安田記念の予想と予想コメント
【安田記念の予想と予想コメント】
1着 ○グランアレグリア
2着 ◎アーモンドアイ
3着 △インディチャンプ
3連複 840円
馬 連 650円
ワイド 260円
○◎△でヒット
馬連&ワイドは1点勝負
━━━━━━━━━━━━━━
東京11R
安田記念(GI) 6月7日(日) GI馬が10頭登場
東京の芝1600mで争われるGI競走。芝は連続開催の7週目で、Cコース使用2週目になっている。
先週はCコース使用1週目だったわけだが、特別に内がいいという印象はなかった。ダービーの覇者コントレイルに騎乗した福永祐一は、直線で外に動かした。余裕もあったのだろうが、内を避けた可能性がある。また、目黒記念で三浦皇成(ゴールゴギアで5着)は「馬場は内が荒れていた」という内容のコメントを出した。
しかし、今週の土曜は内を通った馬が活躍する傾向にあった。芝1400mの由比ヶ浜特別(3勝クラス)は1分20秒1という速い時計で決着。タガノスカイハイが内を捌いて勝ち切り、2着が2番手を進んだペイシャドリーム、3着が逃げたアルミューテンだった。馬場は生き物で、午前と午後でも状態は違ってくる。
さらに土曜の夜から日曜の朝にかけて雨が降るという予報。警報級の大雨になる可能性があるという。日中は晴れるようだが、メインの頃までに完全に乾くことはないかもしれない。
安田記念の前に組まれている芝のレースは5鞍。内を荒らしにかかるジョッキーが出るかもしれないし、安田記念がどんな馬場になっているのかを読むのは難しい。
14頭立てになり、GIホースが何と10頭。残る4頭も力を持っていて、ハイレベルの春の最強マイラー決定戦になった。
主張すればセイウンコウセイがハナを奪えそうだが、陣営がタメる競馬を示唆している。他のどれかが思い切って行かせるかもしれない。いずれにせよ、13頭のジョッキーはアーモンドアイを意識して戦略を組み立てることになる。競馬における展開はいつだって流動的だが、駆け引きを読むのは、おもしろくて、また、難しい。
国枝栄厩舎(美浦)の5歳牝馬アーモンドアイに◎を打った。
言わずと知れた現役最強馬。これまで牝馬三冠、ジャパンカップ、ドバイターフ、天皇賞(秋)、ヴィクトリアマイルと、国内外でGIを7勝している。昨年のジャパンカップなど、2分20秒6の衝撃的なレコード勝ちだった。
マイルに関して言えば、昨年の安田記念は3着。スタートでアオり、その直後にまともに挟まれて下がってしまった。レース後にルメールは「5馬身ぐらいのロスがあった」と話している。
ルメールは無理に挽回させようとせずに脚をタメ、直線で外からスパート。最後は猛然と迫ったが、クビ+ハナ差の3着に終わった。実力を示すに十分な内容だった。
前走のヴィクトリアマイルは、これまた衝撃的な勝利。ドバイの国際競走が中止になり、海外帰りで帰国緒戦。攻めで好時計を連発していたが、楽な状況ではなかった。
実戦に行くと、いつになくいい出脚を見せ、少し離れた好位で流れに乗る。直線はルメールの手綱がほとんど動かぬまま前に接近。少し強くプッシュされると一気に引き離し、最後は手綱を緩めて1着でゴール板を駆け抜けた。着差は4馬身。余裕綽々の走りで、時計がレコードと0秒1差の1分30秒6なのだから恐れ入る。
さて、今回は異例の中2週での参戦になる。レースを使うと熱中症気味になったり、決して順調に歩んできたわけではない同馬。これまでで最も短いレース間隔は中5週だった。
しかし、前走のヴィクトリアマイル。遠い地のドバイへ空輸送をしたにもかかわらず、攻めでしっかり乗り込み、実戦でハイパフォーマンスを見せた。馬体はどっしりしていて威圧感があったし、5歳のこの段階にきて、体質が強化された可能性がある。
見逃せないのが、ヴィクトリアマイルが終わった当日にルメールが「安田記念でリベンジしたい」と話したことだ。基本的に体と脚元が弱いサラブレッドは、実戦を1度走れば疲れが出る。2、3日は様子を見て各所をチェックし、次走へのプランを考えていくのが通常の流れだ。
それなのにルメールは、レースが終わってすぐに次走に関する話をした。マイルを1分30秒6で走ったのだから負担がかかっていないはずがないが、彼の感覚では「中2週で安田記念を走っても大丈夫」と、すぐに思えたのだろう。体が強くなったことを確信しての発言だったのではと思う。
