11月18日・19日の予想コメントと的中結果
【11月18日・19日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
──────────────
【超万馬券予想の的中結果】
■11月19日(日)
マイルチャンピオンシップ
3連単 17万6,490円
3連複 3万 930円
複 勝 590円(90%)
◎ジャスティンカフェ3着(7人気)
近江特別
馬 連 3,560円
単 勝 450円(10%)
複 勝 210円(90%)
◎ウインスノーライト1着(2人気)
福島民友カップ
馬 連 2,080円
複 勝 230円(90%)
◎ブラックアーメット2着(4人気)
西陣S
複 勝 150円(90%)
◎タマモダイジョッキ2着(1人気)
──────────────
■11月18日(土)
東京スポーツ杯2歳S
3連単 8万3,770円
3連複 1万2,760円
馬 連 9,420円
複 勝 790円(50%)
シュバルツクーゲル2着(8人気)
キビタキS
3連複 8万4,810円
馬 連 1万8,470円
複 勝 1,080円(30%)
メイショウツツジ2着(14人気)
比叡S
3連単 4万9,720円(×3)
複 勝 330円(50%)
京都12R
複 勝 120円(90%)
◎シルヴァーデューク2着(1人気)
━━━━━━━━━━━━━━
【日曜メインレース】
マイルチャンピオンシップ
3連単 17万6,490円
3連複 3万 930円
馬 連 4,440円(×4)
ワイド 1,820円(×4)
ワイド 5,140円
ワイド 1,780円
複 勝 250円(90%)
◎ソウルラッシュ2着(3人気)
▲◎×でヒット
霜月S
3連複 20万8,770円
馬 連 3万1,990円
ワイド 6,360円
ワイド 3,050円
複 勝 350円(40%)
◎アルファマム1着(5人気)
◎××でヒット
──────────────
東京11R
霜月ステークス ◎と○は伏兵の差し馬、▲と△はダートで底が割れず
東京のダ1400mで争われるオープン特別。
左回り。向正面の2コーナー出口からの発走、ワンターンのコース。スタートして200mほどは緩やかな下り坂。残り約1200mの地点から3コーナー途中にかけて小さめの山を上って下る。
下りが終わって、直線入り口までは平坦。直線に入ると、約300mの間に2.4mの高低差がある坂を上ることになる。上り切ってからの約200mは平坦。直線距離は501.6m。コース全体の高低差は2.5m。
土曜のダートは重馬場だった。
2勝クラスにダ1400m戦が組まれていて、マーブルマカロンが1分23秒5(重)でV。2番手追走から直線で抜け出して1馬身半差で快勝した。2着のリバーサルバレットと3着のスキャッターシードは外から伸びて食い込んだもの。レースの前半3ハロンは34秒8で、上がりは12秒2-12秒0-12秒3の36秒5だった。
日曜は朝の時点で稍重。土曜よりは少し時計がかかり、オープン馬にとっては適度か、それより少し走りやすい状態になっているだろう。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
──────────────
フルゲートの16頭立て。ピンシャン、ジャスパーゴールド、サクセスローレル、テイエムアトムなど、揉まれずに前で運びたいタイプが複数頭いて、展開やペースは流動的である。緩い流れになることはなさそうだ。
穴を狙って、佐々木晶三厩舎(栗東)の4歳牝馬アルファマムに◎を打った。
中京ダ1200mで3勝クラスを勝った時の上がりが34秒7で、新潟ダ1200mでオープン特別を勝った時の上がりが35秒5。トモに弱さがあるが、直線でハマッてくると強烈な末脚を繰り出す。
左に傾く走りになり、前走のペルセウスS(9着)ではモタれてしっかりと追えなかった。それでも最後は脚を使っている。
前走は久々だった影響もあった様子。中間は坂路(栗東)で52秒9-12秒8、54秒1-12秒2で追われている。中2週の再遠征というのは楽でないが、陣営は上積みを見込んでいるようだ。
ヤネは引き続き菅原明良。実戦ではチークピーシズを着用する予定で、これが効果を発揮する可能性がある。人気はないし、伏兵として期待したい。
──────────────
【超万馬券予想の的中結果】
■11月19日(日)
マイルチャンピオンシップ
3連単 17万6,490円
3連複 3万 930円
複 勝 590円(90%)
◎ジャスティンカフェ3着(7人気)
近江特別
馬 連 3,560円
単 勝 450円(10%)
複 勝 210円(90%)
◎ウインスノーライト1着(2人気)
福島民友カップ
馬 連 2,080円
複 勝 230円(90%)
◎ブラックアーメット2着(4人気)
西陣S
複 勝 150円(90%)
◎タマモダイジョッキ2着(1人気)
──────────────
■11月18日(土)
東京スポーツ杯2歳S
3連単 8万3,770円
3連複 1万2,760円
馬 連 9,420円
複 勝 790円(50%)
シュバルツクーゲル2着(8人気)
キビタキS
3連複 8万4,810円
馬 連 1万8,470円
複 勝 1,080円(30%)
メイショウツツジ2着(14人気)
比叡S
3連単 4万9,720円(×3)
複 勝 330円(50%)
京都12R
複 勝 120円(90%)
◎シルヴァーデューク2着(1人気)
━━━━━━━━━━━━━━
【日曜メインレース】
マイルチャンピオンシップ
3連単 17万6,490円
3連複 3万 930円
馬 連 4,440円(×4)
ワイド 1,820円(×4)
ワイド 5,140円
ワイド 1,780円
複 勝 250円(90%)
◎ソウルラッシュ2着(3人気)
▲◎×でヒット
霜月S
3連複 20万8,770円
馬 連 3万1,990円
ワイド 6,360円
ワイド 3,050円
複 勝 350円(40%)
◎アルファマム1着(5人気)
◎××でヒット
──────────────
東京11R
霜月ステークス ◎と○は伏兵の差し馬、▲と△はダートで底が割れず
東京のダ1400mで争われるオープン特別。
左回り。向正面の2コーナー出口からの発走、ワンターンのコース。スタートして200mほどは緩やかな下り坂。残り約1200mの地点から3コーナー途中にかけて小さめの山を上って下る。
下りが終わって、直線入り口までは平坦。直線に入ると、約300mの間に2.4mの高低差がある坂を上ることになる。上り切ってからの約200mは平坦。直線距離は501.6m。コース全体の高低差は2.5m。
土曜のダートは重馬場だった。
2勝クラスにダ1400m戦が組まれていて、マーブルマカロンが1分23秒5(重)でV。2番手追走から直線で抜け出して1馬身半差で快勝した。2着のリバーサルバレットと3着のスキャッターシードは外から伸びて食い込んだもの。レースの前半3ハロンは34秒8で、上がりは12秒2-12秒0-12秒3の36秒5だった。
日曜は朝の時点で稍重。土曜よりは少し時計がかかり、オープン馬にとっては適度か、それより少し走りやすい状態になっているだろう。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
──────────────
フルゲートの16頭立て。ピンシャン、ジャスパーゴールド、サクセスローレル、テイエムアトムなど、揉まれずに前で運びたいタイプが複数頭いて、展開やペースは流動的である。緩い流れになることはなさそうだ。
穴を狙って、佐々木晶三厩舎(栗東)の4歳牝馬アルファマムに◎を打った。
中京ダ1200mで3勝クラスを勝った時の上がりが34秒7で、新潟ダ1200mでオープン特別を勝った時の上がりが35秒5。トモに弱さがあるが、直線でハマッてくると強烈な末脚を繰り出す。
左に傾く走りになり、前走のペルセウスS(9着)ではモタれてしっかりと追えなかった。それでも最後は脚を使っている。
前走は久々だった影響もあった様子。中間は坂路(栗東)で52秒9-12秒8、54秒1-12秒2で追われている。中2週の再遠征というのは楽でないが、陣営は上積みを見込んでいるようだ。
ヤネは引き続き菅原明良。実戦ではチークピーシズを着用する予定で、これが効果を発揮する可能性がある。人気はないし、伏兵として期待したい。
浜田多実雄厩舎(栗東)の4歳馬フルムも気になる存在。
こちらはペルセウスSで3着。前半で力んだ走りになってリズムは良くなかったが、直線で渋太く脚を使って馬券に絡んだ。
中2週でも坂路(栗東)でしっかりと追われて疲れはなさそう。斤量は3キロ増えて57キロになるが、58キロで3勝クラスを勝っているので問題ないだろう。ヤネは主戦の水口優也で、再度の好走があっていい。
▲はパラレルヴィジョン。初ダートだった前走で、馬群を割ってジリジリと伸びて勝ち切った。オープンで1400mだと少し忙しいとは思うが、剛腕のマーカンドが動かしてきそう。
△はデシエルト。骨折明けで1年1ヵ月ぶりの実戦になるが、乗り込み量は上々で時計も出ている。馬場は速かったが、初ダートでレコード勝ち。気性が荒く、落ち着いて走れるかが鍵になる。
以下、サクセスローレル、テイエムアトム、サンライズジーク、レッドヴェイロン、メイショウダジンなど、警戒が必要な勢力は多い。
午前の段階で、◎アルファマムは単勝1,330円の6人気、○フルムは単勝710円の3番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
──────────────
◎6番アルファマム
○9番フルム
▲7番パラレルヴィジョン
△10番デシエルト
※8番サクセスローレル
×5番テイエムアトム
×13番サンライズジーク
×1番レッドヴェイロン
×14番メイショウダジン
×16番レッドゲイル
×11番ヘラルドバローズ
【複勝】6番(40%)・9番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→10(×4)
6→7.9(×2)
6→13.16
9→全通り
9→10(×8)
9→7(×3)
9→13(×2)
9→5.8.16
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(14点)
9.10→全通り(14点)
【3連複】(ボックス)
6.7.9.10(×2)(8点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.9→全通り(84点)
6.9→10(×2)(12点)
6.7→全通り(84点)
6.7→10(×2)(12点)
9.7→全通り(84点)
9.7→10(×3)(18点)
【3連単】
10-6-9(×2)・10-9-6(×2)・10-7-6(×2)・10-9-7(×3)・10-7-9(×5)
━━━━━━━━━━━━━━
京都11R
マイルチャンピオンシップ(GI) マイルの強豪がズラリ、本格化した◎○▲に注目
京都の芝1600mで争われるGI競走。
右回り。2コーナー奥にある引き込み線からのスタート、外回りコースを使用。バックストレッチは約700mと長く、その途中の残り約1200mの地点に達すると京都名物の“坂越え”を迎える。
3コーナーに入って残り約850mまで上りが続き、約350mの間に4mの大きな高低差を上ることになる。上り切ると下りに転じ、4コーナー手前の残り約700mまで約150mの間に3m強の高低差を一気に駆け下りる。
急な下り坂は4コーナー手前で終わるが、そこからも緩めの下り坂が続く。4コーナーを回り切り、直線は若干の起伏があるものの、ほぼ平坦になっている。直線距離は398.7m(Cコース使用時)。コース全体の高低差は4.3m。
芝は連続開催の7週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「今週からCコースを使用します。柵の移動に伴い、傷みがあった箇所は概ねカバーされましたが、内回り3コーナー内側および正面直線にカバーしきれない傷みがあります」と発表があった。
木曜から金曜にかけて降った雨が残り、土曜の芝は稍重だった。
芝1600m(外)の競馬は2鞍。2勝クラスはニホンピロキーフが好位の外から伸びて勝利している。勝ち時計は1分34秒8(稍)。レースの1000m通過は61秒0と遅く、上がりは11秒6-11秒0-11秒2の33秒8だった。
1勝クラスを勝ったのはテンノメッセージ。2番手を追走し、直線で馬場の四分どころあたりを通ってあっさりと抜け出した。勝ち時計は1分34秒4(稍)。レースの1000m通過は60秒4で、上がりは11秒8-10秒8-11秒4の34秒0だった。
