ではGI馬テーオーケインズと併せて67秒6-11秒4でわずかに遅れた。今週は坂路で54秒1-12秒0でしっかりと追われていて、上積みを乗せていそうだ。
ヤネはテン乗りで津村明秀。1700mの距離なら、無理なく流れに乗る競馬ができるだろう。早めにマクられた時にどうかというところはあるが、スムーズに運べば互角にやれていい。人気も手頃なので、狙っていくことにした。なお、同馬の兄にはザダル(エプソムカップ、京都金杯)がいる。
加藤征弘厩舎(美浦)の4歳馬レッドラパルマも注目される存在。
3勝クラスに上がってからは2着、3着、5着で、前走の5着は15番枠から外を回り、さらに4コーナーで内と接触する不利があった。
放牧明けで2ヵ月半ぶりの実戦になるが、ウッドコースを中心に熱心に乗られて仕上がりは良さそう。福島のダ1700mでは1勝クラスを勝っているし、自在に動いていければ好勝負になる。ミルコ・デムーロは同馬に乗って(2.1.0.1)。
▲は先行してリズム良く走ると粘りを発揮するリリーミニスターで、△は昇級緒戦の前走で0秒4差の5着に駆けた牝馬のコンスタンティン、※は堅実に末脚を繰り出してくるオンザライン。以下はサトノスライヴ、スノーグレース、ロードインファイト、エアサージュなど。
──────────────
◎8番カズプレスト
○11番レッドラパルマ
▲3番リリーミニスター
△4番コンスタンティン
※5番オンザライン
×7番サトノスライヴ
×6番スノーグレース
×9番ロードインファイト
×13番エアサージュ
×1番ヴェイルネビュラ
【単勝】8番(10%)・11番(40%)
【複勝】8番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→11(×3)
8→4.5
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
8→1.3.4.5.6.7.9.11.13(36点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.11→3.4.5.13(4点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.11→4.5.13(×2)(36点)
8.11→1.3.6.7.9(30点)
8.3→1.4.5.6.7.9.13(42点)
━━━━━━━━━━━━━━
中京11R
白川郷ステークス 不良で波乱の可能性が…、複数の伏兵馬を狙ってみる
3勝クラスの戦いで、舞台は中京の芝1600m。
左回り。1~2コーナーの途中にある引き込み線からのスタート。200mほど走って本線の2コーナーのカーブに入る。向正面の半ばまでは緩やかな上り勾配で、残り約1100mがコースの最高地点になる。
そこから下りに転じ、下り坂は直線に入るまで700m以上も続く。坂の終わりが最も低い地点で、3.5mの高低差を駆け下りることになる。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。
直線の残り340m~残り240mは急な上り坂。高低差は約2m、勾配は約2.0%で、これは中山競馬場の直線の坂に次いで傾斜のきつい坂である。急坂が終わると緩い上り勾配になり、ゴール直前は平坦になっている。直線距離は412.5m。全体の高低差は3.5m。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「第2回中京競馬終了後、2コーナーの傷みが生じた箇所を中心に約800平方メートルの芝張替作業を実施しました。その他の箇所も蹄跡補修、洋芝の追加播種を行い、芝の生育促進に努めました。芝の生育は順調で、全体的に良好な状態です」と発表があった。
週中から雨が降りやすい天候になり、金曜の夕方で芝は重。土曜の朝には不良まで悪化した。夜まで雨は降り続く模様で、開幕初日といえ時計がかかることになるだろう。あまり参考にならないので、クッション値の数字は挙げないことにした。
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フルゲートを割って13頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58キロ、最軽量が54キロで、4キロの上下差がある。馬場は悪化、重以上で走った経験がある馬は少なめ。また、折り合いに課題のある馬が多い。正直、買えるようなレースではなく、複数の伏兵馬を狙うことにした。
木村哲也厩舎(美浦)の5歳馬ボーデンに◎を打った。
父は道悪巧者を多く出すハービンジャーで、母の父はキングカメハメハ。3代母がエアグルーヴという名牝系の血筋である。道悪は3歳時に重のスプリングSを走って3着に健闘した。
3勝クラスでは馬券に絡めていないが、昇級緒戦だった4走前で4着に伸びている。そして、7着だった2走前では、ゴールしたあとにスーッと脚を使って先頭に出ていた。噛んで走るところがあるのでなかなか難しいが、能力は通用するモノを持っている。
中間は美浦で調整したあと、同厩のイクイノックス、ジオグリフらと一緒に栗東に移動。1週前には皐月賞馬ジオグリフの調教パートナーをつとめ、内めを回って68秒3-11秒4で手応え劣勢ながらも食い下がった。今週は坂路で単走で54秒5-12秒5を楽にマークしていて、十分に乗られていてる。
ハンデは56キロで問題なし。ヤネは安心して見ていられない北村宏司だが、同馬には連続で3度目の騎乗になる。抑え込んで折り合いをつけ、直線の伸び脚を引き出してもらいたいところだ。道悪で走るのを嫌がる危険性などもあるが、噛み合うと一発がある。
松永幹夫厩舎(栗東)の4歳馬トランキリテが2頭目の穴馬。
ルーラーシップ×ゼンノロブロイの配合で、母は福島牝馬S2着とクイーンS2着があるシャルールである。阪神での2勝クラス勝ちは突き放して後続に3馬身半の差をつける強さで、府中の昇級戦は力んだ走りになって4着に終わった。