中間は放牧に出さず、在厩しての調整。28日に時計になるところを乗り、31日にも大きめを乗られた。3日(水)の最終追いは、ルメールが跨って併せ馬。サトノラディウス(3勝クラス)を2馬身ほど追いかけ、直線で内から楽に並んでいく。ルメールが指示を出したようには見えなかったが、最後はギアを上げて脚の回転が速くなり、推進力十分の走りで先着した。
実が詰まった馬体の造りだったし、中2週のメニューとしては文句なし。国枝師も追い切り後に「反動がないし、動きも良かった。まったく懸念材料はない」と話している。これからテンションが上がってこないといいが、まずは万全の態勢だろう。ちなみに木曜の計量では、前走比7キロ増の493キロだった。
56キロの斤量に関しては、昨年の安田記念で背負っていたわけだし、同年の秋には天皇賞(秋)を快勝している。
道悪に関しては、3歳時に稍重でシンザン記念を勝っている。いまさらだが走りのバランスが非常に良く、掻き込みがあるグリップの利いた脚捌きなので、少しぐらいなら渋っても問題ない。
14頭立ての5番枠。マークされる立場だけに包まれる危険性がないわけではないが、余裕があれば外に出して攻めることもできる。どう誘導するかは、ルメールに任せるしかない。
総合的に考えて、マイナスポイントを探すのが困難。宝塚記念に行ってほしかったという思いもあるが、彼女の走りを見られるのはうれしいことである。“強いアーモンドアイ”を見せつけてもらいたい。
相手探しは、ちょっとやっかい。目移りして困るし、手を広げると配当が合わなくなる。よって、先週のダービー(◎コントレイル-○サリオスで、馬連&ワイドは1点)のように絞り込むことにした。
注目したいのは、藤沢和雄厩舎(美浦)の4歳牝馬グランアレグリア。3歳の春に桜花賞を勝ち、続くNHKマイルCはチグハグな競馬になっての4着だった。
暮れの阪神カップは直線であっという間に離して5馬身で圧勝。勝ち時計の1分19秒4はレコードと0秒1差となる数字である。
次走に選んだのは高松宮記念。ヤネは池添謙一で、気性が強い同馬にテン乗りというのは楽でなかったはずだ。ゲートの出はひと息で、道中は抑えて脚をタメて、直線で大外へ。道悪の中を33秒1の上がりで鋭い追い込んだが、わずかに届かずの2着(3位入線で繰り上がり)だった。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからは坂路とウッドで意欲的な調整ぶり。ウッドに入れた今週は、ジョッキー騎乗で64秒台の時計をマークした。はち切れんばかりの充実した馬体をしていて、落ち着きもある。アーモンドアイと同様に、こちらも万全の状態だ。
抜群にデキが良く、1200mを使ったあとのマイルだから折り合いに苦労する可能性はある。ただ、池添も2度目の騎乗になるし、直線の伸びを引き出すように丁寧に乗ってくるだろう。56キロは初めてになるが、食い込むシーンがあっていい。
▲は昨年の12月に香港マイルを制したアドマイヤマーズで、△は4歳だった昨年に安田記念とマイルチャンピオンシップを獲ったインディチャンプ。以下、ダノンキングリー、ダノンプレミアム、ノームコアなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
前日段階のオッズを見ると、GI馬なのに単勝万馬券になっている馬が3頭もいる。配当を考えるなら、人気がないというだけの実力馬が絡んでくれると理想的。
◎5番アーモンドアイ
○11番グランアレグリア
▲9番アドマイヤマーズ
△6番インディチャンプ
※2番ダノンキングリー
×1番ダノンプレミアム
×3番ノームコア
×12番セイウンコウセイ
×8番ケイアイノーテック
【単勝】5番(100%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
5-11
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.11→全通り(12点)
──────────────
【3連単】(軸2頭)
1着:5
2着:11
相手:全通り(12点)
【3連単】(軸2頭)
1着:5
3着:11
相手:全通り(12点)
1着 ○グランアレグリア
2着 ◎アーモンドアイ
3着 △インディチャンプ
3連複 840円