Cコース初日だったが、ジョッキーたちは内の二分どころまでを避けている傾向にあった。内が走れないわけではなかったが、三分から五分どころをぐらいを通った方が気持ち良く伸びる感じだった。荒れ気味に見える馬場だが、後半に計時されるラップは速かった。
日曜は朝の段階で稍重。天候は晴れで、良馬場に回復するものと思われる。メインの前に芝の競走が6鞍あって、使うことで状況は変わっていくかもしれない。
──────────────
フルゲートを割って16頭立て。GI馬ホースはセリフォス、シュネルマイスター、ダノンスコーピオンの3頭で、古馬のGIを勝っているのは昨年の当レースの覇者であるセリフォスのみである。
7枠13番のセルバーグが何が何でもハナに行く構え。7枠14番のバスラットレオン陣営も逃げたいと話している。ダッシュがつくかどうかにもより、序盤の攻防は流動的。どちらも不毛な競り合いは避けたいと考えてはいるだろうが、馬の方にスイッチが入ってしまう可能性がある。
先団がバラけそうではあるが、そこも流動的。少なくともペースが落ち着くことはないと思われる。
池江泰寿厩舎(栗東)の5歳馬ソウルラッシュに◎を打った。
昨年の当レース(阪神で施行)でも本命視したが、結果は4着。テンに押して流れに乗せ、外に出して外々の追走で少し噛んで走るという最悪の形になった。直線で脚を使ったが、弾けはせずに3着ソダシとハナ差で馬券に絡めなかった。
同年の安田記念では、十分に手応えがありながら直線でまともに挟まって13着。主戦だった浜中俊はこれ一発で降板となり、以降は松山弘平が手綱を取っていた。マイルチャンピオンシップはみっともない騎乗になったが、おそらく松山に責任はない。馬主か厩舎サイドから、おかしなオーダーが出ていたものと推察される。
今年の秋は京成杯オータムハンデキャップから始動。ハンデは59キロで、バラけた好位の追走から直線で力強く伸びてウイングレイテスト(次走でスワンSをV)をとらえ切った。開幕週で速い馬場ではあったが、1分31秒6(良)での勝利は立派である。
その後は放牧に出され、GIの舞台に照準を合わせて乗り込んできた。2週前にCWコースで66秒3-11秒9、1週前にCWコースで65秒6-11秒0。坂路やプールでも熱心に調整していて、坂路の最終追い切りはモレイラが跨って53秒8-12秒2で流した。動きも気合の乗りが良く、いい仕上がりに持ってこられたとみていい。
問題は1番枠を引いたこと。先週のエリザベス女王杯は1番枠のブレイディヴェーグが勝って「1→2→3」というめずらしい決着になったが、内枠だった3頭も直線は内を避けていた。ただ、距離もコースも違うので(先週はBコース)、同じように考えるわけにはいかない。
ヤネは世界的な名手のモレイラ。使う側は安田記念がトラウマになっていそうだが、モレイラに対しては細かい指示は出さずに任せることになるだろう。バラけた好位を走れれば理想で、インを進むことになった場合でもモレイラがしっかりとタメて体力を温存させるはずだ。
直線で外めを攻めるであろうセリフォスとシュネルマイスターの切れ味は強烈。が、ソウルラッシュもデキの良さでは負けていないし、“マジックマン・モレイラ”の巧みな誘導がハマると勝ち負けになっていい。人気も手ごろなので狙っていく。
杉山晴紀厩舎(栗東)の3歳馬エルトンバローズも注目される存在。
目下、4連勝中。毎日王冠は恵まれた部分もあったが、内にモタれて追いづらくなりながらソングラインやシュネルマイスターを封じたのだから価値は大きい。
1週前にCWコースで64秒4-11秒4の好時計をマークし、今週の坂路は楽な走りでラスト1ハロンが11秒5。少し太く映るぐらいに馬体は充実していて、3歳馬らしくメキメキと力をつけている。
右回りの1600mは適性ある条件。また、7番枠というのは最高の枠だろう。ヤネは同馬を完全に手の内に入れている西村淳也。若手ながら異様なぐらいに落ち着いて乗るジョッキーで、土曜の東京スポーツ杯でも8番人気のシュバルツクーゲルを2着にみちびいている。
毎日王冠から2キロ増えて57キロ。切れ味の比較からも厳しいのは確かだが、上昇度と西村の腕で上位に食い込んでくるかもしれない。
なお、ソウルラッシュの馬主である石川達江氏(代表馬キセキ)とエルトンバローズの馬主である猪熊広次氏(代表馬ロジャーバローズ)は古くからつながりがあり、同系馬主と言っていい。両氏の勝負服は似ている。
高野友和厩舎(栗東)の4歳牝馬ナミュールも有力候補。
2歳時から才能を見せながら、馬体維持という課題がつきまとっていた。しかし、前走の富士Sでは過去最高体重の454キロでグッと抜け出してV(勝ち時計は1分31秒4(良))。ゴールして余力が残っていたぐらいで、非常に強い競馬だった。
中間は坂路でビシッとはやっていないが、順調に乗り込んできた。この馬らしいバネのある走りを見せている。木曜に測った調教後の馬体重は富士Sから10キロ増えて464キロ。実が入っている証である。
ヤネは名手ムーアのはずだったが、2Rで落馬負傷し、藤岡康太に乗り替わることになった。ナミュールに難しい馬というイメージはないものの、GIで急きょの騎乗、しかもテン乗りでどうか…。
大外16番枠を引いたのは悪くないだろう。内にいる各馬を見ると、スムーズに中団あたりで流れに乗れそうだ。康太には焦らずに落ち着いて乗ってもらいたいところ。悲願のGI制覇があっても。
△は2番人気の支持を受けている昨年の勝ち馬セリフォス。体調が整わずに富士Sを見送り、ぶっつけで挑むことになった。中内田充正厩舎(栗東)にしてはハードに追って急ピッチに仕上げてきたが、攻めは上がりの数字も動きも素晴らしい。
ヤネは川田将雅。久々の不安がないわけではなく、それよりも実戦で闘争心を強く出すところがあって、折り合いの方が課題にある。噛み合えば連覇達成のシーンが。
※は1番人気に推されているシュネルマイスター。3歳時にNHKマイルカップを制し、古馬になってGIは勝てていない。しかし、常に直線で非凡な瞬発力を披露していて、復帰戦の毎日王冠(ハナ+ハナ差の3着)もうまく捌けば1着だっただろう。
栗東入りして調整され、態勢は万全と映る。ヤネはルメール、直線が長くて坂のない京都コースが合うことは春のマイラーズカップ勝ちで証明済み。少し頭が高くて加速が遅れることがあるが、最後はいつもの鋭い伸びを見せるだろう。これも1着候補。
×の1番手は仕上がり途上と思われた富士Sで2着に追い込んだレッドモンレーヴ。以下でイルーシヴパンサー、エエヤン、ソーヴァリアント、ダノンザキッドらにも注意を払いたい。
午前の段階で、◎ソウルラッシュは単勝660円の3番人気、○エルトンバローズは単勝670円の4番人気、▲ナミュールは単勝990円の5番人気となっている。
連勝式はこの3騎を中心に手広く買っていきたい。望みは薄いかもしれないが、うまく狂って大きめの配当になってくれると理想的。
──────────────
◎1番ソウルラッシュ
○7番エルトンバローズ
▲16番ナミュール
△11番セリフォス
※9番シュネルマイスター
×12番レッドモンレーヴ
×15番イルーシヴパンサー
×4番エエヤン
×8番ソーヴァリアント
×6番ダノンザキッド
×5番ジャスティンカフェ
【単勝】1番(10%)
【複勝】1番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】
1→全通り
7→全通り
16→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
1.7.9.11.12.16
1.7.9.11.16
【馬連&ワイド】
9-11(×5)
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
1.7→全通り(14点)
1.16→全通り(14点)
7.16→全通り(14点)
【3連複】(ボックス)
1.7.9.11.12.16(20点)
1.7.9.11.16(10点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
1.7→全通り(84点)
1.7→9(×6)(36点)
1.7→11(×3)(18点)
1.16→全通り(84点)
1.16→9(×5)(30点)
1.16→11(×2)(12点)
7.16→全通り(84点)
7.16→9(×3)(18点)
7.16→11(×2)(12点)
━━━━━━━━━━━━━━
【日曜後半レース】
西陣S
3連単 1万5,170円(×2)
3連複 2,850円
馬 連 870円
ワイド 400円
ワイド 760円
東京12R
馬 連 2,650円
ワイド 900円
ワイド 760円
複 勝 270円(30%)
ベガリス1着(5人気)
──────────────
東京12R
3歳以上2勝クラス
2勝クラスの芝1400m戦。フルゲートの18頭立てになり、全幅の信頼を置ける存在はいない。正直、買えるようなレースではなく、3騎の伏兵馬を狙うことにした。
◎ペイシャフラワーは中京芝1400mでの1勝クラス勝ちが正攻法で強い競馬。昇級後は5着、9着で、前走は4コーナーで躓いて終わってしまった。
栗東の坂路でしっかりと乗って気配は良好。稽古で着けたチークピーシズが効いているとのことで、実戦でも効果が出れば一発も。ヤネは雑に乗るところがある国分恭介。
○ベガリスは新潟芝1400m(内)で1勝クラスを逃げ切り勝ち。不良馬場の中を飛ばし、ゴールして余力が残っていた。昇級して直線の長い府中になるが、息を入れつつ運べばあるいは。藤懸貴志は国分恭介と同様に雑に乗ることがある。
▲アップストロークは初めて1400mを使った前走で、33秒0の上がりで5着に伸びた。中1週が鍵になるが、剛腕のマーカンドで浮上するシーンがあっても。
△エッセレンチは完成前でも素質は高く、以下、ミスヨコハマ、オメガキャプテン、スプレモフレイバー、ヤマニンアンフィルなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
──────────────
◎9番ペイシャフラワー
○16番ベガリス
▲14番アップストローク
△4番エッセレンチ
※7番ミスヨコハマ
×12番オメガキャプテン
×10番スプレモフレイバー
×15番ヤマニンアンフィル
×13番ドナウエレン
×11番スムースベルベット
×1番ボルタドマール
【複勝】9番(40%)・16番(30%)・14番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
16→全通り
14→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.16→全通り(16点)
9.14→全通り(16点)
14.16→全通り(16点)
4.9→全通り(16点)
4.16→全通り(16点)
4.14→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.16→全通り(96点)
9.16→12(6点)
9.14→全通り(96点)
9.14→12(6点)
16.14→全通り(96点)
16.14→12(6点)
━━━━━━━━━━━━━━
京都12R
西陣ステークス
3勝クラスのダ1400m戦。ダートは昼の段階で稍重で、「適度に力を要す」といったぐらいの状態になっている。
内からステラフィオーレ、プレミアムスマイル、ビアイとスピード馬がいて、テンのラップは速くなりそうだ。
◎プレミアムスマイルは上にポタジェ、ルージュバック、テンカハルがいる超良血馬(父はロードカナロア)。初めて1400mを使った前走は8着だったが、逃げて1200mを1分10秒台の中ほどで通過している。スピード能力は相当に高い。
少し開いたが仕上がりは良さそうだし、競り合いなく息を入れることができれば抵抗を見せそう。想定していたよりずいぶんと人気がなく、狙う価値があるとみた。ムーアは落馬負傷して騎乗できず、12時50分の時点で鞍上は未定。
○タマモダイジョッキはダート2戦目の前走でラチ沿いを伸びて勝ち切った。在厩しての調整で中4週になるが、動ける状態にありそう。3勝クラスでも通用する破壊力を持っているので。ヤネはルメール。
▲は2勝クラス勝ちが好時計だったステラフィオーレ、△は末脚堅実なヴアーサで、以下はフォーチュンテラー、テーオーステルス、メズメライザー、ショウリュウレーヴなど。
──────────────
◎9番プレミアムスマイル
○5番タマモダイジョッキ
▲7番ステラフィオーレ
△12番ヴアーサ
※1番フォーチュンテラー