ボーデンと同様に一生懸命に走りすぎてしまう気性だが、4着だった前走でも0秒3しか負けていないし、56キロのハンデなら差はないはずである。乗り込んで仕上がりは良さそうだし、テン乗りの松山弘平がうまく御すことができれば。道悪は未経験、大外枠は悪くないか。
金成貴史厩舎(美浦)の4歳馬アサヒが3頭目の穴馬。
穴馬といっても、府中の前走で現級を2着に好走。さかのぼれば、デビュー時に東京スポーツ杯2歳Sでイクイノックスの2着に駆けている。
これもボーデン、トランキリテと同じく気性に問題あり。なかなか冷静に走れないが、素材としては上級で、息を入れることができればオープンや重賞でもやれる。
ハンデは57キロ、ヤネはテン乗りで幸英明。中間は美浦のウッドコースでハードに攻められていて、これがいい方に出ないか。なお、祖母はディープインパクトを産んだウインドインハーヘアになる。
△は人気になっているアスクコンナモンダ(57キロ)。4歳でしっかりしていないところが残るが、京都での2勝クラス勝ちが強く、道悪は中京で1勝クラスを圧勝している。中内田充正師&川田将雅騎手のゴールデンコンビ。仕上がりは良さそうだし、微妙な1番枠も川田がうまく対処するか。
以下はシュヴェルトライテ、ダンテスヴュー、ベルクレスタ、オールイズウェルなど。印は回り切らなくて、というより切り捨てていい勢力がいない。波乱が起きて驚けない一戦。
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◎10番ボーデン
○13番トランキリテ
▲4番アサヒ
△1番アスクコンナモンダ
※2番シュヴェルトライテ
×7番ダンテスヴュー
×3番ベルクレスタ
×12番オールイズウェル
×11番ペースセッティング
×5番クルゼイロドスル
【単勝】10番(10%)・13番(10%)
【複勝】10番(40%)・13番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
13→全通り
4→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(66点)
13→全通り(66点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.4→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.13→全通り(66点)
10.4→全通り(66点)
10.1→全通り(66点)
10.1→3.5(12点)
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【土曜後半レース】
TVh杯
3連複 4,910円
馬 連 1,510円(×3)
ワイド 590円(×3)
ワイド 640円(×3)
単 勝 190円(10%)
複 勝 120円(90%)
◎モリノドリーム1着(1人気)
◎△でヒット
福島12R
馬 連 3,070円
ワイド 1,200円
ワイド 810円(×3)
単 勝 230円(10%)
複 勝 140円(90%)
◎リラックス1着(1人気)
◎××でヒット
函館12R
3連複 1,230円(×4)
馬 連 790円(×4)
ワイド 290円(×4)
ワイド 300円(×4)
単 勝 260円(10%)
複 勝 120円(90%)
◎モンネトワ1着(1人気)
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福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1150m戦、スタートしてしばらく芝を走る特殊なコース。スピードある先行馬がズラリとそろっていて、相当なハイラップになり、また、展開次第で結果は変わることになる。
◎リラックスはイスラボニータ産駒の3歳馬。母が京都牝馬S2着のベストロケーション、祖母がオークス3着、ジャパンカップ3着、安田記念3着のダイナアクトレスで、兄に阪急杯勝ちのベストアクターがいる。
中山ダ1200mでの初勝利が強く、東京ダ1400mの前走は2着と0秒2差の3着だった。攻めで動いて叩いた上積みは大きそう。15番枠と外を引いたが、このコースは外枠の方が乗りやすい競馬になるケースが多い。田辺裕信がうまく誘導すれば好勝負に。
○トモジャミはリラックスと同じく中山ダ1200mで実績を残している3歳馬(牝)。久々でも仕上がりは悪くなさそう。福島のダ1150mに対応するスピードがあり、3番枠でゴチャつかずに回ってこられるかが鍵になる。
▲カリュウ、△シャドウダッチェスも通用するスピードがあり、以下はデュードメール、マジックタッチ、タイセイロージーなど。連勝式はうまく崩れて配当が上がってくれるといい。
◎15番リラックス
○3番トモジャミ
▲11番カリュウ
△12番シャドウダッチェス
※10番デュードメール
×4番マジックタッチ
×9番タイセイロージー
×1番セキテイオー
×2番イデアミラーグロ
×5番ソアラ
【単勝】15番(10%)
【複勝】15番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
15→3(×8)
15→12(×5)
15→4.9.10.11(×2)
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.15→全通り(14点)
11.15→全通り(14点)
12.15→全通り(14点)
10.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
15.3→全通り(84点)
15.3→12(×4)(24点)
15.3→11(×2)(12点)
15.3→2.4.9.10(24点)
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中京12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1900m戦。フルゲートの16頭立てになり、3歳馬が11頭もいる。「素質は高いが、気性面ではまだまだ…」といった若駒が多く、気になる穴馬を狙っていくことにした。