馬 連 650円
ワイド 260円
○◎△でヒット
馬連&ワイドは1点勝負
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東京11R
安田記念(GI) 6月7日(日) GI馬が10頭登場
東京の芝1600mで争われるGI競走。芝は連続開催の7週目で、Cコース使用2週目になっている。
先週はCコース使用1週目だったわけだが、特別に内がいいという印象はなかった。ダービーの覇者コントレイルに騎乗した福永祐一は、直線で外に動かした。余裕もあったのだろうが、内を避けた可能性がある。また、目黒記念で三浦皇成(ゴールゴギアで5着)は「馬場は内が荒れていた」という内容のコメントを出した。
しかし、今週の土曜は内を通った馬が活躍する傾向にあった。芝1400mの由比ヶ浜特別(3勝クラス)は1分20秒1という速い時計で決着。タガノスカイハイが内を捌いて勝ち切り、2着が2番手を進んだペイシャドリーム、3着が逃げたアルミューテンだった。馬場は生き物で、午前と午後でも状態は違ってくる。
さらに土曜の夜から日曜の朝にかけて雨が降るという予報。警報級の大雨になる可能性があるという。日中は晴れるようだが、メインの頃までに完全に乾くことはないかもしれない。
安田記念の前に組まれている芝のレースは5鞍。内を荒らしにかかるジョッキーが出るかもしれないし、安田記念がどんな馬場になっているのかを読むのは難しい。
14頭立てになり、GIホースが何と10頭。残る4頭も力を持っていて、ハイレベルの春の最強マイラー決定戦になった。
主張すればセイウンコウセイがハナを奪えそうだが、陣営がタメる競馬を示唆している。他のどれかが思い切って行かせるかもしれない。いずれにせよ、13頭のジョッキーはアーモンドアイを意識して戦略を組み立てることになる。競馬における展開はいつだって流動的だが、駆け引きを読むのは、おもしろくて、また、難しい。
国枝栄厩舎(美浦)の5歳牝馬アーモンドアイに◎を打った。
言わずと知れた現役最強馬。これまで牝馬三冠、ジャパンカップ、ドバイターフ、天皇賞(秋)、ヴィクトリアマイルと、国内外でGIを7勝している。昨年のジャパンカップなど、2分20秒6の衝撃的なレコード勝ちだった。
マイルに関して言えば、昨年の安田記念は3着。スタートでアオり、その直後にまともに挟まれて下がってしまった。レース後にルメールは「5馬身ぐらいのロスがあった」と話している。
ルメールは無理に挽回させようとせずに脚をタメ、直線で外からスパート。最後は猛然と迫ったが、クビ+ハナ差の3着に終わった。実力を示すに十分な内容だった。
前走のヴィクトリアマイルは、これまた衝撃的な勝利。ドバイの国際競走が中止になり、海外帰りで帰国緒戦。攻めで好時計を連発していたが、楽な状況ではなかった。
実戦に行くと、いつになくいい出脚を見せ、少し離れた好位で流れに乗る。直線はルメールの手綱がほとんど動かぬまま前に接近。少し強くプッシュされると一気に引き離し、最後は手綱を緩めて1着でゴール板を駆け抜けた。着差は4馬身。余裕綽々の走りで、時計がレコードと0秒1差の1分30秒6なのだから恐れ入る。
さて、今回は異例の中2週での参戦になる。レースを使うと熱中症気味になったり、決して順調に歩んできたわけではない同馬。これまでで最も短いレース間隔は中5週だった。
しかし、前走のヴィクトリアマイル。遠い地のドバイへ空輸送をしたにもかかわらず、攻めでしっかり乗り込み、実戦でハイパフォーマンスを見せた。馬体はどっしりしていて威圧感があったし、5歳のこの段階にきて、体質が強化された可能性がある。
見逃せないのが、ヴィクトリアマイルが終わった当日にルメールが「安田記念でリベンジしたい」と話したことだ。基本的に体と脚元が弱いサラブレッドは、実戦を1度走れば疲れが出る。2、3日は様子を見て各所をチェックし、次走へのプランを考えていくのが通常の流れだ。
それなのにルメールは、レースが終わってすぐに次走に関する話をした。マイルを1分30秒6で走ったのだから負担がかかっていないはずがないが、彼の感覚では「中2週で安田記念を走っても大丈夫」と、すぐに思えたのだろう。体が強くなったことを確信しての発言だったのではと思う。