×11番テーオーステルス
×8番メズメライザー
×4番ショウリュウレーヴ
×14番テイエムランウェイ
×10番ペプチドヤマト
×13番ビアイ
【単勝】9番(10%)・5番(50%)
【複勝】9番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
5.7→全通り(12点)
5.12→全通り(12点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.5→全通り(72点)
9.5→1.11(×2)(24点)
9.5→12(6点)
9.7→全通り(72点)
5.7→全通り(72点)
5.7→1.11.12(18点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島11R
福島民友カップ(L)
ダ1700mで争われるリステッド競走。ダートは昼の時点で重で、走りやすい状態になっている。
揉まれずに前で運びたいタイプが多いメンバー。メイショウテンスイあたりがポンと行って流れが落ち着く可能性はあるが、その場合も後半で早めにラップが上がるだろう。
◎ユティタムはジャスティファイ産駒で、母が米GI馬という良血の3歳馬。春に府中ダ1600mで3歳オープンを楽勝し、続くジャパンダートダービーで厳しい競馬の中を4着に駆けた。
巨漢馬で体質が弱く、暑い時期を避けての復帰。2週前の段階で栗東のCWコースで65秒5-11秒2が出ていて、仕上がりは悪くなさそうだ。
ヤネはテン乗りで吉田隼人。久々に加え、ヒドく揉まれたり、乱ペースをついていく競馬になったりすると心配がある。が、素質的には完全に上で、中心に期待したい。
ユティタムが好走してくれるとしても相手探しが難しい。連勝式は手広く買って崩れるのを待つ作戦でいくことにした。一応という感じはあるが、差して脚を使えるリキサントライ、ブラックアーメット、ニューモニュメント、ダノンファスト、ブリッツファングを上位に取っている。
──────────────
◎6番ユティタム
○7番リキサントライ
▲1番ブラックアーメット
△8番ニューモニュメント
※2番ダノンファスト
×12番ブリッツファング
×9番ロードヴァレンチ
×4番スレイマン
×11番ワールドタキオン
×10番リリーミニスター
×15番エイシンチラー
【単勝】6番(20%)
【複勝】6番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→11(×5)
6→4(×4)
6→1.8.9(×3)
6→2.3.7
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(91点)
──────────────
【3連単】(フォーメーション)
1着:6
2着:1.2.7.8.9.12
3着:全通り(78点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:6
2着:全通り
3着:1.2.7.8.9.12(78点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1200m戦。芝は開催の3週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いにカバーしきれなかった傷みが残ります」と発表があった。
秋の福島らしく芝は荒れるのが早い。雨が残っているという状況でもあり、タフな馬場になっている。
◎フミサウンドは2歳時にオープン特別で2着している3歳馬。夏の札幌で2着に伸び、新潟の前走では不良馬場の中を2着に駆けた。
新潟から戻り、中2週で福島へ。ローテーション的には楽でないが、中間は美浦のウッドコースと坂路で入念に乗られている。外の15番枠を引いたのは悪くないし、ソツなく立ち回って脚が溜まれば好勝負になるだろう。ヤネはテン乗りで荻野極。
相手の上位には、1200mへの距離短縮がプラスに出そうなシャイニースイフト、トーセンサマンサ、ソレントフレイバーの各馬を取った。他にも軽視できない勢力が多くいて、ヒモが崩れると大きな配当になる。
──────────────
◎15番フミサウンド
○9番シャイニースイフト
▲14番トーセンサマンサ
△13番ソレントフレイバー
※12番ソルトキャピタル
×3番ミュージアムピース
×4番フライングブレード
×2番マルプリ
×16番アシャカタカ
×6番デフィデリ
×11番クリノヴァニラ
【単勝】15番(20%)
【複勝】15番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
15→4(×4)
15→2.9.13(×2)
15→3.6.16
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
15→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.15→全通り(14点)
4.15→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
15.9→全通り(84点)
15.9→4(×5)(30点)
15.9→2(×2)(12点)
15.9→13(6点)
15.14→全通り(84点)
15.13→全通り(84点)
15.13→4(×4)(24点)
15.13→2(×2)(12点)
━━━━━━━━━━━━━━
【土曜メインレース】
東京11R
東京スポーツ杯2歳ステークス(GII) 出世レース、上昇度大の伏兵馬に◎
2歳馬が争うGII競走で、舞台は東京の芝1800m。
左回り。1~2コーナーの間にある引き込み線からのスタート。100mと少し走って本線に合流し、左にカーブして向正面に入る。スタートから向正面の残り約1300mの地点までは緩やかな下り坂。そこから100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。
芝は連続開催の7週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「今週からCコースを使用します。柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされ、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は、土曜も日曜も良馬場だった。土曜の朝よりも日曜の朝の方が若干だが含水率は高かった。
日曜に行われた3勝クラスの芝1800m戦は、ルージュリナージュが1分46秒1(良)でV。スタートでトモがハマらずに後方を進む形になったが、直線で大外から切れる脚を使って追い込み切った。レースの1000m通過は59秒6で、上がりは11秒6-11秒3-11秒4の34秒3。勝ち馬が使った上がりは33秒1だった。
2日間で芝のレースは計13鞍。ラスト1ハロンの数字を見ると、11鞍までが11秒1~11秒6に収まり、残る2鞍は11秒8だった。後半に速いラップが続くことが多かった。
逃げた馬の成績は(0.2.3.8)。ラチ沿いは少し走りづらい感じで、好位から抜け出すケースがあり、外から差し込むことがありと、レースの質によって好走パターンはいろいろだった。速い脚を持っているかが試され、長く脚を使う持久力も必要だった。
今週はCコース1週目。金曜に雨が降って土曜の朝の段階で稍重だったが、すぐに良に回復した。ただ、メインの頃も乾いたパンパンの良馬場ということにはならない。
──────────────
4年前にコントレイル、2年前にイクイノックスが勝っている出世レース。暮れのGIや来年のクラシックへの期待がかかる素質馬が複数頭いて、注目度の高い一戦になった。
出走頭数は10頭で、超スローの経験しかない若駒がほとんどであるというのが特徴的。レースを先導するのはおそらくテリオスルルだが、若い気性のシュトラウスにスイッチが入ってしまうかもしれないし、展開やペースは流動的である。
穴を狙って、橋口慎介厩舎(栗東)のミカエルパシャに◎を打った。
デビューは7月で、舞台は中京の芝2000m、馬場は稍重。1000m通過が65秒2という超スローで逃げたもので参考にならない部分はあるが、直線でしっかりと伸びて押し切り、11秒7-11秒5-11秒4の34秒6という速い上がりをマークした。勝ち時計は2分05秒4だった。
その後はリフレッシュ放牧に出され、栗東に戻ってからの調整は意欲的。10月25日の段階で坂路で50秒7が出ていて、11月1日にCWコースで65秒4をマーク。1週前にはCWコースで終いにビシッと追って古馬3勝クラスのレプンカムイに先着した(ラスト1ハロン11秒5)。
最終追い切りは松山弘平が跨って坂路で。強く追ったわけでないのに推進力にあふれた伸びを見せ、時計は51秒9-37秒6-11秒9という優秀な数字だった。
体はパンプアップした印象で、陣営は「20キロ近く増え、雰囲気も大人びてきた」と。新馬の時とは別馬になっていると考えていい。
ヤネは引き続き松山。新馬とはペースが違ってきて、それで直線で脚を使えるか問題になる。あと、切れ味鋭い素質馬がいて、追い比べになってどうかだ。
楽な状況ではないが、攻めでの上昇度、休養中の成長を見逃すことはできない。人気も手ごろなので、狙っていくことにした。
東のフォルラニーニはしっかりと仕上げていない段階で新馬戦を圧勝した。稍重でも速い馬場だったが、ラスト1ハロンを11秒1で上がってきた点は大きく評価できる。
今回は攻めで強めの負荷をかけていて、ミカエルパシャと同様に状態面の上乗せは大きい。ヤネは引き続きルメールで、V有力候補である。
西のファーヴェントは夏の新潟で新馬勝ち。高速馬場の中でのものといえ、33秒4の上がりを使って抜け出す好内容だった。ヤネはガッツリ追ってくる横山武史で、頭で来るシーンも。
以下はシュトラウス、シャンパンマーク、ショウナンラプンタ、ガイアメンテなどで、切り捨てていい勢力はいない。
◎ミカエルパシャは単勝1,110円で、10頭立ての6番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
──────────────
◎4番ミカエルパシャ
○9番フォルラニーニ
▲3番ファーヴェント
△7番シュトラウス
※8番シャンパンマーク
×5番ショウナンラプンタ
×6番ガイアメンテ
×2番サークルオブジョイ
×1番シュバルツクーゲル
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
4→3.9(×2)
4→5.7.8
【馬連&ワイド】
3-9(×8)
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
4→全通り(36点)
4→3.5.7.8.9(10点)
4→3.7.8.9(6点)
【3連複】(軸2頭ながし)
3.9→全通り(8点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.9→全通り(48点)
4.9→3.7.8(18点)
4.3→全通り(48点)
━━━━━━━━━━━━━━
京都11R
アンドロメダステークス(L) 人気薄の◎はデキが良くて手ごろな55キロ
京都の芝2000m(内)で争われるリステッド競走。
右回り。正面直線からの発走、内回りコースを使用。200mほど走ってゴール板を通過する。スタートしてから1コーナーに至り、2コーナーを回り切るまではほぼ平坦。向正面に入ってからも200mほどは平坦で、残り1100mの地点を過ぎて“坂越え”を迎える。なお、外回りコースより越える山は低い。
まず、200m弱の間に約3mの高低差を駆け上がる。3コーナー入り口から平坦に。200mほど平坦を走り、残り約750mの地点から下りに転じる。
下りは4コーナーに入る約600mの地点までで、約3mの高低差を一気に駆け下りることになる。そこから4コーナーを回り切り、直線を走ってゴールに至る。この間は若干の勾配があるものの、ほぼ平坦になっている。直線距離は328.4m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は3.1m。
芝は連続開催の7週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「今週からCコースを使用します。柵の移動に伴い、傷みがあった箇所は概ねカバーされましたが、内回り3コーナー内側および正面直線にカバーしきれない傷みがあります」と発表があった。