◎ヴァンドゥランはフリオーソ産駒、岡田一族のノルマンディーサラブレッドレーシングの所有馬。笠松で初勝利を挙げ、初めて古馬と手合わせした前走で離されたものといえ3着に応戦した。
中2週と間隔を詰めて上積みがありそう。中京のダ1900mにも対応できるはずだし、混戦になると穴を開けるシーンも。ヤネはテン乗りで北村宏司。
○シュプリンガーは祖母の仔にダービーと天皇賞(秋)を制したエイシンフラッシュがいる4歳馬。前走で◎と同じレースを走って4着だった。
道中で気を抜いて走っていて、初めて着けるブリンカーが効く可能性がある。初勝利が中京のダ1900mだったし、激走があっても。
▲は府中ダ2100mの前走が後続を4馬身離しての2着だった3歳のルクスフロンティアで、以下はバンドマスター、ロードトラスト、ベストポイント、フリーウィーリング、レッドダンルースなど。連勝式は超高配当期待で手広く買っていきたい。
◎8番ヴァンドゥラン
○14番シュプリンガー
▲9番ルクスフロンティア
△11番バンドマスター
※6番ロードトラスト
×15番ベストポイント
×5番フリーウィーリング
×16番レッドダンルース
×12番マンノライトニング
×2番ジョウショーパワー
×1番カズカポレイ
【単勝】8番(10%)・14番(10%)
【複勝】8番(50%)・14番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→6.9.11.16
14→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.14→全通り(14点)
11.14→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.14→全通り(84点)
8.9→全通り(84点)
9.14→全通り(84点)
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函館11R
TVh杯
3勝クラスの芝1200m戦。ハンデ戦で6キロという大きい上下差がある。Aコース使用4週目、雨が降って少し渋った馬場。前半が速くなりそうなメンバーだし、伏兵馬の台頭に注意したいところだ。
◎モリノドリームは3歳だった昨年に札幌の芝1200mで未勝利と1勝クラスを連勝。続いて中山で2勝クラスを2着した。
4歳になった今年は函館からの始動。緒戦は転厩して初の競馬だったが、外から鋭く伸びて抜け出して快勝している。ガッツリ追ってくる横山武史のあと押しもあった。
滞在しての中2週になり、ウッドコースで長めから2本乗られて反動もなく上向いている様子。トモのハマりが良くないところがあるから道悪がどうかだが、ハンデが54キロならこなせないか。9番枠なら乗りづらくはなさそうだし、今回も武史に上位に持ってきてもらいたい。
○エグレムニ(56キロ)は昨年の12月に中京で半馬身差の2着に好走。前走は骨折明けで6ヵ月半ぶりの実戦ながら、直線で脚を使って5着に上がった。中1週でもウッドコースでしっかり乗って反動はなさそう。道悪で勝ち鞍があり、人気もないので狙い目があるとみた。
▲は気性に課題があるものの、潜在能力は2勝クラスのものでない伏兵のドグマ(56キロ)。△ドロップオブライト、※フミロアも穴でおもしろく、他にも警戒が必要な勢力が多くいる。
◎9番モリノドリーム
○11番エグレムニ
▲15番ドグマ
△14番ドロップオブライト
※7番フミロア
×1番オードゥメール
×12番ブルースピリット
×13番インフィナイト
×10番フォイアーロート
×6番アップリバー
×16番イルクオーレ
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→2.6.12.13.14.16(×2)
9→1.11.15
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【3連複】(軸2頭ながし)
9.11→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
7.9→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.11→全通り(84点)
9.11→12.16(12点)
9.15→全通り(84点)
9.15→12.16(12点)
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函館12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1700m戦、牝馬限定。11頭立てになり、滞在して中1週になる馬が8頭もいる。積極的に動いていく馬が多くなる可能性があり、混戦といった様相だ。
◎モンネトワはキズナ産駒の3歳牝馬。4月に阪神のダ1400mで初勝利を挙げたが、逃げて3馬身半差で圧倒する強さだった。
昇級緒戦、函館緒戦はクビ差の2着。スタート後に挟まれる形になって下がり、後半に早めに動かしてさらに外から被される形に。鮫島克駿らしいバタバタした騎乗だったが、馬は頑張って食い下がっていた。
前走が16キロ増の436キロで、滞在しての中1週でウッドコースでしっかりと乗られた。橋口慎介師のコメントから強引に勝ちにいく競馬をしそうで怖いところはあるが、スムーズに運べば勝ち負けになる。連勝式はうまく崩れて大きめの配当になってくれるといい。
◎6番モンネトワ
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→10(×6)
6→3.7.8(×3)
6→9
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【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(45点)
6→3.7.8.10(×3)(18点)
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