中間は放牧に出さず、在厩しての調整。28日に時計になるところを乗り、31日にも大きめを乗られた。3日(水)の最終追いは、ルメールが跨って併せ馬。サトノラディウス(3勝クラス)を2馬身ほど追いかけ、直線で内から楽に並んでいく。ルメールが指示を出したようには見えなかったが、最後はギアを上げて脚の回転が速くなり、推進力十分の走りで先着した。
実が詰まった馬体の造りだったし、中2週のメニューとしては文句なし。国枝師も追い切り後に「反動がないし、動きも良かった。まったく懸念材料はない」と話している。これからテンションが上がってこないといいが、まずは万全の態勢だろう。ちなみに木曜の計量では、前走比7キロ増の493キロだった。
56キロの斤量に関しては、昨年の安田記念で背負っていたわけだし、同年の秋には天皇賞(秋)を快勝している。
道悪に関しては、3歳時に稍重でシンザン記念を勝っている。いまさらだが走りのバランスが非常に良く、掻き込みがあるグリップの利いた脚捌きなので、少しぐらいなら渋っても問題ない。
14頭立ての5番枠。マークされる立場だけに包まれる危険性がないわけではないが、余裕があれば外に出して攻めることもできる。どう誘導するかは、ルメールに任せるしかない。
総合的に考えて、マイナスポイントを探すのが困難。宝塚記念に行ってほしかったという思いもあるが、彼女の走りを見られるのはうれしいことである。“強いアーモンドアイ”を見せつけてもらいたい。
相手探しは、ちょっとやっかい。目移りして困るし、手を広げると配当が合わなくなる。よって、先週のダービー(◎コントレイル-○サリオスで、馬連&ワイドは1点)のように絞り込むことにした。
注目したいのは、藤沢和雄厩舎(美浦)の4歳牝馬グランアレグリア。3歳の春に桜花賞を勝ち、続くNHKマイルCはチグハグな競馬になっての4着だった。
暮れの阪神カップは直線であっという間に離して5馬身で圧勝。勝ち時計の1分19秒4はレコードと0秒1差となる数字である。
次走に選んだのは高松宮記念。ヤネは池添謙一で、気性が強い同馬にテン乗りというのは楽でなかったはずだ。ゲートの出はひと息で、道中は抑えて脚をタメて、直線で大外へ。道悪の中を33秒1の上がりで鋭い追い込んだが、わずかに届かずの2着(3位入線で繰り上がり)だった。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからは坂路とウッドで意欲的な調整ぶり。ウッドに入れた今週は、ジョッキー騎乗で64秒台の時計をマークした。はち切れんばかりの充実した馬体をしていて、落ち着きもある。アーモンドアイと同様に、こちらも万全の状態だ。
抜群にデキが良く、1200mを使ったあとのマイルだから折り合いに苦労する可能性はある。ただ、池添も2度目の騎乗になるし、直線の伸びを引き出すように丁寧に乗ってくるだろう。56キロは初めてになるが、食い込むシーンがあっていい。
▲は昨年の12月に香港マイルを制したアドマイヤマーズで、△は4歳だった昨年に安田記念とマイルチャンピオンシップを獲ったインディチャンプ。以下、ダノンキングリー、ダノンプレミアム、ノームコアなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
前日段階のオッズを見ると、GI馬なのに単勝万馬券になっている馬が3頭もいる。配当を考えるなら、人気がないというだけの実力馬が絡んでくれると理想的。
◎5番アーモンドアイ
○11番グランアレグリア
▲9番アドマイヤマーズ
△6番インディチャンプ
※2番ダノンキングリー
×1番ダノンプレミアム
×3番ノームコア
×12番セイウンコウセイ
×8番ケイアイノーテック
【単勝】5番(100%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
5-11
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.11→全通り(12点)
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【3連単】(軸2頭)
1着:5
2着:11
相手:全通り(12点)
【3連単】(軸2頭)
1着:5
3着:11
相手:全通り(12点)
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