先週の芝は、土曜が重→稍重と推移。日曜は少し水を含んだ良馬場で、小雨が降る時間帯があった。
土曜に行われたデイリー杯2歳Sは、ジャンタルマンタルが1分34秒5(稍)でV。2番枠から好位のインにつけ、直線でラチ沿いをグッと抜けて2馬身差で快勝した。レースの1000m通過は59秒5で、上がりは11秒9-11秒2-11秒9の35秒0だった。勝ち馬が使った上がりは34秒7。
日曜のエリザベス女王杯は、1番人気に推されたルメール騎乗の3歳馬ブレイディヴェーグが戴冠した。ゲート内で右に寄りかかってアオッて出て、ルメールがうながしてポジションを取りに行く。道中は離れた5番手のインでじっくりと。直線は内を避けて大きなロスなく外に動かし、しっかりと伸びて勝ち切った。
勝ち時計は2分12秒6(良)。レースの1000m通過は61秒1で、上がりは11秒6-11秒5-12秒0の35秒1だった。ブレイディヴェーグが使った上がりは34秒4。
ジャンタルマンタルは最後までラチ沿いを走る形だった。エリザベス女王杯はインでタメた3頭が上位を占め、1着が1番枠、2着が2番枠(ルージュエヴァイユ)、3着が3番枠(ハーパー)という結果に。ただ、ルメールもハーパーの川田将雅も直線で外に動かし、ルージュエヴァイユの松山弘平も直線で内は避けていた。 三分どころより外の方が気持ち良く伸びる印象だった。
土曜の3勝クラスの芝2000m(内)戦はレースが流れて1分59秒3(稍)で決着していて、同日の芝1800m(外)の2歳新馬(馬場は稍重)は超スローでラスト1ハロンが11秒0-11秒1と速い数字になった。荒れてきてはいるが、特別にタフな馬場になっているわけではい。
今週はCコース1週目。金曜に降った雨の影響が残り、馬場は午前の段階で稍重になっている。メインの頃には良に回復してるかもしれないが、含水率は低くなることはない。
──────────────
内回りコースに16頭(フルゲートは18頭)。ハンデ戦になり、トップハンデは58キロ、最軽量は53キロで、5キロの上下差がある。
穴を狙って、和田勇介厩舎(美浦)の5歳セン馬ロングランに◎を打った。
渋くて動かさないといけないところがあるが、根性があって追われて長く脚を使う。今年の2月には重賞の小倉大賞典で0秒2差の4着。前走のオールカマーはGIIで相手が強力で、直線で伸びを見せて8着なら悪い走りではない。勝ったローシャムパークとの差は0秒7で、2着タイトルホルダーとの差は0秒5、5着ガイアフォースとの差は0秒3だった。
その後は放牧に出され、美浦に戻ってからの攻めが目立っている。11月1日にはウッドコースで64秒5-11秒5の猛時計をマーク。その後もウッドコースと坂路でじっくりと乗られていて、かなりいいデキにありそうだ。
ハンデは55キロと手ごろ。京都の内回り2000mにも対応できて良く、“適度に渋った馬場”というのは同馬にとって味方になる。ヤネはテン乗りで岩田康誠になり、何か思い切った策を持って臨むかもしれない。人気はないし、一発に期待してみる。
○バジオウ(56キロ)は陣営が逃げの手を匂わせている。半年ぶりで叩いた方がいいだろうが、最終追いではレモンポップと併せてしっかりとやられた。息を入れつつ運ぶことができれば、渋太く食い下がりそう。
▲テーオーソラネル(56キロ)は粘り強い走りが身上。今回は再ブリンカー着で、これで気持ちが入るようなら。
△ホウオウリアリティは岡田一族の生産馬で、力の要る馬場向き。55キロのハンデは魅力で、混戦になるとあるいは。
人気上位のヤマニンサンパ、ディープモンスター、マイネルクリソーラはもちろん力があり、他にも軽視できない勢力は多い。
◎ロングランは単勝1,770円の6番人気という人気薄。大きな馬券になる可能性があり、連勝式は手を広げて買っていきたい。
──────────────
◎8番ロングラン
○7番バジオウ
▲10番テーオーソラネル
△13番ホウオウリアリティ
※1番ヤマニンサンパ
×16番ディープモンスター
×2番マイネルクリソーラ
×3番スパイラルノヴァ
×14番ディアセオリー
×12番プライドランド
×11番シャーレイポピー
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→1.16(×2)
8→2.7.10
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(105点)
8→1.2.7.10.16(10点)
8→1.2.16(3点)
8→1.16(1点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.7→全通り(84点)
8.7→16(6点)
8.10→全通り(84点)
8.10→16(6点)
8.13→全通り(84点)
━━━━━━━━━━━━━━
【土曜後半レース】
福島12R
3連単 7万9,030円
3連複 1万5,190円
馬 連 4,080円
ワイド 1,400円
ワイド 1,760円
単 勝 630円(10%)
複 勝 240円(40%)
◎ボーンイングランデ1着(3人気)
◎×▲でヒット
京都12R
3連複 2,220円
馬 連 1,260円(×4)
ワイド 530円(×4)
ワイド 350円(×4)
複 勝 120円(90%)
◎シルヴァーデューク2着(1人気)
△◎▲でヒット
東京12R
3連複 820円(×2)
馬 連 260円(×13)
ワイド 150円(×13)
ワイド 340円(×5)
複 勝 110円(90%)
◎ペリファーニア2着(1人気)
×◎※でヒット
──────────────
東京12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1600m戦。15頭立てになり、11頭までが3歳馬になっている。3歳勢にはペリファーニアを筆頭に素質馬がズラリ。1勝クラスながら、かなりメンバーがそろった鞍になった。
◎ペリファーニアは兄にエフフォーリアがいるモーリス産駒の3歳牝馬。春の桜花賞では、早めに先頭に立つ競馬でリバティアイランドと0秒2差の3着に奮闘した。非凡な才能の持ち主である。
今回は爪の不安があって6ヵ月ぶりの実戦。美浦のウッドコースと坂路を併用して熱心に乗られていて、時計も出ている。動ける仕上がりにありそうだ。
ノドが鳴るところがあり、闘争心が強くて実戦で力んで走る傾向にある。1勝クラスにしては強い顔ぶれでもあって安心はできないが、格好はつけてもらいたいところだ。ヤネは横山武史からモレイラにチェンジする。
○ダイシンヤマトも3歳馬で、こちらのヤネに横山武史。ラジオNIKKEI賞は9着でも脚は使っていて、その前の3歳1勝クラスの一戦では2着に伸びている。久々でも格上馬と併せるなどして攻めは意欲的。緒戦から怖い。
▲マイネルラッシュは阪神の前走で1勝クラスを好時計勝ちした3歳馬。今回は勝って同条件になる。攻めで動いて仕上がりは良さそうだし、侮れないムードだ。
△はハミを換えて一変まである3歳のウインアチーヴで、以下、アサクサヴィーナス、エンデミズム、ビターグラッセ、ゴールドシーンなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
人気のペリファーニアとエンデミズムで順当に決着するかもしれないが、崩れる可能性もあり、連勝式は手広く買っていきたい。
──────────────
◎6番ペリファーニア
○4番ダイシンヤマト
▲5番マイネルラッシュ
△2番ウインアチーヴ
※11番アサクサヴィーナス
×15番エンデミズム
×1番ビターグラッセ
×7番ゴールドシーン
×14番ディバイングレース
×10番ランカグア
×3番サトノレギオン
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→15(×12)
6→4.11(×4)
6→1.5.7(×2)
6→2
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
4.6→全通り(13点)
5.6→全通り(13点)
2.6→全通り(13点)
6.11→全通り(13点)
6.15→全通り(13点)
1.6→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.4→全通り(78点)
6.5→全通り(78点)
━━━━━━━━━━━━━━
京都12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1600m(外)戦。1勝クラス、マイル、15頭立てというのは東京12Rと同じだが、こちらはレベルが高くない。雨が残って、馬場状態も気になるところだ。
◎シルヴァーデュークはシルバーステート産駒の3歳馬。同世代同士の重賞を4走していて、3着、4着、5着、4着と掲示板を外していない。春の3歳1勝クラスでは、マイルチャンピオンシップに出走するエルトンバローズの2着に駆けた。
新潟での復帰戦でアタマ差の2着に好走し、中間は栗東のCWコースと坂路でしっかりと負荷をかけている。ヤネに川田将雅を起用し、今回も勝ち負けに加わってくるだろう。京都の外回りコースを走るのは初めてだが、特に問題はないはず。
○キタサンダムールは秋緒戦で20キロ増の492キロと馬体を増やして3着。2戦目は4着だったが、強いメンバーだったし、1800mの距離でハミを取って走っていた。
今回はマイル戦へ。上積みがあるか微妙なところはあるが、スムーズな競馬ができれば上位争いになる。ヤネは引き続き岩田望来。
以下はレオンバローズ、テンノメッセージ、シタン、サトノリーベなど。
崩れる可能性があるレースで、連勝式は手広く買って大きめの配当になるのを待つ攻め方でいきたい。
──────────────
◎9番シルヴァーデューク
○13番キタサンダムール
▲12番レオンバローズ
△15番テンノメッセージ
※5番シタン
×2番サトノリーベ
×1番マルカシャルマン
×4番マンデヴィラ
×14番アルタビスタ
×6番ゴーマックス
×10番マルモリディライト
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→13(×6)
9→4.12.15(×3)
9→2.3.14
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.13→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.13→全通り(78点)
9.13→12(×4)(24点)
9.13→4.15(×3)(36点)
9.13→2.3.14(18点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島11R
キビタキステークス
3勝クラスの芝1200m戦。芝は先週までのBコースからCコース使用に替わっている。金曜に雨が降り、午前の段階で芝は稍重。
ハンデ戦で上下差は4キロ。秋の福島らしく馬場はタフな状態で、さらに雨の影響を受ける。どこを通ると走りやすいのかわかりづらいし、難解な一戦だ。馬連の1番人気は1,600円台で、3連単の1番人気は楽に万馬券になっている。
◎アドマイヤラヴィはロードカナロア産駒の4歳牝馬。4代母がディープインパクトを産んだウインドインハーヘアになる。7月に中京で1勝クラスを逃げて押し切り、8月に小倉で2番手から抜け出す競馬で2勝クラスを即クリアした。
今回はリフレッシュ放牧明けで3ヵ月ぶりの実戦。栗東の坂路で1週前に51秒9で追われ、日曜にラスト1ハロン11秒7、今週の水曜には55秒4-12秒0で追われている。いい仕上がりにあるのは間違いない。
ハンデは54キロで、前走よりも2キロ軽い斤量で走れるのは大きい。良馬場の方がスピードが活きるとは思うが、重でも結果を出している。ヤネはドイルで、彼女らしい強気の騎乗をしてくるだろう。タフな条件の中でペースが速くなると楽でなくなるが、上昇度の方に賭けることにした。
○クールムーアはジャスタウェイ産駒の3歳馬。夏の札幌で2勝クラスを勝ち、今回は2ヵ月半ぶりで昇級緒戦となる。美浦のコースと坂路で意欲的に乗り込み、陣営は「とてもいい状態」と話している。
ハンデの55キロは恵まれたとは言えないものの、前走からは1キロ減る。7番枠からどう乗ってくるかがポイントになるが、一発があって驚けない。ヤネはガッツリ追ってくる丹内祐次。
▲は53キロなら3勝クラスで通用していいアメトリーチェで、△は函館で連勝を決めたスズノナデシコ(53キロ)。以下、軽視できない勢力が多くいる。
絞って当たるようなレースではなく、何を買っても穴馬券のようなもの。連勝式は手を広げて買っていきたい。
──────────────
◎9番アドマイヤラヴィ
○7番クールムーア
▲15番アメトリーチェ
△14番スズノナデシコ
※12番モンファボリ
×13番ミッキーハーモニー
×10番メイショウツツジ
×11番ドーバーホーク
×8番エイシンフェンサー
×4番ファイアダンサー
×3番エイシンエイト
【単勝】9番(10%)・7番(10%)
【複勝】9番(50%)・7番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
7→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
7.15→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
7.14→全通り(14点)
14.15→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.7→全通り(84点)
9.7→3.4.8.11.13(30点)
9.15→全通り(84点)
9.14→全通り(84点)
9.14→3.8.11.13(24点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝2000m戦。荒れた馬場、さらに道悪で、2000mの距離を乗り切るのは簡単なことではない。全幅の信頼を置ける存在はおらず、3連単の1番人気が万馬券になっている。
◎ボーンイングランデはサトノクラウン産駒の3歳馬。6月には函館の芝2600mで2戦続けて小差の3着に駆けている。秋の福島2日目の前走(芝2000m)は7着だったが、インの追走で3コーナーで下がり、そのあとも捌きづらくて脚を余した内容だった。
中1週の再遠征というのは楽でないが、栗東のCWコースで65秒6-12秒7で追われているから大きな疲れはなさそうだ。ヤネに3キロ減騎手の永島まなみを起用して斤量が53キロ。大外枠からジワッと流れに乗って脚が溜めることができると、抵抗するシーンがある。
○マイネルカンパーナは前走でボーンイングランデと同じレースを走って4着。こちらも後半で捌きがスムーズでなく、それでも伸びを見せて2着との差は0秒4だった。
中1週になり、打撲するアクシデントもあったようだが、陣営は「軽い打撲で問題ない」と。佐々木大輔(1キロ減騎手)は若手でもしっかりと強く追ってくるジョッキーで、一発があって不思議はない。
▲は開催初日の芝1800m戦で2着とクビ差の3着に伸びたクロスライセンス。以下、アサカラキング、ネイチャーシップ、シャンドゥレール、コスモバラタなど、侮れない勢力は多い。
福島11Rと同様に何を買っても穴馬券のようなもの。簡単に当たるレースではなく、連勝式は手を広げて買っていきたい。
──────────────
◎16番ボーンイングランデ
○15番マイネルカンパーナ
▲14番クロスライセンス
△9番アサカラキング
※3番ネイチャーシップ
×5番シャンドゥレール
×1番コスモバラタ
×12番ヒナノコバン
×7番ヒルノアントラ
×6番ポリクシニーズ
×11番エールミネルヴァ
【単勝】16番(10%)・15番(10%)
【複勝】16番(40%)・15番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
15→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
16→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
14.15→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
16.15→全通り(84点)
16.15→9(6点)
16.14→全通り(84点)
16.14→9(6点)
15.14→全通り(84点)
━━━━━━━━━━━━━━
こちらはペルセウスSで3着。前半で力んだ走りになってリズムは良くなかったが、直線で渋太く脚を使って馬券に絡んだ。
中2週でも坂路(栗東)でしっかりと追われて疲れはなさそう。斤量は3キロ増えて57キロになるが、58キロで3勝クラスを勝っているので問題ないだろう。ヤネは主戦の水口優也で、再度の好走があっていい。
▲はパラレルヴィジョン。初ダートだった前走で、馬群を割ってジリジリと伸びて勝ち切った。オープンで1400mだと少し忙しいとは思うが、剛腕のマーカンドが動かしてきそう。
△はデシエルト。骨折明けで1年1ヵ月ぶりの実戦になるが、乗り込み量は上々で時計も出ている。馬場は速かったが、初ダートでレコード勝ち。気性が荒く、落ち着いて走れるかが鍵になる。
以下、サクセスローレル、テイエムアトム、サンライズジーク、レッドヴェイロン、メイショウダジンなど、警戒が必要な勢力は多い。
午前の段階で、◎アルファマムは単勝1,330円の6人気、○フルムは単勝710円の3番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
──────────────
◎6番アルファマム
○9番フルム
▲7番パラレルヴィジョン
△10番デシエルト
※8番サクセスローレル
×5番テイエムアトム
×13番サンライズジーク
×1番レッドヴェイロン
×14番メイショウダジン
×16番レッドゲイル
×11番ヘラルドバローズ
【複勝】6番(40%)・9番(60%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→10(×4)
6→7.9(×2)
6→13.16
9→全通り
9→10(×8)
9→7(×3)
9→13(×2)
9→5.8.16
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(14点)
9.10→全通り(14点)
【3連複】(ボックス)
6.7.9.10(×2)(8点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.9→全通り(84点)
6.9→10(×2)(12点)
6.7→全通り(84点)
6.7→10(×2)(12点)
9.7→全通り(84点)
9.7→10(×3)(18点)
【3連単】
10-6-9(×2)・10-9-6(×2)・10-7-6(×2)・10-9-7(×3)・10-7-9(×5)
━━━━━━━━━━━━━━
京都11R
マイルチャンピオンシップ(GI) マイルの強豪がズラリ、本格化した◎○▲に注目
京都の芝1600mで争われるGI競走。
右回り。2コーナー奥にある引き込み線からのスタート、外回りコースを使用。バックストレッチは約700mと長く、その途中の残り約1200mの地点に達すると京都名物の“坂越え”を迎える。
3コーナーに入って残り約850mまで上りが続き、約350mの間に4mの大きな高低差を上ることになる。上り切ると下りに転じ、4コーナー手前の残り約700mまで約150mの間に3m強の高低差を一気に駆け下りる。
急な下り坂は4コーナー手前で終わるが、そこからも緩めの下り坂が続く。4コーナーを回り切り、直線は若干の起伏があるものの、ほぼ平坦になっている。直線距離は398.7m(Cコース使用時)。コース全体の高低差は4.3m。
芝は連続開催の7週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「今週からCコースを使用します。柵の移動に伴い、傷みがあった箇所は概ねカバーされましたが、内回り3コーナー内側および正面直線にカバーしきれない傷みがあります」と発表があった。
木曜から金曜にかけて降った雨が残り、土曜の芝は稍重だった。
芝1600m(外)の競馬は2鞍。2勝クラスはニホンピロキーフが好位の外から伸びて勝利している。勝ち時計は1分34秒8(稍)。レースの1000m通過は61秒0と遅く、上がりは11秒6-11秒0-11秒2の33秒8だった。
1勝クラスを勝ったのはテンノメッセージ。2番手を追走し、直線で馬場の四分どころあたりを通ってあっさりと抜け出した。勝ち時計は1分34秒4(稍)。レースの1000m通過は60秒4で、上がりは11秒8-10秒8-11秒4の34秒0だった。
Cコース初日だったが、ジョッキーたちは内の二分どころまでを避けている傾向にあった。内が走れないわけではなかったが、三分から五分どころをぐらいを通った方が気持ち良く伸びる感じだった。荒れ気味に見える馬場だが、後半に計時されるラップは速かった。
日曜は朝の段階で稍重。天候は晴れで、良馬場に回復するものと思われる。メインの前に芝の競走が6鞍あって、使うことで状況は変わっていくかもしれない。
──────────────
フルゲートを割って16頭立て。GI馬ホースはセリフォス、シュネルマイスター、ダノンスコーピオンの3頭で、古馬のGIを勝っているのは昨年の当レースの覇者であるセリフォスのみである。
7枠13番のセルバーグが何が何でもハナに行く構え。7枠14番のバスラットレオン陣営も逃げたいと話している。ダッシュがつくかどうかにもより、序盤の攻防は流動的。どちらも不毛な競り合いは避けたいと考えてはいるだろうが、馬の方にスイッチが入ってしまう可能性がある。
先団がバラけそうではあるが、そこも流動的。少なくともペースが落ち着くことはないと思われる。
池江泰寿厩舎(栗東)の5歳馬ソウルラッシュに◎を打った。
昨年の当レース(阪神で施行)でも本命視したが、結果は4着。テンに押して流れに乗せ、外に出して外々の追走で少し噛んで走るという最悪の形になった。直線で脚を使ったが、弾けはせずに3着ソダシとハナ差で馬券に絡めなかった。
同年の安田記念では、十分に手応えがありながら直線でまともに挟まって13着。主戦だった浜中俊はこれ一発で降板となり、以降は松山弘平が手綱を取っていた。マイルチャンピオンシップはみっともない騎乗になったが、おそらく松山に責任はない。馬主か厩舎サイドから、おかしなオーダーが出ていたものと推察される。
今年の秋は京成杯オータムハンデキャップから始動。ハンデは59キロで、バラけた好位の追走から直線で力強く伸びてウイングレイテスト(次走でスワンSをV)をとらえ切った。開幕週で速い馬場ではあったが、1分31秒6(良)での勝利は立派である。
その後は放牧に出され、GIの舞台に照準を合わせて乗り込んできた。2週前にCWコースで66秒3-11秒9、1週前にCWコースで65秒6-11秒0。坂路やプールでも熱心に調整していて、坂路の最終追い切りはモレイラが跨って53秒8-12秒2で流した。動きも気合の乗りが良く、いい仕上がりに持ってこられたとみていい。
問題は1番枠を引いたこと。先週のエリザベス女王杯は1番枠のブレイディヴェーグが勝って「1→2→3」というめずらしい決着になったが、内枠だった3頭も直線は内を避けていた。ただ、距離もコースも違うので(先週はBコース)、同じように考えるわけにはいかない。
ヤネは世界的な名手のモレイラ。使う側は安田記念がトラウマになっていそうだが、モレイラに対しては細かい指示は出さずに任せることになるだろう。バラけた好位を走れれば理想で、インを進むことになった場合でもモレイラがしっかりとタメて体力を温存させるはずだ。
直線で外めを攻めるであろうセリフォスとシュネルマイスターの切れ味は強烈。が、ソウルラッシュもデキの良さでは負けていないし、“マジックマン・モレイラ”の巧みな誘導がハマると勝ち負けになっていい。人気も手ごろなので狙っていく。
杉山晴紀厩舎(栗東)の3歳馬エルトンバローズも注目される存在。
目下、4連勝中。毎日王冠は恵まれた部分もあったが、内にモタれて追いづらくなりながらソングラインやシュネルマイスターを封じたのだから価値は大きい。
1週前にCWコースで64秒4-11秒4の好時計をマークし、今週の坂路は楽な走りでラスト1ハロンが11秒5。少し太く映るぐらいに馬体は充実していて、3歳馬らしくメキメキと力をつけている。
右回りの1600mは適性ある条件。また、7番枠というのは最高の枠だろう。ヤネは同馬を完全に手の内に入れている西村淳也。若手ながら異様なぐらいに落ち着いて乗るジョッキーで、土曜の東京スポーツ杯でも8番人気のシュバルツクーゲルを2着にみちびいている。
毎日王冠から2キロ増えて57キロ。切れ味の比較からも厳しいのは確かだが、上昇度と西村の腕で上位に食い込んでくるかもしれない。
なお、ソウルラッシュの馬主である石川達江氏(代表馬キセキ)とエルトンバローズの馬主である猪熊広次氏(代表馬ロジャーバローズ)は古くからつながりがあり、同系馬主と言っていい。両氏の勝負服は似ている。
高野友和厩舎(栗東)の4歳牝馬ナミュールも有力候補。
2歳時から才能を見せながら、馬体維持という課題がつきまとっていた。しかし、前走の富士Sでは過去最高体重の454キロでグッと抜け出してV(勝ち時計は1分31秒4(良))。ゴールして余力が残っていたぐらいで、非常に強い競馬だった。
中間は坂路でビシッとはやっていないが、順調に乗り込んできた。この馬らしいバネのある走りを見せている。木曜に測った調教後の馬体重は富士Sから10キロ増えて464キロ。実が入っている証である。
ヤネは名手ムーアのはずだったが、2Rで落馬負傷し、藤岡康太に乗り替わることになった。ナミュールに難しい馬というイメージはないものの、GIで急きょの騎乗、しかもテン乗りでどうか…。
大外16番枠を引いたのは悪くないだろう。内にいる各馬を見ると、スムーズに中団あたりで流れに乗れそうだ。康太には焦らずに落ち着いて乗ってもらいたいところ。悲願のGI制覇があっても。
△は2番人気の支持を受けている昨年の勝ち馬セリフォス。体調が整わずに富士Sを見送り、ぶっつけで挑むことになった。中内田充正厩舎(栗東)にしてはハードに追って急ピッチに仕上げてきたが、攻めは上がりの数字も動きも素晴らしい。
ヤネは川田将雅。久々の不安がないわけではなく、それよりも実戦で闘争心を強く出すところがあって、折り合いの方が課題にある。噛み合えば連覇達成のシーンが。
※は1番人気に推されているシュネルマイスター。3歳時にNHKマイルカップを制し、古馬になってGIは勝てていない。しかし、常に直線で非凡な瞬発力を披露していて、復帰戦の毎日王冠(ハナ+ハナ差の3着)もうまく捌けば1着だっただろう。
栗東入りして調整され、態勢は万全と映る。ヤネはルメール、直線が長くて坂のない京都コースが合うことは春のマイラーズカップ勝ちで証明済み。少し頭が高くて加速が遅れることがあるが、最後はいつもの鋭い伸びを見せるだろう。これも1着候補。
×の1番手は仕上がり途上と思われた富士Sで2着に追い込んだレッドモンレーヴ。以下でイルーシヴパンサー、エエヤン、ソーヴァリアント、ダノンザキッドらにも注意を払いたい。
午前の段階で、◎ソウルラッシュは単勝660円の3番人気、○エルトンバローズは単勝670円の4番人気、▲ナミュールは単勝990円の5番人気となっている。
連勝式はこの3騎を中心に手広く買っていきたい。望みは薄いかもしれないが、うまく狂って大きめの配当になってくれると理想的。
──────────────
◎1番ソウルラッシュ
○7番エルトンバローズ
▲16番ナミュール
△11番セリフォス
※9番シュネルマイスター
×12番レッドモンレーヴ
×15番イルーシヴパンサー
×4番エエヤン
×8番ソーヴァリアント
×6番ダノンザキッド
×5番ジャスティンカフェ
【単勝】1番(10%)
【複勝】1番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】
1→全通り
7→全通り
16→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
1.7.9.11.12.16
1.7.9.11.16
【馬連&ワイド】
9-11(×5)
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
1.7→全通り(14点)
1.16→全通り(14点)
7.16→全通り(14点)
【3連複】(ボックス)
1.7.9.11.12.16(20点)
1.7.9.11.16(10点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
1.7→全通り(84点)
1.7→9(×6)(36点)
1.7→11(×3)(18点)
1.16→全通り(84点)
1.16→9(×5)(30点)
1.16→11(×2)(12点)
7.16→全通り(84点)
7.16→9(×3)(18点)
7.16→11(×2)(12点)
━━━━━━━━━━━━━━
【日曜後半レース】
西陣S
3連単 1万5,170円(×2)
3連複 2,850円
馬 連 870円
ワイド 400円
ワイド 760円
東京12R
馬 連 2,650円
ワイド 900円
ワイド 760円
複 勝 270円(30%)
ベガリス1着(5人気)
──────────────
東京12R
3歳以上2勝クラス
2勝クラスの芝1400m戦。フルゲートの18頭立てになり、全幅の信頼を置ける存在はいない。正直、買えるようなレースではなく、3騎の伏兵馬を狙うことにした。
◎ペイシャフラワーは中京芝1400mでの1勝クラス勝ちが正攻法で強い競馬。昇級後は5着、9着で、前走は4コーナーで躓いて終わってしまった。
栗東の坂路でしっかりと乗って気配は良好。稽古で着けたチークピーシズが効いているとのことで、実戦でも効果が出れば一発も。ヤネは雑に乗るところがある国分恭介。
○ベガリスは新潟芝1400m(内)で1勝クラスを逃げ切り勝ち。不良馬場の中を飛ばし、ゴールして余力が残っていた。昇級して直線の長い府中になるが、息を入れつつ運べばあるいは。藤懸貴志は国分恭介と同様に雑に乗ることがある。
▲アップストロークは初めて1400mを使った前走で、33秒0の上がりで5着に伸びた。中1週が鍵になるが、剛腕のマーカンドで浮上するシーンがあっても。
△エッセレンチは完成前でも素質は高く、以下、ミスヨコハマ、オメガキャプテン、スプレモフレイバー、ヤマニンアンフィルなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
──────────────
◎9番ペイシャフラワー
○16番ベガリス
▲14番アップストローク
△4番エッセレンチ
※7番ミスヨコハマ
×12番オメガキャプテン
×10番スプレモフレイバー
×15番ヤマニンアンフィル
×13番ドナウエレン
×11番スムースベルベット
×1番ボルタドマール
【複勝】9番(40%)・16番(30%)・14番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
16→全通り
14→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
9.16→全通り(16点)
9.14→全通り(16点)
14.16→全通り(16点)
4.9→全通り(16点)
4.16→全通り(16点)
4.14→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.16→全通り(96点)
9.16→12(6点)
9.14→全通り(96点)
9.14→12(6点)
16.14→全通り(96点)
16.14→12(6点)
━━━━━━━━━━━━━━
京都12R
西陣ステークス
3勝クラスのダ1400m戦。ダートは昼の段階で稍重で、「適度に力を要す」といったぐらいの状態になっている。
内からステラフィオーレ、プレミアムスマイル、ビアイとスピード馬がいて、テンのラップは速くなりそうだ。
◎プレミアムスマイルは上にポタジェ、ルージュバック、テンカハルがいる超良血馬(父はロードカナロア)。初めて1400mを使った前走は8着だったが、逃げて1200mを1分10秒台の中ほどで通過している。スピード能力は相当に高い。
少し開いたが仕上がりは良さそうだし、競り合いなく息を入れることができれば抵抗を見せそう。想定していたよりずいぶんと人気がなく、狙う価値があるとみた。ムーアは落馬負傷して騎乗できず、12時50分の時点で鞍上は未定。
○タマモダイジョッキはダート2戦目の前走でラチ沿いを伸びて勝ち切った。在厩しての調整で中4週になるが、動ける状態にありそう。3勝クラスでも通用する破壊力を持っているので。ヤネはルメール。
▲は2勝クラス勝ちが好時計だったステラフィオーレ、△は末脚堅実なヴアーサで、以下はフォーチュンテラー、テーオーステルス、メズメライザー、ショウリュウレーヴなど。
──────────────
◎9番プレミアムスマイル
○5番タマモダイジョッキ
▲7番ステラフィオーレ
△12番ヴアーサ
※1番フォーチュンテラー
×11番テーオーステルス
×8番メズメライザー
×4番ショウリュウレーヴ
×14番テイエムランウェイ
×10番ペプチドヤマト
×13番ビアイ
【単勝】9番(10%)・5番(50%)
【複勝】9番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
5.7→全通り(12点)
5.12→全通り(12点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.5→全通り(72点)
9.5→1.11(×2)(24点)
9.5→12(6点)
9.7→全通り(72点)
5.7→全通り(72点)
5.7→1.11.12(18点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島11R
福島民友カップ(L)
ダ1700mで争われるリステッド競走。ダートは昼の時点で重で、走りやすい状態になっている。
揉まれずに前で運びたいタイプが多いメンバー。メイショウテンスイあたりがポンと行って流れが落ち着く可能性はあるが、その場合も後半で早めにラップが上がるだろう。
◎ユティタムはジャスティファイ産駒で、母が米GI馬という良血の3歳馬。春に府中ダ1600mで3歳オープンを楽勝し、続くジャパンダートダービーで厳しい競馬の中を4着に駆けた。
巨漢馬で体質が弱く、暑い時期を避けての復帰。2週前の段階で栗東のCWコースで65秒5-11秒2が出ていて、仕上がりは悪くなさそうだ。
ヤネはテン乗りで吉田隼人。久々に加え、ヒドく揉まれたり、乱ペースをついていく競馬になったりすると心配がある。が、素質的には完全に上で、中心に期待したい。
ユティタムが好走してくれるとしても相手探しが難しい。連勝式は手広く買って崩れるのを待つ作戦でいくことにした。一応という感じはあるが、差して脚を使えるリキサントライ、ブラックアーメット、ニューモニュメント、ダノンファスト、ブリッツファングを上位に取っている。
──────────────
◎6番ユティタム
○7番リキサントライ
▲1番ブラックアーメット
△8番ニューモニュメント
※2番ダノンファスト
×12番ブリッツファング
×9番ロードヴァレンチ
×4番スレイマン
×11番ワールドタキオン
×10番リリーミニスター
×15番エイシンチラー
【単勝】6番(20%)
【複勝】6番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→11(×5)
6→4(×4)
6→1.8.9(×3)
6→2.3.7
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(91点)
──────────────
【3連単】(フォーメーション)
1着:6
2着:1.2.7.8.9.12
3着:全通り(78点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:6
2着:全通り
3着:1.2.7.8.9.12(78点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1200m戦。芝は開催の3週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いにカバーしきれなかった傷みが残ります」と発表があった。
秋の福島らしく芝は荒れるのが早い。雨が残っているという状況でもあり、タフな馬場になっている。
◎フミサウンドは2歳時にオープン特別で2着している3歳馬。夏の札幌で2着に伸び、新潟の前走では不良馬場の中を2着に駆けた。
新潟から戻り、中2週で福島へ。ローテーション的には楽でないが、中間は美浦のウッドコースと坂路で入念に乗られている。外の15番枠を引いたのは悪くないし、ソツなく立ち回って脚が溜まれば好勝負になるだろう。ヤネはテン乗りで荻野極。
相手の上位には、1200mへの距離短縮がプラスに出そうなシャイニースイフト、トーセンサマンサ、ソレントフレイバーの各馬を取った。他にも軽視できない勢力が多くいて、ヒモが崩れると大きな配当になる。
──────────────
◎15番フミサウンド
○9番シャイニースイフト
▲14番トーセンサマンサ
△13番ソレントフレイバー
※12番ソルトキャピタル
×3番ミュージアムピース
×4番フライングブレード
×2番マルプリ
×16番アシャカタカ
×6番デフィデリ
×11番クリノヴァニラ
【単勝】15番(20%)
【複勝】15番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
15→全通り
15→4(×4)
15→2.9.13(×2)
15→3.6.16
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
15→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.15→全通り(14点)
4.15→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
15.9→全通り(84点)
15.9→4(×5)(30点)
15.9→2(×2)(12点)
15.9→13(6点)
15.14→全通り(84点)
15.13→全通り(84点)
15.13→4(×4)(24点)
15.13→2(×2)(12点)
━━━━━━━━━━━━━━
【土曜メインレース】
東京11R
東京スポーツ杯2歳ステークス(GII) 出世レース、上昇度大の伏兵馬に◎
2歳馬が争うGII競走で、舞台は東京の芝1800m。
左回り。1~2コーナーの間にある引き込み線からのスタート。100mと少し走って本線に合流し、左にカーブして向正面に入る。スタートから向正面の残り約1300mの地点までは緩やかな下り坂。そこから100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。
芝は連続開催の7週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「今週からCコースを使用します。柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされ、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は、土曜も日曜も良馬場だった。土曜の朝よりも日曜の朝の方が若干だが含水率は高かった。
日曜に行われた3勝クラスの芝1800m戦は、ルージュリナージュが1分46秒1(良)でV。スタートでトモがハマらずに後方を進む形になったが、直線で大外から切れる脚を使って追い込み切った。レースの1000m通過は59秒6で、上がりは11秒6-11秒3-11秒4の34秒3。勝ち馬が使った上がりは33秒1だった。
2日間で芝のレースは計13鞍。ラスト1ハロンの数字を見ると、11鞍までが11秒1~11秒6に収まり、残る2鞍は11秒8だった。後半に速いラップが続くことが多かった。
逃げた馬の成績は(0.2.3.8)。ラチ沿いは少し走りづらい感じで、好位から抜け出すケースがあり、外から差し込むことがありと、レースの質によって好走パターンはいろいろだった。速い脚を持っているかが試され、長く脚を使う持久力も必要だった。
今週はCコース1週目。金曜に雨が降って土曜の朝の段階で稍重だったが、すぐに良に回復した。ただ、メインの頃も乾いたパンパンの良馬場ということにはならない。
──────────────
4年前にコントレイル、2年前にイクイノックスが勝っている出世レース。暮れのGIや来年のクラシックへの期待がかかる素質馬が複数頭いて、注目度の高い一戦になった。
出走頭数は10頭で、超スローの経験しかない若駒がほとんどであるというのが特徴的。レースを先導するのはおそらくテリオスルルだが、若い気性のシュトラウスにスイッチが入ってしまうかもしれないし、展開やペースは流動的である。
穴を狙って、橋口慎介厩舎(栗東)のミカエルパシャに◎を打った。
デビューは7月で、舞台は中京の芝2000m、馬場は稍重。1000m通過が65秒2という超スローで逃げたもので参考にならない部分はあるが、直線でしっかりと伸びて押し切り、11秒7-11秒5-11秒4の34秒6という速い上がりをマークした。勝ち時計は2分05秒4だった。
その後はリフレッシュ放牧に出され、栗東に戻ってからの調整は意欲的。10月25日の段階で坂路で50秒7が出ていて、11月1日にCWコースで65秒4をマーク。1週前にはCWコースで終いにビシッと追って古馬3勝クラスのレプンカムイに先着した(ラスト1ハロン11秒5)。
最終追い切りは松山弘平が跨って坂路で。強く追ったわけでないのに推進力にあふれた伸びを見せ、時計は51秒9-37秒6-11秒9という優秀な数字だった。
体はパンプアップした印象で、陣営は「20キロ近く増え、雰囲気も大人びてきた」と。新馬の時とは別馬になっていると考えていい。
ヤネは引き続き松山。新馬とはペースが違ってきて、それで直線で脚を使えるか問題になる。あと、切れ味鋭い素質馬がいて、追い比べになってどうかだ。
楽な状況ではないが、攻めでの上昇度、休養中の成長を見逃すことはできない。人気も手ごろなので、狙っていくことにした。
東のフォルラニーニはしっかりと仕上げていない段階で新馬戦を圧勝した。稍重でも速い馬場だったが、ラスト1ハロンを11秒1で上がってきた点は大きく評価できる。
今回は攻めで強めの負荷をかけていて、ミカエルパシャと同様に状態面の上乗せは大きい。ヤネは引き続きルメールで、V有力候補である。
西のファーヴェントは夏の新潟で新馬勝ち。高速馬場の中でのものといえ、33秒4の上がりを使って抜け出す好内容だった。ヤネはガッツリ追ってくる横山武史で、頭で来るシーンも。
以下はシュトラウス、シャンパンマーク、ショウナンラプンタ、ガイアメンテなどで、切り捨てていい勢力はいない。
◎ミカエルパシャは単勝1,110円で、10頭立ての6番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
──────────────
◎4番ミカエルパシャ
○9番フォルラニーニ
▲3番ファーヴェント
△7番シュトラウス
※8番シャンパンマーク
×5番ショウナンラプンタ
×6番ガイアメンテ
×2番サークルオブジョイ
×1番シュバルツクーゲル
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
4→3.9(×2)
4→5.7.8
【馬連&ワイド】
3-9(×8)
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
4→全通り(36点)
4→3.5.7.8.9(10点)
4→3.7.8.9(6点)
【3連複】(軸2頭ながし)
3.9→全通り(8点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.9→全通り(48点)
4.9→3.7.8(18点)
4.3→全通り(48点)
━━━━━━━━━━━━━━
京都11R
アンドロメダステークス(L) 人気薄の◎はデキが良くて手ごろな55キロ
京都の芝2000m(内)で争われるリステッド競走。
右回り。正面直線からの発走、内回りコースを使用。200mほど走ってゴール板を通過する。スタートしてから1コーナーに至り、2コーナーを回り切るまではほぼ平坦。向正面に入ってからも200mほどは平坦で、残り1100mの地点を過ぎて“坂越え”を迎える。なお、外回りコースより越える山は低い。
まず、200m弱の間に約3mの高低差を駆け上がる。3コーナー入り口から平坦に。200mほど平坦を走り、残り約750mの地点から下りに転じる。
下りは4コーナーに入る約600mの地点までで、約3mの高低差を一気に駆け下りることになる。そこから4コーナーを回り切り、直線を走ってゴールに至る。この間は若干の勾配があるものの、ほぼ平坦になっている。直線距離は328.4m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は3.1m。
芝は連続開催の7週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「今週からCコースを使用します。柵の移動に伴い、傷みがあった箇所は概ねカバーされましたが、内回り3コーナー内側および正面直線にカバーしきれない傷みがあります」と発表があった。
先週の芝は、土曜が重→稍重と推移。日曜は少し水を含んだ良馬場で、小雨が降る時間帯があった。
土曜に行われたデイリー杯2歳Sは、ジャンタルマンタルが1分34秒5(稍)でV。2番枠から好位のインにつけ、直線でラチ沿いをグッと抜けて2馬身差で快勝した。レースの1000m通過は59秒5で、上がりは11秒9-11秒2-11秒9の35秒0だった。勝ち馬が使った上がりは34秒7。
日曜のエリザベス女王杯は、1番人気に推されたルメール騎乗の3歳馬ブレイディヴェーグが戴冠した。ゲート内で右に寄りかかってアオッて出て、ルメールがうながしてポジションを取りに行く。道中は離れた5番手のインでじっくりと。直線は内を避けて大きなロスなく外に動かし、しっかりと伸びて勝ち切った。
勝ち時計は2分12秒6(良)。レースの1000m通過は61秒1で、上がりは11秒6-11秒5-12秒0の35秒1だった。ブレイディヴェーグが使った上がりは34秒4。
ジャンタルマンタルは最後までラチ沿いを走る形だった。エリザベス女王杯はインでタメた3頭が上位を占め、1着が1番枠、2着が2番枠(ルージュエヴァイユ)、3着が3番枠(ハーパー)という結果に。ただ、ルメールもハーパーの川田将雅も直線で外に動かし、ルージュエヴァイユの松山弘平も直線で内は避けていた。 三分どころより外の方が気持ち良く伸びる印象だった。
土曜の3勝クラスの芝2000m(内)戦はレースが流れて1分59秒3(稍)で決着していて、同日の芝1800m(外)の2歳新馬(馬場は稍重)は超スローでラスト1ハロンが11秒0-11秒1と速い数字になった。荒れてきてはいるが、特別にタフな馬場になっているわけではい。
今週はCコース1週目。金曜に降った雨の影響が残り、馬場は午前の段階で稍重になっている。メインの頃には良に回復してるかもしれないが、含水率は低くなることはない。
──────────────
内回りコースに16頭(フルゲートは18頭)。ハンデ戦になり、トップハンデは58キロ、最軽量は53キロで、5キロの上下差がある。
穴を狙って、和田勇介厩舎(美浦)の5歳セン馬ロングランに◎を打った。
渋くて動かさないといけないところがあるが、根性があって追われて長く脚を使う。今年の2月には重賞の小倉大賞典で0秒2差の4着。前走のオールカマーはGIIで相手が強力で、直線で伸びを見せて8着なら悪い走りではない。勝ったローシャムパークとの差は0秒7で、2着タイトルホルダーとの差は0秒5、5着ガイアフォースとの差は0秒3だった。
その後は放牧に出され、美浦に戻ってからの攻めが目立っている。11月1日にはウッドコースで64秒5-11秒5の猛時計をマーク。その後もウッドコースと坂路でじっくりと乗られていて、かなりいいデキにありそうだ。
ハンデは55キロと手ごろ。京都の内回り2000mにも対応できて良く、“適度に渋った馬場”というのは同馬にとって味方になる。ヤネはテン乗りで岩田康誠になり、何か思い切った策を持って臨むかもしれない。人気はないし、一発に期待してみる。
○バジオウ(56キロ)は陣営が逃げの手を匂わせている。半年ぶりで叩いた方がいいだろうが、最終追いではレモンポップと併せてしっかりとやられた。息を入れつつ運ぶことができれば、渋太く食い下がりそう。
▲テーオーソラネル(56キロ)は粘り強い走りが身上。今回は再ブリンカー着で、これで気持ちが入るようなら。
△ホウオウリアリティは岡田一族の生産馬で、力の要る馬場向き。55キロのハンデは魅力で、混戦になるとあるいは。
人気上位のヤマニンサンパ、ディープモンスター、マイネルクリソーラはもちろん力があり、他にも軽視できない勢力は多い。
◎ロングランは単勝1,770円の6番人気という人気薄。大きな馬券になる可能性があり、連勝式は手を広げて買っていきたい。
──────────────
◎8番ロングラン
○7番バジオウ
▲10番テーオーソラネル
△13番ホウオウリアリティ
※1番ヤマニンサンパ
×16番ディープモンスター
×2番マイネルクリソーラ
×3番スパイラルノヴァ
×14番ディアセオリー
×12番プライドランド
×11番シャーレイポピー
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→1.16(×2)
8→2.7.10
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(105点)
8→1.2.7.10.16(10点)
8→1.2.16(3点)
8→1.16(1点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.7→全通り(84点)
8.7→16(6点)
8.10→全通り(84点)
8.10→16(6点)
8.13→全通り(84点)
━━━━━━━━━━━━━━
【土曜後半レース】
福島12R
3連単 7万9,030円
3連複 1万5,190円
馬 連 4,080円
ワイド 1,400円
ワイド 1,760円
単 勝 630円(10%)
複 勝 240円(40%)
◎ボーンイングランデ1着(3人気)
◎×▲でヒット
京都12R
3連複 2,220円
馬 連 1,260円(×4)
ワイド 530円(×4)
ワイド 350円(×4)
複 勝 120円(90%)
◎シルヴァーデューク2着(1人気)
△◎▲でヒット
東京12R
3連複 820円(×2)
馬 連 260円(×13)
ワイド 150円(×13)
ワイド 340円(×5)
複 勝 110円(90%)
◎ペリファーニア2着(1人気)
×◎※でヒット
──────────────
東京12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1600m戦。15頭立てになり、11頭までが3歳馬になっている。3歳勢にはペリファーニアを筆頭に素質馬がズラリ。1勝クラスながら、かなりメンバーがそろった鞍になった。
◎ペリファーニアは兄にエフフォーリアがいるモーリス産駒の3歳牝馬。春の桜花賞では、早めに先頭に立つ競馬でリバティアイランドと0秒2差の3着に奮闘した。非凡な才能の持ち主である。
今回は爪の不安があって6ヵ月ぶりの実戦。美浦のウッドコースと坂路を併用して熱心に乗られていて、時計も出ている。動ける仕上がりにありそうだ。
ノドが鳴るところがあり、闘争心が強くて実戦で力んで走る傾向にある。1勝クラスにしては強い顔ぶれでもあって安心はできないが、格好はつけてもらいたいところだ。ヤネは横山武史からモレイラにチェンジする。
○ダイシンヤマトも3歳馬で、こちらのヤネに横山武史。ラジオNIKKEI賞は9着でも脚は使っていて、その前の3歳1勝クラスの一戦では2着に伸びている。久々でも格上馬と併せるなどして攻めは意欲的。緒戦から怖い。
▲マイネルラッシュは阪神の前走で1勝クラスを好時計勝ちした3歳馬。今回は勝って同条件になる。攻めで動いて仕上がりは良さそうだし、侮れないムードだ。
△はハミを換えて一変まである3歳のウインアチーヴで、以下、アサクサヴィーナス、エンデミズム、ビターグラッセ、ゴールドシーンなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
人気のペリファーニアとエンデミズムで順当に決着するかもしれないが、崩れる可能性もあり、連勝式は手広く買っていきたい。
──────────────
◎6番ペリファーニア
○4番ダイシンヤマト
▲5番マイネルラッシュ
△2番ウインアチーヴ
※11番アサクサヴィーナス
×15番エンデミズム
×1番ビターグラッセ
×7番ゴールドシーン
×14番ディバイングレース
×10番ランカグア
×3番サトノレギオン
【単勝】6番(10%)
【複勝】6番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
6→15(×12)
6→4.11(×4)
6→1.5.7(×2)
6→2
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
4.6→全通り(13点)
5.6→全通り(13点)
2.6→全通り(13点)
6.11→全通り(13点)
6.15→全通り(13点)
1.6→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.4→全通り(78点)
6.5→全通り(78点)
━━━━━━━━━━━━━━
京都12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1600m(外)戦。1勝クラス、マイル、15頭立てというのは東京12Rと同じだが、こちらはレベルが高くない。雨が残って、馬場状態も気になるところだ。
◎シルヴァーデュークはシルバーステート産駒の3歳馬。同世代同士の重賞を4走していて、3着、4着、5着、4着と掲示板を外していない。春の3歳1勝クラスでは、マイルチャンピオンシップに出走するエルトンバローズの2着に駆けた。
新潟での復帰戦でアタマ差の2着に好走し、中間は栗東のCWコースと坂路でしっかりと負荷をかけている。ヤネに川田将雅を起用し、今回も勝ち負けに加わってくるだろう。京都の外回りコースを走るのは初めてだが、特に問題はないはず。
○キタサンダムールは秋緒戦で20キロ増の492キロと馬体を増やして3着。2戦目は4着だったが、強いメンバーだったし、1800mの距離でハミを取って走っていた。
今回はマイル戦へ。上積みがあるか微妙なところはあるが、スムーズな競馬ができれば上位争いになる。ヤネは引き続き岩田望来。
以下はレオンバローズ、テンノメッセージ、シタン、サトノリーベなど。
崩れる可能性があるレースで、連勝式は手広く買って大きめの配当になるのを待つ攻め方でいきたい。
──────────────
◎9番シルヴァーデューク
○13番キタサンダムール
▲12番レオンバローズ
△15番テンノメッセージ
※5番シタン
×2番サトノリーベ
×1番マルカシャルマン
×4番マンデヴィラ
×14番アルタビスタ
×6番ゴーマックス
×10番マルモリディライト
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→13(×6)
9→4.12.15(×3)
9→2.3.14
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.13→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.13→全通り(78点)
9.13→12(×4)(24点)
9.13→4.15(×3)(36点)
9.13→2.3.14(18点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島11R
キビタキステークス
3勝クラスの芝1200m戦。芝は先週までのBコースからCコース使用に替わっている。金曜に雨が降り、午前の段階で芝は稍重。
ハンデ戦で上下差は4キロ。秋の福島らしく馬場はタフな状態で、さらに雨の影響を受ける。どこを通ると走りやすいのかわかりづらいし、難解な一戦だ。馬連の1番人気は1,600円台で、3連単の1番人気は楽に万馬券になっている。
◎アドマイヤラヴィはロードカナロア産駒の4歳牝馬。4代母がディープインパクトを産んだウインドインハーヘアになる。7月に中京で1勝クラスを逃げて押し切り、8月に小倉で2番手から抜け出す競馬で2勝クラスを即クリアした。
今回はリフレッシュ放牧明けで3ヵ月ぶりの実戦。栗東の坂路で1週前に51秒9で追われ、日曜にラスト1ハロン11秒7、今週の水曜には55秒4-12秒0で追われている。いい仕上がりにあるのは間違いない。
ハンデは54キロで、前走よりも2キロ軽い斤量で走れるのは大きい。良馬場の方がスピードが活きるとは思うが、重でも結果を出している。ヤネはドイルで、彼女らしい強気の騎乗をしてくるだろう。タフな条件の中でペースが速くなると楽でなくなるが、上昇度の方に賭けることにした。
○クールムーアはジャスタウェイ産駒の3歳馬。夏の札幌で2勝クラスを勝ち、今回は2ヵ月半ぶりで昇級緒戦となる。美浦のコースと坂路で意欲的に乗り込み、陣営は「とてもいい状態」と話している。
ハンデの55キロは恵まれたとは言えないものの、前走からは1キロ減る。7番枠からどう乗ってくるかがポイントになるが、一発があって驚けない。ヤネはガッツリ追ってくる丹内祐次。
▲は53キロなら3勝クラスで通用していいアメトリーチェで、△は函館で連勝を決めたスズノナデシコ(53キロ)。以下、軽視できない勢力が多くいる。
絞って当たるようなレースではなく、何を買っても穴馬券のようなもの。連勝式は手を広げて買っていきたい。
──────────────
◎9番アドマイヤラヴィ
○7番クールムーア
▲15番アメトリーチェ
△14番スズノナデシコ
※12番モンファボリ
×13番ミッキーハーモニー
×10番メイショウツツジ
×11番ドーバーホーク
×8番エイシンフェンサー
×4番ファイアダンサー
×3番エイシンエイト
【単勝】9番(10%)・7番(10%)
【複勝】9番(50%)・7番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
7→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
7.9→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
7.15→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
7.14→全通り(14点)
14.15→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.7→全通り(84点)
9.7→3.4.8.11.13(30点)
9.15→全通り(84点)
9.14→全通り(84点)
9.14→3.8.11.13(24点)
━━━━━━━━━━━━━━
福島12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝2000m戦。荒れた馬場、さらに道悪で、2000mの距離を乗り切るのは簡単なことではない。全幅の信頼を置ける存在はおらず、3連単の1番人気が万馬券になっている。
◎ボーンイングランデはサトノクラウン産駒の3歳馬。6月には函館の芝2600mで2戦続けて小差の3着に駆けている。秋の福島2日目の前走(芝2000m)は7着だったが、インの追走で3コーナーで下がり、そのあとも捌きづらくて脚を余した内容だった。
中1週の再遠征というのは楽でないが、栗東のCWコースで65秒6-12秒7で追われているから大きな疲れはなさそうだ。ヤネに3キロ減騎手の永島まなみを起用して斤量が53キロ。大外枠からジワッと流れに乗って脚が溜めることができると、抵抗するシーンがある。
○マイネルカンパーナは前走でボーンイングランデと同じレースを走って4着。こちらも後半で捌きがスムーズでなく、それでも伸びを見せて2着との差は0秒4だった。
中1週になり、打撲するアクシデントもあったようだが、陣営は「軽い打撲で問題ない」と。佐々木大輔(1キロ減騎手)は若手でもしっかりと強く追ってくるジョッキーで、一発があって不思議はない。
▲は開催初日の芝1800m戦で2着とクビ差の3着に伸びたクロスライセンス。以下、アサカラキング、ネイチャーシップ、シャンドゥレール、コスモバラタなど、侮れない勢力は多い。
福島11Rと同様に何を買っても穴馬券のようなもの。簡単に当たるレースではなく、連勝式は手を広げて買っていきたい。
──────────────
◎16番ボーンイングランデ
○15番マイネルカンパーナ
▲14番クロスライセンス
△9番アサカラキング
※3番ネイチャーシップ
×5番シャンドゥレール
×1番コスモバラタ
×12番ヒナノコバン
×7番ヒルノアントラ
×6番ポリクシニーズ
×11番エールミネルヴァ
【単勝】16番(10%)・15番(10%)
【複勝】16番(40%)・15番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
15→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
16→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
14.15→全通り(14点)
9.15→全通り(14点)
9.14→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
16.15→全通り(84点)
16.15→9(6点)
16.14→全通り(84点)
16.14→9(6点)
15.14→全通り(84点)
━━━━━━━━━━━━━━
タグ: 競馬予想競馬ナミュールシュトラウスジャパンカップイクイノックスリバティアイランドタイトルホルダードウデュースウマ娘